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文芸評論家の著者の、かなり初期の書き下ろし作品。ポップな表紙絵だけれども、内容それなりに硬派。サリンジャー、グラス、ゴールディング等の作品について毎度の分析。1981年発行ゆえか、ちょいと小洒落れた横文字がところどころにチラホラなのは、時代なんだかなぁでした。日本人作家は、井上ひさし・大江健三郎・村上龍を取り上げて居ます。大人読者を対象にしながら、主人公が少年の作品を取り上げた本作。それなりに有るんだわなぁその系統の作品って。
←こんな詩人絵師を知らずにきたなんて!「ノエル・ヌエット|美術作品|山田書店美術部オンラインストア」……江戸の町が北斎や広重に、明治の東京が小林清親の版画に窺い見られるように、ノエルの版画にて大正から昭和あるいは戦前から戦後の東京の面影が後世に伝えられる……(「ノエル・ヌエット-Wikipedia」01/1316:20)拙稿参照:「浮世絵版画に文明開化:小林清親(前篇)」火曜日(13日)は休日だった。庭仕事…納屋での柴作りをやりたかったが、寒空寒風に負けて巣ごも
←柴ストーブ。活躍中。燃やすものがなくなって、嘗ての柱を燃やしてる。さらば、我が家の柱たちよ!(01/1301:53)月曜日(12日)は、吾輩にとっても休日。庭仕事やら買い出し、洗濯三回やらしたが、居眠りは勿論のこと、作業後、入浴も!今年は入浴の頻度が高まってる。少なくとも冬場は湯当たりしない自信ができたからか。余談だが、冬場、シャワータイムは辛くてならない。なんたって、風呂場もだが、脱衣場が寒くてならない。以前は、仕事からの帰宅時にシャワーしてたが、未明とあって、最悪の時
←貰ってきた紙風船。売薬さんから?栞代わりに読んでる本(宮沢賢治著『ポラーノの広場』(新潮文庫))に挟んでる。(01/1100:51)(頂いたコメントに)稀少になったのかな。今でもあるようです。風船にして手で弾いてポンポンしましたね。(01/1110:41)ジャネット・L・ジョーンズ著『馬のこころ──脳科学者が解説するコミュニケーションガイド』(フェニックスシリーズNo.124)(尼丁千津子カーリル)……今年は午年。馬についての本は読んだことがないよう
←お昼頃ほんの一瞬降雪。その後はチラホラ。(01/0816:10)自宅では相変わらず、川本三郎著の「荷風の昭和後篇:偏奇館焼亡から最期の日まで」(新潮選書)とサイディヤ・ハートマン著『奔放な生、うつくしい実験:まつろわぬ黒い女たち、クィアでラディカルなものたちの親密な歴史』(榎本空訳/ハーン小路恭子翻訳協力・解説筑摩書房)とを交互に。共に大部な本なので、当面はこの二冊に掛かりっきりかも。仕事の車中での待機中には、宮沢賢治著『ポラーノの広場』(新潮文庫)だ。
2025年11月4日(火)/メルカリで300円で購入した新潮社のPR誌「波」10月号(2025年9月27日発売、定価100円)が本日届きました。それにしても「波」って入手するのにいつも一苦労。阿刀田高さんの『90歳、男のひとり暮らし』刊行記念特集記事として、評論家・川本三郎さんの寄稿と、作家・黒井千次さんとの対談が掲載されていて、心に残る言葉の数々に出会えました。私たちにとって、「老い」はまだ遠いようで、ふとした瞬間に気配を感じるもの。そんな私たちに、阿刀田さんの“暢気”な暮らし
最近読み終わった本。『縁は異なもの』白洲正子、河合隼雄の対談集。古書店のワゴンで見つけて購入。白洲さんサバサバしていて切れ味抜群の語り。『花の水やり』川本三郎ネットの古書店で購入。川本さんのエッセイ本は書斎にたくさんあるけれど、すべてあるわけではないので気になった本は買うようにしています。93年の刊行。大阪の版元で開かれる川本三郎展のハガキが挟まっていて、トークイベントが弁当、ビール付き。飲めなくても行ってみたくなった(もう随分遅い)
クラウス・レーフレ監督が2017年に撮った『ヒトラーを欺いた黄色い星(DieUnsichtbaren–Wirwollenleben)』は、大戦中のベルリンで捜査や監視の目をすり抜けて終戦まで生き延びた約1,500人のユダヤ教徒中、4名の実話を本人のインタビュー映像に再現ドラマと記録映像を交えて映像化した作品です。第2次世界大戦下の1941年から1945年の間、ドイツ国籍を有するユダヤ教徒16万人の国外移住は禁じられ、違法ルートでの脱出もほぼ不可能な状況に置かれます。迫害の嵐が吹
評論家川本三郎氏が、あちこち雑誌等に書かれた評論をまとめた本、2015年発行です。古い記事は70年代から、当時亡くなったばかりの高倉健&菅原文太の追悼までとちょい幅広く。前半が日本映画、後半がアメリカ映画について。毎度、豊富な知識量に分析、主張が羨ましい方で御座います。後半、御自分でも課題にされて居る、アメリカ映画界の赤狩りの話、なかなかの内容。東部知識階級と、底辺大衆との対立が事の根底にって、あらまあ今のアメリカで、起こって居る出来事みたい。映画界ぢゃ無いけれども、歴史は繰
先生(夫)の書斎の本探索をしておりました。同じ本を2冊発見新旧の文庫で、文字の大きさが異なります。新しい版のほうが文字が大きく読みやすい。そのかわり、ページ数が増えている。ちなみに、新旧で解説者が違う!これは2冊とも持っておきたいですね。先生(夫)が読んだ形跡があるのは古いほうの文庫本でした。(鉛筆で線が引かれている)斎藤英喜の部屋saito.ehoh.net
「浮雲」1955年製作日本成瀬巳喜男監督の「乱れる」が面白く見れたので、成瀬監督の名作メロドラマと言われている「浮雲」を見た。林芙美子の同名小説を映画化した作品。戦時中にインドシナで知り合った妻帯者である富岡(森雅之)とゆき子(高峰秀子)。二人が、終戦後に再び出会ったときは富岡は妻とも別れず、ゆき子は外国人の愛人となる。ゆき子は富岡の元を去るが付き合いを絶つことができず不倫の関係を続ける。ゆき子は富岡と会うたびに彼の不誠実さをなじり、インドシナでの恋を懐かしむ。中絶までするが、男を
京都夏のひきこもり(暑すぎるために自主的にステイホームしています)書斎から拝借した、川本三郎のエッセイ2冊読めたよ線が引かれていたり、ページの端が折り曲げてあったりと、何度も読んだ形跡がある。先生(夫)が読んでいる最中に「この部分が良い」と話してくれたページも読めた。【川本三郎】のブログ記事検索結果|Ameba検索Ameba(アメーバブログ)内に存在する、【川本三郎】に関連するブログ記事の検索結果です。search.ameba.jp
←画像は、「喜多川歌麿による洗濯作業をする女性の浮世絵(18c婦人手業操鏡-洗濯、ブルックリン美術館)」(画像はWikipediaから)川本三郎著『荷風の昭和前篇─関東大震災から日米開戦まで─』(新潮選書)…国家総動員法で質素倹約……モンペ流行る:「もんぺとは、和服における袴の形状をした作業着の一種、またはそれを改良した作業用ボトムス(下半身を纏う為の衣服)を指す。一般的に女性用衣類で名称は地方により、山袴(やまばかま)、雪袴、裁着(たっつけ)、軽衫(かるさん)、裾細(す
←庭に出てみた。昨日の草むしりの成果(?)のほどを確かめに。コケは赤茶色。雨は降りそうにない。つがいの揚羽蝶を観た。結構図体がでっかい。餌(蜜?)が豊富?撮りたかったが、動きが素早い。カナヘビは見ない。暑すぎる?家の中ではゴキブリ頻出。逃げ足速し。(08/0113:27)こういう話題は気になってならない。気軽に身軽に見学に行けたらなー:「富雄丸山古墳で深まる謎被葬者先祖はヤマト王権と“微妙”な関係?」(08/0111:46)2025年7月の読書メーター読ん
1944年生まれの著者はあとがきでこう書いている。「たしかに私(たち)にとって、あの時代はかけがいのない“われらの時代”だった。ミーイズムではなくウィーイズムの時代だった。誰もが他者のことを考えようとした。ベトナムで殺されてゆく子どもたちのことをわがことのように考えようとした。戦争に対してプロテストの意志を表示しようとした。体制のなかに組み込まれてゆく自分を否定しようとした。そのことだけは大事に記憶にとどめたいと思う。」「あの時代」とは本書が描写する1960年代か
←シェイクスピア著『シェイクスピア全集6十二夜』(松岡和子訳ちくま文庫)「ロマンティック・コメディの傑作。【解説:前沢浩子】」シェイクスピア著『シェイクスピア全集6十二夜』(松岡和子訳ちくま文庫)…今日は休日。せっかくなので、シェイクスピア作品を一冊読みきっちゃおうと思ったが……やはり庭仕事せずばなるまい、(本を脇に)草むしり。つい先日の納屋での柴作りの際、電動ノコギリが破損(刃が外れた)ため、納屋での作業は頓挫と相成っている。こんな雨不足の天気なのに雑草は
←川本三郎著『荷風の昭和前篇─関東大震災から日米開戦まで─』(新潮選書)を読んでて……アドバルーンの盛んに揚げられた時代:「アドバルーン(和製英語:adballoon)とは広告宣伝目的に使われる係留気球のこと。広告気球。アドバルーンによって釣り上げられる宣伝バナーはアドバルーン広告と呼ばれる。」(Wikipediaより)ガキの頃には見掛けたっけ。今は皆無?(07/2915:32)火曜水曜と仕事。火曜はそれなりに仕事はあったけど、水曜はかなり厳しかった。やはり富山の町は閑散
←雨が降らない。玄関先の雨受け代わりの臼。溜まっていた雨水がすっかり干上がった。(07/2822:07)今日は休日。例によって庭仕事。納屋で柴作り。が、電動ノコギリの刃が突如落っこちてしまった。で、柴作りは取り止め。畑で草むしり。雑草が元気。例によって汗だくの体をシャワーで流し、エアコンと扇風機で体をさます癒しの時が悦楽の時を楽しむ。(07/2822:05)(頂いたコメントに)刃の飛んだのはビックリでした。何かの留め具が外れたのか。幹や太い枝を切るにはノコギリは面倒。臼など
漱石の『三四郎』や鴎外の『青年』、あるいは太宰治や、現在の村上春樹さんもそうですが、青年を描くのが日本文学の主流です。ところが荷風は老人を描くんですね。(中略)だから年をとるにしたがって、男は荷風好きになるのかもしれません。(川本三郎「荷風の愛した三つのもの」「波7月号」新潮社)
このところ、荷風とその関連本ばかりを読んでいる。ブロ友さん(勝手にそう呼ばせていただきます)が、ちょっと触れていたのがキッカケで「そうだ、荷風だ、読んでみよう」となったのですが、荷風にはその時代の風俗や事物、地名にフィットして書く、謂わば「近世以降の偉大なる散歩人」という特徴があって、町歩き好きな私にとっては、小説であれ随筆であれ読んでいてとても興味をそそられる。当分、荷風を読む楽しみが出来て嬉しく思っている。そんな中、荷風の私生活、特に二度の短い結婚に興味が湧いた。そこで今回は
田村景子編著「文豪東京文学案内」(笠間書院、2022年)を図書館から借りてきて読んだ。近所の図書館の入り口を入ってすぐの新収蔵書コーナーに置いてあったので「新刊」かと思ったが、3年前に出た本だった。森鴎外から安部公房に至る30人の「文豪」の東京体験と作品中での東京への言及を紹介した本である。登場する作家の中には「文豪」と称するには違和感がある人物もある。そもそも「文豪」とそれ以外の「作家」「小説家」との区別の基準は何なのか?詩人も「文豪」になりうるのか?三島由紀夫、井上靖な
短篇小説は、地味で人気は長編に劣るようです。それでも、浅田次郎の短篇集「鉄道員」から映画やテレビドラマの作品が幾本か誕生したことから考えても、短い文章に心の核となるテーマを見つけることもでき、行間の広さが読み手の創造力や想像力をかきたてる長編とはまた異なる魅力が短篇小説にはあります。短篇の名手といわれるこのアメリカ人作家の文庫版が出たのを機に、図書館から同じ作家の短篇集も借り、合わせて読みました。短篇延べ33作、エッセイ2作です。限られたページ数に、閉ざされた世界観の展開、区切れ
きのう、毎日の朝食で使う食材のうちカボチャとショウガの残りが頼りないので、散歩がてら八百屋にいった帰りに、書店にも立ち寄りました。書店や図書館にふらりと立ち寄り、書架を眺めているうちに、ふと目にとまるものがあれば、今読んでいる本や次に読もうと決めている本を読み終えたら、買いに/借りに来ようと、スマホや頭にメモします。こんな面倒なことをするのは、積読は5冊以下というマイ・ルールがあるからです。(現在の積読は2冊)一昨日も最寄りの図書館に返却にいったついでに書架を眺めていたら、近いうちに借り
モーディカイ・ガースティン「綱渡りの男」川本三郎・訳実話を元にした児童絵本です。ニューヨークの世界貿易センタービル(ツインタワー)で1974年に綱渡りをしたフランス人大道芸人フィリップ・プティのお話しです。9.11のテロでこの当時のビルは無くなりました。悲しい出来事の記憶の奥にあった、驚きの実話を忘れないために、ぜひ読んで欲しいおすすめの本です。綱渡りが得意なフランス人大道芸人フィリップ・プティは、綱を渡せる所なら何処でも登って綱渡りをしてしまう男です。ニューヨークを訪れたフィ
ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した『悲情城市』(1989)を撮った台湾の侯孝賢(ホウ・シャオシェン)が監督した『珈琲時光』は、小津安二郎監督生誕100年を記念して松竹が2004年に製作した作品です。台湾の取材旅行から東京に戻った一青窈(役名:井上陽子)は、お盆に余貴美子(役名:陽子の義母)と小林稔侍(役名:陽子の父)の居る高崎の実家に帰省します。実家に到着すると、一青窈がは疲れて寝入ってしまいます。夜中に目覚めた一青窈は、余貴美子に未婚の母となることを打ち明けます。一青窈の居ない
みんなお気に入りの作家というのが1人はいると思いますが、私にとって、彼はその中の1人ジョン・チーヴァーというピュリッツァー賞も受賞したことがあるアメリカの小説家です以前は翻訳本がいろいろ出ていたのですが、絶版?で読めなくなってしまい、その後、6年ほど前に村上春樹による訳本が出て、プチブームになりましたそのジョン・チーヴァーの本が来月、12月に出るのだとかちくま文庫「チーヴァー短篇選集」これは久しぶりに嬉しい知らせ!誰が翻訳しているのだろう?と確認すると、川本三
滝田ゆう「寺島町奇譚(上・下)」(筑摩書房「滝田ゆう漫画館(1)(2)」、1992年)を読んだ(?)。読みかけの川本三郎「荷風と東京--『断腸亭日乗』私註」(都市出版)のなかで、玉の井(寺島町)出身の漫画家で、昭和戦前期の玉の井風景が描かれていると紹介していたので、図書館で借りてきた。滝田は生前には時おりテレビで見かけたが、1932年(昭和7年)の向島区寺島町(現在の墨田区向島町)の生まれで、田河水泡の内弟子を経て独立したとある。漫画の中の「ドン」という小さなスタンド・バーの
私はすっかり銀幕に映る映画を、楽しむ機会から遠ざかって居るなぁいわゆる、劇場鑑賞から。こちらはアメリカ、ヨーロッパ、アジアなど古い作品から比較的新しい作品等の撮影場所となった土地にまつわるお話の数々の週刊誌連載を、まとめた本です。アメリカ映画の層の厚さゆえに、取り上げて居るのはアメリカ各地が多いけれども、ヨーロッパを舞台にした作品も多々。また、作品の中での土地設定と撮影場所との相違ってのもそれなりに。まあ、撮りたい風景第一だからね。筆者のお仕事からか、幾つもの映画の撮影場所を訪問
評論家川本三郎氏の著作、毎度楽しんでいる私。コチラは、作家松本清張ミステリーを様々な角度から魅力に迫るガイド本。ゆえに、松本清張ミステリーを知らないと楽しさ今ひとつだわね。私は、松本作品は熱心な愛読書では無いけれども、ほどほどに読んでいたのでセーフで御座いました。地方と中央、格差社会、転落する男女などなどあちこちに書かれた評論をまとめ、一冊に仕上げたらしいこの本ですが、ちょい内容重複がチラホラってのが気になるって言えば気になるけれども、編集方針かなぁ?大都会東京と地方との距
『凶刃~用心棒日月抄~』(藤沢周平/新潮文庫平成6年9月1日発行/平成16年6月20日30刷改版/令和4年6月5日64刷)。4月18日に読了。たまたま本棚から手に取ってみた『用心棒日月抄』(本年1月読了)が存外の面白さで、更には続編(しかも3作)があることを知り、嬉々として買い揃え、『孤剣』(2月読了)、『刺客』(3月読了)と来ての、惜しくも最終巻。連作短篇の前3作に対して長篇の本書。前巻(の時代設定)から16年の歳月が流れ、青年剣士だった青江又八郎も40代半ば。なるほ