毎年秋になるとリンゴ売りのトラックが前触れも無く突然やって来ました。家の前の道が広くなっていたのでトラックはいつもそこに止まって販売しましたが何時の頃からか三橋美智也の「リンゴ村から」をスピーカーで流すようになるとそれを聞いた近場のお母さん達が一気に集まって来てトラックの廻りは賑やかになりました。そのリンゴは小粒で、青く、硬く、酸っぱく、一個食べると満足して二個目に手を出すことはあまり無かったような気がします。そんな青く酸っぱいリンゴも年が経つにつれてだんだんと赤みのある甘い大粒のリンゴに変わり