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ネルソン・グッドマン『芸術の言語』に曰く、芸術における表現は、人間の感情表現とは無関係で、記号と記号の関係性、「隠喩的例示」であるとされる。絵の”灰色”が”悲しさ”を想起させるのは、”灰色”と”悲しさ”が隠喩的に関係しあってるからで、表現者・観賞者の感情とは無関係、なのだそうな。バイオレンスの強いアクション映画での暴力表現が、役者さん・監督さん・映画ファンの人柄とは、一切、無関係、といった方がわかりやすいかも。殴っているよう
これから書く内容は、かなりきわどい内容になるが、私が永年、奥義を求める「日本画」の世界が、そのような陳腐で低俗な物でない事を願って、それでさえバブル経済崩壊後の日本画等の純粋美術の低迷の中、このまま完全に滅びてしまわないように、反面教師、また、強い自戒の念を込めて、あえて、正面から触れておかなければならないのだ・・・。決して、作家個人や特定の団体の責任を追及するという趣旨ではなく、日本における日本画・美術界全体の将来を思って、ひ弱な一画家が述べるのである。日本画を愛する一変人画家の戯言と
出品絵画「CDジャケット写真に酷似」、日本美術院理事の東京芸大名誉教授を謹慎処分https://news.yahoo.co.jp/articles/5ce756bcb978a4328d0009711183dcff61b7be64出品絵画「CDジャケット写真に酷似」、日本美術院理事の東京芸大名誉教授を謹慎処分(読売新聞オンライン)-Yahoo!ニュース日本美術院(田渕俊夫理事長)が、日本画家で同院理事の宮廻(みやさこ)正明・東京芸術大名誉教授を1年以上の謹慎処分としたことが19日、
∂日本画の謎名作から読み解く技法宮廻正明日本画名作から読み解く技法の謎[宮廻正明]3,850円楽天∂今までの日本画に関する本とは全く構成が違って、初心者の人でもかなり興味をひくような内容のオンパレード。ぐいぐいと引き込まれ、日本画の真髄と奥深さをいつの間にか会得していく。理路整然とした研究や論文に基づき、歴史に沿って忠実にまた科学的に絵画技法などを追究、きわめて客観的に日本画を分析、評価している。非常に理解しやすい。選択されている絵画には具体的な作成過程
恵比寿駅(JR、東京メトロ日比谷線)山種美術館2019.11.2~2019.12.22山種美術館は来年3月に料金改定。今まで手帳見せてタダ見していた私には大打撃!無料→通常の200円引きに(900特別展1100)一般料金も100円上がります。(1100特別展1300)厳しいな!でも来年の秋には久しぶりに竹内栖鳳の「班猫」展示するそうで、楽しみです。今まで以上に節約して美術館に通おうと思います。今回は日本画の「色」がテーマ。山種美術館の所蔵品だけで青、緑、赤、黄、黒、白、銀
今日は午前中に健康診断だったのでついでにふらっと美術館へ寄ってみた!この美術館は12月になると見たくなる絵があるんだちょっと早いけど、今日見て来た東山魁夷《年暮る》1968年山種美術館所蔵この絵は東山先生の友達の川端君から「京都は今描いといていただかないとなくなります」って言われて描いた8枚の絵の中の1枚。大晦日の夜を描いているらしいんだ東山魁夷先生の絵は自然の風景を描いた作品が多い印象なんだけど、これは人間の生活を描いたように感じるんだそれぞれの屋根の下で大晦日に皆何をして
東京藝術大学陳列館2階に様々な「真珠の耳飾りの少女」9月16日から9月29日まで開かれる私とクローン文化財との出会いは、2016年9月に開かれた文化財国際協力コンソーシアム設立10周年記念「文化財からつながる未来」に参加したときにさかのぼります。天駆ける太陽神との衝撃的な再会。この時、この壁画がクローン文化財であることを知りました。このクローン文化財との出会いのあと、アフガニスタン流出文化財の展覧会素心伝心。翌年の素心伝心2が行われ毎年その成果を見続けてき
年末年始の休暇明け、5日連続して仕事で午前様でしたのでなかなかブログを読む、書く時間が取れませんでした。今週は、兼高かおるさんが亡くなられたことや、NHKでやったガウディのサグラダファミリア教会の番組が素晴らしかったことなど触れたいことが沢山あります。色々ありましたが、やっと三連休でリフレッシュしなきゃと、ステーションギャラリーから藝大美術館に向かっている通り道で、せとうちグルメフェスに引っかかってしまいました。藝大美術館に向かっていたのは、藝大の木島隆康教授の退任記念展とある方のご尽力で
旧長土塀小校舎さよなら87年閉校交流館が来月末閉鎖中日新聞一九八七年に統廃合で閉校した金沢市長土塀小学校の卒業生が七日、現在は長土塀交流館となっている校舎に最後の別れを告げる同窓会を開いた。(石田禎一...見学される佳子さま時事通信見学される佳子さま.見学される佳子さま.<前へ·次へ>.和傘伝承館で制作作業を見学される秋篠宮家の次女佳子さま=7日午後、鳥取県米子市【時事通信社】...興福寺中金堂で落慶法要300年ぶりに再建日本経済新聞台風などに
秋晴れの土曜日、怪我の療養中ということで、池袋の古代オリエント博物館で開かれた記念講演会「古代シルクロードを知る:過去と現在、そして未来へ」を聴講してきました。登壇されたのは、このお三方。西秋良宏東京大学総合研究博物館教授前田耕作アフガニスタン文化研究所所長・東京藝術大学客員教授宮廻正明東京藝術大学名誉教授配布されたのは、この東京藝術大学COI拠点であるArts&SienceL.A.B.のパンフレットと前田耕作先生のレジュメ。そして、シルクロードの要地を
こんにちはアキです日によって暑かったり寒かったり…体調崩しやすい季節ですね皆さまお健やかに過ごされますようにさて9月15日から山種美術館で日本美術院創立120年記念日本画の挑戦者たちが開催されています幕末に横浜で生まれ現藝大の設立に大きく貢献した日本美術の評論家岡倉天心が新たな日本画の創造を目指して横山大観らとともに創立したののが日本美術院そこで横山大観や菱田春草らが模索していたのが朦朧体という画法だったそうです朦朧体当
7月中旬のことになりますが、山種美術館で開催されている『水を描く―広重の雨、玉堂の清流、土牛のうずしお―』を鑑賞してきました。山種は久しぶりです。かなり暑い時期だったので、避暑を兼ねての美術鑑賞でした。今回のテーマは“水”。海や川、滝、さらには雨の風景画などが並び、非常に涼やかでしたね。どの作品も波のうねり、水面の動き、滝の瀑布など、画家の個性は違えど細かな描写が楽しめました。“水しぶき”や“水流”などは、画家の腕の見せ所という感じです。また、雨の情景を描いた作品では、日
特別内覧会に参加しました。※写真撮影は特別内覧会で許可頂いております。企画展ということで、山種美術館コレクションからの展覧会になります。個人的には、初めてこちらのイベントに参加したのが、2014年のこの展覧会でした。水の音ー広重から千住博までーその時に印象的だったのはこの作品初めて参加した山種美術館の内覧会ではこれを目にして、とても涼しげな印象的だった記憶が。何故カラーなの?とちょっと思ったのも事実でした。これはちょっと懐かしくなり、トップにしました。実際には、第2章滝のダイ
今日は、第73回春の院展を観に、日本橋三越本店に行ってきました。春の院展は、この東京展(会期3月28日(水)~4月9日(月))を皮切りに、全国巡回展(東京を含め17カ所)に入ります。私は、いつも横浜展を観に行くのですが、今回は、今回展示されている、ある日本画家の方から招待券を頂いたので、これ幸いと行ってきました。購入した全作品集と、絵はがきです。今回、この会場には日本美術院同人35名、一般327名の作品が展示されています。絵はがきと、作品集をお借りして、数点だけ紹介させて頂きま
以前島根県立美術館、安立美術館、山種美術館で見たひとりの画家のことが気になっていました。画家の名前は宮廻正明氏。これは島根県立の作品。鮮やかに広がる網と青い水面に浮かぶレースのように細かい網目が絶妙で忘れがたかったのです。ただ、宮廻氏の作品を見る機会は限られています。安立と島根は宮廻氏の出身地だから作品数が多いものの、東京では山種で1点見たにすぎません。ところが今年、その宮廻先生の芸大退官記念展が開催されるとのこと。もう去年から楽しみにしていました。
東京藝術大学・・・日本唯一の国立総合芸術大学として、創設以来、世界水準の教育研究活動を展開し、数多の傑出した芸術家を育成・輩出するとともに、国内外における広範且つ多様な芸術活動や社会実践等を通じて、日本の芸術文化の継承・発展に寄与しています。(学長のコメントのパクリです)本日、そんな東京藝術大学に行って参りました。このような展覧会をやっています。宮廻正明展行間のよみ(2018/1/4~1/17:東京藝術大学大学美術館)https://www.geidai.ac.
昨年は、「見返り美人」をみてこんな事をポストしたり、芸大大学院インターンによるギャラリートーク下村観山弱法師を聞くために日向ぼっこランチしていたのが1年前の週末に出来事でした。2018年1月6日東京藝術大学美術館宮廻正明展「行間のよみ」にて宮廻先生自らのギャラリートークと東京芸術大学130周年×日本橋三越110周年美術学部教員による作品展「東京芸術大学美術学部教員によるクロストーク」日比野克彦(美術学部長)×手塚雄二(日本画教授)、橋本和幸(デザイン教授)を聞きに行ってきました。
展覧会に行って来ました。宮廻先生は、バーミヤン石仏壁画の復元はじめ、文化財保存修復の分野でのご活躍以外に、院展に入賞される日本画も数多く制作されておられ、この度、退官されることになり、その記念の個展と言うことになります。裏彩色と言えば若冲の使った技法で、それよりもっと淡い感じに仕上がり、それも大きな作品が多く、日本の美しい風景が多く取り上げられていました。これは日本画ファンにもオススメな展覧会です。さて、行間のよみ行と行との間には音にならない意味がある目には見えない音がある余談な
✨宮廻正明展行間のよみ✨メディア向け内覧会とレセプション参加❣️裏彩色”による滲み出る柔らかな色彩で、独自の世界を築いた宮廻正明氏。これまで日本美術院賞他、数々の賞を受賞し日本はもとより世界各国で高い評価を受けています。レセプションでは著名人のご挨拶が続きます。今回数多くの作品を鑑賞しながら、どこかで見たことがある風景、現実を描いているようで現実でない印象深い作品が壁いっぱいに広がってます。また別館では、デジタルとアナログの融合がクローン芸術❗️会期:2018年1月4日(木)-1
朝晩すっかり涼しくなりましたねいつの間にか9月です美容室で癒しのひと時を過ごした後、宮廻正明氏の絵画展へ文化財の復元を行っておられるようです法隆寺の壁画梅田阪急にて目の保養の後は買い出しへ今月の料理教室SalondeCOCOのメニューの一つ「おつまみ田作り」に使用のアーモンドアーモンドを短冊状にカットしてありますご入用の方はご連絡頂ければ用意しておきます教室では来週から和食のメニューが始まりますが、試作品は早、クリスマスメニューです🎄塩釜一年早いです
この前の日曜日、池袋の東武百貨店をウロウロしていたら、偶然、宮廻正明さんの個展に行き当たりました。(既に終了しています。)「空の軸-宮廻正明の世界展」東武百貨店8F催事場(1番地)会期:平成29年4月13日(木)~18日(火)※入場無料ご本人もいらっしゃっているとのことで、ご近所仕様のラフな格好で来てしまったことを後悔しつつ、せっかくなので拝見させて頂くことにした。島根の足立美術館や春の院展などで何度か作品を目にする機会はありましたが、個展を拝見するのは初めて。砂のフィルタ
監督は、故岡本喜八監督のご夫人。数々の岡本作品のプロデュースもしているが、76歳にしての初の監督作品だ。主人公小河市子役の八千草薫は、気品があって優しくて、温かくほんわかした雰囲気の女優。映画も、登場人物達の、相手を思いやる静かな会話の場面、美しい風景の中、静かで優しい雰囲気で進んでいく。それはまるで、劇中に登場する龍神池の澄んだ湧き水の様だ。山下洋輔のピアノの調べも映画にぴったりと寄り添うかの様に美しい。しかし、市子は実は芯の強い女性だ。50-60年ぶりに再会した、かつて