私は生まれてから30数年間、カトリック渋谷ドミニコ教会に籍を置いていた。『骨と十字架』を最初に見た時、近藤芳正さん演じるガリグー・ラグランジュの衣装と佇まいとあのヒネた感じが、私の知るドミニコ会の神父にそっくりでビックリしてしまった。すぐにドミニコ会のH神父に連絡を取ったら、関西からすぐに上京してきて、お芝居を見てくれた。H神父もやはり「これだけの作品を日本人が作るなんて驚いた」と言った。聞くところによれば、渋谷教会の田中神父(パンフレットにも協力者として名前が掲載されている)が「持ってっていい