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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6月16日(日)午後6時45分~【NHKBS】先人たちの底力知恵泉(ちえいず)選「平安時代女の闘い紫式部“こじらせ女子が自分らしく生きる極意”」ネガティブ思考ならではの周りに対する気遣いや観察眼。ラッキーではなくハッピーを目指す紫式部の生き方の知恵。【出演】石田衣良(小説家/直木賞受賞者)川村エミコ山本淳子(京都先端科学大学教授)【司会】新井秀
着物は着るのも見るのも好きなので、ドラマ「光る君へ」で目の保養をしています。それで俄然、古典に興味が出てきて、けれど原文を読み解く時間もないからこの本を完読しました↓感想文を書くには、今夜は早めに就寝する必要があるゆえ、一応「とってもお勧め!」の一言だけを添えておきます。アマゾンの「読み放題」に入っています。じゃあ、おやすみなさいませ
先日、山本淳子著『道長ものがたり「我が世の望月」とは何だったのか――』(朝日選書)のレヴューをAmazonに投稿しました。僕にしては、まずまず良く書けた書評となりましたので、より多くの方に読んでいただきたく、一部書き直して、転載します。道長と言えば、例の和歌が引用されて、栄華を極めた人物として語られてきました。しかし、日本史上最も有名なこの平安貴族が、どのような死を迎えたか、また、家族思いでもある道長の娘3人が、父親の晩年に相次いで亡くなっているという悲劇を御存知の人は
市立図書館ではかなりの順番待ちが予想されたのでダメ元で県立図書館を検索してみたら思いのほかすぐに借りることが出来ました。道長ものがたり「我が世の望月」とは何だったのか(朝日選書1039)Amazon(アマゾン)山本淳子さんによる道長の人となりの解説本。今の処、大河ドラマでは純粋な道長像で描かれていますが今後はこういう物の怪に怯える姿も見られるのかな?と楽しみ・・と言っちゃ気の毒かな?生まれた時から兄が二人もいるし権力欲などなかったクリーンな道長がダ
国文学者の山本淳子先生が大河ドラマの舞台裏を解説しています。この回の○○はドラマ上のフィクションなどとはっきり書いていたり、紫式部周辺の史実を押さえているので、ドラマによって生じる勘違いが多少なりとも修正されるかもしれません。たとえば(以前にも書きましたが)☆お清ちゃん(清少納言)と式部さん(紫式部)は、同じ一条天皇の時代の女房同士ですが出仕時期が違うのですれ違いだったとか、二人の気質の違いは、同じように父に育てられながら、その父の気質の違いが反映している、という比較。☆道長の幸ひ(強運
『道長ものがたり』山本淳子朝日新聞出版2023年初版『源氏物語の時代』『私が源氏物語を書いたわけ』『平安人の心で「源氏物語」を読む』『枕草子のたくらみ』に続いて、源氏物語の背景を語るのに欠かせない道長を中心に据えたのが本書です。『紫式部日記』寛弘5年(1008年)11月の条に、式部は夫を喪った(1001年)あとの心細い日々の慰めとなったのは、親しい人々仲間と文を通じて物語について語り合うことだと書いています。式部が請われて彰子サロンに出仕したのは、1005年か1006年の年末と
本題に入る前に、今読んでいる山本淳子著『道長ものがたり「我が世の望月」とは何だったのか』(2023年12月25日第一刷発行、朝日選書)で、今年のNHK大河ドラマ『光る君へ』に登場する道長の兄、道兼について、この書ではドラマと異なる側面を記しているので、そのことを触れておきたくなりました。ドラマでは、少年時代の道長「三郎」に乱暴を働いたり、「まひろ」の母を殺したり、花山天皇を騙して出家させたりするなど、残虐で狡猾な人物として散々に描かれていますが、この書を読むと、意外な一面をもっていたことが
2024年3月31日2023年度、最後の1日。1年は、あっという間でした。1月1日に、能登半島地震がありました。地震後、いろんなことを考えました。明るい気持ちには、なかなかなれない。でも、水が出た時、お風呂に入れるようになった時は、とてもうれしくて、明るい気持ちになれた。気持ちは、自分次第。こんな時、本に救われている。「紫式部ひとり語り」山本淳子このページを読んだ時に、泣いてしまった。現実が大変でつらくても、心は自由。「運をつかんで幸せになる強運習慣100」中園ミホ私を
近ごろはとんとご無沙汰の書評欄を眺めていたら、久しぶりに興味を惹かれる何冊かに出会いました。『道長ものがたり』山本淳子朝日新聞出版これは同じ著者の『源氏物語の時代』朝日選書2007年、『私が源氏物語を書いたわけ』角川学芸出版2011年、『平安人(へいあんびと)の心で「源氏物語」を読む』朝日選書2014年(刊行年はいずれも初版のもの)に続いて、道長を中心に書かれたものとのことです。これはさっそく本屋さんに行ってみなくちゃ『紫式部日記』をもとにした『私が源氏物語を書いたわけ』の
山本潤子さんの歌。なんて上手いのだろう。うらやましいと言うには、ちょっとレベルが違いすぎるけど、こんな歌の上手い人間に生まれたかった。
『大河ドラマ「光る君へ」』をより楽しむために『道長ものがたり「我が世の望月」とは何だったのか――(朝日選書)』を読みました。「幸ひ」をキーワードに摂関政治全盛を成した道長の行動、家族愛、貴族政治の最高到達点を極めるも「幸ひ」から生じた”心の鬼”に苦しみ続ける姿を追いかける1冊。道長ものがたり「我が世の望月」とは何だったのか――(朝日選書)Amazon道長ものがたり「我が世の望月」とは何だったのかー(朝日選書1039)[山本淳子]楽天レビュー2024
年が明けて2024年になって何か書こうと想ううちに、1ヶ月が過ぎてしまった。でも、今日は旧暦十二月二十四日、そして節分。昔なら...としのうちに春はきにけりひととせをこぞとやいはむことしとやいはむ在原元方・古今和歌集...まだ来てないけど...(へ皿へ)何を書こうとしていたんだっけっ!?個人的には昨年の一文字は「休」だったので今年は「養」にしようとか、「侍」ではなく「雅」にしようとか...そう云えば、今年の大河ドラマ始まりました。良いですヨネっ!平安の世の中は。戦乱
『平安人の心で「源氏物語」を読む』山本淳子著朝日新聞出版2014年刊こんばんは~先日から図書館で借りている本。2冊目、読み進めています。けどもう既に借りてから2週間近く。借りた5冊のうち、今日3冊返却してきました。1冊は読み終わった、先日記事にした『源氏物語が読みたくなる本』残り2冊はこちら↓いちばんおもしろそう、と期待していた新潮選書(左)は、歴史的背景はあまり扱われておらず好みでなかったので、読まずに返却⤵️よく考えたら、中村真一郎氏は小説家で、詩人で、
はい、こんにちは。メディアの力に踊らされついつい『源氏物語の時代_一条天皇と后たちのものがたり』山本淳子著を手に取り読ませていただきました。とっても面白かったです。……内容はぼんやりとしか覚えてませんけどね。でも、ぼんやりとながら一条天皇がこの「源氏物語の」時代の中心をなす人で所謂“良い”人だったって初めて知ったり紫式部や清少納言ってこの時代のこんな位置にいたんだとかイメージできたり一条天皇を取り巻く后、定子や彰子の生きざまを覗けたり、他実に様々の人たちの人生
『源氏物語が読みたくなる本』山本淳子編グラフ社2009年刊こんばんは~おととい記事に書いたこちらの本、やっと読み終わりました!ホントは昨日読むつもりでしたが、久しぶりに『森若さん(これは経費で落ちません)』を読みたくなって、そちらを読んでしまって遅れた💦(急いで読まなきゃいけないのに)文章量少ないのでサクサク読めました。おとといも書いた↓のですが。『『源氏物語が読みたくなる本』』『源氏物語が読みたくなる本』山本淳子編グラフ社2009年刊こんばんは~今日は先日紹
『源氏物語が読みたくなる本』山本淳子編グラフ社2009年刊こんばんは~今日は先日紹介した図書館で借りている本から『源氏物語を読みたくなる本』について書いてみます。お正月の「英雄たちの選択」に出演されていた山本淳子先生の本として以前の記事では紹介しましたが、山本先生の編で。たくさんの方が執筆に関わっておられる本でした。平成20年、2008年は、紫式部が宴席にやってきた公達から”若紫”と呼ばれたその日の年から1000年経った、記念すべき年だったそうで。「源氏物語千年紀」
白い最中のアイス第一食品の贅沢最中新潟県燕市ですがそこでも震度5あったそう変わらずに食べることができるのはありがたいです美味しさも増します゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。。☆図書館で絵本の読み聞かせが月末にあります‥正直もう一年経ったのかと驚愕です‥読み聞かせとはいえ常に絵本に触れてないと残念ながら感覚が離れてますもう調べる時間も気力もぜんぜん足りないので家にある絵本でのりきろうと思います゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,・:
英雄たちの選択「紫式部千年の孤独~源氏物語の真実~」2024.1.6放送BSプレミアムこんばんは~土曜に放送されていた「英雄たちの選択」のスペシャル、観ました!新しい大河ドラマの主人公である「紫式部」と「源氏物語」がテーマでしたね。ゲストは国文学者山本淳子さん作家高橋源一郎さん法律家山口真由さん翻訳家イザベラ・ディオニシオさん(イタリア出身)高橋さんの発言は相変わらずおもしろく、山口さんのぶっちゃけトークも楽しかった盛り上がる中、イザベラさんがかわいらし
2024年の本購入第2弾は、定番購入と1月7日から始まる『大河ドラマ「光る君へ」-NHK』に備えて読む本などです。歴史街道2024年2月号(特集1「紫式部と藤原道長」)歴史群像2024年2月号[雑誌]道長ものがたり「我が世の望月」とは何だったのか――(朝日選書)『歴史街道2024年2月号』タイトル通り、『大河ドラマ「光る君へ」-NHK』連動企画、1年前は『どうする家康』の脚本担当の古沢良太さんが家康をどういったキャラに設定したのかのインタビュー記事がありました。今
急用で行けなくなったお友達のピンチヒッターとして前知識ゼロで古典の日フォーラム2023に行ってきましたもう1ヶ月以上も前でしたわ場所は京都コンサートホール京都コンサートホール京都コンサートホールは、大ホールとアンサンブルホールムラタ(小ホール)の2つのホールを有する、京都最大級のコンサートホールであり京都市交響楽団の本拠です。www.kyotoconcerthall.org古典の日のwebサイトフォーラム古典の日公式ホームページ。私たちは、いま古典を学び、これをしっかりと心に
◆◆◆くじょうみやび日録第二期◆◆◆本日の<2冊ピックアップシリーズ>(?)は、平安女流文学・永遠のライバル的な2大巨星、清少納言の随筆・枕草子VS紫式部の小説・源氏物語をテーマにした、山本淳子さん著の朝日選書です!◆『枕草子のたくらみ』(選書957)清少納言はあえて中宮定子の明るい側面しか描かなかった――このことは体感されている方も多いかと思います。本書では、細かく歴史と照合されており、興味津々でした。以下は具体的な、個人的に面白かったところ
以前の投稿で、斎院についていくらか触れました。でも、内親王の歌人としての成長を考えると、この少女時代は極めて重要な時期ですので、重複を恐れずにまた述べることにします。式子内親王は、数え年で11歳の時、賀茂の斎院に、卜定(ぼくじょう)されています。卜定とは、候補となる未婚の皇女の中から、亀の甲羅を用いた占いにより、新たな斎王(伊勢の斎宮と賀茂の斎院を併せての名称)を選ぶことです。では、そもそも斎王(斎宮、斎院)とは?と疑問に思う方がほとんどかもしれません。現在はその制度はとうになくな
「誰も教えてくれなかった『源氏物語』本当の面白さ」(林真理子、山本淳子、著/小学館101新書)を読了しました。この本は、「源氏物語」について、小説家の林真理子さんと平安文化研究者の山本淳子さんが、その面白さを対談している本です。私は、一度だけですが、「源氏物語」を「原文」で、読んだことがあります。しかしながら、その時は、勢いで読んでしまったため、分かった内に入らない読み方をしていました。それで、いろいろと「源氏物語」についての本を読んでいこうとしているところです。この本も、その一環です。ま
本が好き!さんから、私の書評が図書新聞2023年3月4日号に採用されていますと通知と図書新聞をいただきました。図書新聞を書評掲載先日、嬉しい知らせがありました。以前から本が好き!さんで読み終わった本の感想などを書き、また献本を頂いたりしていました。山本淳子さんの書いた『古典モノ語り』を献本でいただき、書評を書いたところそれが図書新聞に掲載されていますとの通知と新聞をいただきました。こちらがその記事図書新聞2023年3月4日号です。図書新聞は1949年創業の硬派書評紙(ゴリ
秋田市のカフェメリッサで2月のメリッサ読書会が開催されました📖寒いけどホットな話題📚読書会に来たメンバーから「人から借りた傘が偶然竹製の傘で☂️近くに落ちた雷の側撃を拾って⚡️その傘が吹き飛ばされて傘が燃えた🔥」とゆー実話を聞いて金属製の傘だったら死んでいたらしーので💀なんとも運のいい人もいるもんだなとビックリしたし‼️ワタシのよーな交通事故に遭うよーななんとも運の悪いヤツもいるしでなんとも感慨深いハナシをSセンセーを待ちながらしていたら「国公立大の二次試験の日
何気なく読み過ごしてしまう牛車や扇などの”モノ”について、その意味や込められた思いが分かり、平安時代の作品をより楽しむことを可能にしてくれ、また『源氏物語』や『枕草子』が読みたくなる本が好き!で献本としていただいた本です。古典モノ語り<書籍データ>『古典モノ語り』著者:山本淳子発行所:笠間書院2023年1月5日初版第1刷発行定価:1,900円(税別)著者の山本淳子さんについて著者の山本淳子さんは、以前に『源氏物語』や『枕草子』を読むときにその
実は先日、警察ものの小説を読んでました。(昨晩、完読)こちらの感想は後日UPしたいと思います。で、現在、読んでいるのがこちらです。他の本も並行して読んでいますけどね(;^_^Aで、こちらは『源氏物語』や『枕草子』などを読むときに、これってどういうものなの?とか、牛車というけど乗り込んだ人たちに身分の差があった時にはどう座るの?なども説明されているものです。(いやぁ、新入社員の時のタクシーの乗る場所やエレベーターの立ち位置を研修したことを思い出しますねぇ)
先日、しれっと今年最後の手に入れた本です~とか書いてましたが、あはは、本日2冊、本を手に入れてしまいました。平安時代のものを紹介した著作『古典モノ語り』と永井路子さんの『歴史を騒がせた女たち』(一応、読んでまーす)から得た経験をもとに改めて書かれたという歴史エッセイ『歴史をこじらせた女たち』共に目次を見るだけでワクワク、ドキドキです『歴史をこじらせた女たち』での注目は持統天皇。女性の天皇は数あれどこの人はまさにサラブレッド!祖母・天皇、父・天皇、夫・天皇!そして
日本の代表文学である『源氏物語』五十四帖ある物語のあらすじの紹介しながら、当時の時世や天皇と后たちとの関係なども解説された良書です。『平安時代の心で「源氏物語」を読む』山本淳子著現在、私は光源氏の晩年に差し掛かった部分を読んでいます。『若紫上』ですね。古典を読むということと古典を学ぶということは全く違うことなのだなぁと改めて思いながら、こちらの著作を読ませていただいておりました。古文の授業といえば、活用形を学んだことが一番意識に残っていて、『源氏物語』
相変わらず雅を求めて、『源氏物語』関連の本を読んでます(本編を読みなさいなと誰かが心で囁いていますが😅)今は平安文学サロンといえば、この方と思っています。山本淳子さんの『平安人の心で「源氏物語」を読む』を読み始めていますそこで、あまりに有名な冒頭。「いずれの御時にか、女御、更衣、あまた候ひたまいけるなかに、いとやんごとなき際にはあらねど、すぐれてときめきたまふありけり」源氏物語を習ったのは高校生の時で、私と同年代の方だと大抵の方が枕草子と比べて『をかし』と『あわ