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2022年。京極先生のデザイン本は特に素敵な一冊でした。はじめては、道尾秀介さん、澤村伊智さん、今野敏さん、PSYCHO-PASSシリーズなど。2022年の読書メーター読んだ本の数:182冊読んだページ数:61518ページ以下、抜粋です。■監禁1月11日著者:秋吉理香子時間を忘れて読み耽るくらい面白かったです。娘の面倒をみているはずの夫に何度も連絡を取ってみるも、一向に応答が無い。高まる不安に、胸騒ぎがおさまらない。そんな不穏極まりなく怖気の走るストーリー
今回は、小林泰三さんの『ドロシイ殺し』を読んでみました。オズの魔法使い、なつかしさがこみ上げます。一体、このオズの国に何が起こるのか…それでは、あらすじと詳しい感想をどうぞ!あらすじとかげのビルは、また見知らぬところに迷い込んでしまった。しかも、今回は砂漠。もう無理だ…と干からびようとしていた。その時、水がバシャとかけられる。ドロシイという少女が助けてくれたのだ。そして、不思議の国へ帰るための手がかりを探すために、ドロシイについていき、エメラルドの都に行くと、ま
今回は、小林泰三さんの『クララ殺し』を読んでみました。今回も騙されました。頭が混乱したままで、読んでOK!それでは、あらすじと詳しい感想をどうぞ!あらすじ不思議の国の夢を見ていたはずの井森は、いつのまにか迷子になって全く見覚えのないところに来てしまっていた。そこで、車いすに乗る美少女クララと出会う。そして、ある重要な秘密を彼女から打ち明けられ、解決に向け協力することに…“クララ”と言われたら、何を連想しますか?ハイジだと思いますよね…?まず、ここから大いに騙さ
小林泰三『ティンカー・ベル殺し』ピーターパンがティンカーベルを殺した?あなたは見破れる?※グロいの注意※でも、それ以上に注意すべきなのは…正直、私はグロいのは苦手です。映画でも、思わず目を塞いでしまうほどです。なので、映画や本もそういった作品は避けてきました。でも、小林さんのメルヘン殺しシリーズだけは「例外」なんです!最初の出会いは『アリス殺し』でした。表紙のイラストに惹かれて、俗にいうジャケ買いをして読んだのですが、最初はあまりのグロさに引いてしまいました。でも、読ん
最近読んだ本です。「アリス殺し」小林泰三創元推理文庫タイトルに引かれて読んだのですが、あまり好みではなかった。不思議の国と地球の構造は面白いと思ったんだけど。
不思議の国を探し求めて、三千里。蜥蜴のビルは相変わらず世界を彷徨っていた。今回、紛れ込んだ国はネヴァーランド。そこでは殺人鬼のようにピーター・パンが、海賊・仲間の迷子、赤膚族の人々、妖精族に関わらず、気分で殺している。彼はこの島へ約束通り、ウェンディを迎えたのだが……。一方、ビルのアーヴァタールである大医学院生の井森健は、小学生時代の同窓会に出ていた。そこで出会った友人たちの中には多くのアーヴァタールがいた。そんな中で起こったティンカー・ベルの殺人事件。井森は現
今日は読書です。本日はこちらの本。アリス殺し〈メルヘン殺し〉シリーズ(創元推理文庫)Amazon(アマゾン)624円『アリス殺し』小林泰三創元推理文庫亜理は最近妙な夢ばかり見る。不思議の国に迷い込んだ夢だ。ところがある日、不思議の国でハンプティ・ダンプティが塀から落ちて死んでしまう。翌日亜理が大学へ行くと王子という学生が屋上から落ちて死んだと聞かされる。ハンプティ・ダンプティと王子は体系が似ていた。亜理は大学で井森と出会うが井森も実は亜理と同じ夢を見ている
表紙が美しい。。。アリス殺し小林泰三完全に表紙買いしました。⸜(๑⃙⃘'ᵕ'๑⃙⃘)⸝⋆︎*栗栖川亜理はここ最近、不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。ある日、ハンプティ・ダンプティが墜落死する夢を見た後、亜理が大学に行くと、玉子という綽名の博士研究員が校舎の屋上から転落して死亡していた。グリフォンが生牡蠣を喉に詰まらせて窒息死した夢の後には、牡蠣を食べた教授が急死する。夢の世界の死と現実の死は繁がっているらしい。不思議の国で事件を調べる三月兎と帽子屋によって容疑者
人類とは?ロボットとは?著:小林泰三ジャンル:SFミステリ■□■つくづく残念なのは著者、小林泰三氏が若くして逝かれた事。日本人作家(SF・ホラー)の中では大好きな一人だったのに。お亡くなりになってから発刊された新刊のひとつがこれ。角川ホラー文庫版での出版だけど、ホラー色は皆無と言って良い。論理、推理、洞察を駆使したSFミステリで次はどうなる!?と思いながら楽しんで読める。簡単にご紹介すると…主人公サブロウは、齢百歳ほどの高齢者。他にも同じ世代の多くの高齢
小林泰三著『未来からの脱出』読了そこは…本筋ではないかも知れんけど…異形に変異した人間と…人に近い姿を持ったAI…どちらの方が〝人間(人類)〟なんだろうねぇ…
紫南著『趣味を極めて自由に生きろ!~ただし、神々は愛し子に異世界改革をお望みです~』読了鳩見すた著『水の後宮2』読了花夜光著『白猫探偵の事件簿』読了小林泰三著『安楽探偵』読了『趣味を極めて自由に生きろ!』『フシノカミ』とかでも、そうだったけど…利権に群がる輩…ってのは技術の発展を阻害したり…独占す事で…結果的に失伝させてしまったりするんだろうなぁ…勿論、技術の発展の為にはお金もかかるし…技術をお金に換える人も必要なんだろうけど
8月の読書。初フォークナーをキメました!9月もなにか長篇読めるとよいな~あと小林泰三さんが二年前に亡くなっていたことを『ドロシイ殺し』の解説で知りショックを受けました…。
会社というワンダーランドに迷い込んだアイドルに襲い掛かる不条理の数々!……あなたにバカと戦う覚悟はありますか?握手会で起こった事件のせいで、アイドル活動ができなくなっていた河野ささら。そこに降って湧いたのが、ある大企業からの社外取締役のオファー。たまたまテレビを見ていた社長が、ちょっと気の利いた発言をしたささらを気に入って、思いついた起用だった。その企業、レトロフューチュリア株式会社は、アンプ用の真空管や、テープレコーダーやカセットテープやビデオテープ用の磁気ヘッド、
今月は見に行きたい映画があまりない…いや、あるんだけど、守備範囲の地元近辺の劇場でやっていないというのが正解なんだが、月初めに「機動戦士ガンダムククルス・ドアンの島」を見た以降、たぶん24日の「ザ・ロストシティ」まで、間が空いちゃうんじゃないかな?今は、世間的には「ドラゴンボール超スーパーヒーロー」なんだろうけど、自分でお金を出してまで見たいとは思わない。っていうか、マンガもアニメも本当の初期の初期しか触れてないし、WOWOWの放送でいくつか新しい映画を見たこともあるけど…さすがにいちげ
人外サーカス(1)(角川ホラー文庫)[小林泰三]価格:748円(税込、送料無料)(2022/6/11時点)ブックオフの古本110円で入手…2021年1月発行、小林泰三の「人外サーカス」を読了。2018年12月に単行本で発刊されたものの文庫化。先日読了した「デルタの悲劇」の浦賀和宏も2020年2月に亡くなっていたが、実は小林泰三も2020年11月に亡くなっている。浦賀和宏はこの間までその事実を知らなかったんだけど、小林泰三の方は…当時のネットニュースか何かで訃報を見かけた。ただ、今
「ウルトラマンF」小林泰三先生。読みました。田辺青蛙先生がおすすめされてたので読みました。初代ウルトラマン最終回後の話。なので初代ウルトラマンを見てるとー私はウルトラマンそんなに見てないですーより理解できるしより楽しめる。カタカナと数字の科学用語が飛び交ってワクワクしちゃう。ウルトラマンの「F」の意味も良いんだな。科特隊がイデ隊員が兎に角カッコいいし、お約束の笑いのノリも好きです。柳家権之助のスケジュールこちらを↓↓↓クリックして之助『柳家権之助のスケジ
#名刺がわりの小説10選姑獲鳥の夏/京極夏彦覘き小平次/京極夏彦ヒトでなし/京極夏彦よもつひらさか/今邑彩ジョーカー・ゲーム/柳広司暗黒館の殺人/綾辻行人蝉しぐれ/藤沢周平容疑者Xの献身/東野圭吾雨心中/唯川恵催眠完全版/松岡圭祐2022年5月の読書メーター読んだ本の数:16冊読んだページ数:4977ページ■VeronikaDecidestoDie5月1日著者:PauloCoelho
それぞれ異なった趣向の愉快なミステリー。全七篇。空惚けたような登場人物や浮世離れした雰囲気が実にいいです。真相はある程度想像が及ぶ部分もありましたが、ミステリーとしての巧緻さやトリックのインパクトというより、どちらかと云えばこの独特の世界観を楽しむほうが正着かなって気はします。好き者に仁義を尽くしたような、なかなかクセになる世界観。奇才と奇想の全七篇だと思います。[内容]森の奥深くの別荘で起こった殺人事件『大きな森の小さな密室』愛人を殺害した男の奸計『氷橋』友人の恋人がメッセージ
先月のあたまが三回目接種でした。二回目のときよりは副反応が軽くて良かったです。2022年4月の読書メーター読んだ本の数:15冊読んだページ数:4858ページ■図書館ねこデューイ町を幸せにしたトラねこの物語4月1日著者:ヴィッキー・マイロン■冥談4月3日著者:京極夏彦■ecriture新人作家・杉浦李奈の推論Ⅲクローズド・サークル4月5日著者:松岡圭祐縁起の悪いシチュエーション「クローズド・サークル」。だいぶ手垢の付いた古典定
この愉快なタイトル。どんな酸鼻を極めるスプラッタが乱舞しているものかと胸の高鳴りを覚えつつ意気揚々と読み始めたわけですが、案に反してSF的な話が多く、そこまでグロ系の話ばかりではなかったのが意外と云えば意外。ラストがゾクッと来る異星人譚『十番星』誘拐された少女たちの非情な脱出劇『攫われて』どこかゴシックホラーっぽい趣も感じる『少女、あるいは自動人形』この辺は特に印象に残っています。全篇とおしてオチが想像できる部分は多かったですが、それでも倒錯的で背徳的であり、実に楽しい中・短篇集でした。
惜しい人をなくした…。著:小林泰三ジャンル:ホラーSF短編集■□■小林泰三…お若くして逝かれた作家。私はこの人の大ファンだった。最初に読んだ「AΩ」が最高に面白かった。『『AΩ』(アルファオメガ)』「リアル」なウルトラマンの世界小林泰三著ジャンルはハードSFホラー文庫本もでたようだ。■□■書店でこの本が目に付いたのはその帯書の内容だった。「リアル…ameblo.jp↑自分の記事にリンクしました。で…。本作「逡巡の二十秒と悔恨の二十年」は
オンラインチェスの対戦履歴を眺めていたら、ウクライナの人と対局したことがあったようでした。なんとも胸に去来するものがあります。クイーンズギャンビット・ディクラインドで始まった一局でした。2022年3月の読書メーター読んだ本の数:15冊読んだページ数:4662ページ■TheQueen'sGambit3月2日著者:WalterTevis■伊賀忍法帖3月4日著者:山田風太郎■アリス殺し3月6日著者:小林泰三夢は第二の人生。残酷でウィ
猟奇的で怪奇的で奇天烈で実に素敵でした。解体と奇声と修理の表題作。怖いと云うよりどちらかと云えば不気味でグロテスクな印象であり、それがとても好みでしたし、ラストがまたゾクッときます。そして、場末のパブにおける不可解な問答から始まる二篇目。虚と実の境界、記憶と時間が次第に曖昧になっていく不安定感。誰が誰だか分からなくなるような足元の覚束なさ。表題作の方が好きではありますが、二篇ともインセインで、形容し難い不安感を与えてくれすこぶる楽しめました。結構なお点前でございました。[内容]玩
夢は第二の人生。残酷でウィキッドで、すこぶる好きな趣向でした。夢と現実が交互に描かれ、それぞれがリンクしていく。夢のほうは「不思議の国」なのだけれど、現実のほうもこれまた何だか不思議な感じ。会話多めで地の文がほとんど無いこともあって珍しいというか、最初はちょっと読み慣れないところもありましたが、この馴染みない感じがまた楽しめたんじゃないかと思います。そして、虚実が反転するような展開。「アリス」についても、その発想は無かった的な展開だったもので、かなり意表を衝かれた感があります。おおって思い
著者柴田勝家えっ、スー族それだけ?もう少し深く考察しようよ。オシラサマ出す必要ある?小林泰三のバッタもんみたいだな。ウワヌリ良いじゃん!こう言う方が向いてると思うよ。高橋克彦みたい。一八九七は一体何なの?習作?検疫官はこれぞSFって感じで良かった。当たり外れの激しい人だな・・・。表題作。牛乳はとうもろこし粥に、菩提樹はオークの樹に。友人が主人公なのも丸分かりだし。うーん・・・?↓1日1クリックお願いします!🙏アメリカン・ブッダ(ハヤカワ文庫JA)Amazon
2022年2月の読書。大好きなアガサ·クリスティーの自伝を再読しました♪小林泰三『アリス殺し』のシリーズ気に入ってます…
残りの「SF」2冊。「SFショートストーリー傑作セレクション超能力篇」著:星新一、小松左京、都筑道夫、平井和正、筒井康隆編:日下三蔵ジュニア向けの「SFショート」シリーズ「第二弾」の2冊目、「超能力篇」。全5作品。「第一弾」は読了済。「第二弾」は去年『怪獣篇』(『マタンゴ』他)を読んでます。「超能力」星新一「自分の意思に反し“他者の悪事を読み上げる
かなり偏った勢いでの感想になっていますのでご不快な気持ちにさせるかもですネタバレ的なものもあるかもですご容赦くださいわざわざゾンビを殺す人間なんていない。(二見ホラー×ミステリ文庫)Amazon(アマゾン)770円『わざわざゾンビを殺す人間なんていない。』小林泰三あらすじ全人類がウイルスに侵され、死ねば誰もが活性化遺体(ゾンビ)になる世界。家畜ゾンビが施設で管理され、野良ゾンビが徘徊する日常のなか、とある細胞活性化(ゾンビウイルス)研
“フランセの横濱ミルフィユ”北澤平祐先生の絵がとっても素敵。お菓子は味もだけど包装紙の絵も良いのが良い。『ネフィリム』小林泰三先生。読みました。すっごい面白かった。血みどろです、人が虫けらみたいに死んでいきます。なのでそれが苦手だと辛いかも。私は吸血鬼の話でどこかの架空の国の話なので、そんなに気にならなかった。それよりも超ハードボイルドな登場人物がカッコ良い。物語の後半に向けて戦隊モノみたいに盛り上がっていく感じも良いです。最後のセリフもいいですね。ーーーーーーー柳