ブログ記事18件
当院では矯正治療を行っていないため、矯正の患者さんに関しては矯正専門の医院を紹介させてもらっています。矯正治療は自費治療になるため、健康保険制度のある日本では限られた人が行う治療になっているのが現状ですが、実際に矯正などを行わずに理想的なかみ合わせになっている方の割合は10%くらいで、あとの90%くらいの方は何かしらの噛み合わせの問題を抱えているのが一般的です。子供の矯正治療と大人の矯正治療では、歯の動き方がまったく違うため、大人の場合は矯正治療後、セラミックなどの被せ物で仕上
本日は月に1回行っている院内研修会の日でした!最近、インターネット上のホームページでの広告に規制がかかり、症例写真などを載せることができなくなったため、当院でどのような治療を行っているかを知ってもらうために院内掲示板を使って、患者さんにみてもらう必要があると考えました!また、多くの人が保険治療を受けていると思いますが、保険治療で当たり前のように使われている材料が人体にどのような影響をもたらす可能性があるか歯科医院で説明を受けたことはありますか?多くの歯科医院では保険治療を希望
当院でどのような治療を行っているかということは、医院側から患者さんに説明をしないとわかりません。また、一人一人で噛み合わせや歯並びや虫歯の大きさ等が異なるため、それぞれに適応となる材料(セラミックや樹脂の詰め物など)の説明を行っ上で患者さんに材料の決定をしないと、セラミックを入れたけど、歯ぎしりがすごくてすぐ欠けたということになりかねません!当院では、治療に用いる材料のメリット、デメリットを説明した上で患者さんに治療法をどうするか選択してもらうように心がけています。なかなか説明用
セラミックの被せ物の歯をより自然に、自分の歯のように見せることは難しい作業です。技工士が色を合わせますが、色あわせのためにシェードガイドというものを歯にあて、写真を撮り色調がどのようなものか資料を収集します。このような写真を撮り、周りの歯と色調がなじむように被せ物に色をつけていきます。シェードガイドは種類が多く、これだけ豊富に色があるため、どの色が一番なじむかを見つけるのも大変です。そこで、昔カメラメーカーのオリンパスから発売された歯科用の色調チェックの機械でクリスタルア
本日は診療時間を一時間速く切り上げ、月に一度の院内研修会を行いました!研修内容は新しく導入を予定しているオフィスホワイトニングの扱い方についてです。以前にもブログで紹介させていただきましたが、ウルトラデント社のブーストという薬剤で、現行で発売されているホワイトニングの薬剤の中で一番濃度が高いです。その分知覚過敏の症状も出やすいので、そちらへのケアも行います。ウルトライーズという知覚過敏予防剤の染み込んだトレーや薬液を事前に歯に染み込ませておくと比較的しみにくくなります。ホワイ
歯ぎしりと言うと、寝ているときに歯を食いしばって「ギリギリ」と音を出す癖だとお考えの方が多いと思います。この認識は間違ってはいませんが、「歯ぎしり=音が出るもの」かと言えば、必ずしもそうではありません。実は、睡眠中の歯ぎしりは音を立てていない人のほうが多く、音が出ないタイプも含めると、日本人の約7割が歯ぎしりをしているとも言われています。まずは、3タイプの歯ぎしりについてご説明します。グラインディング上下の歯をこすり合わせる、一般的な歯ぎしりのことです。寝ているときに下顎を左右に繰
今回はセラミック治療について書かせていただきます!セラミックには、いくつか種類があり、金属の表面にセラミックを焼き付けたメタルボンドとすべてをセラミックで作っているオールセラミックがあります。オールセラミックの中に、以前も紹介したE.maxとジルコニアという種類があります。図にするとこんな感じです!昔はセラミックといえばメタルボンドが主流でしたが、メタルフリーの観点や、材料の進歩により現在では多くの場合にオールセラミックを選択することが増えてきています!では、ジルコニアとE.maxは
前回、銀歯による危険性について書かせていただいたので、今回は銀歯を用いない治療の紹介をします!今回紹介する方法はダイレクトボンディングという方法です。これは、審美歯科のみならず、一般的な虫歯の治療や歯の隙間や欠けなどを埋める治療法なのですが、その特徴やメリット・デメリットについて書いていきます!ダイレクトボンディングとは、歯科用のレジン(合成樹脂。コンポジットレジンともいう)を歯科用の接着剤を使って直接歯の表面に積み重ねていく治療法で、歯の色や形状を回復したり、歯と歯の間の隙間を埋
毎日の治療の中で多いのが虫歯の治療です。小さい虫歯は削り取ってコンポジットレジンという樹脂の材料で修復しますが、虫歯が大きいと型を取って銀歯を作製します。写真のように保険診療では自分の歯の一部分を残した部分的な銀歯か、歯全体を削り完全に銀歯を被せてしまう場合があります。銀歯は日本独自の修復方法で、保険診療が認められているからこそ生み出された材料といっても過言ではありません。銀歯によって起こりうることとして、金属アレルギーや腐食による二次的な虫歯が挙げられます。銀歯は高温多湿の口
治療をするにあたり、当院では治療で歯を削る前の状態を資料として撮らせていただきます。もちろん、初診時に痛みがある場合はまず痛みを抑える処置を行い、後日痛みが治まったのを確認してから資料取りをします。基本的には、歯石取りなどの歯周病の治療が必要な方や、全体的に治療が必要な方が対象です。当院で使用しているのはソニックテクノのニコンD7100というカメラです。結構本格的な一眼レフで驚く方もいらっしゃいますが、目では確認しづらい部分も画像ではっきりと見ることができるため、診断に有効です!
今日は新しく導入予定のホワイトニングについて紹介させていただきます!当院では、今までマウスピースと薬液を用いて患者さんが家でホワイトニングを行うホームホワイトニングを行っていましたが、今度導入予定の商品はこれ!オパールエッセンスブースト!!!これは医院でホワイトニングを行うオフィスタイプのもので、塗布した即日に効果が著名に現れます!また、一度塗布してどれくらい白くなったかを確認した後、物足りなければ最大三回まで同日に薬液を塗布することができます。どのくらいの効果がでるかは
虫歯は磨き残しのプラーク中の菌の出す毒素により、歯質が軟らかくなり崩壊していく感染症です。始めにエナメル質が脱灰し、そののち徐々に象牙質、歯髄(神経)へと進んでいきます。虫歯がエナメル質にとどまっている場合には、ほとんど症状はありません。表面の色がやや褐色から黒くなることがあります。象牙質へ進むと、冷たい食物の摂取時にしみたり、硬い食物を噛んだ時に少し痛みを感じたり、エナメル質が崩壊して穴があいたりする症状が起こります。虫歯が歯髄(神経)へ到達すると、さまざまな痛みが起こっ
土曜日は診療を休ませてもらい、マイクロスコープの活用のためのセミナーに参加してきました!講師の松本先生は15年以上前からマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)をいち早く診療に取り入れ、精密歯科診療を実践されている先生で、マイクロスコープの活用方法や治療の際に有効な器具の紹介をしていただき、大変勉強になりました。本当は日曜も研修会の予定でしたが、福岡で行われた昨年より参加させていただいているFCDCのアドバンスコースと重なってしまったため、日曜はFCDCに参加してきました。今回は私の症
前回に引き続き、e.maxオールセラミックの話をします!e.maxは歯のエナメル質と同程度の強度があり、さらに透明感が高いため審美的に優れた材料です。個人的にはセラミックの中では一番質感とかきれいなので、好きな材料です!今回紹介するのはラミネートベニアという治療法についてです!歯の表面を薄く削り、表面にだけセラミックの板を貼り付けることにより、見た目の審美性の改善を行います。歯を削る量も全体を多く削らずにすむため、必要最小限の切削量で治療を行うことができます!
歯科では数年前から欧米を中心に、抗生物質を使わない体に優しい安全な治療法として「光殺菌治療(PDT)」が急速に普及しています。光感受性ジェルを細菌に浸透させて光で殺菌する画期的な治療法です。このように、光線力学的療法のなかでも特に殺菌を目的とするものを光殺菌治療(PDT)といいます。PDTのメカニズムは、(1)患部に注入された光感受性ジェルを細菌に浸透させます。(2)そこに特定の波長の光が照射されると、光感受性ジェルが反応を起こし「活性酸素」を大量に発生させます。(3)「活性酸素」が
レーザー歯科治療は、患者様にやさしい最新の治療方法(先進医療技術)で、従来の治療方法に比べて痛みや不快感が少なく、治癒が早いなど多くのメリットがあります。当院では、最新のエルビウムヤグレーザー(Er:YAGレーザー)を使用しています。歯科用レーザー装置は数多くありますが、その中でもこのEr:YAGレーザーだけが厚生労働省に認可された歯を削ることのできる唯一のレーザーです。Er:YAGレーザーは、虫歯や歯周病、根管治療、口内炎、知覚過敏などの治療や、歯肉のメラニン色素除去や軟
今週は久しぶりに何の予定もない土日だったので、某レンタル店にてDVDを借りてきました。家に帰って見ようと思い袋からだしてみると、ん??????開かない???店員さんがロックの黒いやつを外し忘れたようで、まったく開きませんでした・・・店舗に電話したところ、『外し忘れですね~。レシートと一緒に持ってきたらはずすんできてください。』とのこと。いやいや、まず最初に謝罪はいうべきでしょ!!やはり、電話対応一つでその店のイメージが良くも悪くもなるものですね・・・当院で
最近新聞などで『歯科器材の使いまわし』といった見出しをたまにみかけますが、当院ではそのようなことは一切おこなっていません!!病院の改装を行った二十年前から器材の滅菌システムを導入し、器材の滅菌専門のスタッフが使用した器材を滅菌して次の患者さんが安心して治療が受けられるように徹底しています!!この2つはオートクレーブと呼ばれる高圧蒸気滅菌器です。121℃の熱で滅菌するのですが、歯科の治療器具は色々な種類のものがあり、オートクレーブで滅菌すると変形したりしてその後使用で