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読書日記2026-101ギアをあげて、風を鳴らして平石さなぎ(著)[集英社2026年2月発行]あらすじ小学4年生の吉沢癒知は、宗教団体「荻堂創流会」の近畿支部で「降り子(=創父の生まれ変わり)」として信徒から崇拝されていた。幹部の母からは神聖な身体を持つ者として、食事や他者との触れ合いを厳しく制限されていたが、自分に寄せられる信徒の信仰心や日々の「儀式」に抵抗をおぼえはじめていた。そんな癒知の前に現れたのは、家庭の事情で何度も転校を繰り返している渡来クミ。引っ越し当初、近所を
出版日2024年2月29日出版元集英社著者逢崎遊正しき地図の裏側より(集英社文芸単行本)Amazon(アマゾン)”お前は悪くないよ。事情はあるんだろうけど、でも、なんだ……自分からホームレスになろうとするのは、違うだろ。だから、小馬鹿にされたみたいで腹が立つんだ。俺たちが自分から進んでホームレスになったわけじゃない。……昨日の話だと、未成年だったよな、確か。申し訳ないけど、これからいくらでもやり直せるような年齢の若者ってだけで、俺らみたいな奴らに救いを求められる
《毎月一回行っている海馬文学会の読書会です。テーマ本は、近現代の国内外の古典や純文学、中間小説などの中から、同人・会員の推薦で決定(基本は文庫本)。他に芥川賞受賞作を年2回、同人誌「海馬」合評会を年1回実施。自由に感想や意見を述べ合う場ですので、老若男女どなたでもお気軽にご参加ください。丁寧に読むことを通じて、いろいろな気付きや新たな発見があると思います。特に小説を書いている方や、これから書いてみたいという方の参加は歓迎です》〇テーマ本朝井リョウ『桐島、部活やめるってよ』(
須藤アンナ集英社2025.2.28閉鎖的な霧の町に住む13歳のソフィア。町のボス的(暴力で)な父,部屋に引きこもっている兄。母は5年前父に耐えかねて出て行ってしまった。ソフィアは,父の暴力に耐え,全ての家事をこなし,父の経営する酒場の給仕も手伝う。(もらったチップも取り上げられるのよ~)兄は,そんなソフィアのひどい状況にも我関せずで手伝ってもくれない。孤立するソフィアの前に現れたのは,ナタリークローバーと名乗る不思議な少女。事故で記憶が1週間しか持たないナタリーは,毎週違
皆さんこんばんは。恒例の夜中の本紹介。「闇夜の底で踊れ」増島拓哉第31回小説すばる新人賞受賞作にしてデビュー作。前情報何も無かったんだけど面白そうなんで読んでみたら、これが驚きの大ホームランでした!主人公は35歳の無職で、パチンコ依存症の元ヤクザの男。ある日、大勝ちした勢いで訪れたソープランドで出会った女性に恋心を抱き、入れ込むようになります。結果所持金が底をつき、闇金業者から借りた金を踏み倒して襲撃を受けます。その窮地を救ったのはかつての兄貴分
残暑、厳しいですねぇコオロギ鳴いてるんだから涼しくなってよって感じほぼ一ヶ月ぶりのブログは、読書です『名も無き世界のエンドロール』行成薫著集英社2013年3月発行357ページ「小説すばる」2012年12月号初出『ポケット』文庫書き下ろし第二十五回小説すばる新人賞受賞作藤田香織さん解説名も無き世界のエンドロールポケットドッキリを仕掛けるのが生き甲斐のマコト、まんまと引っかかってばかりの俺。30歳になって、社長になったマコトは、史上最大の「プロポーズ大作戦」を決行す
定時制高校に通いながら、無職の父の代わりに働く耕一郎…ある日、彼は苦労して貯めた八万円が無くなったことに気づき、父に問いただす…すると、金を使ったことを悪びれもせずに認めた上、予想を超える衝撃の言葉を言い放った…衝動的に父を殴り飛ばした耕一郎は、雪の中に倒れた父を放置して故郷を逃げるように去る…しかし僅かな所持金は瞬く間に減り、逃亡生活も厳しくなり、すべてを諦めようとしたその時…「……なに、訳あり?」公園の隅、ホームレスの溜まり場から、ひとつの手が差し伸べられる📖お邪魔しているブロ
田舎の県立高校。バレー部の頼れるキャプテン・桐島が、理由も告げずに突然部活をやめた。そこから、周囲の高校生たちの学校生活に小さな波紋が広がっていく。バレー部の補欠・風助、ブラスバンド部・亜矢、映画部・涼也、ソフト部・実果、野球部ユーレイ部員・宏樹。部活も校内での立場も全く違う5人それぞれに起こった変化とは・・・?我が町、垂井町出身で直木賞作家の朝井リョウ。大学在学中に、小説すばる新人賞を受賞した作品。映画化もされてるみたいだけど・・・49歳のおっさんは小説派登場人物
今年の本屋大賞第2位になった安壇美緒(あだんみお)さんの「ラブカは静かに弓を持つ」を読みました。「全日本音楽著作権連盟」に勤める主人公が、音楽教室を運営している大手楽器メーカーの「ミカサ」にチェロのレッスンの生徒として職業を偽って潜入し、管理楽曲の不正使用の実態を調査するストーリー。講師に身元がバレないかヒヤヒヤしながら読み進めました。実際にあったJASRAC(日本音楽著作権教会)とYAMAHAの訴訟がモデルになっているようでした。この訴訟の結果は、最高裁は生徒が演奏するのはOKだが、教
急遽、長編を手直しして、「小説すばる新人賞」に郵送しました(^^)/小説には、ハンデのある恋愛を軸に、親や友人などとの広い意味での愛を書いたつもりですが、恋愛小説の要素を減らし、エンタメ性を高めるため、後の主人公の彼女として登場していた人物を一人物語から削除しました……思い切ったな(-"-)これの辻褄合わせが想像以上に大変で(笑)ほぼこの1週間、朝から晩までパソコンに向かいっぱなしでした(一一)ですが、ついに昨日、出来上がり、
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内容紹介幼なじみの俺とマコト。「ドッキリスト」のマコトが、一世一代の作戦と位置づける「プロポーズ大作戦」とは……?「美学」と「企み」に彩られた衝撃作。第25回小説すばる新人賞受賞作。(解説/藤田香織)内容(「BOOK」データベースより)ドッキリを仕掛けるのが生き甲斐のマコトと、それに引っかかってばかりの俺は、小学校時代からの腐れ縁だ。30歳になり、社長になった「ドッキリスト」のマコトは、「ビビリスト」の俺を巻き込んで、史上最大の「プロポーズ大作戦」を決行すると言い出した―。一日あれば、世界
篠田節子さんは、思い出深い作家さん。昔、まだ本を気軽に購入していた頃、古本屋さんで出会いました。その後、色々購入して読みました。マイベストは『夏の災厄』思い切ってハードカバーで購入しましたが何度も読み返してしまいます。直木賞を受賞された『女たちのジハード』もとても面白くてうまいなぁという感じですが、篠田さんらしさを感じるのは、ホラーやパニック系かなぁ。今回のタイトル本『絹の変容』篠田さんのデビュー作です。裏表紙のあらすじレーザーディスクのように輝く絹
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村山由佳さんが第6回小説すばる新人賞を受賞した作品。純愛小説と評されていて確かに恋愛小説なんだけど、痛々しい部分も多くあるように感じる。それが恋愛なのかもしれないけど・・・主人公に幸せが訪れますようにと願いたくなるラストでした
内容紹介息子を六年前に亡くした捜査一課の浦杉は、その現実から逃れるように刑事の仕事にのめり込む。そんな折、連続殺人事件が勃発。捜査線上に、実行犯の男達を陰で操る一人の女の存在が浮かび上がる。彼女は一体何者なのか――。息をするように罪を重ねる女と、最愛の家族を失い死んだように生きる刑事。二人が対峙した時、衝撃の真実が明らかになる。内容(「BOOK」データベースより)息子を六年前に亡くした捜査一課の浦杉は、その現実から逃れるように刑事の仕事にのめり込む。そんな折、連続殺人事件が勃発。捜査線上に
第32回小説すばる新人賞受賞作です。「しゃもぬまの島」上畠菜緒著集英社文庫タイトルにもなっている“しゃもぬま”とは、とある島だけに生息する不思議な動物。その姿は中型犬くらいの大きさの馬で、足は短く、頭が大きい。灰色の毛並みは全体的にくすんでいて、尾は短くて黒い縮れた毛が生えています。“島”では人間よりも、ずっと徳の高い生物とされていて、死ぬと必ず“天国”へ行くと言われています。そして、このしゃもぬま、自らの死期を悟ると、一人の人間を選びます。‥‥‥
「魚神iogami」千早茜とろりというかどろりというかとても濃厚なスープを飲んだような読後感しかも湿度が高くてむせかえるような亜熱帯地域で見たこともない艶やかな花々の香りに包まれて飲んでも飲んでもなかなかなくならないスープだった先にこの著者の食のエッセイに出会い小説も読んでみたくなって手にしたのはデビュー作で第21回小説すばる新人賞を取った本当たり前だけど全然違う同じ人から紡ぎ出される言葉の違いに圧倒されるこの順番でよかった「広島に原爆を落とす日/つかこうへい」を
皆さんこんばんは。本日は録音~の通常営業で慌ただしい一日でしたが、充実した一日でもありました。さて恒例の夜中の本紹介。「余命二億円」周防柳小説すばる文学新人賞でデビューした作家さん。読むのはお初です。何やら目立つ表紙に惹かれて読んでみました。さてどうでしょうか?冒頭いきなり主人公の父親の葬式の場面から物語が始まります。実は工務店を切り盛りしていた父親は不慮の交通事故で植物人間になっていたんです。幼い頃に母親が出て行ったので、家族は
エッセイを書き始めて七年になる(二〇〇八年時点)。この七年間、暇さえあれば何を書こうかと考えている。これまで長短合わせ、一六〇本近いエッセイを書いてきた。最近になって、きちんとしたものが書けていない。会社だけでは仕事が終わらず、持ち帰る日が何日か続いたこともあった。そんな生活をしていると、何も頭に浮かんでこなくなる。なにをどう書いていいか、そんなことさえ見失ってしまう。さらに二年ほど前から、自分のルーツ調べを始めている。近世史家と知り合って、自分の家系に関係する様々な史料がもたらされた
話は前後しますが2020年2月の静岡ツアーの際。岩手~静岡一気往復はそろそろキツイお年頃なので、前1日余裕を取らせて戴きまして。2月9日(日)の往路では姐さんに無理聞いて貰って凸ヤマ大好きな沼津を流し見しまして、盛岡のラブライバーFPBやんやんとChangeあっちゃん(神様)にお土産品とお土産写真をGet♪安田屋旅館さん前の三津の浜辺。観光遊覧船桟橋にラブライブ・サンシャインの聖地である事を示す電飾が。ここのセブンイレブン限定?のRikoちゃんバッジ。お土産にGETしました
朝井リョウさんのデビュー作で、第22回小説すばる新人賞受賞作。朝井さんの小説、はじめて、そしてようやく、読みました。というのも、もちろんお名前とその活躍は存じ上げてましたが、若くしてデビューして売れっ子で直木賞もとってバンバン映画化されてる…というので、「フンっ」とか思っていままで敬遠してたのでした。そしたらこないだ週刊文春上で私の本を紹介してくだすってるじゃないですか!!超反省して即本屋へ。とりあえずデビュー作と最新刊を購入。でさ~、読んだらやっぱりおもしろくて。高校生たちの群像劇なんだけ
8月3日に予定されていた講演会が延期となり(ボクが講師です)、このまま感染者が増加し続けると、ひょっとして図書館の利用も制限されるかもしれないと思い、帰島後初めて図書館で本を借りました。写真の真ん中、佐藤賢一さんという作家は(1999年直木賞受賞)、確か、我々の友人、清水アリカさんが受賞した3年後に、「小説すばる新人賞」を受賞された方ではなかったかなぁ。立花さんのご高著とともに、拝読がとても楽しみです。今日で7月も終わりですね。今月初旬に今月中に22作品の映画を視聴しようと決
(画像はAmazonの商品紹介ページからお借りしています)朝井リョウさんの小説は何作品か拝読しましたが今回は初のエッセイです。小説では「上手いなぁ、やっぱり才能は経験を上回るのか」を思った記憶が。でも、このエッセイ集は今のところ理由が見つからないのですが読みにくかった。おそらくは作者や編集者が想定している購読者の年齢層と私の年齢が大きく離れていたせいなのかと思ったりもしますが、書かれた内容が私には響かないのというのとは違う理由であるように思えます。内
中学三年生の夏休み。宿題が終わっていない祐人は、幼馴染の薫、理奈、春樹とともに、町の科学館のプラネタリウムに併設された図書室で、毎年恒例の勉強会をおこなっていた。そんな彼らを館長はにこやかに迎え入れ、星の話、宇宙の話を楽しそうに語ってくれた。小学校からずっと一緒の彼らを繋いでいたのは、宇宙への強い好奇心だった。宇宙の話をするときはいつでも夢にあふれ、四人でいれば最強だと信じて疑わなかった。時が経ち、大人になるまでは。祐人は昔思い描いていた夢を諦め、東京の大学を卒業後、故郷に帰り、公務員
凪に溺れる青羽悠内容(「BOOK」データベースより)仕事も恋愛も惰性の日々を過ごしているOLの遥。ある日遥は、無名のアーティストの曲がYouTube上で「バズって」いるのを見つける。その曲にとてつもない引力を感じた遥だったが、数日後、そのアーティストの公式サイトで、「2018年10月23日、Vo.霧野十太逝去。27歳」の文字を目にする。なぜ1年も前に亡くなった無名のアーティストの曲が、今更注目を浴びているのか。霧野十太とは何者