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俳優・加瀬亮が纏い、作家・小野正嗣が論じるコムデギャルソン・オムドゥ──特集:この秋着たいのは新しいスーツ1987年に「日本の背広」をキャッチコピーにスーツブランドとしてスタートしたコムデギャルソン・オムドゥ。着る者の個性を引き出すスーツを、俳優・加瀬亮が昭和のモダニズム建築で静鎰に纏い、作家・小野正嗣がコムデギャルソン・オムドゥに見出す川久保玲の真髄を論じる。ByGQJapan2025年11月1日シンプルな中に光るこだわりの美学ジャケット¥111,10
小野正嗣さんの芥川賞受賞作(15年)である、「九年前の祈り」を読んだ。著者の出身地である大分県の、きわめて保守的な田舎の漁村を舞台にした物語である。主人公は安藤さなえ、カナダ人と結婚したが今は離婚し、ハーフの息子の希敏(ケビン)を連れて故郷の漁村の親元に帰っている。希敏はすぐにかんしゃくを起こす持病を持っていた。そんなある日親から、かつて一緒にカナダ旅行に行った、渡部ミツこと「ミッチャン姉(ねえ)」の息子が、重病で大病院に入院中だと聞かされる。今から九年前、日本ひいきのカナダ人が
単行本『踏み跡にたたずんで』小野正嗣(著)毎日新聞出版(出版)戦後80年、様々な場所で談話を聴く機会もあろうかと思います。ふと、思い出したのは・・・『踏み跡にたたずんで』の中の『掩体壕(えんたいごう)』と『赤い波』36の短編集で、この2つの物語は、戦争が関係しています。『掩体壕(えんたいごう)』は、戦闘機を敵機の攻撃から守る為の格納庫で、今も戦争遺構として、残されています。『赤い波』の赤色はヒトの血液。何十年
小野正嗣「空き家の妊婦」(『文學界』2025年8月号所収)を読みました。個人的には、題名と冒頭の文章の衝撃的なイメージがしをほぼ忘れかけていた頃、題名通りの場面に出食わしたので、正直なところ、その箇所を読んだ時はかなりの衝撃を受けました。そして、小川陸と母の真奈、祖母の美恵子の(ある意味)微妙な関係、近藤祐介や妻の絵里達の小川家に対する態度や眼差しに関してあれこれ考えながら読み進め、結末はやや甘くなるのかなと思いきや、あまり人と話さない中野譲が起こした行動が予期せぬ結末を招くと言うのは
カッサータアイスが人気なので甘夏カッサータアイスを投入しました〜自家製甘夏ピールを入れた夏限定アイスケーキです。昨日は濃厚チーズブリュレ5本!ってお客様がいらっしゃりラスト2本しか無く対応出来ず2本のみでご了承いただきました。今朝は自転車にも乗らず濃厚チーズブリュレを朝イチに仕込んで焼いて冷めたら急速冷凍庫へ!開店時には濃厚チーズブリュレが完成!!です。仕事の合間にさっさと朝食〜今週は、午前中より焼き菓子のお客様や皆様暑い中ご来店ありがとうござ
小野正嗣「九年前の祈り」(「文藝春秋」2015年03月号)小野正嗣「九年前の祈り」は第百五十二回芥川賞受賞作。420ページ(「文藝春秋」03月号のページ)まで読んできて、小野が書きたいのは「詩」なのかと思った。ある瞬間に人間の本質のようなものが人間から分離して、いままでとは違った人間に見えてくる--その瞬間を描きたいのか、と思った。窓を背にしたみっちゃん姉のすぐ後ろに悲しみが立っていた。それはみっちゃん姉のそばにずっといたのだけれど、日の光の下では見えなかったのだ。悲しみはいま薄暗が
こころの時代シリーズ「ヴィクトール・フランクル」何となく見ていたんですが、今回が最終回でした。ヴィクトール・フランクルそれでも人生には意味がある(6)人生の中の出逢(あ)い-こころの時代〜宗教・人生〜「どんな苦悩の中にあっても生きることには意味がある」。ナチス・ドイツの強制収容所を生き延びた精神科医ヴィクトール・フランクルの人生と思想に迫るシリーズ、最終回。フランクルが1950年に著した『苦悩する人間』。戦後、強制収容所で家族を奪われた悲しみを抱き続けたフラン
私がフォローしているブロガーさんのなかには困難や苦しみを抱えていらっしゃるかたが多いのです。私が今回フランクルの”コペルニクス的転回”を知ってその視点からそのかた達の人生への向き合い方みると、みなさん”コペルニクス的転回”を果たされているなあと思うわけです。ブログにつづる行為自体、そういう側面があると思うのです。※ちなみにフランクルの”コペルニクス的転回”とは「人生が自分に何をしてくれるかではなく、自分が人生のために何ができるかを考えよ」ということなのですが、これは具体的にど
図書館で借りて月に5、6冊本を読んでいます「このミステリーがすごい」などから選んで図書館で探して読んでいるのですが最近は読み尽くした感もあり(図書館に置いてなかったり)直木賞作品や作家の著作を借りたりもしていますで一番最近読んだ本が馳星周さんの「少年と犬」です直木賞作品です馳星周さんの作品を読むのは初めてでした元レスラー?石川県知事?とか思っていたらそれは馳浩さんでした読んだ感想として詳しくは書きませんが犬好きでなくても感動するのではないか
NHKのこころの時代という番組で芥川賞を受賞した九年前の祈りという作品の作者小野正嗣氏について取り上げられていました。ご本人は日本の最高峰大学東大を出て大学院まで学びフランスに留学…優秀な方かたやお兄さまは生まれつき運動も勉強も苦手不器用さによって周囲から蔑まれるそんな姿を見ながら育ちそこから生まれた九年前の祈りという作品だったことを知りました。ご家族は田舎でご近所さんととても良い関係作りをしておられるそんな様子を見ながら張り合わないって暖
デザイン史に輝く名作椅子、倉俣史朗「ミス・ブランチ」はどう生み出されたのか。倉俣夫人美恵子さんが、倉俣の思いや、秘められた「家族の物語」など、創造の秘密を語る。ミス・ブランチと対面する小野正嗣さんクラマタデザイン事務所を訪ねて娘が座るミス・ブランチクラマタデザイン事務所での対談【出演】倉俣美恵子,安藤忠雄,田根剛,吉岡徳仁,五十嵐久枝,近藤康夫,沖健次,小野正嗣,【語り】柴田祐規子[Eテレ]2023年12月
仕事です…終わってから、本厚木駅前のネイルサロンへ…リピートのサロン☆仕事帰りに寄れて便利です♪その後、一番街のスターバックス☆半年も訪れなかったのに!お久しぶりじゃないですか⁈シナモン掛けますか?って…オーダーも覚えていてくださって…嬉しすぎます😭TOKYロースト🫘また来ます❣️日曜美術館、欠かさず観ています…同僚からお土産頂きました♪軍港巡り、して来たそう!ムスコが泣いて喜びます😍バースデーの主人に細やかな贈り物…私の好みですが☆
小野正嗣「宇宙塵」(『群像』2023年10月号所収)を読みました。まず、お洒落な格好をして十数年ぶりにあっても見た目が変わらない(けれど認知症が進んでいる)水野教授が冒頭から登場し、若干不穏な空気が流れているなと思いました。ですが、主人公の安田周作がかつて話をした事があり知らない訳では無いかつて大学に留学していたアレックスについて登場人物達の口から語られるようになると雰囲気が穏やかになったようでややホッとしました。そして、タイトル(宇宙からやって来る微細な塵…。)や未来は必ずやって
日曜美術館9月10日(日)午前9時~【Eテレ】【再放送】9月17日(日)午後8時~“実物大”で迫る!レンブラント「夜警」オランダ・アムステルダム国立美術館が誇る西洋美術の最高峰、レンブラントの「夜警」。決して国外に出ることのない貴重な名画を8Kで撮影することが特別に許された。【出演】野口哲哉熊澤弘(東京藝術大学大学美術館准教授)【司会】小野正嗣、柴田祐規子日曜美術館「日曜美術館」は、今年で45年目。古今東西の“美”は、時代ごとに新
日曜美術館7月23日(日)午前9時~【Eテレ】【再放送】7月30日(日)午後8時~永遠なるサグラダ・ファミリア〜“神の建築家”アントニ・ガウディ〜“神の建築家”と言われたアントニ・ガウディが生涯を捧げたサグラダ・ファミリア。東京で開催中の展覧会をめぐり、ガウディの建築思想と“未完の世界遺産”の魅力に迫る。【出演】常盤貴子、鳥居徳敏【司会】小野正嗣、柴田祐規子日曜美術館「日曜美術館」は、今年で45年目。古今東西の“美”は、時代ごとに新たな意味
今日の練習会に行く前に、観ていたTV番組“美の壺"は、「蝶の美」の話し。幼き頃、蝶が大好きで、昆虫採集に勤しんでいた身としては、興味津々😊色んな角度から、蝶の美しさを紐解く内容。蝶が、工芸品のモチーフにもよく使われるのは、日本ならではだという。練習会から帰って、お昼を食べた後Eテレでやっていた「心の時代」が作家である小野正嗣氏の話しであった。能力も働く環境も真逆で、最期まで故郷の田舎で生きた兄を愛おしみ、故郷の「浦」という小さな町に久しぶりに帰省するという内容。練習会
100分de名著「燃えあがる緑の木大江健三郎」大江健三郎さんが亡くなられました。残念です。大江さんの作品の前期はほとんど読みました。後期になってからは反対に読んでません。そんな中で、前々から読もうかなと思っていたのが「燃え上がる緑の木」大江さんの作品は結構難しいので、読む前に100分de名著で準備しようかなと思いました。この100分de名著は読み易いですが、大江さんの作品故か、小野正嗣さんの解説も難しいですね。でも、読む視点は見えてきました。本が手に入ったら読んでいこうかなと思いま
朝日文庫『にぎやかな湾に背負われた船』小野正嗣(著)朝日新聞出版(出版)とある海辺の集落「浦」を舞台に教師と恋に落ちた少女、奇妙な昔語りにふける四人組の老人などが紡ぎ出す、半世紀あまりの物語。記憶と現在を巡っていると・・・物語が出来上がるものです。そして、奇妙なエピソードや浮かんで来る情景。小野正嗣先生の水に関する描写が好きです。何だか、時間がゆっくりと流れているようでとても心地良いです。ゆっくりと読み
日曜美術館5月8日(日)午前9時~【Eテレ】【再放送】5月15日(日)午後8時~まなざしのヒントメトロポリタン美術館展美の殿堂、メトロポリタン美術館の名品が来日!でも描かれるのはキリスト教や神話などなじみのない世界。難しいって思うこと、ありません?楽しむヒント教える特別授業!【出演】三浦篤(東京大学教授)荒木飛呂彦篠原ともえ、鈴木福【司会】小野正嗣、柴田祐規子日曜美術館「日曜美術館」は、今年で45年目。古今東西の“美”は
どこかに存在する辛くて、でも光る瞬間。35歳のさなえは、幼い息子希敏を連れて一人故郷へと帰ってくる。心を閉じやすい息子に翻弄されながらある人の言葉がさなえの脳裏に浮かび…九年前の祈り(講談社文庫)Amazon(アマゾン)726円4編のうっすらとつながりを感じさせる短編集。辺鄙な海辺の街並みの中で平凡な中それぞれ辛かったりやるせなかったり誰にでもありそうな人生の痛み。主人公の幻覚かと思うような不思議な空間と頻繁な回想を交え淡々としながら、リアルな心の痛みが刺さって
読み終わらなかったけど予約者が沢山いるので返却します。今年借りて読んでまた読みたい本は1月は獅子渡り鼻小野正嗣2月は2021年発行の上野千鶴子さんの本。3月は庭仕事の真髄日曜日には追加で中学の数学の本も借りて。(目を通す必要が出来て)それも返却します。3月11日(金)暖かい春の午後です。
この本は,NHKのラジオ番組「こころをよむ」のテキストが元になっています。紹介されている本は以下のものです。W.G.ゼーバルト「移民たち」イーユン・リー「千年の祈り」アキール・シャルマ「ファミリー・ライフ」小川洋子「ことり」ハン・ガン「菜食主義者」J.M.クッツェー「マイケル・K」カズオ・イシグロ「浮世の画家」多和田葉子「雪の練習生」村上春樹「職業としての小説家」マリー・ンディアイ「三人の逞しい女」マリリン・ロビンソン「ハウス・キーピング」レイラ・スリマニ「ヌヌ完璧な
日曜美術館2月27日(日)午前9時~【Eテレ】【再放送】3月6日(日)午後8時~大阪中之島美術館~蒐(しゅう)集もまた創作なり~今月2日、大阪に新たな美術館が誕生した。大阪中之島美術館、19世紀後半から現代まで数々の名作や近現代デザインなどを堪能することができる。【出演】菅谷富夫(大阪中之島美術館館長)【司会】小野正嗣、柴田祐規子日曜美術館「日曜美術館」は、今年で45年目。古今東西の“美”は、時代ごとに新たな意味を持って立
Muséed'Orsay日曜美術館【Eテレ】2月13日(日)午前9時~【再放送】2月20日(日)午後8時~オルセー美術館II月の肌触り「月」に導かれて、閉館後の誰もいない館内をめぐり、豊穣な闇の表現を堪能する。【音楽】中島ノブユキ【司会】小野正嗣、柴田祐規子日曜美術館「日曜美術館」は、今年で45年目。古今東西の“美”は、時代ごとに新たな意味を持って立ち上がってくる!そんな“美と時代の出会い”をお届け。司会は作家・小野正嗣
Muséed'Orsay日曜美術館【Eテレ】2月6日(日)午前9時~【再放送】2月13日(日)午後8時~オルセー美術館I太陽の手触りガラス天井越しに光が満ちる館内を「太陽」をキーワードにめぐる。【音楽】中島ノブユキ【司会】小野正嗣、柴田祐規子日曜美術館「日曜美術館」は、今年で45年目。古今東西の“美”は、時代ごとに新たな意味を持って立ち上がってくる!そんな“美と時代の出会い”をお届け。司会は作家・小野正嗣さん。深くて、時に難しい
講談社文庫『獅子渡り鼻』小野正嗣(著)講談社(出版)小さな入り江と低い山並みに挟まれた土地に十歳の尊(タケル)は、連れて来られた。言葉が話せず、身体も動かせない兄と尊を都会の狭い部屋に残していなくなった母があれほど嫌っていた田舎。心の闇、不安から霊的なものに慈しまれ、癒やされて行く様が、尊を通して、語られています。読んでいて、感じるのは・・・人が生きるのにこんなにもせせこましく、息苦しい世界していては
本を沢山読む人でない私だからの言葉なんでしょうけどこの本は読まないという選択も裏を返せば自分の『好き』を明らかにする。そして、そういうその人が手にする本にはその人の『好き』や『趣味』が表れる。(隠してもダメよー。)10月大きな人が読んでた本。私はこちら。私の方は初めて手に取る本、では無いところが、私らしい。とはいえ久しぶりに読んだ2冊。でも内容は実はあまり覚えてなく
図書館で借りた2冊。作品はもちろんセツさんの呟きが良かった『90歳セツの新聞ちぎり絵』木村セツお孫さんの言葉はこの本の存在を知ったネットニュースで既に読んでいたけど、娘さんの言葉も合わせて読めたからセツさんの人生がもう少し見えた。新聞紙に刷られた写真の質感や色合いは私も好きでそういう部分
9月。図書館のサイトのマイページ。長く「お気に入り」ページに保存したままだった本を借りて読みました。初めまして、の小野正嗣さんの本。日曜美術館、や100分de名著、でのお話を聞いていて、その謙虚な語り口や、姿勢に、時に鋭い視線に、この人の紡ぐ物語を読んでみたい、と。(また余談。100分で名著、で伊集院光さんが、か弱い
余談だけどヨガに通うのを辞めた時に森に帰って行った。と、私、言われたらしく。それはこの部屋に来た事のある人だからこその言葉で、でも実際には住んでいません、森には。(もちろん。)窓からの景色に下町としては不思議なくらい緑が広がっている事がここに住む決め手だった事、とか、緑をその瑞々しさからは不釣り合いに思える