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「二種類の不安ー日常的不安と実存的不安」ーキリストへの道「二種類の不安」私たちには、いつも不安がつきまとっています。絶えず不安を抱きながら生きているのです。私たちが抱く不安とはいかなるものでしょうか?不安には二種類あります。一つは「日常的不安」であり、もう一つは「実存的不安」です。多くの人が普通抱く不安とは、「日常的不安」です。ここには、人間関係の悪化ないし破綻から来る不安、ないしそれが起こるのではないかと危惧する不安、病気の不安、失職の不安、老後の経済的不安、戦争に対する不
ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(StadtHamburg)にあるStatistaGmbHのデータ・ジャーナリスト(dataJournalist)のマティアス・ブラント(MathiasBrandt)の報告として、SeniorDatenredakteur(シニアデータ編集者)のマティアス・ヤンソン(MatthiasJanson)、フローリアン・ツァント(FlorianZandt)の報告と共に、2022年12月19日に、IfoInstituteのビジネス調査による
こんばんは、マティです。実存的不安(生きている意味が分からなくなる不安)にまつわるお話の最終回になります。前回、私が実存的不安を感じる理由は、私が初期能力の割には、良い結果を出し続けられているからという話をしました。「生きていることに感謝」というと宗教っぽいですし、私の実感とも合わないのですが、私は自分の「運の良さ」には感謝の念を持っています。そして、そんな運に恵まれた私には責任があると思っています。それが、私が「努力する」理由の一つです。以下、少し詳しく説明してみます。私は、他者
こんばんは、マティです。今回は、私が実存的不安、つまり生きる意味が分からなくなる不安をなぜ抱えているのかを自己分析してお話ししていこうと思います。まず根本的な話をすると、生きる意味が分からなくなる人、つまり、実存的不安を感じる人は、生きる意味を自分に問うことができる人だと思います。「生きる」というのは、生得的なものです。人間は、生まれるために努力をしたわけではありません。生を享けるというのは、自分以外の人たちの努力あるいは運命,巡り合わせの結果です。私は、普遍的な(全員に当てはまる)生
こんばんは、マティです。今までも私が努力する理由は語ってきたのですが、今回から全3回で、最も根本的な話をしたいと思います。そのためには、「実存的不安」という言葉が必要なので、まずはこの用語を導入しましょう。「実存的不安」とは、簡単に言えば、生きる意味が分からなくなる不安のことです。私は、この「実存的不安」を抱えているため、努力を続けるのだと考えています。この辺りの話は次回以降に詳しくするとして、今回は少し別の視点でお話ししてみようと思います。というわけで、「もし明日、世界が滅亡するな
”君は新聞の三面記事などに生活難とか、病苦とか、あるいはまた精神的苦痛とか、いろいろの自殺の動機を発見するであろう。しかし僕の経験によれば、それは動機の全部ではない。のみならず大抵は動機に至る道程を示しているだけである。自殺者は大抵レニエの描いたように何の為に自殺するかを知らないであろう。それは我々の行為するように複雑な動機を含んでいる。が、少くとも僕の場合はただぼんやりした不安である。何か僕の将来に対するただぼんやりした不安である。”
【第2077回】>米コロラド州にある空軍士官学校予備校の学生寮で、黒人学生を侮蔑する人種差別的な罵倒が、学生の部屋のドアについた伝言板に書かれた問題を受け、士官学校校長のジェイ・シルベリア中将は9月28日、士官学校の全校生徒と教職員を集めて、このような振る舞いはまったく受け入れられないと強い調子で話した。「他人を尊重して敬意をもって接することができないなら、出ていけ」と、厳しい口調で繰り返すシルベリア中将の訓話は、インターネットでも大きな話題となった。>(「他人を尊重できな
本日は書籍紹介をいたします。今回はこちら、隅谷三喜男『日本の歴史22大日本帝国の試煉』中公文庫、1974年/2006年定評ある中公の「日本の歴史」シリーズ、本書はその第22巻です。明治維新以後、東アジアをめぐる国際情勢に翻弄されつつも、一応は国内の充実に努めてきた明治国家は、帝国主義時代の資本主義的発展の必然的帰結として海外進出を見据え、朝鮮半島をめぐって清やロシアと直接ぶつかることになります。日清・日露という近代日本の行く先を決定づけた二つの戦争と、それに伴う国際関係、また