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ヘルペスとは小さな水ぶくれが集まった状態のことで、ヘルペスウイルスが皮膚や粘膜に感染して、水ぶくれができる疾患です。水ぶくれを引き起こすヘルペスウイルスは数種類ありますが、水ぼうそうや帯状疱疹の原因となる水痘・帯状疱疹ウイルスと、口唇ヘルペスや性器ヘルペスなどの原因となる単純ヘルペスウイルスによる感染がほとんどです。日常生活から考えられる原因飛沫感染や接触感染水ぼうそうの原因となる水痘・帯状疱疹ウイルスは、感染力がとても強いウイルスです。そのため、せきやくしゃみなどによる飛沫感染と、水
腸に炎症やポリープなどの疾患がないのに、慢性的に腹痛をともなう下痢あるいは便秘が起こり、排便すると痛みが軽くなるのが特徴的な疾患です。ストレスにともなう自律神経の異常によって、腸のぜん動運動に障害をきたすことで起こります。現代社会に急増しており、定期的にひどい便秘に悩まされたり、緊張するとお腹を下すという人の多くがこの過敏性腸症候群ではないかともいわれています。日常生活から考えられる原因不安や緊張などの精神的ストレス不安を感じたり、緊張したときに急にお腹が痛くなったりトイレに行きたくな
上腹部の中心にあたるみぞおちに起こる痛みは、主に胃腸の異常が原因ですが、ときに胆嚢(たんのう)、すい臓や胸部の異常によって起こることもあります。従って、痛みの場所以外に、痛み方や一緒にあらわれる症状をきちんと把握しておくことが大切です。日常生活から考えられる原因食べすぎ飲みすぎ、刺激の強い食べ物暴飲暴食をしたり、にんにく、唐辛子など刺激の強い食品を食べすぎると、みぞおちが痛むことがあります。また適量を超えた毎日のアルコールやタバコ、香辛料、果汁、炭酸飲料も胃酸の分泌を促進して胃や十二指
食べたものは、胃腸の運動や胃酸、消化酵素などによって消化され、吸収されやすい形になります。器官や筋肉、神経など身体的な疾患がないのに、胃腸の働きが低下して膨満感、胸やけ、吐き気、食欲不振などさまざまな症状が慢性的にあらわれるのが消化不良です。日常生活から考えられる原因食べすぎ飲みすぎ、刺激の強い食べ物暴飲暴食をしたり、にんにく、唐辛子など刺激の強い食品や脂肪の多い食品の食べすぎ、適量を超えたアルコールや炭酸飲料などによって、胃酸の分泌が乱れ、消化酵素を分泌するすい臓の働きも低下し、消化
胃腸が膨らんでお腹が張り、圧迫されているように感じるのが膨満感です。膨満感は、食べすぎや飲みすぎなどによって胃が膨らんで起こったり、空気を吸い込みすぎたり、腸内でガスが異常に発生することなどで起こります。日常生活から考えられる原因食べすぎ飲みすぎによる胃の膨らみ食べすぎたり飲みすぎたりすると、胃が膨れ上がることがあります。これは、食べ物や飲み物が急に胃に送りこまれたために、胃の消化機能が一時的に低下し、食べたものが胃に留まってなかなか十二指腸に送られないために起こります。食事中のおし
食欲不振は、食物を摂取したいという生理的な欲求が低下したり、喪失した状態です。消化器疾患をはじめとしたさまざまな疾患や過労、ストレス、薬の副作用、太ることへの恐怖、生活のリズムの乱れなど、多くの要因が食欲不振を招きます。日常生活から考えられる原因精神的ストレスと身体的ストレス人間関係、仕事のプレッシャーなどの悩みや不安による精神的なストレス、過労、事故、怪我、さらには音、光、温度などの身体的なストレスが続くと、自律神経の交感神経が過剰に刺激されます。そのため、消化吸収を促進する副交感神
外部からのさまざまな刺激(ストレッサー)によって心や体に負担がかかることで、心身に歪みが生じることをストレスといいます。ストレスは、不眠やうつ、胃痛や頭痛、さらには胃・十二指腸潰瘍など、心と体に不調を引き起こします。日常生活から考えられる原因仕事の量や質仕事が多い、仕事時間が長く休日が少ないなど量によって生じるストレスがあります。また、やりがいが感じられない、ノルマや責任が重い、技術的に難しいなど、仕事の質によってもストレスを感じます。仕事が忙し過ぎたり、合わなかったりするとストレスが
嘔吐は胃や腸の内容物が食道を経て、口から吐き出される現象です。通常は吐き気をともないます。胃の中の異物や刺激物、毒物を吐き出す一種の防御反応ですが、消化器をはじめとする内臓や脳の病気など、さまざまな疾患が原因になり、生命に係わる危険信号になっていることもあります。日常生活から考えられる原因飲みすぎ、食べすぎアルコールが体の中で分解される過程で、有害物質のアセトアルデヒドがつくられます。体質にもよりますが、通常アセトアルデヒドはすぐに分解されます。しかし、アルコールを飲みすぎると分解が間
人の名前を思い出せなかったり、何をしようとしたのか忘れてしまったりする物忘れは、年齢に関係なく日常的に起こります。しかし、家族の名前を忘れてしまったり、同じことを何度も質問するような重度の物忘れは、認知症などの疾患が隠れている場合もあります。日常生活から考えられる原因加齢にともなう記憶力の低下記憶力は、20歳代をピークに徐々に減退していきます。とくに60歳頃になると、記憶力に加え判断力や適応力なども衰え始め、段々と物忘れが多くなるようになります。しかし、人の名前を忘れてもヒントを与える
細菌やウイルス、有害な物質に汚染された食品を食べたことで、下痢や嘔吐などの胃腸障害、言語障害、知覚障害、呼吸困難などを引き起こすのが食中毒です。汚染源によって潜伏期間や症状に大きな違いがあります。日常生活から考えられる原因食品を汚染する細菌細菌やその毒素に汚染された食品を食べることで食中毒は起こります。主な原因は、生肉などに生息するカンピロバクター菌やO157(病原性大腸菌)、鶏や卵などに生息するサルモネラ菌、生の魚介類などに生息する腸炎ビブリオ菌があります。さらに人の皮膚の傷口などに
吐血は、胃、十二指腸、食道からの出血が口から吐き出される現象です。胃や十二指腸からの吐血は吐き気や嘔吐をともない、胃酸の成分で変色したこげ茶や黒ずんだ血液が出るのが特徴です。食道からの吐血は、真っ赤な鮮血が多くみられます。吐血のほとんどは、疾患がかなり進行した状態で起こることが多いため、吐血があったら早急に医師の診察を受けましょう。日常生活から考えられる原因吐血の原因となる主な疾患吐血を引き起こす疾患の多くは胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんです。これらの疾患を早期に発見するためには、消化器
排便回数の減少、1回の排便量の減少や便を出すのが困難に感じたり残便感などを自覚した状態です。生活習慣や腸の動きが原因となる便秘と、大腸がんや腸閉塞などの疾患が原因となる便秘に分けられます。日常生活から考えられる原因食事内容の問題(食事性便秘)朝食を抜いたり、食事の時間が不規則。食べる量が極端に少ない。あるいは食物繊維の少ない偏った食生活は、便秘を引き起こしやすくします。我慢してしまう習慣(習慣性便秘)朝は最も便意を感じやすい時間帯。このときに身支度に忙しくて便意を我慢し続けると、そ
排便の数が多く、水分を多く含む、形のない便が出る状態が下痢です。腸の水分吸収が不十分だったり、腸からの分泌物が増加したときなどに下痢を起こします。食中毒や腸内感染のように、突然起こり、短期で治まる急性下痢と、3週間以上続く慢性下痢に分けられます。慢性下痢の場合、他の疾患が隠れている場合があります。日常生活から考えられる原因暴飲暴食発熱をともなわない下痢はほとんどが飲みすぎ、食べすぎ、冷えが原因です。疲れているときはとくに消化機能が弱っているので、下痢になりやすくなります。アルコールや
末梢神経が圧迫されたり、炎症で刺激された部分の神経に沿って起こる発作性の痛みと、疾患による神経痛の痛みを総称して神経痛といいます。鋭く激しい痛みが突発的にあらわれ、繰り返し痛むのが特徴です。主な神経痛には三叉(さんさ)神経痛、肋間神経痛、坐骨神経痛があります。日常生活から考えられる原因体の冷えやストレスによる感受性への刺激冷えやストレスは、痛みに対する感受性を高め、神経痛を引き起こしたり、助長して悪化の原因になることがあります。加齢にともなう脊柱管の変形腰部の脊柱管が老化によって変
肛門部と、その周辺部分の疾患をまとめて痔といいます。裂肛、痔核、痔ろうの3種類が9割をしめます。痛み、出血、腫れ、脱肛、かゆみなどさまざまな症状があり、ときには化膿して便が漏れることもあります。痔の発症には生活習慣が大きく関わっていますので、痔を治すためには生活習慣、なかでも便秘と下痢の改善が何より大切です。日常生活から考えられる原因きっかけは排便異常痔のほとんどは便秘や下痢がきっかけです。便秘のときの便は硬くなります。この硬い便を無理やり出そうとして強く力むと、肛門の皮膚が切れる裂肛
排尿のときに痛みを感じるのが排尿痛です。腎臓、膀胱、尿道などの尿路の細菌感染が主な原因となります。尿の出始めに痛むのか、終わりに痛むのか、それとも尿が出ている間ずっと痛むのかによって、疑われる疾患が異なります。日常生活から考えられる原因体の疲れや精神的ストレス、風邪などによる免疫力の低下多忙な毎日で疲れていたり、精神的なストレスが溜まっていたり、風邪をひいたりしたときは体の免疫力が低下しています。このようなときは、細菌などが体内に侵入しやすくなっています。体内に入り込んだ細菌は腎臓や膀
排尿を我慢できずに尿を漏らす、あるいは排尿する意思がないのに尿を漏らすことを尿失禁といいます。少しの尿漏れは中年以降の女性には珍しいことではなく、少しお腹に力を入れただけで尿が漏れるようなこともしばしばあります。尿失禁は日常の生活に支障をきたすとともに、人との付き合いを消極的にして、精神的な負担も大きくなります。日常生活から考えられる原因薄着などによる下半身の冷え足元の冷える場所に長時間いたり、薄着によって下半身を冷やすようなことがあると頻繁に尿意をもよおすことがあります。この急な尿意
健康な人の尿は透明の淡黄色ですが、普段より尿が白っぽくにごっていることがあります。このにごりの原因は主に、尿に含まれる塩類が結晶化しているか、尿路が細菌などに感染しているか、血尿がある場合かに分けられます。また、女性の場合おりものが尿に混じることで、尿の色自体は透明であるにも関わらず、浮遊物が混じることでにごって見えることがあります。日常生活から考えられる原因動物性食品とシュウ酸を多く含む食品のとりすぎほうれん草、ココアやバナナなどに含まれるシュウ酸や脂肪を多く含む肉類などの動物性たん
消化器官や直腸、肛門などから出血した血液が混じった便が血便です。黒褐色から鮮やかな赤色をしていて肉眼ではっきりと確認できる血便と、肉眼では確認できず検査をして初めてわかる血便があります。また、ベタベタした粘液に血液が混ざった状態の便は粘血便といいます。日常生活から考えられる原因食あたり細菌に汚染された食品を食べたことによって細菌感染による炎症を起こし、腸の細胞が傷つけられ、腸から出血することで血便になることがあります。多くは腹痛や発熱、下痢、嘔吐などの症状をともないます。血便の原因とな
足の親指の付け根の骨が変形して外側に突き出し、第1指(親指)がくの字に曲がって第2指(人差し指)の方に向くのが外反母趾です。親指の付け根が靴に当たったり、親指が人差し指と重なって圧迫による痛みが生じ、悪化すると歩くことすらままならなくなることもあります。日常生活から考えられる原因歩き方のくせや体質かかとから着地するのではなく、つま先や足全体を地面につけるような歩き方をしていると、足の親指の付け根に負担がかかりやすくなります。また内股の人も、歩いていると自然に親指の付け根に負荷がかかりま
うおのめは、足の指や裏にできる直径5~7mmまでの硬いしこりのことです。中央に魚の目のような芯を持つので、「魚の目」と呼ばれます。一方、皮膚が平らな板のように硬くなったものをたこといいます。どちらも皮膚の狭い範囲が長期間にわたって圧迫され、皮膚の一番表面の角質層が硬く厚くなったことで生じます。日常生活から考えられる原因合わない靴や歩き方のくせ足の形に合わない靴を履いていたり、つま先から着地するなど、足の一部に局所的に圧力がかかるような歩き方をしたりしていると、その部分にうおのめやたこが
痛風は、血液中の過剰な尿酸が体の組織に移行して結晶化し、関節などに溜まって炎症を起こす疾患です。尿酸は、細胞核の代謝の過程で生成したプリン体が、さらに分解されてできる老廃物です。尿酸は通常、尿や便として排泄されますが、つくられすぎたり、うまく排泄できないと、体の組織にたまり、結晶化して炎症を起こします。日常生活から考えられる原因中年男性のストレスの多い生活ストレスと痛風は密接な関係があります。心身の緊張状態が続くとエネルギー消費が多くなり、尿酸が過剰につくりだされるとともに、ストレスに
蚊(か)、ハチ、ブユ(地域によってはブヨ、ブト)、ガ、ノミ、ダニ、ケムシなどの昆虫に皮膚を刺され、毒性のある物質が体の中に入ることで、痛み、かゆみ、腫れなどの症状が起こります。これらの毒性物質によるアレルギー反応により、アナフィラキシーショックという全身のショック症状を引き起こすこともあります。日常生活から考えられる原因かゆみを引き起こす蚊など蚊に刺されると、赤い腫れや小さなしこり、激しいかゆみがあらわれます。その他、かゆみを引き起こす虫には、ノミ、ダニ、ブユなどがいます。ショック症
肌をかくとかゆみ受容器に伝わった刺激の一部が末端の神経に伝わり、かゆみ物質のヒスタミンなどを放出する細胞を刺激するため、かけばかくほどかゆみが増す現象を起こすと考えられています。かゆみを引き起こす刺激は、食べ物や衣服、加齢や室温、湿度などさまざまなものがあります。日常生活から考えられる原因特殊な肌タイプ皮膚のバリア機能が低下しやすい乾燥肌や、バリア機能が常に低下した状態の敏感肌は、刺激物質に影響されやすいものです。髪の毛先が顔に触れたり、下着による皮膚の圧迫などのちょっとした刺激でもか
皮膚に直接触れたものが原因で起こる炎症や湿疹をかぶれ(接触性皮膚炎)といいます。原因となる外的刺激がはっきりとわかっている場合に使われ、身の周りにある全てのものがかぶれの原因となる可能性があります。原因が明らかな場合には「うるしかぶれ」「金属かぶれ」「おむつかぶれ」など、原因物質の名前をつけて呼ばれています。日常生活から考えられる原因刺激や毒性のあるものによって起こるかぶれ触れたものの強い刺激や毒性によって起こり、その物質に触れれば誰でもかぶれる可能性があります。強い酸・アルカリなどの
皮膚に赤色からピンク色の表面が平らな盛り上がり(膨疹)ができ、激しいかゆみをともなうのがじんましんです。膨疹の大きさや形はさまざまで、数時間で綺麗に消えてかゆみもなくなりますが、しばらく時間をおいてからまたあらわれるのが特徴です。また、かけばかくほど症状は悪化し、膨疹は広がります。日常生活から考えられる原因アレルギーを起こす食品を食べる魚介類ではサバやサンマなどの青魚やエビ、カニ、イカ、貝類、またピーナッツやソバがじんましんを起こすアレルギーの原因として知られています。乳児期の原因とし
水ぼうそう(水痘)は、水痘・帯状疱疹ウイルスの感染によって発熱と全身の皮膚にかゆみのある水ぶくれ(水疱)があらわれる疾患で、冬から春にかけて多くみられます。赤ちゃんや幼児に多くみられ、年齢が高くなってからかかると症状が重くなることがあります。ただし、一度かかると生涯にわたって続く免疫が得られ、水ぼうそうの再発の心配がなくなります。日常生活から考えられる原因水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染水ぼうそうは、ヘルペスウイルスの一種である水痘・帯状疱疹ウイルスに初めて感染することで水ぶくれがあら
子どものころに感染した水ぼうそうのウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス)は、その後も神経節にひっそりと住みついています。このウイルスが体の抵抗力が低下したときに再び活性化することがあり、痛みをともなう赤い斑点や水ぶくれなどの発疹が神経の分布に沿って帯状にできる疾患です。日本人の10~20%に発症するといわれています。日常生活から考えられる原因体の抵抗力の低下過労やストレス、加齢などによって抵抗力が低下すると、神経節内のウイルスが再活性化し、帯状疱疹を発症することがあります。そのため、仕事など
ピリピリ、ジンジン、チクチクといった痛みや不快感をともなう感覚の異常がしびれです。しびれは、主に末梢神経の炎症、皮膚の血行障害や神経の圧迫による障害などで起こります。また、脊髄の疾患や脳卒中などの脳の疾患が原因となっていることもあります。日常生活から考えられる原因血行の悪化肩こりがひどくなったり、腕や背中のあたりが冷たくなったりするとしびれを感じることがあります。これらの症状は、手足の先の血行不良によって起こります。神経の圧迫神経の長年の酷使や老化によって、神経の通っている管が細く
高温多湿や体温上昇による多量の汗によって、皮膚にある汗の通り道や出口が詰まり、汗が体の外に排出されず周辺の組織を刺激することで起きる炎症反応があせもです。あせもには、赤いあせもと透明なあせもの2種類があります。日常生活から考えられる原因多量の汗日本の夏の特色である高温多湿や冬の暖房、あるいは風邪などで高熱による体温上昇が続くと汗をかきやすくなります。また、皮膚にホコリが付着すると、汗を分泌する汗腺が詰まりやすくなり、汗が体の外に排出されにくくなって皮膚周辺の組織に、小さな水疱が多発しま