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森鷗外は、やっぱり凄い!この本を読んで改めて、畏敬の念を深めた。『宮内官僚森鷗外』(野口武則、角川新書)。サブタイトル:「『昭和』改元影の立役者」。出版社のPRはこう言う。〈「昭和」は完璧な元号だった〉「大正」は過去にベトナムで使用済みの「不調べ」の元号だった。明治天皇后には誤った追号が贈られてしまっていた……。歴史の重みを失った近代日本の綻びを正すため、鴎外が最後に挑んだのは元号制度の整備だった。それまで使われたことがなく、由緒正しい漢字を重ねた完璧な元号「昭和」は如
津山直一氏の「医学生森林太郎(鷗外)の外科学教科書への書き込みについて」をもとに、外科教師シュルツェの講義で使われたテキストに森林太郎が書き込んだ漢文を見て来た。その書き込みの総数60箇所の内、1/6ほどしか見れて居ないが、ポンペのオランダ語をそのまま直に漢文に翻訳していた司馬凌海とは、その主旨が明らかに異なって居た。従って森がドイツ語での講義中に、そのドイツ語を直に漢文に訳して書いて居たと語った、森の同期・緒方収次郎の記憶は必ずしも正確ではなかった。森はドイツ語の講義を漢文に翻訳して