現在相撲協会に年寄名跡は105ある。一代年寄はなくすべて連綿と伝承されてきた名跡である。大正期まで東京には88あり、大阪に17であったが合併により105となったもの。江戸の終わりごろまでは50前後だったがその後増員され明治後期には現在と同じ数に落ち着いた。その中で大半の名跡は由来不明である。力士の出身地などに関係なく各地の名所旧跡から取られたものと思うがはっきりとしない。名跡の歴代にもなぞが多く代数の特定が至難なものも多い。かつて雑誌相撲で連載されていた「年寄名跡の代々」も参考に順不同ながら名跡