ブログ記事150件
うわばみ(乙羽信子)から、「インチキもんはやめなはれ」と書いた紙とともに服地が三田(佐野周二)に届く。インチキ服地のことを仲介したおっさん(藤原釜足)が苦情を言いに行くと風呂場で三田の背中を流しながら言うと、自分が行くと三田。結局、二人で行くことになり、着いた先は「御うた教」と書かれた提灯がぶら下がる家だった。中では太鼓を叩きながらの南無妙法蓮華経。祈祷する者が踊る。病気らしい男(杉寛)。そして、おっさんがおみつ(安西郷子)に返金しろと迫ると、彼女は自分もだまされたのだから時間をくれと言う。
「遠い一本の道」(1977)国鉄労働者家族の30年を追った物語をU-NEXTで観ました。初見。監督は左幸子。DVDリリース時の予告編はコチラ。北海道の追分保線区にある国鉄職員住宅で暮らす保線職員の滝ノ上市蔵(井川比佐志)が、30年勤続を表彰する式典が行われる札幌に妻の里子(左幸子)と向かいます。帰宅後、親しい身内が集まって自宅でささやかな祝杯を上げます。父と同じく国鉄職員となった徹(磯村健治)、隣人で同僚の岩田夫妻が市蔵夫妻と談笑していた時、札幌で銀行員をしている娘
冥途の土産~ilmiocinemaparadiso~第76回『飢餓海峡』(1965年)(映画.comより)監督内田吐夢原作水上勉出演者三國連太郎高倉健左幸子伴淳三郎1965年公開。テレビドラマ化や舞台化もされた水上勉の代表作のひとつである同名推理小説を初めて映像化したサスペンスドラマ。戦後の混乱の最中に発生した強盗殺人事件と青函連絡船遭難事故。10年の歳月をかけた捜査から浮かんできたのは、貧困にあえぐ者たちの悲哀の人生だった。(映画ウォ
「青べか物語」(1962)山本周五郎原作の映画化作品をAmazonプライムビデオで久々に観ました。監督は川島雄三。予告編はありません。ある日、"先生"と呼ばれている作家(森繁久彌)が創作上での刺激を求めて、ふらりと浦粕にやって来ます。浦粕は東京と千葉の境にある江戸川河口にあって、貝と海苔と釣場で知られている集落。だだっ広い荒地をぶらぶらしていると、芳爺(東野英治郎)というガサツなジジイがいきなり話しかけてきて、先生のタバコの缶をさりげなく奪い取って、"青べか"と呼ばれるボロ
渡辺プロダクションタレント友の会会報「YOUNGヤング」1984年7月号に掲載された「沢田研二のよいではないかコーナー」です。ジュリー(沢田研二さん)の今月の標語は「今年の夏は冷やしあめ作って飲もう冷やしあめ」でした。まず3月から始まり7月中旬の北海道公演で一段落して後は8月の名古屋球場での野外ショーと東京・大阪の公演を残すのみとなった全国コンサートツアーの事を話されています。鹿児島公演(6月2日)の時に桜島の噴火な出くわした話もされています。また6月26日に撮影が終わった日
五瓣の椿-Wikipedia山本周五郎原作(市井の人々の哀歓を描いた時代小説の作家)小学生になってから図書館で原作を読んだが、映画のシーンが立ち上がって、涙が止まらなかった記憶がある薬種問屋武蔵屋の女房おそのは、店の一人娘で我儘いっぱいに育てられたためか、男にだらしがない見かねた親が店の番頭喜兵衛と夫婦にして一人娘のおしのを生んだが、おそのの放蕩はおさまらない芝居だ、茶屋だ、歌舞音曲だと、亭主がお店を守っているのをいいことに遊び歩いているそんな中、亭主の喜兵衛が重い病気に罹り
11月7日が命日・忌日の有名人・著名人1944年49歳没(絞首刑)リヒャルト・ゾルゲさんソ連のスパイゾルゲ事件の首謀者1944年満43歳没(絞首刑)尾崎秀実さんゾルゲ事件首謀者のひとり1959年満72歳没(心筋梗塞)ヴィクター・マクラグレンさん俳優『男の敵』アカデミー主演男優賞1980年満56歳没(胃癌)越路吹雪さん元宝塚歌劇団男役トップスター、シャンソン歌手、舞台女優1980年満50歳没(中皮腫)スティーブ・マックイーンさん俳優『荒野の七人』『
「荒い海」(1969)捕鯨船団の作業風景を克明に描いた海洋映画をAmazonプライムビデオで観ました。初見。監督は山崎徳次郎。予告編はありません。北洋で漁をしていた兄が救助されて小樽に戻ってきた日、洋二(渡哲也)が東京の大学から戻ってきます。デモで検挙されて停学になった洋二はこのまま大学を出て社会人になっていく将来に疑問を持って、鬱屈した気持ちを抱えて思い悩んでいました。捕鯨船の乗組員というハードワークに勤しんでいる幼馴染の克之(高橋英樹)が輝かしく見えます。そこで、自分を
そんなところへ死んだはずの金造(小沢昭一)がやってきて、おそめ(左幸子)を脅かす。番頭(織田政男)が葬儀屋に扮した連中にカネを渡して騒ぎを収めようとするが、佐平次(フランキー堺)はあっさりと芝居を見抜く。しかし、芝居を打ったのは佐平次で、彼は番頭が渡そうとしたカネを山分けにする。この騒動を収めた佐平次に何も言い出せなくなってしまうかね次(高原駿雄)たち。佐平次はさらにおそめからも寸志を受け取るのだ。*****大工の長兵衛(植村謙二郎)が相模屋への借金を返済できず、おひさ(芦川いづみ)を女郎
落語の「居残り佐平次」が基だということになっているが、この噺は品川が舞台ということで上方落語では扱われていないのでは?しかし、「三枚起請」という噺は上方にもある。「加藤博司」は「成田純一郎」。*****明治まであと六年の文久二年、遊郭が並ぶ品川宿で侍が落とした懐中時計を拾った佐平次(フランキー堺)は仲間三人を引き連れて相模屋へやってくる。そして、支払いを心配する彼らに、夜明け前には店を出て行くように言う。一方、同じく相模屋にいる高杉晋作(石原裕次郎)に、馬に乗る異人とひと悶着起こした志道
戦争を知らない世代にこそ、伝えたい“民の叫び”映画『沖縄の民』(1956年/日活/96分)-監督:古川卓己-原作:石野径一郎『沖縄の民』-キャスト:左幸子、安井昌司、長門裕之、金子信雄、西村晃、岡田真澄、二谷英明<作品概要>沖縄戦を背景に、戦争という異常心理状態の中で生きる人々の姿を、セミ・ドキュメンタリータッチで描いた作品。疎開船「対馬丸」の悲劇、学徒兵の苦悩、飢えに苦しむ避難民、そして戦後の沖縄再建への希望まで――。左幸
喫茶店に信夫(小林旭)を呼び出した圭子(左幸子)だが、彼を待っていたのは和恵(浅丘ルリ子)だった。二人で歩いているところを奈々子(東谷暎子)が目撃する。和恵が絵が得意な信夫に画家になればいいとすすめると、信夫は深刻な表情を浮かべる。*****母(田中筆子)が務める会社に面接に来た信夫だが、途中で気分を損ねて出て行ってしまう。*****その帰り、財布を盗んで刑事の島本(殿山泰司)に追われ、デパートの屋上から逃げるトンガリ(野呂圭介)を見つけた信夫は、他人のものに手をつけないという約束を忘れ
鈴木清順監督による昭和三十三年の作品。信夫の更生を願う圭子の気持ちはどうやら愛情に変わっていく。日本人には見えない、思えない小林旭が主演。*****はとバスガイドの圭子(左幸子)が会員となった保護観察中の者たちの更生を支援するビッグ・ブラザーズ・アンド・スターズ(BBS)からの依頼で、少年院から出てくる若者を担当することになる。彼女にとって初めてのことだった。それは笠原信夫(小林旭)で、父親を絞殺しようとしたのだった。彼は圭子を「ねえちゃん」と呼び、振る舞いは粗暴だった。信夫はまず圭子をジャ
幕時間が取れたので。最後の丸の内toeiへ。『動乱』は9割5分が埋まっている。それなら。『飢餓海峡』へ。要するに、最後は健さんなのだね。久しぶりに観た。上手い、上手すぎる。杉戸八重役の左幸子。犬飼の爪で興奮する姿。おにぎりの頬張り方。津軽弁。どれもこれも、感嘆する。執念の伴淳三郎。若き日の亀石征一郎がいい。最後の津軽海峡へのドボン。犬飼は、生きているのだ。
飢餓海峡監督:内田吐夢。脚色:鈴木尚之。原作:水上勉。劇場公開日:昭和40(1965)年1月15日。東映。三国連太郎、高倉健、左幸子、伴淳三郎ほか出演。北海道の岩内で起きた放火強盗殺人事件と青函連絡船転覆事故の身元不明遺体にかかわる一人の男と、ある娼妓の10年後の再会。舞鶴での殺人事件を捜査する刑事は過去の事件にたどり着き容疑者を追及する。7月27日に65年の歴史に幕を下ろし閉館する東映最後の直営館・丸の内TOEIで名残を
千田武雄(中村翫右衛門)。元陸軍少佐。東南アジア開発公団役員を経て、いまは隠居して回顧録を執筆中との噂ありと大橋(内藤武敏)は言う。処刑は軍法会議の結果だったと千田はサキエ(左幸子)に言うが、判決文のことを問われて、紛失したか機密として焼却されたのだろうと話す。上官殺害と敵前投与逃亡が罪名だったと答える千田に、サキエが連名簿には敵前逃亡としか記されていないとさらに問うと、事務処理の誤りだろうと彼は言う。そして、軍法会議には直接関与していないが、秩序と規律を守るため処刑は正しかったと思うと。
斬り込んでいったのか、イモ泥棒だったのか、何の確証も得られずサキエ(左幸子)は落胆する。*****憲兵軍曹だった越智信行(市川祥之助)。按摩師。豪州軍に捕らえられ戦犯として銃殺されるところを何とか逃れて復員したものの、元憲兵だったことから米軍に追われることになる。そんな精神的負担から飲み過ぎた「バクダン」で失明したのだった。厚生省から照会を受けたとき、話すべきか迷った事件があったと言う。それは人肉食だった。海岸でたむろしていた十人ほどの兵隊。そのうちの一人、軍曹が「野ブタ」だと言って部隊に持
同じ人物についての物語なのに、語り手によって言うことが異なるのだ。ちょっと「羅生門」的な筋書き。人肉食は「野火」、そしてドキュメンタリー「ゆきゆきて、神軍」でも扱われている。山本耕一はワイドショーの事件レポーターとしての印象がずっと強い。映画業界が衰退してから、役者さんは苦労したはず。*****戦没者として追悼されない人がいた。敵前逃亡で死刑となった陸軍軍曹だった富樫勝男(丹波哲郎)。昭和二十七年の戦没者遺族援護法施行から、夫の戦死日が不明のため八月十五日に毎年不服申し立てを行い、毎回却
画廊を下見にきた松山を見て、杉本は誰かに似ていると考えるが思い出せない。そこへ秀子とコト子がやってくる。秀子が父を気に入ったようなコト子よりもっといい人が父にはいるはずだと松山に相談する一方、杉本はコト子を誘って桃園へ行く。嬉々としてついて行くコト子と順子はお互いを「いちばん嫌なタイプ」と思って嫌悪し合う。松山らの仲間で、店に入ってきた「暴力画伯」との異名と虱を持つ田所草平(安井昌二)は横柄で、順子に画材を預けたうえに「神様は君にいい顔を与えている。化粧したまえ」。*****順子はその言葉
杉本がすでに読んでいた手紙をなぜ章子は保管できていたのかと疑問に思ったりする。*****ラジオは米ソの宇宙旅行競争を伝えている。杉本省吉(千田是也)と言いたい放題の娘、秀子(左幸子)は邸宅で暮らす。娘は生命保険に加入しろと父に言うが、もう医療審査で認められないだろうと父は言う。凝っている生け花を父が「お化け生け花」と呼ぶと芸術の冒涜だと娘は言い、すぐに金銭に換算しようとする態度を指摘されると「芸術はカネなり。…ライフ・イズ・セックス…」と答えるのだった。ベレー帽をかぶって銀座にある自らの
左幸子さん左幸子(ひだりさちこ)本名:額村幸子(ぬかむらさちこ)1930年6月29日生まれ、2001年11月7日、満71歳没。富山県下新川郡朝日町出身の女優。妹:左時枝(女優)元夫:羽仁進(映画監督)(1959年~1977年)娘:羽仁未央(エッセイスト)1952年の映画デビュー以降数々の作品に出演したが、新東宝、日活、大映に短期間所属したことはあるものの、五社協定をものともせず、一匹狼の女優として活動。強い信念の持ち主で、映画会社にスターとして売り出しても
『女中ッ子』映画トーキー142分白黒昭和三十年(2025年)六月二十六日封切製作国日本国製作言語日本語製作会社日活配給日活製作芦田正蔵原作由起しげ子(『女中ッ子』)脚本田坂具隆須崎勝彌撮影伊佐山三郎美術木村威夫音楽伊福部昭録音中村敏夫照明河野愛三編集辻井正則助監督中平康牛原陽一製作主任加東義スクリプター飯村知子スチール坂東正男特殊撮影日活特殊撮影部出演
内田吐夢監督原作・水上勉脚本・鈴木尚之音楽・冨田勲40年ぶりくらいに観ました。名作とは思っていたけれど好きな作品かというとそうでもなかった。白黒が反転する場面に怖いイメージが付きまとってました。今回、観てかなり忘れていたところが多かった。キャストに高倉健の名前を見てえっ、健さん出てたっけ・・なんて。でもやっぱり、面白い。上映時間三時間以上なんてまったく感じさせなかった。あらすじ、ざっくり。
床がある鴨川の料理屋で、沢田(河津清三郎)は倉橋(水島道太郎)に段平(森繫久彌)が立ち回りを見ていたら笑うだろうと言う。そして、彼の必死さを滑稽に思っていたのも事実だと反省し、会ってみたいと。*****兵庫市(森健二)が持参してきていた酒を飲んだ段平が目を覚まさなくなってしまう。駆けつけた医者(沢村国太郎)に兵庫市は、南座での中風の立ち回りに不満だった段平が自ら立ち回りを始めて茶店の階段を転げ落ちたと話す。医者が注射しようとすると、目を覚ました段平が「わいは死なへん。死んだら泣くやつがあんね
電報が届く。受け取ったおきく(左幸子)にお春(山田五十鈴)は、紙、タオル、絆創膏、自分のための薬を買ってくるように頼む。東京への出発まで時間があるから「ちょっと飲ましてんか」と言う段平(森繫久彌)にお春は、「お酒、魔法瓶に詰めてしもたがな。まあええわ、飲みいな。…くーっと飲んでしまいいな」。「やっぱり持っていくわ」さらにすすめるお春に「もうええねや」と段平。電報の内容を伝えるお春。「出発待て沢田」。「知ってたんかい」「…飲んでしまいいな。な。足らなんだらな、なんぼでも買うてきたるさかい
ああ、森繫久彌と山田五十鈴の大阪弁にほっとさせられるわ。しかし、この話は喜劇ではすまんのや。段平とおきくの会話。こっちも涙があふれたがな。*****大正十年十月。道頓堀の弁天座では新国劇初の髷物狂言「国定忠治」がかけられ、いまは劇団頭取だがかつては殺陣師だった市川段平(森繫久彌)が稽古をつける。殺陣師だった時代が忘れられない彼は、市川右団次の弟子で中村雁治郎を向こうに回したことがあるのが自慢。酔って大勢を前にして橋の欄干でとんぼを切ってみせる。前とんぼに何とか成功するが、後ろとんぼに失敗して
『Yの悲劇』と言えばミステリーファンにはおなじみのあの傑作で、アメリカの巨匠エラリー・クイーンの名作で発表当時はバーナービー・ロス名義の聴覚を失った探偵ドルリー・レーンの4部作の2作目である。1978年に石坂浩二主演でフジテレビでドラマ化されたのが本作である。あらすじ愛知県の地方都市で大富豪の名士矢ヶ崎家の当主の死体が海で発見される、矢ヶ崎家は代々地元の名家として権力をふるってきた。矢ヶ崎家のかかりつけ医で検死を担当した米田医師(中条静雄)とともに愛知県警の佐原
屋敷に戻った金時(本郷功次郎)はこつま(中村玉緒)が捕らえられたことを謝罪するが、頼光(市川雷蔵)はただ彼を労う。金時が部屋を去った後に入ってきた渚の前(山本富士子)は、愛しい人を思う頼光の心を自分の夫に当てはめ、関白道長(小沢栄太郎)に奪われた自分は哀れだと言って泣く。夫は関白のものとなった自分を呪っているのだと言う。復讐の鬼となった彼女の夫こそ、大江山の酒天童子(長谷川一夫)だった。驚愕する頼光。渚の前は備前介橘至忠という侍と幸せに暮らしていたが、渚の前を見初めた関白は備前介を加賀へ派遣し
前年公開の「次郎長富士」に続く大映スター総出演の作品。山伏姿の頼光たちが酒天童子と対峙する場面は勧進帳を思わせる。*****関白藤原道長(小沢栄太郎)は国守を退任する者たちからの貢物を見てよろこぶが、大和守(中村雁治郎)からは太刀が一振りだけで不満である。大和守は貧しく不作が続く大和では、これ以上百姓からの取り立てはできないと言う。*****道長は寵愛する渚の前(山本富士子)を源氏の大将、頼光の元に送ることにする。道長の前で彼女が舞っていると、怪しい雲から現れた妖獣に彼女はさらわれそうに
「飢餓海峡」「飢餓海峡」予告編1965年1月15日公開。水上勉の代表作を映画化したヒット作品。1964年度キネマ旬報ベストテン第5位。受賞歴:第20回毎日映画コンクール(1965年)監督賞:内田吐夢脚本賞:鈴木尚之男優主演賞:三國連太郎女優主演賞:左幸子男優助演賞:伴淳三郎第11回ホワイトブロンズ賞(1965年)主演男優賞:三國連太郎第16回ブルーリボン賞(1965年)脚本賞:鈴木尚之第16回芸術選奨(1966年)内田吐夢日本映画