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「女賭博師絶縁状」(1968)人気シリーズ第9弾をAmazonプライムビデオで観ました。初見。監督は田中重雄。予告編はありません。賭博師の名人決定戦の準決勝で、名人滝川(成田三樹夫)の前に敗れた銀子(江波杏子)。まだまだ修行が足りないと感じた銀子は立合人の山形(水原浩一)から辰吉という名人の存在を聞いて、弟子入りを志願。場末のラーメン屋の二階でわびしい下宿生活をする辰吉(島田正吾)の元へ足繫く通って、やっとのことで弟子にしてもらいます。徹夜も上等の辰吉の熱血指導でメキメキと
島田正吾さん島田正吾(しまだしょうご)本名:服部喜久太郎(はっとりきくたろう)〉1905年12月13日生まれ、2004年11月26日、満98歳没。横浜市保土ケ谷生まれの俳優。1994年9月~日から1995年3月17日、テレビドラマ『十時半睡事件帖』(NHK)で主演。前年に出演した連続テレビ小説『ひらり』と同スタッフで制作され、放送当時88歳9か月という日本のテレビドラマ主演俳優の最高齢記録が話題になった。原典平家物語97大原御幸(おおはらごこう)
シネマヴェーラ渋谷帰ってきた!新東宝のディープな世界より製作:新東宝監督:渡邊邦男脚本:三村伸太郎原作:長谷川伸撮影:友成達雄美術:梶由造音楽:松井八郎出演:島田正吾辰巳柳太郎河村憲一郎水原真知子宇治みさ子花柳小菊石山健二郎秋月正夫清水彰野村清一郎二木テルミ1955年11月22日公開旅鴉の彌太郎(島田正吾)は甲州街道の菲崎の宿で、女歌舞伎市川喜久之助(花岡菊子)一座の楽屋を覗き、気安い仲の扇昇(花柳小菊)から、土地の顔
11月26日が命日・忌日の有名人・著名人1926年71歳没(心臓発作)ジョン・ブローニングさん銃器設計者ブローニングM2重機関銃1984年82歳没(?)鷲見三郎さんヴァイオリニスト、ヴァイオリン指導者門下生:千住真理子、佐藤陽子、さだまさし2003年満66歳没(多発性骨髄腫のため)小林千登勢さん女優・タレント夫:山本耕一1995年77歳没(心筋梗塞)高杉早苗さん女優『隣の八重ちゃん』『家族会議』⇒『高杉早苗(1918年10月8日生~1995年1
『八甲田山』Mt.Hakkoda映画トーキー169分カラー(一部白黒)シネマスコープ昭和五十二年(1977年)六月四日封切製作国日本製作言語日本語製作橋本プロ東宝映像シナノ企画配給東宝製作橋本忍野村芳太郎田中友幸高倉健北大路欣也加山雄三三国連太郎明治三十四年(1901年)十月弘前大八師団第四旅団本部において会議が開かれた。旅団長友田少将・参謀長中林大佐・児島大佐・津村中佐・山田正太郎少
5月5日月曜日〜その711時から14時25分まで二度寝。『池波正太郎の銀座日記[全]』を読む。P107〜108で、浅草公会堂にて新国劇の初日を観覧記に、老スターという書き方で、辰巳柳太郎・島田正吾の両御大の名前が出る。(写真)早稲田大学演劇博物館山本二郎先生旧蔵のカセットテープ『思い出の人と芸〜沢田正二郎』(S51年5月28日NHKラジオ第一)には、辰巳柳太郎さんと大山克己さんが出演。貴重な音源なり。15時15分より16時35分まで三度寝。首のストレッチ。四股10回。体重68・9キロ。飲
ひとつ前の当ブログの続きです。旧作映画なので「ネタバレ」になります。『美空ひばり・森進一の花と涙と炎』(1970井上梅次監督)で、美空ひばりさんが演じるのは、日本舞踊の家元(島田正吾さん)の娘。家を継ぐことを期待されています。ひばりさんには恋人がいて、林与一さんが演じます。歌手志望の森進一さんの歌を聴いて評価したバンド・リーダーです。(サックス吹きなのは井上忠夫さんがモデル?)ひばりさんは結婚を考えていますが、父親に反対され、林与一さんからも「最初から結婚は考えていない」と冷たい言葉を受け
忠治(島田正吾)が赤城山を下りると聞いた紋次(天王寺虎之介)は、それを知らせに子分らを代官所へ行かせる。そして、無数の御用提灯が忠治を探し出そうとする。一方、背負った子が「きれいな提灯」と言うのを聞いて、忠治が追われていることを知った市(勝新太郎)は鳴子が仕掛けられている縄を揺らして追っ手を引き留めるのだった。鳴子の音に呼び寄せられた追っ手を市は子どもを庇いながら斬っていく。国定一家は無事に庄屋の清右衛門(林寛)の家にたどり着くが、やくざの集団に襲われる。襲った集団の頭目は三人組の浪人の一人(
これも勝新太郎と城健三朗(若山富三郎)が共演する作品。岩田正の出番とセリフが多い!*****市(勝新太郎)を乗せた馬子(坪内ミキ子)は、彼が吉蔵(森田健二)の墓参りのために上州板倉村まで来たと聞いて不審な表情を浮かべる。三年前に吉蔵を斬ったのは市本人だった。墓に参る市を木に隠れて見る馬子。墓参を終えた市を仲間に入れるのは、三年の凶作の後、ようやく上納金千両の工面ができたことを八木節で祝う百姓たちだった。上納金を馬に乗せて進む百姓の列を襲ったのは、三人組の浪人(城健三朗、伊達三郎、仙石泰三)
11月29日金曜日〜その511時半から13時35分まで二度寝。『夜明けのブランデー』を読む。P89〜92に、新国劇の島田正吾さんと一晩で、三升のんだエピソードが明かされている。(写真)菊水丸コレクションのBeta『極付国定忠治−赤城天神山より土蔵捕物まで−永久保存版』。ジャケットの忠治は辰巳柳太郎さん。島田さんは川田屋惣次役で出ておられる。
「日本侠客伝雷門の決斗」(1966)人気任侠映画シリーズの第5弾をAmazonプライムビデオで観ました。監督はマキノ雅弘。予告編はコチラ。昭和15年の浅草六区。興行を仕切るのは、ヤクザの観音一家と、ヤクザから足を洗った聖天一家改め平松興業。しかし、借金をカタに朝日座の興行権を観音一家に奪われてしまった平松源之助(内田朝雄)。そんな時、船乗りになっている源之助の息子、信太郎(高倉健)が浅草に戻ってきます。これには、平松興業の子分たち(待田京介、藤山寛美、井上昭文)、朝日座の
市川雷蔵に会うのは久しぶりだった。大菩薩峠で孫娘と巡礼する老人(葛木香一)をいきなり斬り捨てる机竜之介(市川雷蔵)。竜之介と宇津木文之丞(丹羽又三郎)は神社での奉納試合で相対することが決まっている。文之丞の妹を名乗るお浜(中村玉緒)が竜之介を訪ね、来る試合に負ければ一家は破滅すると言い、「情けあるお計らいを」と頼む。文之丞は試合後、大名の指南役となることが決まっているのだった。竜之介はきっぱりと断るが、お浜は「人情知らず」だと非難する。男の武道精神と女の操は何があっても守るべきものだと言う
『大菩薩峠』映画トーキー106分カラー昭和三十五年(1960年)十月十八日公開製作国日本製作言語日本語製作大映京都製作永田雅一企画松山英夫南里金春原作中里介山脚本衣笠貞之助撮影今井ひろし音楽鈴木静一美術内藤昭出演市川雷蔵(机竜之助机龍之助)中村玉緒(お浜お豊)本郷功次郎(宇津木兵馬)菅原謙二(近藤勇)根上淳(芹沢鴨)見明凡太郎(裏宿の七兵衛)島田竜三千葉敏郎丹波又三郎阿井美千
「神戸ニニンガ日誌」(第3,091号)○朝ドラ「ブギウギ」。スズ子の弟・六郎の戦死通知の翌日、開戦となった。世間が「万歳」を叫ぶ中、スズ子は哀しむ。○吉村昭の兄・敬吾の遺骨が届いたのは開戦の二日後であった。(『白い道』)○さだまさしは、シュートのSF『渚にて』を読み返した。(『図書』12月号)第三次大戦による核攻撃で汚染が世界全土に広がる。北半球の人類が死滅し、豪州メルボルンに残った人も「やがて我々も皆死滅する」ことを理解し「日常の生活を守りながら粛々とその日を迎える」○武田鉄矢
12月の歌舞伎座での「天守物語」に備え、シネマ歌舞伎を再度観ようかと思っていたところ。映画の「天守物語」に行きました。監督と富姫は玉三郎で、1995年の公開です。玉三郎特有の淡い空気の中、近距離中心の撮影で、人物が浮かび上がる。まずは、獅子頭の所縁が少しあり、その後は白鷺城の天守がずっと続く。とうりゃんせで遊ぶ女童3人、白露で秋草を釣る侍女5人。この、鏡花の幻想的な世界。それを仕切る、南美江の薄が上品。日常では語ることもなくなった、日本語がうつくしい。そこにふわっと
昨年の11月頃から始まった再放送。年度内は1日2回、今年度は1日1回。国会、お相撲、各種スポーツ大会でしょっちゅう抜けて、ようよう金曜に最終回。1992年後期の放送で、登園前の幼児と見ていたのですが、後半は通園バスの時間が変わったのかどうも見なかったようで何も覚えていません。31年で結婚観が変わったことを痛感します。子供の頃から憧れていた池内淳子さん、そして島田正吾さん。花沢徳衛さんが出てこられるのが何より楽しみでした。島田さんはいつも姿勢がよく、根っからの舞台人でいらっ
ひとつ前の当ブログに続いて、当ブログ2021年1月24日に書いた『2017年8月15日、半藤一利さんトークショー(2)』を再録します。***2017年8月15日に半藤一利さんのトークショーを聴いた話を続けます。そのように台本が出来上がる頃、新たな事実が分かります。劇中、戦争継続を訴える青年将校たちがついに、上官を殺してしまう場面があります。3人が決行するのですが、実はもう一人加わっていたというのです。半藤さんが鹿児島に電話して確かめると、そ
『日本のいちばん長い日』映画トーキー157分白黒昭和四十二年(1967年)八月三日公開製作国日本製作言語日本語英語製作会社東宝配給東宝製作藤本真澄田中友幸製作担当者鈴木政雄脚本橋本忍原作大宅壮一撮影村井博音楽佐藤勝美術阿久根巌録音渡会伸照明西川鶴三編集黒岩義民監督助手渡辺邦彦整音下永尚出演宮口精二(東郷茂徳)戸浦六宏(松本俊一)笠智衆(鈴木貫太郎)山村聡(米内光政)三船敏郎(阿南惟
『男はつらいよ寅次郎の縁談』1993年日本映画104分原作・監督・脚本:山田洋次脚本:朝間義隆製作:櫻井洋三プロデューサー:丸山富之、島津清企画:小林俊一撮影監督:高羽哲夫音楽:山本直純美術:出川三男、横山豊撮影:池谷秀行照明:野田正博編集:石井巌録音:鈴木功調音:松本隆司スチール:金田正進行:副田稔製作担当:峰順一装置:森篤信装飾:露木幸次美粧:宮沢兼子衣裳:松竹衣裳振付:灰原明彦現像:東京現像所Panavision監督助手:阿部勉撮影助
1992年10月から半年の放送。前半は登園前の子供と毎日見ていて、親子で「晴れたらいいね」を憶えて歌っていたのですが、後半は幼稚園バスの時間が変わったらしくて見た記憶がありません。昨年末の放送開始からずっと楽しみに見ています。NHKプラスが使えるのでいつでもOK。イラチな私はこれからどうなるのか気になって、ヤフーの「みんなの感想」をつい見てしまいます。最近は番組情報よりみんなの感想が気になる。30年前の世相を知らず酷評。内館牧子さんの精神構造まで揶揄。「みのり」役の女
毎日楽しみに「ひらり」を見ています。最大の楽しみは質屋のお祖父ちゃん役の島田正吾さん。英文科を出たけれど質屋を継いで、いつも原書のシェークスピアを読んでいる。新国劇は見る機会に恵まれないうちに解散。緒形拳さんがここのご出身であることを知っていたり、国劇=歌舞伎に対抗していたことを頭で知っていただけ。池波正太郎さんがここの座付き作者だったことも一応知っていました。島田さんもごく初期の「鬼平」の盗賊のお頭役で見ただけでした。ちょっとテンポは遅いけれど、歌舞伎のような一種
一度も銃を取らずに陸軍刑務所をたらい回しにされて敗戦を迎えた島村清吉は、故郷の釜ヶ崎に帰ってきた。だが、釜ヶ崎の闇市は中国人の姜と、その配下の日本人テキヤに牛耳られていた。さらに姜はGHQの民政官と癒着し、まさにやりたい放題を繰り広げていた。(U-NEXT)戦後の釜ヶ崎、若山富三郎、清川虹子、山城新伍ってだけで、ワクワクするのだけどあんまり面白くない。。うーん。金子信雄や小松方正もでてるんだけどなあ。話が雑で、勿体無い。戦災孤児の逞しい演技が一番良かった。
2022年11月1日渡辺保氏の歌右衛門論の集成の3冊のうちの「歌右衛門伝説」を読んだ。先の「女形の運命」に続く渡辺保氏の歌右衛門論である。そのエピローグの前の章「戦後半世紀―「建礼門院」」に筆者をびっくりさせるその記述があった。「建礼門院」は北条秀司作・演出で戦後50年にあたる1995年、歌舞伎座で上演された。「建礼門院」とは、御存知のとおり、壇ノ浦に沈んだ安徳天皇の母、平清盛の子・徳子である。上演された幕ではす
おはようございますいつもお読みくださりありがとうございます睡魔になかなか勝てなくて☺️さて浅草公会堂第一回林佑樹の會一、『男の花道』小国英雄:原案、斎藤雅文:脚本・演出林与一:監修二、『女伊達』宗山流胡蝶振付感想ですリニューアルオープンして初の浅草公会堂です。とはいえお正月の歌舞伎公演くらいしか足を運んでいないので旧がどんなだったかもうすでに思い出せません😂トイレや休憩所がきれいになった気がします。旧座席は…思い出せない…新旧の違いはわかりませんがでも今回2階席で見物し
松竹新喜劇。昭和60年の舞台。島田正吾はベテランの目明し。藤山寛美は元スリで、ドジだが心優しい男。今は十手持ちの下働きを勤めている。前者の心意気と、後者の純粋さが相俟って、得も言われぬスリリングな芝居を見せる。シリアスな物語で笑い抜きでも面白い。曾我廼家文童の顔の拵えが見事。大衆演劇ではよく演じられているようだ。歌舞伎では近年では当代猿之助のものがある。94年には先代猿之助と勘三郎(当時勘九郎)がやっ
小学校からの友人との会話でお互いに年をとったという話になり、その友人が「○○人ならもう死んでる」と言いました。調べてみると友人の言う○○国では男性の平均寿命は男性67.3歳、女性77.9歳だそうです(社会実情データ2022年4月10日アクセス)。確かに男性の平均寿命は日本よりだいぶ短いようですが「もう死んでいる」というのは言い過ぎかもしれません。平均は平均であり、明日が知れないのが「人間の命の本質」でしょうから、自分の人生を考える時に「平均値」の話をすることに意味はないでしょ
「あげまん」「あげまん」予告編1990年6月2日公開。愛した男になぜかツキをもたらす芸者上がりの女を巡るコメディ。配給収入:10億円。監督・脚本:伊丹十三キャスト:ナヨコ演-宮本信子あげまんの素質があるとされる芸者。芸者としての名前は“なよきち”。元捨て子で養父母に育てられた後、置屋での修業を経て芸者となった18歳の頃に坊さん・多聞院と結婚し、短大入学後は昼間にビジネスを学びながら夕方から芸者として働き、夜は多聞院との生活を送る。21歳の頃に未亡人とな