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上方歌舞伎より「金のないのは首のないのと同じや」お金がなければ生きることさえ困難だ。江戸時代の商人社会の切迫感を表すこの言葉は、時代を超えて現代社会にまでひびいてくる。今も変わらず、お金が私たちの暮らしを縛っていることを思い知らされますよね。
早いもので今年ももうひな祭りも過ぎてしまいました。それなのに先月のお話で恐縮なのですが(笑)大阪松竹座公演「幸助餅」にて私が演じていたのは、御大尽堺屋文右衛門お大尽とは、デジタル辞書によりますと、・財産を多く持っている人・遊里で多くの金を使って豪遊する客とあります。歌舞伎で出てくるお大尽は、二つ目の意味が大きいでしょうか。どちらかというと、田舎のお金持ちが、吉原や遊里で豪遊しているというイメージがあると思います。同じく先月の「封印切」でも同じようにお大尽が出てまいりますが
松竹創業百三十周年壽初春大歌舞伎今月は八海山お正月飾り・・木挽町広場を忘れた【昼の部】を鑑賞『寿曽我対面』<江戸の歌舞伎は曽我物で開ける>のお約束通りだけれど、新作ではないですよね・・、新しい曽我物が欲しい・・『陰陽師大百足退治』『陰陽師鉄輪』夢枕獏作今井豊茂脚本(大百足退治)戸部和久脚本(鉄輪)過去作は『滝夜叉姫』だった。※「将門記の世界」とは別物幸四郎「晴明」の演技はそこそこ品が有って良かったけ
大阪国際文化芸術プロジェクト立春歌舞伎特別公演昼の部へ一、本朝二十四孝十種香息女八重垣姫:中村扇雀腰元濡衣:中村壱太郎白須賀六郎:市川團子原小文治:澤村精四郎花作り簑作実は武田勝頼:中村虎之介長尾謙信:中村鴈治郎全員成駒家だ~笑兄弟で親子親子で許嫁親子、叔父甥で敵対(従弟でスパイ)元々複雑な人物相関ですが…さらに、ややこし?笑特に、扇雀さん八重垣姫で、虎之介さん勝頼!!そんな配役でお芝居を観ることができるようになるとは!!團子さん
1月歌舞伎座、2月松竹座で上演しておりました「封印切」この演目の本当の狂言名題は「恋飛脚大和往来」です。これの原作にあたりますのが近松門左衛門の「冥途の飛脚」です。歌舞伎化されて「恋飛脚大和往来」となりましたが、時々ですが原作のまま「冥途の飛脚」として上演される事もあります。昨日、大阪の町を市電が走っていた事を書かせて頂きました。その市電が走っていた頃、大阪堺筋の高麗橋に大阪三越がございました。先日訪問しました梅川忠兵衛ゆかりの場所のつい近くです。1978年(昭和53年)7月19
今日のバレンタインデー、「幸助餅」の舞台上で幇間の二人、助七助八仲居の二人、お松お梅そして番頭の伍平から思いがけなくお大尽の私、堺屋文右衛門に感謝の印を頂きました。あまりにも突然の事で何て云ったらいいか分からなくなってしまいました(笑)しかし、逆にお客様が状況を察して下さり拍手してくださいましたので事なきを得ました(笑)ありがとうございました。みんななんとも粋な計らいをしてくれたものです。なんと幸せなお大尽でしょうか。感謝感謝ですね。ところで今日も出番終了後に今
大阪松竹座での立春歌舞伎特別公演、昼の部の続きは「封印切」です。忠兵衛には、これが3回目、松竹座には11年ぶりの出演となる、獅童。上方勢ばかりだと同じ調子になりがちなところ、今回は獅童と澤瀉屋がいいアクセントになっています。その獅童、花道をやってきての、そのなりと声。ぼんと言うより悪ガキ、源太でも景季と言うより義平か。東の役者が上方言葉に対するとき。しっかりこなす人、なんか違うなと感じる人、雰囲気で乗り切る人。獅童はどれもちがう。自分なりの口調で、自分なりの間合い。
『①『寿曽我対面』『陰陽師大百足退治・鉄輪』【壽初春大歌舞伎】』幸四郎のブログが毎日のように更新され楽しみが爆増した1月。現在も更新が続いていて(嬉しい…)毎日の楽しみに♪松本幸四郎『千穐楽‼️』ついに千穐楽を迎えました…ameblo.jp<昼の部>『封印切』自分が観た日は忠兵衛・扇雀、八右衛門・鴈治郎。梅川・孝太郎。上方の役者さんにこれぞ上方狂言!というお芝居をしっかり観せていただいた満足感で一杯。前にも書いたけど上方ことばが耳にとても心地好く。母親が「おおきに」を
J'aivulekabukiàTokyo.----------「松竹創業百三十周年壽初春大歌舞伎」、夜の部を観た翌日は昼の部を観ました。演目は、「寿曽我対面」(ことぶきそがのたいめん)「陰陽師大百足退治」(おんみょうじおおむかでたいじ)「陰陽師鉄輪」(おんみょうじかなわ)「封印切新町井筒屋の場」(ふういんきりしんまちいづつやのば)でした。寿曽我対面は豪華絢爛!さすがに新年を感じさせます。大百足退治は松緑さんが格好良かったです。鉄輪でやっと安倍晴
歌舞伎座の新春大歌舞伎大富豪同心続く⁉️すごく楽しみ😊一番楽しかったし面白かった〜
1月14日(火)、『壽初春大歌舞伎』の昼の部を見ました。26日(日)までの上演。最初の演目は、『寿曽我対面』。江戸の歌舞伎で、初春の吉例として、繰り返し上演されて来た曽我兄弟の仇討ちの物語。『曽我物』として、多くの芸能作品となり。史実として、建久4(1193)年5月28日、源頼朝による、富士の裾野での巻狩り。そこで、曽我十郎祐成と五郎時致の兄弟が、父の仇である工藤祐経を討ち取った事件。十郎は、その場で討ち取られ、五郎はやがて斬首の刑に。曽我五郎時致を、巳之助。十郎祐成を、米吉。
今演る上方歌舞伎、封印切で型の違いは、役者同士で果ては兄弟競演での違いももしかして特に封印切ではあるやもです。鴈治郎丈が翫雀時代に名古屋御園座のトークショウで、忠兵衛の花道の出を、自身は気配を消し当然に鈴鳴らさず出る、扇雀丈はチリンと「さあ!私を見て!」と派手に出る、そんな風に言ったと記憶🤔上記をコメントで、歌舞伎役者、澤瀉屋、市川猿三郎丈のブログに投稿。いかなる返答を頂けるか楽しみだ🤔
今月の歌舞伎座『寿初春大歌舞伎』の昼の部に「封印切」が出ております。来月の松竹座『立春歌舞伎特別公演』の昼の部にも「封印切」が出ております。今回の「封印切」と来月の「封印切」同じ演目ですが今月の成駒屋の忠兵衛(鴈治郎さん扇雀さん)と来月の獅童さんの忠兵衛では少し演出が変わります。(と思います・・・笑)と云うのは今月の「封印切」は『玩辞楼十二曲』の表示がされていますから成駒屋のお家のものとしての演出です。さてそれでは、どこが違うかと申しますと・・・昔書いたことがありますが、もし
歌舞伎座壽初春大歌舞伎昼の部封印切中村扇雀=忠兵衛回扇雀さんは比較すると現代劇な趣が今回あって『封印切』の持つ現代にも通じる要素、今の私達にもそのまんま当て嵌めて考えやすさが、強調されて感じた普段は『普通に真面目』に働いている人物なのだろうな、こういう場所だからちょっとハメ外れて見えるけど『私達となんにも変わらない』んだろうな、とこのまま現代劇にしてもストレートに通じる空気感このお店で気に入られて心底のお得意様になることが出来ている自惚れよりは、理性と知性が前に出るところが、扇雀さ
本日より木挽町へ復帰♫先ずは昼の部「封印切」に見参❗️壽初春大歌舞伎🎶
歌舞伎座で上演されている「壽初春大歌舞伎」の昼の部を観に行った。「寿曽我対面」はいかにもお正月らしい内容だった。「陰陽師」は音楽と演出などが良く、各役者の演技なども良かった。「封印切」は上方歌舞伎の作品だそうで、あまり観たことがないような感じだった。下の写真の4枚目は、歌舞伎座限定販売のカツサンド。
おはようございます。阪神大震災から昨日で30年。わたしはあの日はデビューしたてで猛烈に多忙を極め、記憶がない。ただ震災直後はキャンペーンのため大阪に滞在をしていて、朝から長袂の振り袖を自分で着付けて移動の車に乗り込み、車内で仕上げの化粧を施してふと見上げたら、車は豊中市を通過中。崩壊した建物を次々と目の当たりにして、絶句したのが昨日のことようである。代わりのきかない人を失くした喪失感は痛いほど理解できるので改めて襟を正す1日となった。さて、今年令和7年で、松竹創業130周年の節目の年だそ
今年の観劇はじめは歌舞伎座の『初春大歌舞伎』昼の部でした。出掛けたのは1月4日。澄み切った青空に歌舞伎座がよく映える!劇場前のポスター、昼夜ともに迫力があります!迫力といえばこちらも。先日のブログにも載せた写真ですが、劇場前の巨大門松!何本の松を使っているのでしょう?さあそれでは、お芝居の感想を。松竹創業百三十周年『壽初春大歌舞伎』昼の部一、寿曽我対面
今月は歌舞伎座に行くので、イヤホンガイドオンラインストア「耳寄り屋」のWeb講座を見て予習しています。まずは「寿曽我対面」、「陰陽師」、「封印切」。小判の封印というのは歌舞伎で初めて知ったのですが、言われてみれば小判、金貨、銀貨って、日常バレない程度に少し削ってると塵積って山となるで、少なくとも小金は貯められるよね。封印してそのものに触らせないのは納得。しかし金座・銀座の信用と偽造防止の技術あってこそで、それこそ紙幣の概念にやや近きかなとも。金貨の封印とかって、海外では一切聞いたことが
今日が私の初芝居。対面は「若返ったな」と。浅草歌舞伎卒業世代が揃った。巳之助の荒事は三津五郎を思い出した。三津五郎の荒事はスカッとしてて大好きだった。陰陽師あの手の新作はもう飽きた。狐花、源氏物語…。頻度が高過ぎ。新作って言うと皆あんなカンジになるのはナゼ?客席が暗くならない新作は出来ないものか。それでも、白鸚の存在感の大きさに圧倒された。車椅子を見た時は正直ショックだったが出て来ただけで舞台を支配した。素晴らしかった!封印切今月の歌舞伎座で1番楽しみにしていたのがこの封印切。
昨晩の録画はまだ見ていません。SNSでは右近さんの「二人椀久」や隼人さんの「大富豪同心」の評判がよいようです。「大富豪同心」は美空ひばりさんの頃の時代劇のようで面白いと思うのですが、BGMは洋楽なのでしょうか。成駒屋ご兄弟に孝太郎さんが参加されている「封印切」の評判も高い様子。「上方の匂いが濃い」という投稿も見ました。心配なのは言葉。お二人ともおうちで関西弁をお使いではなかったとのこと。鴈治郎さんの「おちょやん」でのご様子は到底ネイティブとは言えず、学習された感満載
2025年の幕開けはこれか。昼の部若手の対面巳之助の五郎はちょっと興味あるが、米吉の十郎にはビックリ。虎か少将でしょ。舞鶴もよいか。工藤は芝翫。うーん。浅草歌舞伎卒業したから歌舞伎座で一幕かなあ。陰陽師二本立てオムニバスか。海のものとも山のものとも幸四郎と勘九郎コンビには興味あり。封印切成駒屋兄弟日替わり個人的には。苦手な芝居孝太郎の梅川は見たい気もするが、扇雀でよいのにと思う。夜の部松緑の熊谷陣屋松緑の充実ぶりを見ると妥当か。相模は萬壽国立に出ないのか
先日、国立文楽劇場へ恒例の「国立劇場伝統芸能伝承者養成所歌舞伎俳優既成者研修発表会第34回上方歌舞伎会」を観に行きました国立文楽劇場は開場40周年らしいです!今年の演目は「荒れねずみ」と「封印切」!荒れねずみは知らない演目です。ねずみ役なのに紋付袴で演じるといった、一風変わった演目でしたねずみ達7匹が人間の寝静まった後に現れて家の中を好き勝手に暴れます座った状態ですすっと動いている時、千壽さんが袴の裾を踏んだみたいで、ばたっと転けてしまったけど、すかさず起き上がって演技を続けてまし
上方役者が勢揃いがうれしい、国立文楽劇場の上方歌舞伎会、続いては「封印切」です。これはもちろん、成駒家型。我當と仁左衛門の監修に、鴈治郎、孝太郎、吉弥の指導です。文楽専用の劇場なので、歌舞伎には小さい分、役者との距離が近く、花道での表情もしっかり拝見できます。忠兵衛は、翫政。子供歌舞伎で学び、翫雀(現・鴈治郎)に弟子入りした人で、立役、女方なんでもできる。小柄で丸顔に愛嬌。あほなぼんながら、ちゅーさんチューさんと鼠にも人気の、明るいキャラがぴったり。梶原源太はわしかし
25日の公演を観劇しました。国立文楽劇場開場40周年記念国立劇場伝統芸能伝承者養成所歌舞伎俳優既成者研修発表会第34回上方歌舞伎会↑公演名の長さにはどうにかならないのかと疑問を感じます。これ、全部読む人います?演目は「荒れねずみ」「恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)封印切(ふういんきり)一幕」の二つでした。↓こちらが公演ポスター。梅川忠兵衛の「封印切」の場面の絵ですね。「阪急文化財団池田文庫蔵」だそうです。逸翁美術館で見せてもらえることがある
昨日は「第34回上方歌舞伎会」観劇の為国立文楽劇場へ■上方歌舞伎会とは・・・関西の若手俳優有志による勉強会「若鮎の会」が前身となり1990(H2)年より新たな勉強の場として毎年開催されており既に歌舞伎俳優として活動している既成者を中心にした上方歌舞伎を支える俳優陣の研修発表会今年の1月「咲くやこの花賞」を受賞された上村吉太朗さんの受賞記念イベント「上村吉太朗歌舞伎の魅力」へ行ったのをきっかけに上方歌舞伎にも注目するようになった私大阪
皆さんこんにちは♪おかんです!とうとうこの日がやってきました。上村吉太朗さんが憧れていたお役の封印切の遊女梅川です!めちゃくちゃ良かった!令和6年上方歌舞伎会|独立行政法人日本芸術文化振興会独立行政法人日本芸術文化振興会公式サイト令和6年上方歌舞伎会ページです。www.ntj.jac.go.jp可愛い一途な遊女の梅川を見事に演じていました!いじらしい♥忠兵衛の中村鴈政さん、忠兵衛をいじめ抜く丹波屋八右衛門の片岡松四郎さん良かったわ!忠兵衛の鴈政さん、アホやなぁ!
皆さんこんにちは♪おかんです!コレは吉太朗さんの一番新しい画像です上方歌舞伎会の仮チラシが、出来ました!上村吉太朗さんの師匠の上村吉弥さんからいつも丁寧なお手紙をいただきます。私は8月24日の土曜日の12時の部をみよし会にGmailで申し込んで振込も済んでます。『上方歌舞伎会と「蕎麦処林」へ』皆さんこんにちは♪おかんです!上村吉太朗さんが初めて憧れていた大役に挑みます!是非ご覧ください金額も大変リーズナブルですし、会場も大阪の国立文楽劇場です!…ameblo.jp楽しみ
日本の文化に触れたい⭐︎触れさせたい⭐︎ようやく機会に恵まれました行ってきました、歌舞伎鑑賞教室「恋飛脚大和往来封印切」親子チケットなるものが存在しており、親子券は親3000円・子1500円家族全員で9000円歌舞伎でちゃんと観劇しようと思いますとひと席でも今回の合計額くらいしますからね、大変ありがたいものですさてさて、子供たちだけではなく親も歌舞伎未体験な我が家。チケット共に送られてきたチラシにはあらすじが載っていましたが大人はともかく子供にはもしや難しいのでは
こんばんはさっき少し揺れましたさて休館中の半蔵門・国立劇場2024年の6月歌舞伎鑑賞教室は荒川区民会館サンパール荒川で開催都電、可愛かったです線路コツコツ叩いて検診?調整?してました。線路が近いから作業↓の様子間近に出来て感動しました。今月の会場荒川区民会館サンパール荒川では歌舞伎のにぎわい展(無料、撮影可)開催衣裳と小道具♪展示スペースのほか飲食出来る休憩スペースがあって歌舞伎関連図書が読めるようになっていて国立劇場の歌舞伎俳優養成紹介映像も放映してくれていま