ブログ記事2件
次男は,期末考査中は塾を休んで,今週から再開しています。妻の話だと「行きたくない,休会しようか(休会って何だ?)」などと,いつものように「行きたくない病」になっていたそうです。高校の授業がほとんどなく,夕方から始まる塾までの時間を持て余しているので,よけいそういう気分になるんだと思います。それでも,確認テストは全部合格しました。ポラリス現代文1は,終了したので「2」に進むことになりました。私も,ポラリス現代文1は全部やったので,同じように「2」をやってみようと思います。
宮沢清六著『兄のトランク』(ちくま文庫)賢治の弟さんによる随筆集。思えば、清六さんは、お兄さんの賢治とお姉さんのトシさんを亡くされて、とても悲しく寂しかったのではないかと思います。次の言葉は身内だからわかることですね。「賢治の性格も生涯も,他からの批判や同情などと全然無縁の,何としてもそうしか出来得ない必然的な事実であり,結果でもあったと思う.」兄のトランク(ちくま文庫)821円Amazon
宮沢賢治の9歳下の弟、清六さんが兄との思い出や、秘話を語る。お二人は小さい頃からとても仲良しで清六さんは「とても変わり者」であった賢治兄さんが、大好きなのだ。文章を読むと、賢治の世界観や独特の表現にとても影響を受けたことが解る。。でも賢治自身は、清六さんの趣味に干渉せず宗教を強いることも全く無かったそうだ。清六さんも賢治のように、飽きもせず一日草花や虫と遊ぶ子供。従兄弟たちと蜘蛛の胴体をチョン切ったりするんだが、この手の残酷遊びに、賢治はいつも加わらなかったそうだ。弟