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くくく先日、地下鉄の表参道駅から歩いて5分ほどの根津美術館へ行ってきました。目的は「伊勢物語展」を見ることと、多分?紅葉に色づいた庭園を歩くこと。●展覧会入口平安時代の歌人で、六歌仙の一人、在原業平(825ー880)。彼は天皇の孫で、モテモテの貴公子。その和歌を中心とした短編小説を集めたものが教科書でもお馴染みの『伊勢物語』。『源氏物語』と並んで、平安文化を日本中に伝えていった物語ですよね。なにしろ”むかし、をとこありけり”で始まる
根津美術館で開催中の「伊勢物語美術が映す王朝の恋とうた」展へ行って来ました。平安時代前期に活躍した在原業平は、天皇の孫で、和歌に優れた貴公子です。『古今和歌集』などに収められる業平の和歌からは、恋多き生き方も浮かび上がってきます。そうした業平の和歌を中心とする短編物語集が『伊勢物語』です。2025年は業平の生誕1200年にあたります。本展では、それを記念して『伊勢物語』が生み出した書、絵画、工芸を一堂に集めています。展覧会の構成は以下の通りです。第1章在原業平と伊勢
徳川美術館では、現在、徳川美術館・蓬左(ほうさ)文庫開館90周年記念秋季特別展「尾張徳川家名品のすべて」が開催されています。開催期間:2025.9.13(土)〜11.9(日)上記の期間のうち前期:9.13(土)〜10.13(月・祝)後期:10.15(水)〜11.9(日)※開催期間中、展示品の入替があります。展示作品リストを含め、詳しいことは、徳川美術館の公式ホームページなどで、ご確認をお願いいたします。同展では、甲冑・刀剣・火縄銃・屏風・
大阪最後は日本美術の鉱脈展中之島美術館へ会期ラストでした写真を撮って良いゾーンだけ撮影しました岩佐又兵衛「妖怪退治図屏風」近年の発見作だそうです。私的には、岩佐又兵衛にしてはポップで可愛い作品だなあ。いつもは結構おどろおどろしいタッチなのにこの屏風はどうしたんだろう。岩佐又兵衛は、摂津城主の荒木村重の末子なので、作品が大阪にあるのはめっちゃマッチしてますね。***********************ところでめっちゃ下手な絵コー
8月29日金曜日〜その7(写真)浪曲名人梅中軒鶯童師匠の「吃の又平」の主人公との説がある岩佐又兵衛作品の「妖怪退治図屏風」に見入る。
未来の国宝を探せ!日本美術の鉱脈展先日、大阪中之島美術館へ行ってきました。JRの福島(大阪)駅から歩いて15分くらい。一番最初にあるのが↓▪️ヤノベケンジ《BIGCAT》がお出迎え宇宙船には乗って無いようで、ここ大阪では宇宙へは飛び立っていないようです。▪️美術館内部エントランスホール会場は4階のため、エスカレーターで上へとむかいます。内部は吹き抜けがあって、その大きさもコンパクトで、小さいながらも清潔感がある空間があります
7月29日、大阪中之島美術館で、『日本美術の鉱脈展』を見ました。『未来の国宝を探せ!』と。第一章若冲ら奇想の画家たちすっかり、『奇想の画家』という言葉が認知されました。このコーナーにも、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪。1-01伊藤若冲『竹鶏図屏風』と、1-02円山応挙『梅鯉図屏風』。合作屏風だと。新発見だと。確かに、どちらも、紙本金地墨画なのですが。さらに、『若冲・応挙合作ミニ屏風セット』も作られ。そして、『伝』ではありますが、1-11伝岩佐又兵衛『妖怪退治図屏風』
大阪中之島美術館に行ってきた。「日本美術の鉱脈展」である。「知られざる鉱脈」を掘り起こし、美しい宝石として今後の日本美術史に定着していくことを目標とする展覧会である。撮影可の作品もあり、これはありがたかった。「第一章若冲ら奇想の画家たち」から、豪華な作品ばかりである。伊藤若冲「竹鶏図屏風」寛政2年(1790)以前円山応挙「梅鯉図屏風」天明7年(1787)二曲一隻紙本金地墨画個人蔵大きなパネルになっていたこちらである。若冲と応挙が一隻ずつ手
浮世絵師・岩佐又兵衛の菩提寺福井興宗寺前住職北條紘文様から『荒木村重は卑怯者ではなかった』の感想を以下のとおりいただきました。村重は「人道に目覚めた戦国武将」、又兵衛は「怨念を芸術に昇華した絵師」である。また、2025年4月26日福井新聞は、「菩提寺の興宗寺は浮世絵の祖と呼ばれる福井ゆかりの江戸時代初期の絵師・岩佐又兵衛の再評価を願い、菩提寺の興宗寺(福井市松本3丁目)が20日、又兵衛と父の荒木村重を研究した書籍『荒木村重は卑怯者ではなかった』60冊を県に贈呈した。」と掲載したことの情報提
皇居三の丸尚蔵館に行きました皇室所蔵ですから、毎度すばらしい作品が企画テーマごとに選りすぐって展示されます。今日は少し長めの昼休みの時間帯で参りましたが、、、なんだこの入場待ちの長い行列は❔❕と荷物検査でした。。。しかしインバウンド凄し❕思ったより時間を要し、貴重な時間の過ごし方に焦りがともかく入りました。入口では並河靖之がお迎えしてくれます。【七宝四季花鳥図花瓶】まず導くは岩佐又兵衛。【小栗判官絵巻・巻五下】続く間には上の写真にある【土田麦僊・作、罌粟】最奥には伊藤若
戦国武将荒木村重について改めてまとめてみました。村重という人物は非常に個性的で、小説やインターネット上では誇張されたイメージも少なくありません。しかし、信頼できる史料を紡いでいくと、新たな人物像が浮かび上がり、その人間関係や時代特有の事情が見えてきます。こうした気付きは、歴史勉強の醍醐味かもしれません。荒木村重研究会では、随時会員募集しています。記事最後に記載のアドレスにご連絡ください。村重像の再発見―信長視点からの脱却荒木村重についての史料は意外と少なく、残されているものの多くは
特別展「日本国宝展」岩佐又兵衛《洛中洛外図屏風》が展示、2025年4月26日から6月15日まで大阪・関西万博開催記念大阪市立美術館リニューアル記念として開催されている、特別展「日本国宝展」第1部(全6章構成)「ニッポンの国宝―美の歴史をたどる」の第1章「日本美術の巨匠たち」では、雪舟筆、狩野永徳筆、伊藤若冲をはじめ、長谷川等伯、荒木村重の実子岩佐又兵衛《洛中洛外図屏風》といった、日本美術の巨匠の作品が並びます。8番岩佐又兵衛会期:2025年4月26日〜6月15日会場:大阪市立美
竹本弘子著「荒木村重は卑怯者ではなかった」京都訪問の際に荒木茂先輩からお借りして読みました。著者は40年にわたり村重に関する史料を調べ、本人自筆の書状、村重宛書状(信長、秀吉、黒田官兵衛など)、茶会の記録等の一次史料を元にして村重の人間性を描いています。ご自分の足で史跡、隠遁の地、御子孫たちを訪ね歩き、カラー写真で紹介しています。この本は従来の荒木村重像を覆す貴重な労作だと思います。この本で初めて知ることが沢山ありました。以下列挙します。○信長が正倉院御物「蘭奢待(らんじゃたい)」を切
皇室の名宝と新潟展休日に新潟県立近代美術館に『皇室の名宝と新潟―皇居三の丸尚蔵館収蔵品でたどる日本の技と美』展をのぞいてきた。おめあては下記作品。・伊藤若冲『動植綵絵/老松鸚鵡図・雪中錦鶏図』国宝・曽我蕭白『群仙図屏風』重要文化財・豪信『天子摂関御影大臣巻』鎌倉~南北朝時代重要文化財・岩佐又兵衛『小栗判官絵巻』江戸時代辻惟雄:岩佐又兵衛(2008)文春新書特に、岩佐又兵衛の『小栗判官絵巻』は楽しみにしていたが、展示されたのは長大な全長324メートルの内の極々一
読者の皆様あけましておめでとうございます皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます本年もどうぞよろしくお願いいたします謹賀新年-YouTubeYouTubeでお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。youtu.be2025年元旦荒木村重研究会スタッフ一同参考荒木村重(1535年〜1586年)は、戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した武将で、摂津国を拠点
岩佐又兵衛「洛中洛外図屏風舟木本」デジタル上映会を行います。■12月22日(日)10:30、13:30、15:00◾️場所アイホール(伊丹市)■約400年前の京都の文化と生活の様子をスクリーンにて鑑賞各30人無料◾️お申し込み有岡歴史企画「洛中洛外図屏風舟木本」デジタル上映会受付(R6.12.22実施)上映は、①10:30から②13:30から③15:00からの全3回で、上映内容は同じです。各回定員30名で先着順となります。第一希望ではない時間帯に決定した場合は、
「誓願寺」(京都市中京区新京極桜之町)を訪問(山門側から見た)誓願寺誓願寺は、浄土宗西山深草派の総本山の寺院で街中(新京極通りの中央)にあり、本尊は阿弥陀如来です。清少納言・和泉式部・松の丸殿(豊臣秀吉の側室・京極竜子)などの女性達からの深い信仰や、(落語の祖)策伝上人(※1)・謡曲(※2)「誓願寺」(世阿弥作)により、「女人往生の寺」・「落語発祥の寺」・「芸道上達の寺」として知られています。誓願寺墓地には、(織田信長の重臣、加賀藩祖)前田利家の三女、摩阿(まあ)の墓などがあります。ま
本日から5回に分けて先月鑑賞をしてきた『村上隆もののけ京都』の報告記を投稿します。名古屋に負けず劣らず蒸しあつーーい京都でしたが友人に教えてもらって「行ってよかったー\(^^)/」のカラフルでブラボーな(古いけどピッタリな表現)展覧会でした。会期は2024.9.1まで。ご興味のある方は即速行動で夏休み中にお出かけになると満足感いっぱいの思い出になると思います!お時間のない方はこのブログをご覧になって展覧会の雰囲気だけでも
昨日、皇居三の丸尚蔵館を訪れ、「いきもの賞玩」展を鑑賞してきた。その1からの続きである。「綿花猫図」長澤蘆雪江戸時代(18世紀)絹本着色私としては、これは「真面目な蘆雪」猫ちゃんの描写が素晴らしいが、左側に描かれている草花も素敵である。「小栗判官絵巻巻14下」岩佐又兵衛江戸時代(17世紀)紙本着色このあたりの装飾が何とも美しい。料紙も素敵である。江戸初期の人形浄瑠璃をもとにした絵巻だそうだ。絵巻の物語にはビックリ
7月6日は、「本州の太平洋側と四国、九州はおおむね晴れる。猛暑日の所もあり、熱中症に注意。本州の日本海側と北海道は曇りや雨。」との予報。千葉(北西部)は「北東の風のち南東の風曇時々晴。」とのこと。「6日の最高気温の高い方から」は、高知江川崎37.8℃、高知本山37.6℃、徳島穴吹37.6℃、三重小俣37.4℃、高知中村37.3℃、・・・、千葉千葉33.9℃とのこと。(これまで「最高気温の低い方から」でしたが、「高い方から」に変更しました。)4
※有岡城跡に建てられた懐古園碑文と案内板・・・有岡城は廃城後、次第に忘れ去られ、寂れていく様を見かねた武内氏という資産家の妻と息子が荒木村重公の遺徳を称えるために、石碑を建てたそうです(自分も思いますが、なかなかできないし、すごい!)この石碑は、現在も伊丹駅前に建っています荒木村重公の墓4️⃣戦国武将の墓・供養塔シリーズ戦乱の時代は、おおまかに言うと応仁の乱(1467年応仁元年)から大坂の陣(1615年)までで3つのカテゴリに分類されると思いま
来ていただいて、ありがとうございます。今日の文字は2日の「日曜美術館」は「美を見つめて、美を届ける(1)奇想の系譜辻惟雄(つじのぶお)現在、美術展で大人気の伊藤若冲や曾我蕭白。彼らは一時、忘れられていた画家たちでした。そんな、彼らに光をあてたのが美術史家辻惟雄さん(92)の著者「奇想の系譜」辻さんは1932年に名古屋市に生まれる。父は産婦人科医で医者になるために東大に入るが美術に興味を持ち22歳で文学部美術史学科へ。大学院時代、指導教官に修士論文の
後期展。この美術館は大変に過ごしやすい。今回の企画展示も大変に良かった。遊女や芸者など大変に美しい浮世絵を楽しめた。浮世絵の別嬪さん―歌麿、北斎が描いた春画とともに|レポート|アイエム[インターネットミュージアム]浮世絵の別嬪さん―歌麿、北斎が描いた春画とともにの取材レポート。浮世絵の別嬪さん―歌麿、北斎が描いた春画とともにを実際の会場で取材し、写真と動画で紹介。行ったからこそ分かる浮世絵の別嬪さん―歌麿、北斎が描いた春画とともにの見どころとポイントを分かりやすくお伝えし
国宝洛中洛外図屏風船木本の紹介です。(らくちゅうらくがいずびょうぶふなきぼん)筆岩佐又兵衛(いわさまたべえ)、諱は勝以(かつもち)国宝指定2016年8月17日京都の市中とその周辺を描く洛中洛外図の1つで、滋賀の舟木家に伝来したため、「舟木本(ふなきぼん)」の名で親しまれています。六曲一双(ろっきょくいっそう)屏風各162.7×342.4cm江戸時代景観の情況から元和(げんな)初年ごろ(1614年から1616年)の作とされている。東京国立博物館所蔵基
東京国立博物館・平成館で開催中の『法然と極楽浄土』展。3時間ほど。その後、當麻寺の、国宝『綴織當麻曼陀羅』の『絵解き』を聴き。それが80分ほど。体力と気力を消耗。それでも、『出会い』を求めて。本館を、ぐるり、と。『伝岩佐又兵衛』の『故事人物屏風』。描かれている人物たち。その表情や、仕草。それが、リアルで、生き生きと。『個人蔵』とあるとですが。曾我蕭白『蝦蟇鉄拐図屏風(がまてっかいず)』。こちらは、右雙の鉄拐仙人。足の親指が反り返って。こちらが左雙の蝦蟇仙人。そし
2024年4月7日に辻惟雄「奇想の系譜又兵衛-国芳」を読了しました幽霊絵師火狂の流れで。奇想の絵師が好きで、本で取り上げている絵師の展覧会によく行くのに、本当にこういう本があったとは知りませんでした。岩佐又兵衛と言えば、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」でもちらりと話が出てきた、荒木村重の息子なんですよね。狩野山雪は、桃山画壇四巨匠の1人(他は狩野永徳、長谷川等伯、海北友松)。妙心寺天球院の障壁画や襖絵を見たと思いますが、泉涌寺で舎利殿に触れているのに「雲龍図」は出てこず。伊藤若冲はいっ
清明April本当に、春の歌。とろとろとうたたねしそうになってくる春の歌-メンデルスゾーン【ピアノ・名曲・クラシック音楽】「春の歌」は、フェリックス・メンデルスゾーンがピアノの独奏のために作曲集「無言歌集」の中の1曲です。全8巻、102曲ある「無言歌集」の第5巻に「春の歌」は登場します。「無言歌集」全曲の中でも最も有名なのが「春の歌」で、ピアノの技術的にも難易度が高いことで知られています。「無言歌集」のドイツ語の現代は「Lieder...youtu.beメンデルスゾーン昨
山中常盤牛若丸と常盤御前母と子の物語2005年4月23日公開岩佐又兵衛による絵巻物『山中常盤』を、浄瑠璃とナレーションを付けて構成した長篇ドキュメンタリー。あらすじ📜江戸初期に活躍した特異な絵師・岩佐又兵衛の作とされる、全12巻、全長150mにも及ぶ極彩色の絵巻物『山中常盤』。既に絶えた古浄瑠璃の曲を、文楽の鶴澤清治氏が新たに作曲し、絵巻に残された詞を乗せて現代に蘇らせる。源氏の御曹司・牛若丸は、15歳の春頃、驕る平家を征伐すべく鞍馬寺を抜け出すと、奥州・平泉の藤原秀衛の館に
北陸新幹線福井・敦賀開業記念「福井県立美術館名品展」「特集・源氏物語」福井県立美術館では3/16(土)〜4/14(日)まで岩佐又兵衛の作品が、3/16(土)〜3/29(金)までは5作品、3/30(土)~4/14(日)は3作品を追加した8作品が展示されるようです。北陸新幹線の福井から敦賀までの開業を記念し「福井県立美術館名品展」と「特集・源氏物語」が、福井県立美術館で開催されます。「特集・源氏物語」では、岩佐又兵衛勝以《和漢故事説話図浮舟》17世紀(江戸時代)など、
熱海MOA美術館へ行って来ました6年ぶりの訪問だなんて梅の時期に公開する尾形光琳(1658ー1716)名品展国宝「紅白梅図屏風」令和6年2月2日〜2月27日昨年、根津美術館の「燕子花図屏風」を見に行って、同じく光琳の代表作「紅白梅図屏風」も見たかったので嬉しい2023年5月7日のブログ→★熱海駅に9:15分に着いて、バスターミナル8番乗り場に行くと大行列!!9:25発は臨時バスが3、4台出てたと思うオンラインチケットは1,600円→1,400円です。Dポイントでもお支払