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3-25『モノ』小野寺史宣著東京モノレールが舞台。説明が長い。東京に住んでいて、東京モノレールに乗ったことがある人には共感できる説明も、そうじゃない人には、想像できる範囲の説明を超えていて、飽きる。悪い人が出てこない小説で、以前は、登場人物の微妙な心の在りようみたいなのが、表現方法として、絶妙に書かれているところが好きだったけど、そういったのが、最近の作品には少なくなっているように感じる。作品の中で、ホットプレートを買ったので、女友達を、焼きそばに誘う場面がある。
石村圭斗は小学生の頃に母親から子育てを放棄され、小学六年の時に東京から祖父母の長野の家に預けられる母親は中学生の時に病気になり亡くなる。長野で教師になるが退職してから東京に戻り、警備員になって三年。警備中に、ネグレクトされている置き引きをする小学生の女の子に出会う。この女の子から、自分が小学生の時に発していた臭いと似ている気がして、どうしても放って置けなくなり、行動に移す。最初は女の子にハンバーグを奢ったり、家の前まで来ていたので、何か疑われることをしてしまうんじゃないかとハラハラ
「家族のシナリオ」小野寺史宣この著者の作品は主人公がいつも優しい印象がある高校1年生だけど荒ぶることなく相手の気持ちを慮ったり受け止めたり一見複雑な家庭環境の様だけど色々な愛情のカタチを見せてくれるこうあるべきなんてなくてほかの選択肢もあることを気づかせてくれる子どもは親が思うほど幼くはなくてずっと敏感に感じていてずっと深く理解しているんだなと思う訳ありそうに見えてサイコーな家族だなって思えた読了感だった📘巻末の解説を文教堂書店の書店員さんが書いているの
ブログ書くのかなりお久しぶりです。何年ぶり…?今見たけど、一応2年はたってないらしいです(笑)私の周りの、色々がだいぶ変わりましたが、私事はとりあえずおいといて、あらすじ〜内容も結構触れてますので、知りたくないよって方はスルーしてくださいまし。ーーーーミニシアターで、末永静男という映画監督の映画が上映されます。末永監督は、2年前に亡くなっていて、2年も経ってからの追悼上映。無名ではないけれど、爆発的なヒット作を出したわけではなく、映画に詳しい人なら知っていたり、作品のファンがいた
忙しい夫に替わりキッチンに立つ機会が増えたが、相変わらず手順が悪い調理途中に、何度も冷蔵庫を開け閉めしてるその挙句、そのメニューにとって欠かせない肝心のモノがないことに気付いて、「あー」っと大声を出してしまったそれに反応して、ダイニングテーブルで仕事をしていた夫が飛んできた「何があったどうした」あんまり驚いた表情をしていたので、「肝心な○○を買うのを忘れていた」と伝えると、一呼吸おいて、「びっくりした声を出すな何事かと思ったわ」と、きつく注意を受けた料理下手な私は、食材
「ミニシアターの六人」小野寺史宣映画館といえば、ウチの近所に建設中のショッピングモール来春にはオープン予定らしいのだがその規模からしてきっと映画館が入っているはずと、期待している♪物語の舞台は銀座のミニシアター二年前に亡くなった監督の追悼上映観客は六人六人それぞれのストーリーと最後に訪れる神の采配とでも言うかの様な奇跡✨思わずホロリとしてしまった一冊📘来春が楽しみすぎる🎦💕
こんばんは今日は舞台『軽井沢殺人事件』小屋入りでオフの日12月に公演する舞台『ひと』の顔合わせ本読み初日でした✨軽井沢殺人事件の千秋楽の次の日から遅れての立ち稽古参加になります。それまでに台本もしっかり読み込んでおきたいです。今日の本読みで、感じが掴めたのでチャレンジしたいことも浮かんだかなぁ。。原作がとても素敵で人の優しさやあったかさを感じる作品です。キャストスタッフさんと一緒に2024年を締めくくれる温かい作品にしたい。東京公演*三越劇場12月3日〜8日大阪
最近は、集中力や根気がなくなって、読みたい本がなかなか読み進められません。歳のせいでしょうか…ではでは、早速ですが『書いてはいけない日本経済堕落の真相』森永卓郎著YouTubeで森永さん親子の番組を見て、興味をもったので買いました。①ジャニーズの性加害②財務省のカルト的財政緊縮主義③日本航空123便の墜落事件この3つについて書かれています。①は、他でも見るような内容でした。やっぱりそうなのねって感じです。②は、知識の乏しい私には少し難しかったですが、財務省には誰も逆らえ
子ども食堂の一日を描いた小説。運営する人、ボランティアをする人、ご飯を食べに来る小学生、その小学生の親、子ども食堂にご飯を食べにくる老人、場所を貸してくれる人らが、時間を刻んで話す。なるほど、この食堂は食べてる人に盛んにおいしい?と聞く。答える小学生たちは決まって美味しいという。みんな、大人は美味しいというと喜んでくれるのを知ってるからとの記述がちょいちょいでてくる。ふふ。わかる。食堂やレストランでは絶対聞かないよな。おいしい?って。いいとこ、スナックでママさんが煮物とかつくってお客さんに振る舞
皆さんこんばんは。恒例の夜中の本紹介。「とにもかくにもごはん」小野寺史宣エエ話が持ち味の小野寺ワールド。さて今作はどうでしょうか?物語の舞台は子ども食堂。その店を運営するのは、亡き夫の想いをついで奮闘する主婦の女性。スタッフは、夫とうまくいかない近所の主婦や、就活のアピール目的の大学生。そこに集う、様々な理由がある子供たちや、近所にすむ老人達。各々の人生を描く連作短編集です。何時も通りエエ話でも面白かった!やっぱご飯は色んな意味で食は生
単行本『食っちゃ寝て書いて』小野寺史宣(著)角川書店(出版)「食う」「寝る」と、もうひとつ大切なこと。年齢的にも仕事的にも後がない作家の横尾成吾。書くことを何よりも優先して生きてきたが、友人・弓子の思わぬ告白もあり、今後の自分の身の振り方を考えはじめる。一方、横尾の担当編集・井草菜種は、これまでヒット作を出したことがなく、焦燥感が募るばかりです。やがて菜種は、自身同様に停滞中の横尾と本気で向き合い始める――。月毎に
タクジョ!みんなのみち小野寺史宣実業之日本社タクジョ!みんなのみちAmazon(アマゾン)運転手とお客さん。タクシーの車内で響き合う、一期一会の心もよう……人生の機微を紡ぐ名手が贈る味わい深い人間ドラマ。新人女性タクシー運転手の物語『タクジョ!』待望の続編![主な登場人物]●東央タクシー東雲営業所の仲間たち高間夏子(26)女性客が安心して乗れるよう、自分が運転手になると決め、四年目を迎える。姫野民哉(28)イケメンでお調子者。航空会社の仕事が肌に合わず転職。ド
2023年8月5日(sat)私が勝手に「隠れ家」と呼んでいる坂北荘でサウナに入っている(写真)。どちらかというと高齢の方が多いこの日帰り温泉施設では元々サウナに入る人は少ないので狭いが、特に暑い夏場は空いていて、水風呂との混合浴を独占して愉しむ。風呂上がりに読んでいるのは小野寺史宜著「ひと」。小野寺氏の作品は、今まで読んだどの作品も優しい気持ちにさせてくれる。世の中そんなに甘くないと思うものの、読んでいる最中は心の温かさをも維持できる。(写真/坂北荘の食堂は珍しく賑わっている)
奇跡集小野寺史宣集英社2022年5月奇跡集Amazon(アマゾン)同じ電車の同じ車両に、たまたま乗り合わせた見しらぬ男女たちがつなぐ、幸せのふしぎスイッチ。小さいけれど確かに人生を左右する(かもしれない)7つのミラクルを描く、連作短編小説!同じ快速電車に乗り合わせた人たちの出来事。気分が悪くなった人が降りてから、一駅先から、引き返してまで様子を見に戻る。痴漢のことで、もめていた時、その時の見た事実を伝えに行く。他人のことは知らん顔する人が多い中、ちょっぴり勇気のいるその
いえ小野寺史宣祥伝社2022年2月いえAmazon(アマゾン)455〜3,960円友がいて職場があって、ひとが築く、まち。その中に暮らす我が家。近くて遠い、家族。社会人三年めの三上傑には、大学生の妹、若緒がいた。仲は特に良くも悪くもなく、普通。しかし最近、傑は妹のことばかり気にかけている。傑の友だちであり若緒の恋人でもある城山大河が、ドライブデート中に事故を起こしたのだ。後遺症で、若緒は左足を引きずるようになってしまった。以来、家族ぐるみの付き合いだった大河を巡って
まち小野寺史宣祥伝社2018年11月まち(祥伝社文庫お25-4)(祥伝社文庫お25-4)Amazon(アマゾン)283〜4,605円尾瀬ヶ原が広がる群馬県利根郡片品村で歩荷をしていた祖父に育てられた江藤瞬一。高校卒業とともに上京し、引越の日雇いバイトをしながら荒川沿いのアパートに住んで四年になる。かつて故郷で宿屋を営んでいた両親は小学三年生のときに火事で亡くなった。二人の死は、自分のせいではないかという思いがずっと消えずにいる……。『ひと』から広がる新たな傑作!江藤瞬
今日はリクエストしていた本が三冊も来ていた~いつしたか🤔忘れるぐらい前にリクエストした町田そのこ「星を掬う」一週間前原田マハ「スイート・ホーム」小野寺史宣「まち」料理本2冊~時代小説2冊~
「ひと」小野寺史宣本屋大賞から生まれたベストセラー!という本屋のポップに惹かれ購読。高2で父、大学二年に母を亡くし過酷な環境に置かれた若者がひょんなことから不思議な縁が生まれていく。二十歳そこらで両親が亡くなり天涯孤独となった、優しく人が良過ぎるくらいの性格の若者。特に何が起こるわけでもないありきたりで普通の生活の中今までは他人優先で生きてきたがどうしても譲れないあることに気づく。
東京の大学に通う柏木聖輔は突然の電話で母の急死を知る。すでに父親を交通事故で亡くし、親戚らしい親戚はおらず天涯孤独になってしまう。大学を中退し、今後の展望が見出せず所持金55円しかない空腹の聖輔は吸い寄せられるように砂町銀座商店街にある惣菜屋の前に着く。50円のコロッケが目に入るが横からやってきたおばさんに買われてしまう。惣菜屋のおじさんはメンチカツをすすめるが所持金がないことを知ると50円でいいとメンチカツ
ライフ(ポプラ文庫お12-10)Amazon(アマゾン)145〜4,500円小野寺史宣さんの小説は、これまで「近いはずの人」、「ひと」を読みました。「ひと」の印象がとても良かったので、今回は似たようなストーリーと思われる「ライフ」を読むことにしました。高校時代に父を亡くし、母は再婚して別の家庭にいる井川幹太は、やりたいことも見つからぬまま二十七歳になっていた。勤めていた会社を辞め、コンビニでアルバイトをしながら荒川沿いのアパートで暮らす静かな日々。だがある日、上の
なんなんだこの読後感久しぶりに爽やか過ぎて嬉しくなった正直何度もお金をたかられるシーンなどヒリヒリして緊張感が漂ったもの色んな人に支えられて人は成り立つでもきっと主人公、聖輔の人となりからくるものなんだろうね3年半で一気に天涯孤独となっても所持金が少なくてもコロッケをおばあさんに譲りお部屋を元バンド仲間に貸したりベースを職場の人の息子さんにあげたりそんな優しさお人好しさがいつのまにか周りを味方にしてくれて
シナリオライターを目指す小倉直丈は、会社を辞め渾身の作品を書き上げるも公募に落選。彼女にも振られ、二階の住人の足音に悩まされ、やけ気味にヘルスに行くと、20年ぶりに小学校の同級生で憧れの牧田梨紗と遭遇。そしてプロ野球選手で直丈と同級生の高見頼也から取る前電話が入り妻の尾行を依頼される...とまぁ次から次へと新たな展開へと発展していく。刑事ものを読んでからだと、こののんびり感にギャップがあるのだが、意外
『タクジョ!』小野寺史宣23歳、新卒でタクシー運転手になった夏子のお話。一気読みでした共感できる部分が多かったからかもしれません。日常の出来事が描かれていましたが、新鮮でもありました。普段ほとんどタクシーには乗らないけれど、一度だけ運転手が女性だったことがあります。が、マダムでしたのでそのときはあまり何とも思わず…23歳の女子だったら「あら」と思うことでしょう。タクシー運転手の勤務体系は考えたことがなかったので、隔日ということを知り(全員ではないけれど)感慨深かったで
ふ~ちゃんが、我が家に1泊して、娘はK君とふたりの夜。娘は、本を1冊読み終えたって。もともと、読書好きの娘だったけど、今はそんな時間は皆無。読書の時間を与えてあげられたことに、母は満足歳を取ると、睡眠時間が少しで大丈夫だから、私には読書時間がたっぷりあるよ食堂のおばちゃんシリーズではなく、2021-111トコとミコ著:山口恵以子昭和二年、六苑伯爵家の令嬢・燈子(とうこ)の遊び相手として、小石川に居を構えるネオ・ルネッサンス様式の洋館に通うことになった、六苑家
ありそうな日常の物語だけど、じんわりと心にしみ渡りました。何か心が豊かになった感じがします。ラストは最高でした。
ひと(祥伝社文庫)Amazon(アマゾン)133〜2,290円2019年の本屋大賞で第2位を獲得(第1位は瀬尾まいこ「そしてバトンは渡された」)、色々な書評ブログで高評価だった作品。文庫化されたので読むことにしました。女手ひとつで僕を東京の私大に進ませてくれた母が急死した。僕、柏木聖輔は二十歳の秋、たった独りになった。大学は中退を選び、就職先のあてもない。そんなある日、空腹に負けて吸い寄せられた砂町銀座商店街の惣菜屋で、最後に残った五十円のコロッケを見知らぬお婆さ
最近読んだ本と最近してる地味なゲーム。「ひと」は主人公が本当に存在してるんじゃないかと思うくらい自分なりのイメージが膨れ上がっていく感じでした。読み終えた瞬間に「続きを知りたい!」と思いました。もう1つは「東京ツクール」というアプリ。スライドして同じ絵と絵をくっつけて成長させて行くゲーム。途中、めっちゃ動画挟んでくるからウザイんだけど、東京タワーが出て欲しくて遊んでしまいます。みなさん、お元気ですか?私の地域も緊急事態宣言が出ました。楽しくなってきた部活が活動停止になったりし、長
ボクサータクシードライバー警察官高校教師それぞれの夜が接点を持つ人は何かにつまずく朝も昼も夕方も深夜も月は出ている