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小室直樹の師であった市村真一の『歴史の流れのなかに―私観・日本経済と教育』を読んでいて、最先端の数理経済学者でありながら、その一方で優れた教育者であったことが分かる。「人遠慮なければ、必ず近憂あり」(『論語』衛霊公篇)、「子を代えて教う」(『孟子』)、「父教え、師厳しくして、学問のなることなきは、子の罪なり」(司馬温公)、「鄭声(ていせい)の雅楽の乱れるをにくむ」(『論語』陽貨篇)、「博学、要を失する、これを雑学という。雑学はもって学となさず」(吉田松陰)、「人の徳慧術知ある者は、つねに疢疾