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近頃、興味のある書籍が2冊出版されたので購入して読んだ感想を掲載します。1冊は、朝日新聞記者の永田豊隆氏が精神疾患の妻との日々を綴った「妻はサバイバー」という書籍と、もう1冊は、東洋経済新聞社の「ルポ・収容所列島~ニッポンの精神医療を問う~」という書籍で、どちらも日本の精神医療や福祉を問うた記者としての渾身のノンフィクション作品である。永田豊隆氏の「妻はサバイバー」は記者であると同時に夫としての葛藤が赤裸々に記載された私的なルポルタージュですが、他人ごとではすまされない普遍的な精神
うつの本人の怒りのスイッチが入って自分のことを一生懸命言っているときにどうするか。すべての発言を逆手に取られる。相手のことを思って言った言葉がまさかの地雷でそこら中で爆発することが多々あります。爆発することを恐れて言いたいことを我慢して黙って聞くことも多々あります。どっちがいいかって?私は前者がいいと思います。母親が本人の話を我慢して聞いていました。もちろん本人のことを思って説明はします。これはこう思ってやったんだよ、そんなこと思ってないよ。さあそれをどうとらえるか。
とにかく疲れます。水泳の授業を終えた後の午後のような体がだるくて頭がすっきりしないあの感覚。それの10倍くらいしんどい。それが10年続くことを想像してみてください。どれだけしんどいかわかるでしょ?死ぬといって、包丁、カッター、果物ナイフありとあらゆる家の中の刃物を持ち出しました。そうする本人にはとにかく向かっていくしかない。死んでほしくないから。そんな人がいるのがほかの人に知られたくないって思ったこと、家の中の恥ずかしい部分だとかは思ったことはありません。で