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前回の記事に関連して内田百閒の「山高帽子」という作品もご紹介します♪百閒と芥川龍之介が海軍機関学校の教官をしていた時代から芥川が自殺するまでを小説仕立てに描かれています。語り手となる❝青地❞が内田百閒自身で、青地の友人の❝野口❞が芥川です。青地は自分の精神状態に不安を覚えながらも、自虐や開き直りも強く、時には敢えて気の違った人のふりをすることもあります。周囲の人から変人扱いされているので益々神経過敏になっているのか、日常の風景を見ても不穏なものを感じているような描写があったり、広場恐怖症
『私の「漱石」と「龍之介」』内田百閒の随筆を集めた作品集です。前半は百閒が敬愛してやまない師・夏目漱石とのエピソードの数々、後半が友人であり同じ漱石門下生だった芥川龍之介のことを綴った随筆集です。百閒は芥川の自殺から2年後、芥川と自身とをモデルにしたような「山高帽子」という小説を執筆、その後も河童忌などに芥川との思い出を語る随筆をいくつも発表しており、それらが「私の『漱石』と『芥川』」に収録されています。中でも芥川龍之介の自殺を主として描いた「亀鳴くや」という随筆は、何度読んでも胸に迫りま
(前回記事)心の履歴(298)羊を数えても眠れない夜2021-12-23(2010/07/31著)https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12609363981.html(今回記事)心の履歴(299)霊魂との初めての遭遇2010/08/01著イメージした知人の顔を眼で見ようとする私の試みは、一瞬は見えるのですが、見続けることは出来ませんでした。消えてしまうのです。眼力が足りないのか、それとも眼のエネルギーが直ぐに枯渇してしま
こんばんは先日松山空港まで送迎に行って来ました空港にはマスク姿の方がちらほらコロナへの過敏な雰囲気はあまり感じませんでした松山空港到着が午後だったので行きは西条市の珈森さんへランチのチキンの赤ワイン煮込みを頂きましたこれが本当に美味しくてこのクオリティはフレンチだなぁとお昼から夕食を食べたようでお腹がいっぱいとても美味しかったので写真を撮らずに食べてしまったことを後悔しました💦なのでお店の写真
わたしは、ベッドに寝ながらガタガタと山をくだった両手を伸ばして手探りすると箱の中に閉じ込められているようだそして、、わたしは目を覚ます病院のベッドの上で。窓の外から覗いているのはだれ?と見返すと黒い山高帽子にチョビヒゲの黒い燕尾服の男だったこの男、いつだって、わたしを監視する感じの悪いいけ好かない男それから、わたしは鏡を見る右顔は自信に溢れ、笑ってるああ、でも、左が泣き顔内気そうにして、悲しんでいる思えば、左の私は捨てられた、わたし。そうだ、一本の
~~~ポーリーが「だって、私、トロンテおばさんと居ると、すてきな夢を見ているような楽しい気分になって、大笑いが出来る気がするのです。だから、お友達になってください。明日の、この時間に、この公園で、私は、トロンテおばさんが来てくれるまで、待っています。」と言いました。そしてポーリーは、大きく手を振りながら、嬉しそうに走り去って行ったので、トロンテは、ポーリーの後ろ姿を見送ると、先ほどの背の高い女の子を探しに行きました。すると川のそばで、またまた、別の女の子のカバンをひったくって、女の子
常設展にて開催されている【明治150年記念展】今回はこちらの展示から、『山高帽子』をご紹介いたします昨日ご紹介しました『パナマ帽子』と並んで展示中ですこちらは大津屋という洋品店で購入した帽子だそうですなめらかな質感で、色もとても素敵ですどのような被り心地であったのでしょうかoyama