駆け出しの小説家、夏川美帆(川原亜矢子)は、京都で、幼なじみの長田吾郎(東幹久)の実家である老舗和菓子屋を手伝っていた。吾郎の母、静子(池内淳子)は何かと美帆を気遣ってくれる。その美帆が大学時代のゼミ仲間、小笠原由紀(斎藤陽子)、北川秀樹(角田英介)、武村明(田中宗一)、森陽一(池内万作)と岡山に同窓会旅行に出かける。遅れてくると言う森を除いた一行を、やはりゼミ仲間の藤田亜沙子(木村多江)が倉敷駅で出迎える。亜沙子は湯原温泉の旅館『八景』の一人娘で、美帆たちの旅行の目的地はこの旅館だった。吾郎も