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今回S様からご依頼いただいたのは、かなり幅広のアンティークピアノスツールの座面張替え。このくらいの大きさになると二人が座れるため、「デュエットスツール/DuetStool」とよばれます。がっしりとしたマホガニー材で出来ており、収納部もあって本体はとてもよいコンディションでした。傷みがみられた座面部分のみ、メンテナンスをさせていただきました。今回は座面のみ外すことが比較的容易でしたので、座面部分のみ工房に持ち帰り、張替えをさせていただきました。S様がお選びになったのは、シックでモ
皆さん、おはようございますミラノに戻ってきました新居での仕事は山ほどあったのですがほとんどダンナの都合で仕方なくミラノへ…でも私の用事も1日あってそれは筋電図の予約日となっております肩と腕の痛みはずっと続き、手先の痺れも左手全体に及ぶようになった感じでほぼ間違いなくコロナワクチンの間違った位置への接種による後遺症、「SIRVA」というものだと確信していますが、とにかく複数の検査が必要となります。
緑がどんどん濃くなるこの季節。本格的な夏になる前は、アンティーク家具にとって念入りなメンテナンスをするのに最適な時期です。適切なメンテナンスをすることにより、100年経った家具が、また100年使えるようになるかもしれません。本当に良い物を大切に長く使う、心豊かなライフスタイルは、そのままアンティーク家具の存在価値でもあります。そんな意味をこめて、パンカーダでは「Lovemelittle,LOVEMELONG~アンティーク家具を長く愛するために」
椅子で一番傷みがでやすい座面。木は100年もっても、日々座るファブリック類の座面はとても100年はもちません。今回お受けしたのは、座面の張り変えのご依頼です。椅子の構造自体も緩みが出ていたため、組み直しも同時に行います。座面は合成皮革で、長く使われていたために傷みがでてしまったことによりお張替えをご希望でした。椅子自体はアンティークではありませんが、誠実なつくりの、よい木のお椅子です。色味はチェアと合わせてソフトなブラウンに変更。木部との一体感が生まれ、椅子自体のフォルムの綺麗さが際立
先日ご案内したヴェネツィアでの職人展とほぼ同時期に開催されるMIDA2022/フィレンツェ国際職人展。フィレンツェを代表する職人を選出したスペースを準備するので参加して欲しいというオファーをいただき展示会が重なっている旨を説明した所、スケジュール調整をしてもらえるとのことで招待参加が決定。公式サイトでも情報が更新されたのでこちらもご案内!!MIDA2022/MostraInternazionaledell’ArtigianatodiFirenze今回参加するスペ
パンカーダには東京都内のアンティーク家具屋には珍しく、店内に修復工房がございます。店頭で販売する家具の修復はもちろんのこと、過去に当店が販売させて頂いた家具のメンテナンス、そしてお手持ちの家具のメンテナンスのご相談にも対応しております。今回は実例をひとつご紹介いたしましょう。10年以上前に当店でご購入いただいたマホガニーのサロンチェアの座面修復のご依頼をいただきました。座面の中にコイルスプリングが入っており、スプリングのきいた座り心地が特徴の英国アンテ
おざまーっす!先日、仕事中やる事が無かった(大丈夫?)ので、1年以上ほったらかしにしてあったベンチの修復に取り掛かる事が出来た。このベンチが僕のうちに来た時から、すでに藁(わら)がほつれたり切れたりして、本体の木も雨や日光に晒された感じでボロボロだったので、家の中に置いてもらえずベランダに放置してあった。↓"汚いから"というのも理由の一つだが、本当は"家が小さくてベンチを置くスペースが無い"というのが主な理由だ。知り合いの間では"マッチ箱に住む家族"と噂になってい
久しぶりのブログ更新。フィレンツェは今週頭から移動制限が緩和されてイエローゾーンとなりましたがまだまだ厳しい状況です😅そんな中でも明るく生活するイタリア人に強さを感じると共に癒されて日々過ごしています。このような状況下で、自由に旅行が出来る様になってフィレンツェに来た時にはもっともっと楽しんで欲しい!という気持ちでYouTubeをスタートされた写真家のEmiOtaさんに工房の取材をしていただきました。フォトグラファーとして撮影の様子を見せながらインタビューするとい
本日は木製看板の再生したものを取り付け工事でした。当店制作の看板では無いですが欅の無垢板の立派な看板。オープンから10年以上たちお店の顔でもある看板がだいぶ痛んできてしまったので再生可能かとの依頼。一度塗装はかけ直したらしいのですが前回の塗装が、、、下地処理されて無いためウレタンクリアーとオイルステイン系の混合状態でどうしよう???コツコツ手間暇かけて全部剥離しました。他の物なら材料活かして作り直しの方が早い!でもそこは看板丁寧に再生させていただきました。お客様にも満足していただき一安心
謹賀新年明けましておめでとうございます。2020年は本当に難しい年でしたが無事年明けを迎えることができました。年末にはフィレンツェのCameradiCommercio(商工会議所)から「FirenzeeilLavoro2020」という賞をいただくという嬉しいニュースも!地域を象徴する伝統技術というカテゴリーで選出していただき授賞式はヴェッキオ宮殿の500人広間で1月に予定されています。厳しいながらも続けてきて本当に良かった。詳しくはまた授賞式の後にご報告できればと思
昨日は年末のお忙しい中オンラインイベントにご参加いただいた方々、有難うございました。Zoomにてフィレンツェ・東京の五ヶ所を繋いでのライブ配信。初めての事で不慣れな部分はありましたが自分自身も他の方の工房をすっかり楽しんでしまいました。終了後もいろいろとメッセージをいただき嬉しい限り。次回以降の励みになります!!時間があればご紹介しようと思っていたこの木製定規引退されたサルトリアから引き取りさせていただいたもの材質はオークですが木製なのでどうしてもミリ単位で
もう2020年も最後の月。例年は日本にいるこの時期、フィレンツェにいるのが不思議な感じがします。。。さて、来週に迫ったオンラインでのライブイベント。リハーサルを兼ねた接続テストをしたりと着々と準備を進めています。ファッションでも家具でも、ヴィンテージやアンティークというのは時間が経てば自然とそうなると考えている方も多いのでは?確かに時間的な概念でヴィンテージであれば40〜50年以上前のもの、アンティークであれば100年以上前のものといったところはあります。2020
フィレンツェのあるトスカーナ州も日曜日からレッドゾーンとなりついにロックダウンで外出禁止に😭期間はとりあえず2週間でスーパーや薬局など生活必需品以外のお店は営業禁止だけれど自分たちのような職人仕事は工房内でルールを守っていれば仕事を続けられるとのこと。予定を全く立てることが出来ず9月に戻り掛けていた仕事もいろいろとまた延期。一度目のロックダウンの時は春から夏に向かっていた時期でこれを我慢すれば海に行ける!などのモチベーションもあったけれど今回は冬に向かっていく時期で気持ち的に
先日トスカーナ地方がイエローゾーンだと書いたばかりでその数日後すぐにオレンジに変わりまさかの日曜日からレッドゾーンになるとの発表がありました。レッドゾーン、、、春に続いてまたしてもフィレンツェもロックダウンに突入です。。。数日先の予定も全く立てられないようなこの状況。とにかくまずは自分の健康状態をしっかり管理しなければと改めて気を引き締めます。さて、アンティーク市で一目惚れした箱をちょっとご紹介。Thujaという木のコブの部分で作られた箱内部にクッション・革張りをし
しばらくブログが書けていませんでしたが今年ももう11月。例年であれば日本での展示会のご案内などをしている時期ですが今年は今のイタリア・日本の状況を考えて帰国は見送りとすることにしました。イタリアは再びセミロックダウン状態。レッド、オレンジ、イエローと州ごとに制限のレベルが異なりフィレンツェのあるトスカーナ地方は今のところイエローゾーンですが18時以降の飲食店の営業禁止や22時以降の外出禁止、美術館などの休館は全国共通。レッドゾーンとなり、いつまた外出禁止になってもおかしくない状態で
先日、インテリアテクニックということで額縁の使い方をご紹介しましたが今回はDIYのテクニックでインテリアのアクセントにもなるアイテムを一つご紹介。DIYでヴィンテージ感やちょっと古い家具のイメージにしたいというとおそらくオイルステインを使って塗装の部分に気をかける方がほとんどだと思います。ただ塗装のテクニックはある程度の慣れやセンスが必要でなかなか難しく、やってみたら汚らしい仕上がりになってしまいイメージが違うという方も多いのでは。そんな状態を変えてしまうのがこの真鍮のマ
ずっと気になっていた我が家のダイニングテーブルの老朽化。10年前にこの家に引っ越した時に、ホノルルのパシフィックホームっていう家具屋さんでかった無垢材のテーブル。このボコボコした表面のキャラクターが好きなとこ。あ、こっちのラニが写真の授業で撮ったほうが、ボコボコがよく撮れてる。でも、2-3年前から、よく触るところ、特に子供達の席の前のコーティングの質が弱ってきて、こうして横からみると光沢がなくなってきてました。ほら、こんな、引っかか
日本の味覚の秋と同様にイタリアの秋も美味しいものがたくさん!!ポルチーニも美味しい季節でトスカーナ州の山の方ではよく採れます。雨の後にはスーパーにも採れたての新鮮なものが並んで今日買ったものは3000円/kgほど。グリルやパスタ、フリットだったり新鮮なものであれば生でサラダも美味。今回はサイズも太さも結構あったので歯応えも楽しめるグリルに。塩胡椒とオリーブオイルでグリルにして焼いた肉の上に乗せて一緒に食べるシンプルスタイル初物でしたがポルチーニ特有の甘みと香りがワ
コロナ渦の中、通常は5月に開催されるコルシーニ貴族庭園職人展が時期をずらして昨日から20日(日)まで開催されています。さすがに出店数は少なめですがロックダウン後、フィレンツェの大きめの展示会としてははじめての開催では?少しずつ前に進んでいるのかなぁ。。。せっかくなので動画の撮影もしてきました。もっと使いたいシーンもあったのですが明るさの調整やピント合わせなど失敗も多く、残念ながら使えず。短めの動画ですが雰囲気は伝わるかと思います。来年以降、また参加してみたいイベ
以前からフィレンツェの街を動画で撮りたいと思っていたのですがカメラの手振れ補正がいまいちで諦めていました。。。Youtubeのいろいろな動画を見てどうやって撮っているのだろう?と勉強しているとジンバルという手振れを補正してくれる機材の小型で安価なものが結構出ているらしい。自分のカメラ、撮りたい状況などを考えるとZHIYUNCrane-M2というのが一番相性が良さそうだったのでネットで注文して先週到着しました。軽量コンパクトなのに3次元補正をしっかりしてくれてびっくり。
8月も終わりが近づき、少しずつフィレンツェの人たちもバカンスから帰ってきている様子。車の量も増えて、開いているお店も増えてきました。みんな真っ黒に日焼けをして充電満タンでエネルギーに満ち溢れている感じがあってけっこう好きな時期です。さて、SNSやブログを長くやっていることもあり木象嵌という言葉を思わず当たり前のように使ってしまうのですが新しく見たという方たちにはおそらく馴染みのないもの。ということで木象嵌とは何なのか?なぜ今この時代に木象嵌の仕事をしているのかを動画にまとめ
フィレンツェ・メディチ家のシンボルでもある百合の紋章。街を歩いていてもいろいろなデザインの百合の紋章を目にします。今回はオーダー制作中の百合の紋章の作業動画をまとめてみました。突き板のセッティング→糸鋸によるカット→並べ替え→焦がし技法によるグラデーション加工彫り込み象嵌の様子はありませんがどんな工程があるのか?何となくお分かりいただけると思います。とても美しかった夕暮れのフィレンツェ日が落ちるのも少しずつですが早くなってきています。。。
現在イタリアは飲食店内でのソーシャルディスタンスの規制が厳しく、道に面したお店は外に席を設けたりと様々な対応策を練っている。先日、旅行をしてみて感じたのがソーシャルディスタンスに対する考え方の変化。イタリアでは7月の初めから飲食店の営業が再開し始めたが当初はしっかりとソーシャルディスタンスを保っているということが見た目で分かるようにアクリル板で大袈裟に仕切りを付けたりしていた。ただデザインにうるさいイタリア人たちがそのままにしておく訳もなく旅先の多くのお店で植栽やサ
中庭もだいぶスッキリして少しずつ植物を増やしているので面白い観葉植物、「ビカクシダ」をはじめてみました。以前、日本で見たことがあってとても興味があったのですがYouTubeでいい動画を発見!ネット検索してみるとイタリアでもPlatycerium/CornadiCervo(鹿の角)という名前で取り扱っているところがあったのでオーダーしてみました。この鉢植えの状態で到着これをトップの写真のように板付という作業をして固定。時間が経つとどんどん板に着床していくそうです。
中庭の整理もとりあえずひと段落。afterbefore比較してみるとだいぶ変わりましたね😊工房での日常をまとめた動画も10本目になり編集なども少しずつ慣れてきました。置いてあるものが実は結構面白いもので、、、奥にある植物をかけているのは1920〜30年代の製図用の台で手前の天板は1700年代の木製扉。フィレンツェにいると普通ですが、、、冷静に考えるとなかなかすごい物です😅ゆっくりと工房に来てもらえるようになるまでにいい空間にまとまるといいなぁ〜
中庭の整理を少しずつ進めています。緑も増えてだいぶいい雰囲気になってきました材料を片付けていたら埃まみれの古い木製コンパスを発見。せっかくなので修復の様子を二つの動画にまとめてみました。虫食いの穴が結構あったので殺虫・消毒と穴埋め、磨きの作業を簡単に説明しています。またこういった古いオブジェの年代をどう考えるのか?なども話していますのでアンティークなどお好きな方は特にゆっくりと時間のある時に見てみて下さい!YouTubeチャンネルはこちら😉↓↓↓↓↓↓↓↓
工房オープンから少しずつ物が溜まって、いつの間にか収拾が付かなくなっていた中庭。掃除に合わせて本格的に片付け中。ようやくここまで整理できました。。。片付け前はこんな感じ中庭で夕方に軽く一杯というのが夢でもあったのでこの夏は植物を少しずつ増やして空間を作り込んでいこうと思います。ちょっとした隠れ家的な感じにしようかな。。。のんびりやっていくのでお楽しみに!!YouTubeチャンネルはこちら😉↓↓↓↓↓↓↓↓↓YouTubeチャンネル/Zouganis
昨年のように40℃を超えるということはないものの毎日暑い日が続いています。一時期まとめて降ったりしましたが今年は雨が少ないかも。。。入り口の植物も直射日光に強いものと交換扇風機も出して、工房も本格的に夏仕様です。ここ最近、ちょっと集中していろいろな動画をYouTubeにアップしています。と言っても扱っているものがどれもマニアックなものなのでなかなか観る人が増えず、、、本当は検索に引っかかりやすいものをやったりするのがいいのかもしれませんがやっぱり自分らしく自然体が一番。
ちょっと遊びつつ、のんびり動画をまとめてみました。動画の方がやはり情報量が多く雰囲気が伝わりやすい気がしています。フィレンツェの工房の朝はこんな感じ今夜は力強い光を放つ印象的な満月でした。YouTubeチャンネルはこちら😉↓↓↓↓↓↓↓↓↓YouTubeチャンネル/ZouganistaFirenzeお問い合わせmail@zouganista.com工房viadeicardatori20r,Firenze(zonaSanFrediano)
新しいカメラの使い方もだいぶ慣れてきて少し前までスマホで済ませる事が多くなっていた写真や動画もカメラでの撮影に切り替えました。カメラの機能をしっかりと使うとやっぱりきれいに撮れますね。ノコギリでの作業が少し単調だったので気分転換に動画を撮影してアップしてみました。今回はのこぎり作業をちょっとだけYouTubeチャンネルはこちら😉↓↓↓↓↓↓↓↓↓YouTubeチャンネル/ZouganistaFirenzeお問い合わせmail@zouganista.com