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あらためていうまでもないが、日本社会は厳然たるヒエラルキーで成り立っている。大企業があって、その下請け、孫受け、ひ孫受けまであるし会社内でも下のものは上には逆らわない。ザ・忖度。取引先や国の機関、自治体まで全国津々浦々ガッチリ固められていたのだが未来永劫続くかと思われたこのシステムが、戦後80年経って根底から覆ろうとしている。ええじゃないか。遅すぎたくらいです。経営者同士の懇親会でも事前に主催者さんから「政治の話はご遠慮ください」と釘を刺されるのが慣例だが本来は全くの逆。経営者
マーケティングもしくはコーチングのクライアントは、専門家(私だ)について助言を受けていることを人に話すと「意識高い系」と茶化されることがありハラたつと。無視してよし。なぜなら彼ら彼女らは、ご自身が、意識の低い人間であることをカミングアウトしている取るに足らない存在だから。こういうのを自虐的という。さぁ遠慮なく、意識も自己評価もアゲアゲでいきましょう。
話題になっているということで「戦略ごっこ/マーケティング以前の問題」と「確率思考の戦略論/どうすれば売上は増えるのか」の2冊を読んでいる。共通しているのは、これまでマーケティングの基本原理的扱いをされてきた「ポジショニング」「ターゲティング」をまったく使えないものとコキおろしている点。確かにコトラーの言うところの「ターゲティング」に関しては机上の空論と感じるところもあり異論はないのだが、かといってポジショニングしかり、いずれも「使いこなすには熟練がいる」ものであり使えん側に能力および
下のナイフは、30歳から約10年、冬の間だけ狩猟をやってた時に愛用していた2本。先日、あるマーケティングセミナーで講師をやった際「ガツガツせず自然にゆったりやれる方法ないか」と質問した人がいた。狩猟をやったらわかるが自然界では獣、鳥、爬虫類、魚、虫、植物、粘菌まで、みんな死に物狂いで生きています。「自然にゆったり」など言ってるのは人間だけですよ。ビジネスは戦いの連続です。その中で時に支え合うのです。平和ありきでは、真っ先に淘汰されます。
昨年12月、全国の新聞社で共同運営されている、プロフェッショナル紹介サイト「マイベストプロ」のプロ認定を受けた。こちらはお金さえ払えば誰でもイラッシャイではなく実績審査が厳正なことでも有名だ。マーケティングコンサルはあまりおらず、地元広島では私が初認定。興味がある方は「マイベストプロ広島・マーケティングコンサル小林カズヒコ」で。今月半ばから、そっちのほうのブログにも隔日でマーケティング関連の記事をアップしているのだがアクセス数が結構高い。状況によってはこちらのアメブロは閉鎖して、
暗殺されるかもしれぬという懸念はこれから先も続くけれどどうにか、トランプさんが大統領に返り咲いた。面白いのは新聞、テレビなどの有識者と呼ばれる方々の論調。選挙前まではハリス優勢。選挙でトラさん勝てば、由々しき時代。そして一昨日の就任後は半狂乱状態。笑昨日の日経新聞に掲載された本誌コメンテーター氏に至っては「世界乱す米大統領の自己愛」と題し、トラさんを「狂人」とまでコキおろしている。DS傘下の太鼓持ち連中がイッキに炙り出された感。一方、当のアメリカにおけるGAFAの皆さんの、見事
この一年、しっかり成果を上げた私のクライアントの誰一人SNS広告、SNS集客をやってないという事実。SNSをまったく否定するのではない。ひとつのツールとして出番がなかったということ。10年前はブログ集客がブームだった。しばらくしてfacebookへシフトし、今はInstagram集客。これで成果が出せる「率」はいかほどのものか。運良く最大瞬間風速を叩き出したとして、翌年もさらに利益をアップした事業者となると1%にも満たないだろう。ワンワン吠えながら車を追いかける犬のように毎年
ビジネスの利益を上げるためにはまず、経営者自身のバージョンアップが欠かせない。手っ取り早いのが本を読むこと。電子書籍はダメで、必ず紙の本。スラスラ内容が頭に入ってきたり、共感しまくりの本は、今の自分と同レベルなので読む意味なし。つっかえつっかえ吟味し、わからない部分は調べたりしながらするほうがいい。タメになると思った本は、どんどん人に内容を話す。そうすればあなたの血肉と化す。読む時間がない?なら時間を作りましょう。SNS、飲み会、経営者交流会、削れるものはいくらでもある。自
といってもやり方がたくさんあるわけではない。ポジショニングと情報の編集力が重要なのは普遍であり、今後も十分機能する。注視しているのは世の中のシステムの大変換だ。まずはやはり来年1月、トランプさんが暗殺されることなく無事に大統領に返り咲いたとして2、3ヶ月程度で、日本でも陰謀論扱いされていたものの見方が根底からひっくり返される。政府は当然のこととして、自治体、医者、新聞・TV・雑誌などの大手マスメディアの信用は完全に失墜する。トドメを刺されるレベル。となると、マーケティングにおいては
大手自動車メーカーが、EVから撤退、もしくは事業縮小に舵を切り始めた。マツダが2019年に発表した、いわゆる「マツダ論文」で明らかにしたようにEVは走行中にCO2を出さないだけでバッテリー交換などトータルで見ればソリン車よりCO2を排出し、地球温暖化防止(二酸化炭素排出が原因というリクツに沿った場合)には全く貢献しないというのが揺るぎないファクト。スガ元総理の「ガソリン車禁止政策」も日本経済をぶっ壊す「売国奴政策」と言い切れる。学校でちゃんと説明すれば小学生でもわかる話。トランプ
トラさんが圧勝してわずか数日だが、仕事早いねー。ウクライナ紛争を終わらせる提案として1、ロシアとウクライナの間に800マイルの非武装地帯を敷き、NATO軍に巡回監視させる。2、ウクライナに20年間NATOに加盟しないことに同意させる。この2つの案に対し、ロシアのプーさんも「この案をロシアは支持する」と声明発表。さらにトラさん凄いのが「ウクライナに送っていた軍事支援金を、アメリカ国内のホームレスを救うためのテント村建設全米展開計画資金に充てる」とも。バイデンに言われるがまま能登
昨日の続き。ベイスターズ優勝の立役者である石井コーチ。まごうことなき優勝請負人である証拠に、彼が去るとチームはかつてのような輝きを放てていない。相手チームは前年の反省点からデータ解析して対抗策を練って挑むからでありその「変化」に一般レベルの打撃コーチは対応できないからではないか。マーケティングも全く同じでこの「変化への対応力」がかなり重要。石井コーチはこの部分で抜群の慧眼、洞察力を備えたプロフェッショナルなのだ。で、私のクライアントである。一時的に客単価で広島県や中四国No
ベイスターズ優勝おめでとうございます。守り勝つ、というスタイルもあるけれど、やっぱり野球は打って点入れてナンボであることを最後の最後で証明してくれた。で、優勝チームの陰に石井コーチありだ。私の愛するカープも、ヤクルトも圧倒的に強かった時の打撃コーチは彼だった。マーケティングコンサルは経営者にとってのコーチ。打撃だけでなく、守備、ピッチング、走塁すべてを請け負う。手前味噌であるが、私が就くと、地味なメニューを着実にこなしてくれれば成果は自ずと発現する。昨日のクライアントも3
私の住む広島は、全国平均では人口が多い割に文化度がメッチャ低い。センス、美意識も。それを最初に感じたのが、20代のころ勤めていた映画館(映写技師でした)。あまり有名ではないが文芸的評価の高いものを上映するときまって閑古鳥。ところが、この作品がメジャーな賞をとった瞬間、どっと人が押し寄せる。音楽でもアートでもほぼ同じ。広島をスキップして福岡に行く。なぜこういう県民性になっちまったのか。その要因の一つが「カープ」だと思う。エネルギー、カネ、時間、思考のかなりの部分、もっていかれる。
私の有料オンラインサロンでは、昨年秋からロバート・チャルディーニの「影響力の武器」をテキストに断片的に「認知マーケティング」の解説をしてきた。2020年春から世界を覆ったコロナ禍により「これからはマーケティングだけでなく、すべてが認知戦になる」と直観したから。人を幸せにする、生きがいを与えるといった良いことに使われるなら問題ないが残念ながら「ただ利益のため」に認知戦を仕掛けてくる者は存在する。しかもやっかいなことに、それが時に国家を超える巨大な組織ということもある。ワクチンが
そもそも武術家であり超実戦コンサルを標榜する私はクライアントに、世の中を高い視点から俯瞰できる情報を提供するため複数のシンクタンクと契約している。なぜ複数か。1社だけの情報を鵜呑みにするのは危険だからだ。また、シンクタンクの分析が信用に値するレベルか過去にさかのぼって定期的に精査している。ハズレが多い場合は解約する。神様じゃないので100%当たることはないけど今契約してるところは、8割以上の的中率。これがどう役立つかだが、たとえばコロナ。私はシンクタンクから、mRNAワ
平成の30年間、日本はかつての栄光に慢心し基礎研究もせず、後世の育成も怠った。結果、経済は大きく後退し、日本を心の底から必要としている国はほぼない。今回のウクライナの件でロシアをなじるのは簡単だがこれがめぐりめぐって、我が国にどれほどの危機をもたらすことになるか想像できる日本人も少ない。私がマーケティングコンサル活動をミッションと考える理由のひとつが大きく言うなら一人でも多くの、負けない戦略と戦術を展開できる経営者を生み出し世界から必要と思われる日本を再興するためである。どう
ネット広告で、マーケティング商材を扱っている業者が「一生もののスキルです」と喧伝しているのをよく目にする。確かに、身につければ、強力に作用する実践的な手法は存在すると私も思います。ただし「身についたものをキープし、日々磨きをかければ」の話。数ヶ月のセミナー受講して、それだけで一生ものになるわけがない。私の敬愛する腕のいい工芸家は、毎朝決まった時間スケッチをするという習慣を1日も欠かさず励行している。何年も。これがプロの世界の標準です。アマチュアならともかく頑張って身につけたスキ
昨日の続き。ネット広告を一切やらずとも、私のクライアントはなぜコロナ禍でも平然と業績を伸ばせたか。使った媒体はメルマガとニュースレター。以上です。顧客のリストをセグメント化し、それぞれパッケージを作る。それをメルマガとニュースレターで届ける。新規顧客獲得を狙わず、既存客の客単価を上げることを一生懸命マメにやった。ここで重要なのはメルマガとニュースレターの文章力=コピー力ですが私が助言するのでグレードは高い。これが既存客に好感を与えると(ほぼ与えます)その評判が口コミで広が
私のクライアントの9割は、この一年で大きく業績を伸ばした。それでよく聞かれるのが「ネット広告にどれくらいカネ使ったのか」だ。正直に言って、どのクライアントにもネット広告は一切やらせていない。つまりゼロ円。ネット広告自体、フィールドがすでにレッドオーシャンであるし、さして商品価値の高くない2流品も少なくない。見たくもない広告を押し付けるのはテレビと変わらんわけで消費者は敬遠しはじめている。よって、ネット広告はやらないという選択だ。必然的にネット広告からつながるランディングページ
特に個人事業者のクライアントに話すことですが。異業種交流会には絶対参加しないほうがいい。なぜなら同じレベルの人が集まるから。同じレベルとは「仕事が欲しい人」であり「さほど儲かっていない人」です。名刺交換しておわりです。あなたに上昇志向があるならスカをくらうでしょう。参加するなら勉強会です。そして、自分より少し上にレベルの人と会う、お付き合いする。この習慣があなたの「のびしろ」になるはずです。
これも経営者からよく受ける相談。名の知れた大手企業ならともかく、中小企業には有能な人材の入社希望が少ないと。簡単にできるのが「面接はリクルートスーツ禁止。私服で」を採用選考として記載することです。「好きな音楽」「好きな映画」「本」「俳優」「興味を持っていること」など仕事と関係ないことを3分スピーチさせるというのもいい。リクルートコンサルなどの小手先スキルがまったく通用せず、個々のクリエティブ能力が診断できるし、インパクトのある「採用選考」により、ユニークな人材から注目されやすい。面
経営者からこんな質問。「業務効率化のためAIを入れたいが、そうすると今いる社員の仕事がなくなるおそれがある」。AIを入れると、仕事がなくなるというのは、その社員さんがAIに取って代わられる程度の仕事しかしてないことだ。こういう企業がAIを入れたからといって業務効率が上がるということはなく人件費節約くらいしかならない。また、どの企業でもカネさえあればAIは入れることができる。AIvsAI。勝率は期待できない。じゃあ、どうするのが良いか。将棋の藤井聡太五冠がお手本を見せてくださっ
マーケティングを実践するうえで、ターゲットを絞り込むのは当然のこと、それを仕留めるにはどうすればいいのかという話。私は、30代の頃、冬期のみ狩猟をやっており「仕留める」ことに関しては一家言あります。カモ撃ちでもクレー射撃でも狙って打ってもまず当たらない。なぜなら、ターゲットは動いているから。狙い定めた地点に向かって引き金絞っても、弾が到達するころにはすでにそこにいないのだ。よく、なにかの商品やサービスが流行りまくった時点でそれじゃウチもと参入したところで、すでにブームは下火、
数年前の話。銀行の依頼で、とあるツブれそうな本屋さんにマーケティング助言をしたことがあった。規模は中くらい。こちらの書店の強みはなんですか?と私が訊くと店長自信満々で「老若男女どなたでもご利用いただける多彩なジャンルと品揃えの豊富さです」。もうすぐ近くに大型ショッピングセンターができ、そこにテナントで全国展開の大型書店が入ることになっている。この時点で「老若男女どなたでもご利用いただける多彩なジャンルと品揃えの豊富さ」など強みになるはずもないのにだ。絶体絶命。一刻の猶予もない。
コロナ禍ではあるが、私のクライアントは平然と成果を上げている。うち8割は、それぞれの業界で広島県下で1位、中四国で1位、西日本で1位、、、、のいずれかである。また、残るクライアントも国内で圧倒的な存在感を放ちつつあり年内には数字が追いついてくるであろう。これができるのは、ひとえに少数精鋭主義だからだ。というか、そうでないとできない。よく、コンサルやコーチング系で「2000社を成功に導いた」やら「一ヶ月で5000万売り上げ」みたいな派手に「数の多さ」を強調するブログを目
「龍馬や西郷どんが生きていた血湧き肉踊る時代に生まれたかった」と口にする人に言いたい。喜べ。血湧き肉躍る時代は、今だ。しかも明治維新など比べ物にならんほどのスケール感だ。正しい知識を得て、正しく動いたものが生き残る。座して死を待つな。
「お値段以上」をキャッチフレーズにしている、某ショップがあるがここの商品を使ってつくづく思うのは、結局「お値段相当」であると。なにしろ、もたない。ヘタれる、壊れる。企業のこのような商品やサービス姿勢は、最近流行りのSDGs(眉唾ではあるが)にも反するものだ。私がすべてのクライアントに最初にいうのが「安売りからの脱却」である。安さは、品質を保証しない。もちろん例外はあるが長い目で見ると、買う方、売る方、双方にデメリットしかないですよ。ただひたすらに、品質をあげること。これが最優先
SDGsは、上手に使えばビジネスチャンスといえないこともないがその本質を見誤ってはいけない。なぜなら、巡り巡って日本経済に多大なダメージをもたらすものだから。コロナ騒ぎ同様、フォローザマネー、つまりこれにより「誰が儲かっているか」を辿っていけば、面白くない不都合な事実に突き当たる。経営者には、これを理解したうえで逆手に取るくらいのしたたかさを求めたい。今年、中四国最大のカルチャースクールを運営する中国新聞文化センターのクレドビル教室にて「実践マーケティング学」なる講座をスタート
数年間連載を続けさせてもらっている、広島経済レポート「経営者のための実践マーケティング講座」。早ければ来週に掲載されるであろう35回目の寄稿は、DX導入の落とし穴について書いているので、興味があれば手に取っていただきたい。コロナ禍で体力の落ちた企業が、深く考えもせず「よそがやっているからウチも」みたいなノリで業者のいうままDXを導入すると間違いなく失敗する。で、平時ならともかく、このタイミングでの失敗は致命傷だ。政府のダメっぷりと相まって、地方経済は焼け野原になる危険性もさらに高まった