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ようやく音楽をゆっくり聴く気分になりました。ここのところ余震も殆ど感じないので・・・そんな日曜の午後は、やっぱゲヴァ管でしょ?(爆恥)で、何を聴くかと言うと・・・ブラ3です!今日はマズアさんではなくて、ブロムシュテットさん!ブロムシュテット指揮、ゲヴァ管演奏ブラームス作曲、交響曲第3番第1楽章第2楽章第3楽章第4楽章で、聴いてて気づいたのですが、ビオラは向かって一番右からで、celloは真ん中やや左よりからバスはその後ろ
先日、卒業校の現役生たちの演奏会に行ってきました。大阪吹田市のメイシアターこのホールも、先般の北大阪地震以降にリニューアルされてから響きがよくなりました。プログラムはドリーブバレエ「コッペリア」から前奏曲とマズルカチャイコフスキーイタリア奇想曲チャイコフスキー交響曲第4番オーケストラは、対向配置になってました。現役のオケ、いつのころからかこの対向配置をしているようです。対向配置検索してみると、やはり学生と言わずアマチュアのオケでこのところ流行っているらしい。
昔は、というか、我々がオケで演奏していたころは、向かって左から1stVn,2ndVn,Vla,celloと言うのが当たり前でした。いわゆる通常配置です。しかし当時からVlaとcelloが逆になる配置もよく見られ、たしか来日したベームさんとウィーンフィルがそうだったような気なします。考えてみればcelloの音はその方が客席に向かいやすいのですが、なんとなく客席に近い方が、嬉しかったような気が・・・まあ、悲愴に関しては、対向配置のメリットも多い
大昔なら、特にまだドラムも叩いておらず、ギター、ベースの生音も知らない小中校生の頃なら、今でもよく書かれている低音が高音がという書き方、聞き方をしたのかもしれません。しかし、自分でドラムを選んで、調整。傍らにはリズム隊のベース。ボーカルは地域の高校美人を集めてオーディション。ギターや声の質や表現が身近になると、全く低音が、高音がという聞き方はしなくなりました。高校のころから昭和の日本メーカーでモニターに使えると感じたスピーカーは見つからず、アメリカの多数あったFM放送局モニター用に開発され
先週「作曲者は誰だ」で名人になられたかたのプレゼントCDの収録をしたとお知らせしました。佐井祐里奈のチャレンジコーナーでの事。クリスマスが近いという事で私(マーシー)のホルンセントラル愛知交響楽団ヴァイオリンの丹沢さんセントラル愛知交響楽団チェロの堀田さんそしておはクラ順レギュラーのピアニスト秀平さん、そして佐井ちゃんの鈴でジングルベルを演奏しました。※佐井さん使用の鈴(実物)「同じ事の繰り返しだからかんた〜ん」と佐井さんは楽譜をみて豪語!しかし同じテンポで8分音符を
ある方より、先日のオーケストラの楽器配置の記事について「キミはなぜそこまで古典型対向配置にこだわるのか?」と尋ねられました。「家庭のステレオで聴く時は、現代配置(ヴァイオリンが左側でチェロやコントラバス等の低弦が右側)の方がステレオ効果はより良いのではないか?」と指摘されました。私はその人が言う“ステレオ効果”には関心がなく、作曲者の意図を尊重するという意味で、レオポルト・ストコフスキー(1882~1977)が考案した現代配置は邪道と考えています。今日の忙しい指揮者達にとっては、いかに
カラヤンが1989年に帰天してからオーケストラの楽器配置に関わる状況が一変しました。(ある憶測では、カラヤンが犬猿の仲だったフルトヴェングラー想起させる古典型対向配置を異端視し、レコード会社各社は忖度していた、とされています)カラヤンが帰天した翌年には、アシスタントをしていたブルーノ・ヴァイル(1949年生)とクリスティアン・ティーレマン(1959年生)は公然と対向配置で指揮するようになりました。1994年にナクソスレーベルが廉価盤のブルックナーの交響曲全集の企画を発表し、指揮者に古典
古典型対向配置をポリシーとする指揮者はクーベリック以外にも何名かいましたが、レコード会社や所属する放送局の圧力に妥協せざるを得ませんでした。そのうちの1人はドイツ人のミヒャエル・ギーレンMichaelGielen(1927~2019)です。添付の動画は当時ギーレンが首席指揮者を務めていた南西ドイツ放送交響楽団を指揮したベートーヴェンの『英雄』交響曲で、一番左の第1ヴァイオリンの隣は第2ヴァイオリンではなくヴィオラになっており、とりあえずチェロとコントラバスが右側になることで、対向配置を保ち
今日はクラシック音楽のオーケストラの楽器配置がテーマです。私は下の画像の楽器配置が好きです。(ヘルベルト・ブロムシュテット指揮NHK交響楽団)第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが指揮者を挟んで向かい合うので対向配置とも、ヴァイオリン両翼型とも呼ばれており、コントラバスとチェロを左側へ配置する古典型の対向配置が特に気に入っています。1990年頃からは、高い頻度でCDやDVDがこの楽器配置で制作されるようになり、今世紀に入ってからN響もこの配置で演奏するようになりました。しかし、この古
ブラームスの4番の第一楽章ですが、、、18小節から27小節まで第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンに儚げな音形が現れますが、普通はヘッドフォンの左側から聴こえてきます。これはオケの配置が指揮者の左側に第1・第2ヴィオリンを配置しているからです。ところがムラヴィンスキーの演奏では(名演!)第1ヴァイオリン(黄緑色)はヘッドフォンの左から、第2ヴァイオリン(赤色)はヘッドフォンの右から聴こえてきます。これはムラヴィンスキーがヴァイオリンを両翼配置にしているからです。
東京都交響楽団第893回定期演奏会Aシリーズを、東京文化会館にて。指揮/アラン・ギルバートヴァイオリン/矢部達哉リスト(アダムズ編曲):悲しみのゴンドラバルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番Sz.36アデス:クープランからの3つの習作(2006)(日本初演)ハイドン:交響曲第90番ハ長調Hob.I:90なんという変わったプログラムだろうか。ある意味、とても地味。そんなわけだろうか、あるいは前日にCシリーズで同一プログラムがあったからだ
東京都交響楽団第888回定期演奏会Aシリーズを、東京文化会館にて。指揮/マルク・ミンコフスキシューマン:交響曲第4番ニ短調op.120(1841年初稿版)チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調op.74《悲愴》オーケストラ・アンサンブル金沢の芸術監督を務めるマルク・ミンコフスキ。現代における古楽系指揮者の雄であり、欧州において非常に評価が高い名指揮者である。そのミンコフスキが、シューマンそしてなんとチャイコフスキーを振るとは!前半のシューマン4番。私は
東京交響楽団名曲全集第149回(ミューザ川崎シンフォニーホール)。指揮&ピアノ:ライアン・ウィグルスワースピアノ:ポール・ルイスブラームス:ハイドンの主題による変奏曲op.56aモーツァルト:2台のピアノのための協奏曲K.365(Pf:ポール・ルイス、ライアン・ウィグルスワース)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番op.19(Pf:ポール・ルイス)(アンコール)シューベルト:アレグレットD.915エルガー:エニグマ変奏曲2週間前のオペラシティシリーズでも弾
東京交響楽団川崎定期演奏会第70回(ミューザ川崎シンフォニーホール)。指揮:ジョナサン・ノットソプラノ:サラ・ウェゲナーメゾソプラノ:ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー合唱:東響コーラス合唱指揮:冨平恭平J.シュトラウスⅡ:芸術家の生涯op.316リゲティ:レクイエムタリス:スペム・イン・アリウム(40声のモテット)R.シュトラウス:死と変容op.24いやこれはすごいプログラムである。どの曲をとっても簡単に演奏できるものがないし、そもそもマニア向けの曲
いつもご覧いただき、ありがとうございます宇都宮市清原台よねかわピアノ教室米川仁美です教室ホームページはこちらまた一週間が始まりますね。長男は、今日も学校が入試でお休みなので私のお弁当作りもお休みです昨日は久しぶりにホテルでのオルガンのお仕事でした。重厚な雰囲気にいつも背筋が伸びます何とか無事に終わってホッとしましたその後、長女と一緒に主人がエキストラで参加させていただいている那須フィルの演奏会に那須野が原ハーモニーホールは響きも良いので楽しみでし
NHK交響楽団第1907回定期公演Cプログラム2日目を、NHKホールにて。指揮:パーヴォ・ヤルヴィピアノ:アレクサンダー・ガヴリリュクラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18(アンコール)ラフマニノフ(コチシュ編曲)/ヴォカリーズプロコフィエフ/交響曲第6番変ホ短調作品111前半に超人気のラフマニノフピアノ協奏曲第2番、後半に渋く難解と言われるプロコフィエフの交響曲第6番という変わったプログラムである。にもかわらず完売したのは、ピアニストが当初カティア・
テオドール・クルレンツィス指揮ムジカエテルナ初来日公演を、Bunkamuraオーチャードホールにて。チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35(ヴァイオリン:パトリツィア・コパチンスカヤ)(アンコール)ミヨー:ヴァイオリン、クラリネット、ピアノのための組曲op.157bから第2曲(ムジカエテルナ首席クラリネット奏者とデュオで)リゲティ:バラードとダンス(2つのヴァイオリンのための編曲)(ムジカエテルナ・コンサートマスターとデュオで)ホルヘ
なにせ、ブログをしばらく書いてなかったので、チェリストミヤケは最近なにしてたんでしょ?とお悩みの読者さんもいらっしゃることかと。。え?いない?悩んでいない?まぁそういわずひとつお付き合いくださいませ。今年は初めて🔰の曲や初共演が印象に残る年でした。6月に日本が世界に誇るイベント、ヴィオラスペースからオファーを受けて、仙台で僕が音楽監督をしている室内楽シリーズMusicFromPaToNAとコラボ企画が実現し、世界的ヴィオラ奏者今井信子さんと僕らのカルテットがモーツァルトの弦楽五重奏
11.23仙台フィル完売録音してました。FM用かな?ロビーコンサートはゴルトベルクの3、15、21、24変奏。fl宮嵜さん、fa水野さん、コーラングレ木立さん会場にはクリスマスツリーを型とったオブジェきょうは最前列につき至近距離半端ない(≧∇≦)ウレシイことに両翼配置だ\(^O^)/1stと2ndが向かい合うので、副旋律の動きが聞こえる聴いててウキウキ♪♪o(^-^)oカレーに例えると、1stのカレー粉を引き立てるスパイス役。熟練の味が求められるんであります。
グスターボ・ドゥダメル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会を、台北の国家音楽ホールにて。バーンスタイン:交響曲第1番「エレミア」(Ms:タマラ・マムフォード)ショスタコーヴィチ:交響曲第5番前々日のマーラーから1日置いての公演。この日も、やはりほぼ満席で異様なまでの熱気に包まれている。今これを書いている時点でベルリン・フィルは翌日の高雄公演を終えていて、その模様はデジタル・コンサートホールで生中継されていた。映像で終演後の聴衆の拍手喝采を見ても、会場の外でライヴビューイ
NHK交響楽団第1895回定期公演Cプログラム2日目(NHKホール)。指揮:ヘルベルト・ブロムシュテットハイドン/交響曲第104番ニ長調Hob.I‒104「ロンドン」マーラー/交響曲第1番ニ長調「巨人」91歳の巨匠ブロムシュテットによるマーラーの巨人という人気曲ということで、今回土曜日の定期はチケット完売である。独墺系のレパートリーを得意とするブロムシュテットであるが、私が知る限り、N響と演奏したマーラーの交響曲は4番、5番、9番のみであり、今回の1番は初となる。録音
仙台フィルハーモニー管弦楽団の第322回定期演奏会を聴いてきました。日時:2018年10月19日(金)・20日(土)19日/午後7時開演20日/午後3時開演場所:日立システムズホール仙台・コンサートホール指揮:高関健出演:仙台フィルハーモニー管弦楽団演奏曲:モーツァルト:交響曲第32番ト長調K.318モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調K.364(320d)ヴァイオリン:ライナー・キュッヒル
サー・サイモン・ラトル指揮ロンドン交響楽団来日公演(サントリーホール)。H.グライム:織り成された空間(日本初演)マーラー:交響曲第9番ニ長調前日に引き続きロンドン響来日公演。この日は今回来日公演で一番期待のマーラー9番!ラトルのマーラー9番。録音だとウィーン・フィル盤(1993年)、ベルリン・フィル盤(2007年)があるが、これらの録音はどちらも中庸で、まあまあである。私はラトルのマーラー9番、ベルリン・フィルとの演奏を2007年夏のザルツブルクで、2011年震災後の
都響スペシャル【アラン・ギルバート首席客演指揮者就任披露公演】(サントリーホール)。シューベルト:交響曲第2番変ロ長調D125マーラー:交響曲第1番ニ長調《巨人》(クービク新校訂全集版/2014年)2017年まで8シーズンにわたりニューヨーク・フィルの音楽監督を務めたアラン・ギルバート。来年9月から、NDRエルプ・フィルハーモニー(旧ハンブルク北ドイツ放送交響楽団)の首席指揮者に就任予定であり、今年11月に来日する(現在は首席客演指揮者)。そのギルバート、都響にはすでに
バンベルク交響楽団来日公演(サントリーホール)。マーラー:交響曲第3番ニ短調指揮:ヤクブ・フルシャメゾ・ソプラノ:ステファニー・イラーニ女声合唱:東京混声合唱団児童合唱:NHK東京児童合唱団先日の「新世界」に続いて、バンベルク交響楽団来日公演。曲目が人気のマーラー3番ということで客の入りがいいのだろうなと思っていたらさにあらず…Pブロックの大半が合唱席で販売されていないにもかかわらず、1階、2階の後ろの方はガラガラであった。フルシャのマーラー、都響で聴いた1
サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会を、フィルハーモニー(ベルリン)にて。曲目はマーラーの交響曲第6番イ短調のみ。サイモン・ラトルがクラウディオ・アバドの後任としてベルリン・フィルの音楽監督に就任したのは2002年。もう、そんな前になるのだ。そのラトルが、この2017/2018シーズンをもって音楽監督を引退する。今回は、その最後の定期演奏会であり、今回の私の旅行の主目的だ。ラトルがベルリン・フィル・デビューを果たしたのは31年前、1987年11月の定期演奏会で
6月19日東京藝術大学奏楽堂東京藝大シンフォニーオーケストラプロムナードコンサート13指揮ジョルト・ナジ演奏東京藝大シンフォニーオーケストラ今回の指揮者のジョルト・ナジ先生は東京藝術大学音楽学部卓越教授。先日の6/1に開催された東京藝術大学奏楽堂の「創造の杜」の時の藝大フィルハーモニー管弦楽団の指揮をされました。その日は、チケットを持ちながら聴きに行けませんでした。先日の東京藝大チェンバーオーケストラは、藝大大学院が中心のオーケストラですが、藝大シンフォニーオーケスト
気持ちよく晴れ渡る空、若葉の緑が夏の一歩手前のきつい日射しを吸って、一段と映える今日は、仙台フィルマイタウンコンサート仙台以外の宮城県内で年に3、4回行なっている元ウィーンフィルのコンマス、ライナー・キュッヒル氏がゲスト出演するので、楽しみにしていました。プログラムに震災見舞いと被災地復興祈念のメッセージが挟まれていました。4、5年前にゆりあげをウィーンフィルの団員が訪れて、碑前でG線上のアリアを演奏してくださったことがありました。名取市の小中学生200人及び高校生までご招待
首席指揮者ピエタリ・インキネン得意のオールワーグナー・プロ彼のワーグナーは5年前、昨年と体調を崩して聴き損なっていただけに楽しみだった歌劇「タンホイザー」序曲歌劇「ローエングリン」より第1幕、第3幕への前奏曲言葉のない「指環」(マゼール編)ステージ上は両翼に拡がり、かつ対向配置なので一種異様な光景だ近時対向配置を採用する指揮者は多いが、これは極端と言っていいだろう大好きな「タンホイザー」序曲の出だしは絹のごとく柔らかく滑らかに終演後インキネンに真っ先に指名