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つまみ細工で牡丹を作られる方は結構いらっしゃいますが、ちょっと視点を斜めにして芍薬にトライしてみました。シャクヤクはボタン科の草木。牡丹に似ていますが、ボタンは樹木、葉の形も異なります。また、シャクヤクは品種が多く花の色や形も様々ですので、今回の作品は自分の持つイメージを基に表現したものです。さて、皆さまの目にはどう映りますでしょうか?・・・。
東京は週末頃に満開を迎える桜。今まさに春を代表する桜の盛りですが、少し季節を先取りして、晩春から初夏にかけて梅雨前を彩る藤を制作してみました。藤は、つまみ細工でも“下がり”に使われる定番のモチーフですが、よりリアルな姿を表現しようと試行錯誤、工夫を重ねて今回の形になりました。マメ科は花の構造が複雑で、花弁の形も部位によって異なるため、忠実に再現するのはなかなか難しいので、どうデフォルメしたらそれらしく見えるか、そこが工夫のしどころでしたが、まあ何となくそれらしくなったかなと一応自己満足して
講座受講者からリクエストがあり試作したお雛様つまみ細工だけでは表現できないところは工作ですが、ちょっと凝りすぎて手数の多い作品になってしまいました😅雛の節句までに完成できるだろうか・・・
福寿草前回の「蕗の薹」は単独では絵にならず苦肉の策のちりめん工作で「土筆」を取り合わせましたが、福寿草は単独でまとめました旧暦の正月(2月)頃に咲きだすので「元日草」とか「朔日草」とかの別名を持つ福寿草はおめでたい早春の野草もう直ぐ立春ですね
蕗の薹に土筆蕗の薹はつまみ細工で、土筆はちりめんで工作したものです年が明けたばかりと思っていたら、大寒も過ぎ後10日余りで立春ですね春はそこまで来ています
寒中お見舞い申し上げます旧年中は投稿をご覧いただきましてありがとうございましたさて、年の初めはつまみ細工の新しい表現方法を目指して試行錯誤の試作から始まりましたシルバーの糸が織り込まれた布の活用と鳥の羽根・羽毛を表現するつまみ方等々を試作するのによいモチーフは?・・・リアルなモノより空想上のモノの方が着地点に幅があっていいだろうと“鳳凰”を選んでみたのですが・・・特殊な布の新たな使い方やつまみ方には若干の光明も見えた気がしたのですが、色を補うためのビジューの使い方もイマイ
色味の少ない冬を彩る椿以前製作した椿をバージョンアップしました葉っぱはこれまであまり使わなかった製法を採用照明と背景を変えて2ショット撮影してみましたがあまり代わり映えしなかったですね
木目込み「羽衣」を衣装違いで2体こちらは衣装として一番上に羽織る「長絹」に“箔押しの紗”を用いた作品ですこちらは「長絹」に“鳳凰”が織り込まれた金襴を用いました能で用いられる「長絹」は“単衣仕立て”で軽やかなもののため、1体目はその軽やかさを表現しようと“箔押しの紗”を、2体目は大振りな“鳳凰柄”でその華やかさを表現しようと“金襴生地”を使用してみました2体とも同じ型ですが、着せ込む布地で雰囲気は随分変わります
今回は木目込み人形の作品を紹介この作品は「お福さん」「お多福さん」とも呼ばれる福々しい愛嬌のある顔立ちが特徴の商売繁盛を願って飾られる縁起物です着物の襟部分は“重ね”と言う技法で、襦袢から着物襟・比翼をリアルに着重ねている様表現しています木目込みは、細い線を表現するのが至難の業で、襟の重なりなど“衣裳着”人形の製法である“重ね”を用いることでスッキリとリアルに表現することができます
講座受講者の方から頂いたヒントを基に“リアルな椿”を試作しました花はまあまあリアルに寄ったかと思いますが、葉はちょっと手抜きでしたね😅
南天の別バージョン葉の素材を先染めシルクにし、後から部分染めしてみましたちりめんの部分染色より鮮やかな色にはなりませんが、リアルな色に近いかもしれません葉の落ち着いたトーンに実の赤が引き立ちます
つまみ細工ではない簪を作ってみました成人式用に製作されたつまみ簪と合わせて使えるよう、またあまり甘すぎないテイストのものとしてデザインしました単独でも十分存在感がありますので、和婚の髪飾りとしても結婚式に出席される際の髪飾りとしてもお使い頂けると思います
大輪シリーズ・バージョン6、今回でこのシリーズはひとまず完結です最終回は、キュプラという素材で製作したモノです製法はバージョン1・2・5とほぼ同様色は白~ピンク系のグラデーションにしてみました大輪シリーズの最終回に登場させましたが、このシリーズの中では一番小さく、直径は約6㎝キュプラは、ご存知のとおり細い繊維で織られていてしなやかな光沢のある布地ですので、シルクの質感に似た表情になりますシルクに比べたら安価で市販の色数も豊富ですので、上手に使いこなすと便利な素材だ
バージョン5は、バージョン1・2と同じ製法でプリントコットンの布を使い製作しました布柄も金・赤・紫・黄などの大輪の菊元々はこの布柄から大輪の菊を作ってみようと思った次第布に因って表情変わりますね
今回は、バージョン1と3の製法ミックスタイプですこれはちょっと特殊な生地で、布に芯材が裏打ちされて製品化されているものでしたから、裏打ちの芯を剥がし布地だけにして使用しました芯が上手く剥がせるかという若干の不安とその手間も面倒でしたが、この色“朱赤”が使ってみたかったので挑戦!芯材の剥がしはひと手間かかるものの案外難なくできましたし、剥がした布地には裏打ち用の糊が残りますから、糊を引いた10~12匁くらいの羽二重に似た感じの布になり、予想以上に使い勝手は良かったです思
今回は、バージョン1と同じ生地でパーツの大きさと葺き方を変え、花弁が枝垂れた感じの菊を表現してみました思わぬ時間ができたのでいろいろ研究してます!
大輪菊もしくはダリアの2バージョン目前回投稿の赤系とパーツの数と大きさを若干変え、白い布で作ってみました素材は前回の赤系と同様レーヨンですが、鶴の織り柄が入っています柄の部分が光を反射して表情が出る布ですが、残念ながら手持ち限りでもう手に入りません今回もご覧いただきありがとうございました
目的なく試作する時間的余裕ができたので試してみました大輪(直径:約10㎝)の菊もしくはダリア、見方によってはどっちでもこの作品の布はいただきもので素材はレーヨンですつまむ布の色や素材、大きさと葺き方を若干変えて、この他に5バージョン作ってみました投稿ネタがあまり探せないので、他バージョンは次回以降小出しに・・・今回もご覧いただきありがとうございました
東京では明日明後日には桜の開花宣言が出そうですが、今年はコロナで静かなお花見になりそうですねつまみ細工の桜を盆栽仕立てにしてみました下の画像は花芯に金のメタルフラワーを乗せてみたのですが、うーんイマイチ・・・花芯を何にするか思案中ですカルチャーがコロナで休講となり思いがけない時間ができたので、普段ゆっくりできない作品の試作に取り組めていますが、安心して講座にも通っていただけるよう一日も早く収束すると良いのですが
お祝い用の贈答作品が作りたいとの要望があってデザインしたモノです短冊仕立てにすることを考慮し、「蝋梅」と同じ手法で小振りの梅にして、おめでたさを金撒きの布と紅白の取り合わせで表現してみました一般的なデザインの梅より花弁数が若干多いので手間がかかりますが、1輪は小振りでも花弁数が多い分豪華さが出るように思います製作された方も想像以上の仕上りに大満足されていましたので、デザインした甲斐がありました________________________________________________
こんばんは今年は暖冬ですが、この何日か東京も冷えていますさて、和風インテリアシリーズ第6弾のモチーフは「蝋梅」「蝋梅」は“梅”と言う文字が入っていますが、植物分類的には梅はバラ目バラ科、蝋梅はクスノキ目ロウバイ科と系統的にはかなり遠縁です「蝋梅」という名で呼ばれるようになったのは・・・梅と同じ寒い時期に開花すること、梅のように花柄が短く枝にまとまって咲くこと、花がまるで蝋細工のように見えること、臘月(旧暦の12月)に開花すること等から“蝋の梅”=「蝋梅」になった(byウィキペ
こんにちはこの前ご紹介した「飛翔鶴」、和風インテリアシリーズの作品として仕立てました鶴も吉祥モチーフですが、同じく吉祥モチーフである松との組み合わせ定番の取り合わせはやはり安定感がありますね現在「一凛堂」にてこの「飛翔鶴」作品を製作する講座受講者を募集してますので、ご興味のある方はHPをご覧ください受講日程は1月までありますので、年末お忙しい方は年明けにゆっくり受講いただけますまた、「一凛堂」での受講日程が合わない方は「工房大雅堂」工芸教室でも製作指導いたしますの
こんにちは『和風インテリアシリーズ』第4弾は「紅葉の色紙額仕立て」カット布の段階で染色し、紅葉の色づき具合を彩色表現する作品です緑から赤へと色づく紅葉を色紙額に仕立て、今秋は室内で「紅葉狩り」はいかがでしょうか?「一凛堂」での10月「特別講座」で受講いただけます詳細は「つまみ細工協会」のHPでご確認くださいなお、「一凛堂」での講座日程ではご都合がつかない方は「工房大雅堂(高田馬場教室)」での受講も承れますので下記アドレスまでメールにてご相談くださいkoubou-taigadou@y
こんばんは東京は今日も寒かったですね給湯器も寒さでお湯が出ない事態が発生し、朝から焦りました明日も低温が続くようで心配ですさて、年が改まって早一月近く経ちますが、工芸教室の生徒さんが今年の干支である「戌」の木目込みを仕上げましたので紹介します宝袋を抱いた戌縁起物の干支人形ですが、宝袋を抱いて更に縁起アップ戌年の友人に差し上げるとのことこの画像で皆さまの運気もアップしますように
こんばんは昨日から関東地方も低温注意報が出るくらい冷え込んでいますが、皆さん支障は出ていませんか?まだところどころに残っている雪が日中に溶け、これが夜から朝にかけて凍るので、いまだ道路を歩くのによーっく目を凝らしながら恐る恐る足を踏み出しているものですから何だか足腰が疲れます。低温の続くしばらくは皆さんも凍った路面には十分ご注意くださいね!さて、実施までのあまり日にちのない急な募集となりましたが、つまみ細工では人気のモチーフ「バラ」の講座を行いますので、ご興味のある方は是非お越しくだ
明けましておめでとうございます。本年も「工房大雅堂工芸教室」ならびに各カルチャー・つまみ堂でのボンド製法によるつまみ細工講座、そしてこのブログをよろしくお願いいたします。新年初回は新作でもあり、今後各講座で取り上げようと思っている作品を紹介いたします。つまみ細工の色彩には、布の段階から染色したものの他、カットした段階の布への部分染色や葺いた状態への部分染色など“後染め”の技法がありますが、今回の作品はこの“後染め”技法のうち、“カット布に部分染色”を施しつまんで葺いたものです。
こんばんは昨日が工芸関係すべての仕事納めでした今年最後の仕事は「よみうりカルチャー八王子」でのつまみ細工講座カルチャーでは、随時受講可としているため受講回数の異なる方が混同していますから、1講座内で3~4課題を同時に指導することもあります八王子カルチャーセンターもまさしく1講座内で3課題同時進行複数課題を同時進行させるのは、受講者にとっては指導密度が低いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、指導する側としては一瞬たりとも気を抜かず目を離さないよう全力を傾注している怒濤の時間だと
こんばんは今日は二十四節季の大雪東京も今季の最低気温だったそうでいよいよ冬本番ですねさて今日は、最近の作品の中からブライダル用にと製作したモノを紹介いたしますお色直しで色打ち掛けをお召しになる際の髪飾りとしてデザインしました大振りの花をメインに3段ビラを配した豪華な造りですが、剣つまみのみの組合せ、色目も紫と白の2色のみで、敢えて甘さを出さずキリッとシンプルに仕立てました甘くないモノをお好みの方にはお気に召していただけるのではないかと紫の花は帯地を使用しましたので、つまむのも葺く
今日は珍しく引き続きの投稿です先月、つまみ細工の髪飾りをブライダルのお色直しに使いたいとつまみ堂に来店いただいた方から、既製の髪飾りには希望の大きさのものがないとのことで特別オーダーを受けましたつまみ堂では、既製の花を組み合わせるセミオーダーはやってますが、花の製作からのフルオーダーはメニューにありませんその日は講座があったためにたまたま居合わせたのですが、これも何かの巡り合わせですし、お祝い事ですのでお役にたてればと引き受けた次第ご希望をお聞きして製作した作品を先週お引き渡ししましたが
こんばんはつまみ堂で実施している“認定講師養成講座”の第1段階「ベーシック講座」の第1期が明日のDクラスを以て修了となり、いよいよ第2期が間もなく10月からスタートします第1受講者の作品例※撮影が下手くそでスミマセン(^_^ゞ講座日は基本的に毎月第1水曜日と土曜日の午前・午後に4クラスを設定していますので、この中からご都合のよいクラスを選んで受講いただきますが、10月のみ日程が少し変則となりますのでご注意くださいねこの「ベーシック講座」は「日本伝統工芸つまみ細工協会」のボンドつまみの