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山村聰さん山村聰(やまむらそう)の表記もある。本名:古賀寛定(こがひろさだ)別名義:山村聡作品により、山村聡のクレジット表記もある。1910年2月24日生まれ、2000年5月26日、満90歳没。奈良県山辺郡(現・天理市)出身の俳優、映画監督。第二次世界大戦後の日本映画を代表する名優のひとりで、小津安二郎監督作品への出演で知られる。国際的にも知名度が高く、1950年代以降は日本国外の映画にも出演した。生涯で出演した映画本数は195本に上る。昭和の
秋山(森雅之)のことが大嫌いだと勉(片山明彦)が道子(田中絹代)に言う。自分を愛していない人には何も言えないと道子。「妻としての役目が果たせない」自分が悪く、夫も気の毒だと彼女は言うのだ。*****散歩する道子と勉はいとこ同士というよりは恋人のようで、昔話を楽しむ。水源の恋ヶ窪まで来た二人。村の遊女が身を投げたと言い伝えられている池で、そういうのが本当の恋だろうと勉は道子に言う。そして、自分を心配してくれるのは従弟だからだけかと問う。以前の生活を続けているべきではないと思っただけだと道子。
東京が爆撃にさらされていた頃、武蔵野にある先祖代々の家で暮らす宮地信三郎(進藤英太郎)と妻の民子(平井岐代子)が娘、道子(田中絹代)らを案じているところへ、焼け出された道子と夫の秋山忠雄(森雅之)がやってくる。武士の血を引く道子と、農家出身で大学教授の忠雄。敷地内の別棟に住むのは大野富子(轟夕起子)と夫で道子の従兄、英治(山村聡)。彼らは二人を歓迎する。*****道子が配給品を持ち帰ってくる。自殺用の青酸カリだった。「連合軍はそんな野蛮な連中じゃないよ」と忠雄。信三郎と彼、そして道子が敷地内
帰宅してきた島村(山村聡)に、いち子の母(東山千栄子)が彼と須磨子(田中絹代)の関係を問い、叱責する。いち子(毛利菊枝)は坪内(東野英治郎)の妻(岸輝子)から、須磨子は生きていくために島村が必要になったと言っていると聞いたと話す。坪内から島村とのことを断念できなければ、退所してもらわねばならないと須磨子に通告する。訪れてきた島村には、学校でも噂になっているから舞台監督はしばらく休んだ方がよく、「あんな山出し娘に狂っちゃ、君の地位が泣きますわ」と言って笑う。茶屋遊びでもしたらどうかと坪内夫妻。
またもや、田中絹代である。そして、一場面ではあるが、新国劇を創設した「澤田正二郎」が登場する。「殺陣師段平」(昭和二十五年)や「人生とんぼ返り」(同三十年)で会った人。*****イプセンが始めた近代劇について島村抱月(山村聡)が講義する。「形式的な悲壮な道徳にとらわれて人生を律しさることはすべて偽りで、…人生は矛盾だらけな無残なところであるが、あらゆる虚偽を捨てて、悲鳴を上げつつ、またよろこびつつ生きていくときに初めて真に解放された生の歓喜が得られるべきです。よき芸術もまたそこに生まれる
今週日曜日にNHKのBSシネマでトラトラトラを観ました。日本海軍の真珠湾攻撃を描いた日米合作映画で英語名もTORA!TORA!TORA!です。そのまんまやん(笑)映画公開は1970年ですからもう半世紀以上も前の作品です。連合艦隊司令長官の山本五十六は山村聡が演じていました。山本は対米英戦争はそもそも反対、開戦止む無しとなればその劈頭に相手の海軍兵力を徹頭徹尾破壊して早期講和というシナリオを描いていました。奇想天外な作戦の立案にはそんな背景があったようです。第一次攻撃隊指揮官の淵田美津雄中佐は
先日、家にあった本を取り出して読んだのがノーベル文学賞受賞者である川端康成の山の音。特に川端康成の小説が好きでもない俺がこの本を取った理由が、好きになってしまった成瀬巳喜男監督が山の音を原作とする映画を撮っているのを観たかったから。原作を読んだ感想としては流石は川端康成と感心させられた。人間の内面や主人公の老いの悲しみ、そして情景が頭の中に浮かんでくる。さて、成瀬巳喜男監督がこの原作をいかに映画化をするのか増々楽しみになったのだが、その結果は如何に。
整理していたら、出てきた「スチール写真」「夢でありたい」1962大映作品「山本富士子」「田宮二郎」最初で最後の共演作品個人的には、この2人のコンビでもっと作品を製作してほしかったなぁ。「夢でありたい」からもう1枚この作品は、ずいぶん前(映画ノートによれば2012年に昔の映画を上映する映画館で鑑賞している)共演者を確認すると、「山村聡」「渡辺文雄」「高峰三枝子」「角梨枝子」「村田知栄子」「近江輝子」「江波杏子」印象に残っているのは、「渡辺文雄」「山本富士子」の夫役で暴君を演
痛快!河内山宗俊第4話倹約令が出されて、年に一度の祭りも出来なくなったが宗俊曰く「奴ら、本当は、人間でした。倹約令が出てから年に一度に楽しみにしていた祭りを止められたので、つくづく人間は嫌だ、と申しまして、ああいう風なタヌキになっちまったのであります。この中で贅沢三昧しているのはタヌキばかり。なので、今から行ってタヌキ退治をしてきます」そう言って退治しに行こうとすると水野忠邦は、それを制止し、「見事、企んだな。あのタヌキ共に申し伝えよ。祭りの当日は人間に
京都にいる父(笠智衆)を訪ねる満里子(高峰秀子)。父は「人がやるから自分もやると言うんじゃつまらないね。よく考えて、自分がいいと思ったらやるんだよ。自分を大事にするんだね」。うぐいすが鳴く。姉(田中絹代)と三村(山村聡)のことを案じる父。*****気に入った神戸まで来て宏(上原謙)と会う満里子。姉に好きだと言い出せなかった宏を「だらしがなかったのね」。昔のことだから忘れたと言う宏に、姉から言うのを待っていたのだろうと「そこが彼のいけないところである。…プロポーズする元気も、断る元気もないので
ドン・キホーテの台詞として節子のバーに飾ってある「Idrinkuponoccastion...」は、同じく小津安二郎作品の「淑女は何を忘れたか」に登場するバー「セルバンテス」にも見られるのだ。観光客の姿などない薬師寺に京都御所…。*****医学部教授の内田(斎藤達雄)が節子(田中絹代)に、友人でもある彼女の父、宗方忠親(笠智衆)の余命が長くて一年だろうと告げる。そしてこのことを宗方は知らず、節子の妹、満里子(高峰秀子)にも知らせない方がいいと言う。*****姉妹は父が部屋を借りて
信吾(山村聡)が菊子(原節子)に別居を提案するが、義父のいたわりを知る彼女はいっしょに暮らしたいと言う。「わたくし、お父さまのそば、離れたらどんなに心細いかわかりません。…別居させられるのはおそろしい気がします。とてもうちでひとりでじっと待ってられませんもの」。信吾は彼女を病院へ送っていったのだった。*****信吾が持ち帰った能面をながめていると、妻の保子(長岡輝子)は「どうも気味が悪い。人間の首みたいで」。疲れている菊子を気づかって女中を雇うことにしている義両親。そして保子は新聞に掲載
川端康成の小説が原作になっているが、その完成を待たずに制作された映画らしく、能面に大きな意味は与えられていない。*****老いが気になりだした尾形信吾(山村聡)は妻の保子(長岡輝子)、息子の修一(上原謙)、そして息子の嫁、菊子(原節子)と鎌倉で同居している。修一とは同じ会社で勤務しているが、息子の帰宅はいつも遅い。彼に女がいることは、父も秘書の谷崎英子(杉葉子)も知っていることだった。菊子には知られないようにしようと父は言うが、「もう知ってるかもしれませんよ」と修一。*****夫との関係
川端康成の小説を原作に映画化した成瀬巳喜男監督の「山の音」(1954年)をご紹介します。"SoundoftheMountain(1954)"Photobyjapanesefilmarchivesource:https://flic.kr/p/dp9cPD尾形信吾(山村聡)は初老の男。自宅のある鎌倉から東京に通勤しています。信吾は、妻・保子、息子・修一(上原謙)と義理の娘・菊子(原節子)と同居しています。修一には女がおり、実は菊子もそのことを知っています
★★★★95分東宝原作:川端康成の長編小説監督:成瀬巳喜男出演:原節子、上原謙、村山聡、長岡輝子、杉葉子、角梨枝子ノーベル賞作家の川端康成の代表作の一つ。終戦後まもなくのころ、鎌倉に住む父母、息子夫婦の4人が暮らす家族をめぐるドラマ。嫁いできた菊子(原節子)が、夫修一(上原謙)の浮気で悩み、それを知った父親信吾(村山聡)は、菊子を哀れみ、修一の浮気相手に会いに行く。そうした中で娘が夫と喧嘩して子供を連れて出戻ってきて、母親の保子(長岡輝子)も気が休
伊丹空港で太一郎(山本圭)を出迎えたけい子(加賀まりこ)は、京都への途上、憂鬱そうな彼に自分のことを考えてもらうにはどうしたらいいのかと、早速甘え始める。料理旅館でけい子に太一郎は、あすは二尊院へ行って三条西家の墓を見ると話す。その後は琵琶湖でモーターボート遊びがいいと彼女は言うが、太一郎は乗り気ではない。不安な表情でけい子の帰りを待っていた音子(八千草薫)。翌日のあさ、けい子は太一郎を案内すると言って出かける準備をするが、音子は大木とホテルに行っておきながら彼の息子と会える立場にはないだろ
大木(山村聡)を再訪するけい子(加賀まりこ)。文子(渡辺美佐子)も太一郎(山本圭)も留守だった。「先生お一人でよかった」。恋愛対象としての自分を題材にしてもらってもいいと言う彼女を、無償の犠牲が求められると大木が諫めるが、誰かの犠牲になるのが自分の生きがいかもしれないとけい子は答える。いまは音子(八千草薫)の犠牲になっているのではと大木が問うと、女同士では両方とも滅びてしまうかもしれないし、少しでも迷いがあると嫌なのだと彼女は言う。二人で外出するが雪になり、京都へ戻れなくなったけい子は大木とホ
原作は川端康成の小説だが、題名から想像するかもしれない純愛ものではない。これは同性愛と狂気の復讐劇。いや、ある意味、純愛か…。*****十二月二十九日、除夜の鐘を聞くために、そして上野音子(八千草薫)に会うために大木年雄(山村聡)は京都まで来る。ホテルの部屋からすぐに彼女に電話しようとするが、ためらう。化野念仏寺を訪れて「静かでいいですねえ」。音子が死産したときのこと、自殺未遂のことを思い出す大木。翌日になって音子に電話した彼は、いっしょに除夜の鐘を聞いて年を越したいと話す。音子は自分がホ
監督に呼び出された平太は手首を縛られて吊るし上げられ、工場長に棒で殴られて絶命してしまう。遺体は海に放り込まれるのだった。仲積み船が到着し、男たちはしばし作業を忘れた時間を過ごす。浅川(平田未喜三)は缶詰を輸出して国力発展のために尽力してくれと演説する。子が死んだことを知らせる手紙を受けた者あり、また子が生まれた知らせを受ける者もあり。長らく風呂にも入っていない男たち。きれいな風呂があることを知った倉田(森川信)に、豚は風呂に入る必要なしと浅川。不満を爆発させて風呂場を破壊しようとした倉田は
言うまでもなく、小林多喜二のプロレタリア小説が原作で、山村聡が監督なのだ。彼も出演しているが、この映画には主役という役柄がない。強いて言えば浅川役の平田未喜三なのかもしれない。新任の船医役の森雅之に出番も台詞はほとんどなし。残念ながら、「平太」や「宮口」少年、「島田」など、役者さんが不明の役もある。ここまでひどい会社はさすがにもう存在しないかもしれないが、「死ぬ気でやれ」などと言う上司はまだまだ見つかりそう…。*****世界に誇れるほどカニ漁が盛んだった昭和初年頃の春の函館。家族、恋人、娼
朝起きたらそれほど寒いという感じはありませんでしたが雨戸を開けると北風と降りしきる雨の風景でした。近くにあるキャベツ畑は最近の水不足で砂漠状態となり、現在は何も作っていませんが今回の雨ははたして恵みの雨となるのでしょうか?午後からはNHKのBSで映画“日本の一番長い日”を見ました。1967年の白黒映画で三船敏郎や山村聡が登場しました。故半藤一利の小説を映画化した作品ですが2015年にリメイクされています。2015年版では三船が演じた阿南陸軍大臣を役所広司が演じていました。映画を見終えたあと
「蟹工船」「蟹工船」全編1953年9月10日公開。山村聡主演・初監督の作品。芸術祭参加作品。原作:小林多喜二「蟹工船」製作:現代ぷろだくしょん監督・脚本:山村聡製作:山田典吾音楽監督:伊福部昭演奏:東京交響楽団キャスト:のんだくれの松木:山村聡娼婦:日高澄子新船医・谷口:森雅之(大映)箕面:河野秋武倉田:森川信監督・浅川:平田未喜三夏ちや:中原早苗踊り子:若原春江母親A:河原崎しづ江工場長・藤野:御橋公船長:山田巳之助倉
脚に接吻しようとするおじいちゃん(山村聡)を「始末の悪い不良だわね」と言って蹴とばす颯子(若尾文子)。膝から下なら一度だけ許すと言うが、条件を出す。それは、颯子がときどきいっしょに外出する旦那の甥の晴久(石井竜一)にこのシャワーを使わせること。仕方なく承諾する彼が脚にしゃぶりつこうとすると、「舌は使わないで。唇だけ」。ある午後、颯子がシャワーを浴びていると晴久が入ってくる。颯子はおとなしく待っていたおじいちゃんにシャワー中の舌を使った膝下接吻を許す。旦那は彼女が晴久と何をしていたのか気になっ
ずっと前に谷崎潤一郎の原作を読んだときに「仏足石」について調べたな。息子の嫁はんに狂ってしまった喜寿を迎えた男の話。映画は原作より登場人物が拡大されている。そして、映画でこの男の名前が出てくることはない。浄吉は筋書きに不要。「女は二度生まれる」でもそうやったけど、「Tora,Tora,Tora!」なんかの他の映画とかテレビドラマで見た山村聡の印象ががらりと変わってしまう。*****神経痛に悩む旦那様(山村聡)は自宅で佐々木(倉田マユミ)に看護されている。彼の左手はほぼ使えない。自宅は家
靖国神社の太鼓が聞こえる界隈。売春防止法の施行後の話である。小えん(若尾文子)は、建築士の筒井(山村聡)、板前の文夫(フランキー堺)、「パパさん」の矢島(山茶花究)、代議士の猪谷(上田吉二郎)と、男を次々と軽くあしらう芸者。近所で何度か顔を見たことがある学生(藤巻潤)に靖国の前で出くわし、いっしょに参詣する。しれっと「体がす~っと清められるみたい」と言う。遺族会でアルバイトをしているこの学生、牧純一郎を小えんは気に入っているらしい。密告があったらしく、待合「戸むら」と小えんがいる「新玉木」の
室生犀星の原作による。平山は達観したように物事を考えるが、この映画は見るのがつらい。「ウルトラQ」の佐原健二が端役で出演している。昭和二十二年。作家の平山平四郎(山村聡)は妻のりえ子(夏川静江)、娘の杏子(香川京子)、そして息子の平之助(太刀川洋一)と疎開先に残ったまま暮らしている。杏子は何人かと見合いをしたが、彼女が気に入るような人物はこれまで現れなかった。平山は杏子に、秀才ではなく、ぼんくらでもいいから食えるだけ稼ぐ生真面目な男、えらい男ではなく爽やかな男を見つけろと話す。おばがりえ子
母のまつ(杉村春子)と妹の光子(杉葉子)の顔を見て心が安らいだ三千代(原節子)。そして妹夫婦は仲がいい。訪れた職業安定所の前に並ぶ人の列を見て三千代が落胆していると、職を求めに来ていた夫の復員を待つ幼児連れの知人、けい子(中北千枝子)と出会う。帰ってこないとわかっていながら「たずね人」をラジオで聞いてしまっていたが、そのラジオも売ってしまったと言う。そして夫婦に違いない息の合ったチンドン屋が通る。家事から解放された三千代は東京で一夫(二本柳寛)に仕事を見つけてくれと頼み、一夫は三千代を箱根に誘
伝染病研究所。うさぎから血を絞り出して実験を行っているのは原田(芥川比呂志)。助手の浅井君子(近藤美恵子)にすっかり気に入られているが、原田ははっきりした態度をとらない。マリ(京マチ子)が木島(小沢栄太郎)を残して旅館を出ようとしたとき、入ってきたのはおきく(山本富士子)だった。マリはおきくが白沢(山村聡)に会いにきたのではと疑うが、おきくを待っていたのは原田だった。そしてマリは、木島が白沢が堂島デパート締め出しを決めろと電話で誰かに指示しているのを聞いてしまう。おきくが本当に愛しているのは
山本富士子の京都弁、最高やわ。なんやこう…聞いてて、ふらふら、くにゃくにゃしてしまうわ。相手に口をはさませへんしゃべりもよろしおすなあ。女給の入れ替わりが激しい銀座で女給周旋業を生業としている秀二(船越英二)が「リベラ」のマダム、ケイ(穂高のり子)に呼び出される。彼女はあいさつに来た店を開くことになったおきく(山本富士子)を警戒しているのだった。そこへ「フランソワ」のマダムで各界の名士を客にしているマリ(京マチ子)がやって来る。客扱いがうまいと評判で、ケイは妹分。マリはおきくには負けないと宣言
「にごりえ」七月。「菊乃井」の暖簾がかかる料理屋の売れっ子酌婦、お力(淡島千景)は雨の中やってきた男、源七(宮口精二)を見て店の奥へ入ってしまう。落ちぶれた源七はお力とかつては深い仲だった。そんな夜、お力がつかまえた客、結城(山村聡)は、やけに羽振りがいい正体不明の男。座敷が忙しい夜。店の裏口にやってきた源七がお力に話があると言う。しかし、お力がそのとき相手をしていたのは、結城だった。お秋(賀原夏子)が源七が来ていると知らせるが、お力は追い返すように言う。源七には妻子があったが、お力にのぼせ