私は時代劇好き・大河ドラマ好きであった母のつきあいで大河ドラマを見ていた。一番古い記憶にあるのは「勝海舟」(1974)だ。その後「風と雲と虹と」(1976)もお気に入りだったが、何と言っても最初にハマった大河ドラマは「黄金の日日」(1978)である。脚本家の三谷幸喜も「一番夢中になって見た大河ドラマ」として市川森一脚本の「黄金の日日」を挙げているが、さもありなんと深く頷いてしまう。とにかくストーリーは抜群、キャストも主人公・助左衛門に市川染五郎(現・松本白鵬)他、栗原小巻、緒方拳、高橋幸治、川谷