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5月に入りました。5月1日付けのブログを投稿しました。今回は、3月31日で終了したオンラインによるカフカ講義の感想です。元原稿は、早くに脱稿していました。投稿にさいして読み直してみたのですが、言いこもっているようでもうひとつ伝われないかもしれないという不安があります。川島隆先生のカフカ講義を終えて|佐藤守徳オンラインによる、一年間の講義を終えて、その感想なりを報告したいと思います。NHKカルチャー梅田教室による京都大学准教授川島隆先生の「カフカ生誕140周年1年で読む「変身
NHKカルチャーセンター梅田教室で続いていた「1年で読むカフカ「変身」」が最終回となりました。先ほど、終わったばかりです。1年間付き合ってきて、特段新しい情報はなかったのですが、ところどころに新しい知見も得ることが出来ました。最終回にあたって、やはり疑問に思ったのは、なぜ『変身』がハッピーエンドで終わるのかという昔からの疑問です。話が、長くなるので、ここではこれ以上書きませんが、私のチャットによる質問では、答えは満足できるものではありませんでした。いずれ、note.comブ
きのうは、オンラインによるカフカ講義の10回目でした。テーマは「三人の間借人たち」でした。『変身』の3章で、経済的に困窮してきたので、間借り人を置く事ことにしたとして、3人が登場します。成人男性を3人を一つの部屋で間借りさせるというのですから、おかしな話なのですが、それはそれとして、この人たちがいかにもコミカルな動きをします。なぜ、間借人が登場するのかは、分からないのですが、これが『訴訟』『城』などのコミカルな人の動き(例えば、城内部の官僚たちの仕事ぶりのエピソードなど)へとつながって
先ほどオンラインによる、京大准教授川島隆先生による「カフカ生誕140周年1年で読む『変身」』の講義がおわりました。今回で9回目です。テーマは「ザムザ家の使用人たち」でした。一番の関心事は、最後に東京する派遣家政婦さんの態度で、家族もそして、それまでのメイド、料理人までが、虫になったザムザを嫌がり恐れる中で、全く動じない人物として登場します。いくたの苦難を経てきたかのような年配の婦人ですが、これが大変面白いです。この家政婦が、エピローグで需要な役割を担うのですが、この部分の訳し方をめ
さきほど、終了しました。今回もフェリスの手紙からの引用があって、いかにフェリスの存在が重要だったかということがわかります。カフカは女出入りの激しい人だったけれど、おそらくこのフェリスとの交際体験が、いわゆる創作上の成功体験だったので、女性と関係をもつことは創作活動を推し進めることになるという観念を持っていたのではないかと思われます。実際は、女性との関係という、恋愛小説でもなく、題材としては使われていないのですが。いや、今回は「グレーゴールの食べ物」がテーマなのですが、ベジタリアン
24日のオンライン講座だけれど、都合で視聴できなかったので、見逃し配信で今日の午後に見た。テーマは「業務代理人」というドイツ特有の職階というか職種の話なのだけれど、関心を持ったのはそのあとの、フェリス。バァウアーとの関係というか、その人柄についての話だった。フェスリは昔は、フェリーツェと訳されていた。二度婚約して、二度破棄するという関係を持った人なのだけれど、天才カフカに対して良くは言われない女性として扱われてきたが、それは誤りだと川島は熱っぽく語っていた。同感だ。(フェリスもユダヤ
9月に入りました。一日なので、note.comブログへ投稿しました。4月から受けている川島隆准教授のオンラインによるカフカ講義に触発されてのものです。カフカの手法を現在に生かす|佐藤守徳今年の4月より始まった京都大学準教授川島隆氏による「NHKカルチャー教室のカフカ生誕140周年、1年で読む「変身」」の講座を視聴している。目標としているのは、カフカについてもっとよく知りたいというよりは、カフカ以後の文学として21世紀に書いていく上でのヒントはないのかということだった。文学も他の文化
昨日は、あさ10時半から月一回の連続のカフカの講義がありました。今回のテーマは「ザムザ家」の間取りです。この間取りが、当時カフカ家の間取りを模したものだというのです。その間取りが出てきます。これは、訳本の解説でも見ているので、新鮮さはないのですが、もう一歩進んでの解釈が欲しかったところです。川島は学者なので、評論家のようにいい加減なことを言うというのは抵抗があるかもしれませんが、せっかくのZOOMによる講義なので、そこは挑発してもらってもよかったのではないでしょうか?文字にならない、
今日は、第三回のカフカ生誕140年1年で読む「変身」でした。今回は、「毛皮の貴婦人」というタイトルですが、貴婦人なるものが、問題というよりは、手書き原稿とその訂正から読み取れることについてです。この、完成形と手書き原稿との比較は、文学研究の一つの方法なのだそうですが、カフカにはすでにその原稿ごと全集になっているので、研究のし甲斐がありますね。きょうの講義で感じたのは、カフカは政治的なものを作品に持ち込まないという姿勢です。カフカ本人は、どうであったのだろうか?友人のマックス・ブロ
スタートしました。冒頭の数行をめぐって1時間半の贅沢な内容のスタートでした。Gregorがグレゴールかグレーゴルかという読み方の話から、毒虫と訳されたウンゲツィファーUngeziferの訳語を比べてその語源にまで迫りました。高橋訳毒虫川島訳虫池内訳虫丘訳虫山下訳毒虫そして、挑戦的な訳をした多和田多和田訳ウンゲツィファー(生け贄にでき何ほど汚れた動物或いは虫)特に日本語にならない語はそのままカタカナ表記をしてもいいのかもしれません
京都大学の川島隆先生の一年をかけての『変身』を読む講座がはじまります。FBで知ってすぐに申し込みました。NHK文化センター梅田教室:カフカとは誰か—「1年で読む『変身』」プレ1日講座平凡なサラリーマンがある朝、「化け物じみた図体の虫けら」に変身した状態で目覚めるという小説『変身』は、20世紀の不条理文学の代表として、今日に至るまで多くの読者の頭を悩ませています。4月から始まる定時講座では『変身』をゆっくり読み、引っかかる箇所でそのつど立ち止まって、なぜ引っかかるのかを考えていきます
『絶望名言レオナルド・ダ・ヴィンチ』聴き逃し配信は終わりましたが、今度は「読むらじる」に掲載されました。前編レオナルド・ダ・ヴィンチの「絶望名言」前編|読むらじる。|NHKラジオらじる★らじる2022/04/25ラジオ深夜便絶望名言「レオナルド・ダ・ヴィンチ」頭木弘樹さん(文学紹介者)www.nhk.or.jp後編レオナルド・ダ・ヴィンチの「絶望名言」後編|読むらじる。|NHKラジオらじる★らじる2022/04/25ラジオ深夜便絶望名言「レオナルド・ダ・ヴ
『100分de名著』のカフカ『変身』の回が、再放送されました❗️今日から1週間、NHKプラスで見逃し配信があります!✨よろしかったら、こちらでご覧ください。見逃し・同時配信-100分de名著NHKプラスでご覧いただける「100分de名著」の同時配信・見逃し配信の動画一覧です。www.nhk.jp私は4回目に出てます。……『絶望名言レオナルド・ダ・ヴィンチ』のほうも、1週間の聴き逃し配信の最中です!プレーヤー|らじる★らじるNHKラジオラ
『100分de名著』のカフカ『変身』の回が、再放送されます❗️本日4月26日(火)の深夜=27日(水)午前0:55から、4回分が連続で放送されます。伊集院光さんの『名著の話僕とカフカのひきこもり』に登場され、『変身』の新訳を出された、川島隆先生が講師!私も4回目に出てます。放送予定-100分de名著「100分de名著」の今後の放送(再放送を含む)予定一覧ですwww.nhk.jp放送時に、川島先生と撮らせていただいた写真です。司会は当時、伊集院光
カフカの『変身』、なぜ昔読んだ本がそこまでまざまざと蘇ってきてしまうかというとLogin•InstagramWelcomebacktoInstagram.Signintocheckoutwhatyourfriends,family&interestshavebeencapturing&sharingaroundtheworld.www.instagram.comかつて、想像力の塊だった。10代はたくさんたくさん本を読み、そのたびに、きっちり
予定にない投稿ですが、急遽書き下したものです。一気に読んでしまいました。興奮しています。やはりこう書くんだということを確認した思いです。カフカ『変身』川島隆新訳本を推す|佐藤守徳|note角川文庫から発売されてまだ一週間も過ぎていないのですが、頭木弘樹さんのブログで紹介されているのを知って、さっそくAmazonで購入しました。そして一気に読み終えて興奮しています。一般的な紹介は頭木さんのブログに譲って、端的に何が私的に関心をよんだのかという、マニアックな関心からすぐに入って行きた
頭木弘樹さんのブログで紹介されたカフカ『変身』の新訳本が届きました。『カフカの『変身』の新訳が登場しました!㊗️』カフカの『変身』の新訳が登場しました!㊗️🎊🎉京都大学文学部准教授でカフカの研究者である川島隆先生の翻訳です。最新のカフカ研究に基づいており、今後はこの翻…ameblo.jpきのうのブログを見たその足で、Amazonへ注文。さっそく届きました。訳者川島隆先生は、2018年6月のドイツ文化会館であった「カフカ『変身』をバーチャルリアリティ」の催しで、お知り合いに
パーソナリティ伊集院光アシスタント竹内香苗メッセージテーマ[チャレンジしてる、するぞ、いつか]伊集院:誰に教わっても曲がらなかったカーブが元広島から巨人に行った川口さんという解説者の方にほんのちょっと教わった。その同じことを人に言っても全然教えられないんだけど僕は右ピッチャーなので右足の足元からひねり始めるんですみたいな手をぐるっと曲げるんじゃなくて手を曲げる前にそこを気を付けてそこを回転させると手は勝手に回るのでカーブは曲がりますって
『ドイツ語と向き合う(シリーズドイツ語が拓く地平)』ひつじ書房川島隆先生が、「第3章カフカとドイツ語複数の言語のはざまで書く『不可能性』」というのを書いておられて、すごく気になります!これは買わねば!
フランツ・カフカの生きた時代と現代の日本の置かれている状況には、親和性がある。『100分de名著変身カフカ』において、川島隆は、以下のように述べる。前回、カフカの生きた時代が「閉塞感に満ちた時代」だといいましたが、もう少し具体的にいいなおしましょう。ドイツやオーストリアでは、1870年代に大きな投資ブームが起こります。たとえるならバブル期のような状況ですね。しかし、やがてバブルははじけ、その後には長い不況の時代が訪れることになります。カフカが生まれたのは1883年ですから、ちょうど経済が
NHKオンデマンドで、『100分de名著フランツ・カフカ変身第4回弱さが教えてくれること』の配信が始まりました!私も出演させていただいております。もちろん、他の回の配信もあります。よかったら、ご覧になってみてください。https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2012039419SA000/
2017年もさらにパワーアップした講演・講座・イベントが開催できますよう、頑張ります。◆1月の休業日&イベントのお知らせ◆1日(日)〜6日(金)冬期休業9日(月)定休日11日(水)「靴を考える会(第29回勉強会)」講演15日(日)定休日16日(月)定休日23日(月)定休日30日(月)定休日各種講座のご案内★伊藤笑子講演「靴を考える会(第29回勉強会)」◉日時:2017年1月11日(水)19:00〜20:30◉会場:「エ