日本橋を観た。市川崑初のカラー作品は、全ての色がグレーだ。それはデジタルのカラーグレーディングでもフィルム現像のタイミング調整でもなく、まさかのセット自体を灰色に塗る(!!)という荒技(あらわざ)だ。各資料の解説には『俳優以外を灰色に塗り…』とあるが、画面で確認すると俳優の手足メイクまでも、まさかのグレーなのが分かる。崑さんどうかしてはるで…(※)。巨大なセットを組んだ上に、書き割りも多数で遠景の街が小さく描かれていたりして、舞台劇の様でこれも見応えあるし、伝吉が着てる毛皮からウジ虫を食べる描写