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月を愛でながら風に抗いながら歩くあるくゆらりゆらりと灯りが揺れる川面には鳥たちが浮かび風に流されながら何を思うのだろう日の出は近いけれど川をわたる始発電車に人の姿はまばらだギーコーギーコー鈍い音をたてながらおじいさんの自転車が来るどこへ行くのだろう後のカゴにはたくさんの荷物があるギーコーギーコー悲鳴をあげる自転車月を押しのけようともがいている朝の光おじいさんは僕に目もくれずひたすらべダルをこいで
僕が見上げるのは寺の境内の大きな銀杏の木住職のホウキは器用だが地面はすぐに金色のじゅうたんに変わる青すぎる秋の空は抗うこともできないちっぽけな僕を飲み込もうとしていた何かを奏でているようにいくつもの葉をひらひらと落としながら彼はしっかりと根を張り自分の足でまっすぐ立つ空を彩るのがたった一つの務めであるかのように冬を耐え春を待ち夏を生き秋に咲く木の下に立つしんしん...しんしん...命を燃やす音がする彼の根
首都圏会場での無観客開催が決定された東京オリンピック。ここだけの話ですが高い倍率の抽選で見事に当たり閉会式のプレミアムチケットを購入できていました。前回の東京オリンピックを見た人から開会式よりも閉会式がいいよ!と薦められて抽選に応募したのです。実は、閉会式の演出をこの目で見て確かめたいことがありました。ある体験をしたときに強く印象に残るのは感情が高ぶった「ピーク」とその出来事を締めくくる「エンド」だと言われておりこれは「ピーク・エンドの法則」と呼ばれて