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師走、ニュース映像を観る限り、忙しく動き回る人たちの顔には微笑みがあるように見えます。坂村真民さんの詩集を読んでいたら次の詩を見つけました。花には散ったあとの悲しみはないただ一途に咲いた喜びだけが残るのだ年の瀬、一年をふり返り、自然界の如く「ただ一途につとめ、喜びに咲いた一年だった」と思いたいものです。世界では戦争が続き、国内では倫理道徳感のないリーダーが、子どもたちには見せられない行動を、反省することなく堂々と行ってい
「いろは歌」と「即身成仏」の謎その25「いろは歌」には、わずか四十七文字の短いひとつの歌に、様々な意図が隠されている。これは、西欧人には真似できない。西洋の場合、ノストラダムスのような預言者でない限り、表とは異なる裏の意味が隠されている場合はあるものの、そこで終わりである。その意味では一つの歌に多層的な意味を隠すというのは、並みの人間のできる技ではない。それこそがカッバーラの仕掛けだからである。この細心さと、大胆さ、心の機微を計算し尽くした構成、超高度な表現力、深い思想性と知識
『論語の活学』-安岡正篤●燃えている人間は理想像を抱く✪甚だしいかな、吾が衰えたるや。久しきかな、吾れ復(また)夢に周公を見ざるなり。[述而第七]✪「ああ自分は衰えたなあ、もう夢に周公を見なくなってずいぶんになる」という孔子の慨嘆であります。周公とは、周の国を興して、シナ古代における一つの理想国家を創造した周公旦のことであります。孔子は若い時からその周公を理想として、常に見ておったわけである。この概念はまことに意味深遠で、無限の感慨が含まっている。人間は熱烈な理想に燃えておれ
照心語録/安岡正篤Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}Amazon(アマゾン)で詳細を見る${EVENT_LABEL_02_TEXT}楽天市場で詳細を見る★★★★★本ブログは2004年12月12日に開始しているので今日で丸19年を迎える。その間にグロービス経営大学院へ通ったり仕事も大いに変わったりとしたが何とか継続出来ている。改めて恵まれた環境と健康に感謝したい。本書は3年ぶり5回目。やはりここが良いね。高嶺
おお、今朝は寒かった。霜がかなり降りていました。今日で今週の勤務は終わり、明日は土曜日だからゆっくりできる。ふと気がついたら、今日は12月8日。昭和16年(1941)12月8日といえば、あの日です。帝国海軍機動部隊がハワイ真珠湾を攻撃、太平洋戦争が始まった日です。この日が日本の転機となった運命の日です。第二次世界大戦への干渉を避けていた、大国アメリカを本気にさせてしまった日。そして日本(大日本帝国)が滅亡への道を歩み始めた日。戦後日本がアメリカの傀儡となってしまうきっかけとなった
『この国のかたちー四』-司馬遼太郎●近代以前の自伝-①✪私の友人の石川美子さんは、一見嫋(たお)やかながら、ユーモリストでもある。数年前、「人はなぜ自伝を書くと思いますか」と、酒席で言った。はじめ、彼女らしい冗談だと思った。子供が木に登るのと同様、自明に属することだと思ったのである。が、座興ではなかった。この人はやがて、空をつかむようなこの壮大な主題でもって論文を書き、1992年、パリ大学から文学博士を受けた。端倪(たんげい)すべからざることである。英国とアメリカで自伝がおびた
[新装版]活眼活学/安岡正篤Amazon(アマゾン)★★★★★七回目。オーディオブックで聴いてみた。安岡正篤先生の本、読むのならば漢字から意味を推測できることもあるがやはり「聴き取る」のは難しい。読むのと聴くのとでは頭の違うところが刺激されている感は大いにあるのだが、やはり安岡正篤先生の本はじっくり書斎で正座(してないけどw)して読むべきものかと。活眼活学/安岡正篤20228[新装版]活眼活学/安岡正篤19065★★★★★[新装版]活眼活学/安岡
今、郵便局でお金を下ろしていた、次に待っていた男性が風邪気味らしく、咳をしてカッ~と言って自動扉の脇に唾を吐いた。その時、ふと昔読んだ安岡正篤先生の本を思い出した。誰かが、日本人の悪い癖で唾を路上に吐いた時に西洋の神父様が肩を抱いて「大地を辱しめてはいけない」と諭されたそうです。その方はとても恥ずかしいことをしてしまったと感じたそうです。仙道でも唾は清津とか神液と言って大切にしています。はて、風をひいて痰が絡んだ時はどうするか、痰だけティッシュに取って唾は飲み込むのである。コロナ禍でうがい
令和5年も残すところ一か月、今年も沢山の出会いがあり、そして学びがありました。出逢った皆さま、多くのことを教えてくださった皆さまには、この場をお借りして御礼申し上げます。わが国には素晴らしいところが沢山ありますが、そのひとつには「たどる事のできる歴史の長さ」、そして、その歴史が断絶せず「繋がっている」ことにあると思います。たとえば、地域の自治会の活動でもお祭りでも、時代の変化に応じて現代まで続いてきました。また県内には江戸時代よりも前から続く伝統行事がたくさんありますが、その節目には社
十万人が愛した言葉Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}2019年7月30日発行・・・2021年12月4日読みました私の心に残ったこと人生はにこにこ顔の命がけ最善の努力とは、あらゆる条件を考えて、いつまで続けても過労が出ず、努力の中に笑いがあるようなもの第一章自分を育てる・東井義雄自分は自分の主人公世界でただひとりの自分を創っていく責任者・田中真澄
******************************人間の徳性の中でも根本のものは、活々している。清新溌溂ということだ。いかなる場合にも、特に逆境・有事の時ほど活々していることが必要である。その人に接すると自分までも気が爽やかになるという、これが人物の最も大事な要素だ。そしてかくの如き人であれば必ず役に立つ。安岡正篤******************************その人に会うと元気をもらえる。もっと頑張ろうと勇気をもらえる。自分はまだまだ出来るかもと
【観光旅行とは「光りを観にいく旅行」】池田光氏の心に響く言葉より…世のなかには、光り輝いている人(一隅を照らしている人)がいます。そんな人は、まわりを元気にします。銀座まるかんの創業者で、たくさんの本を著している斎藤一人さんは、こういう光っている人に会いに行こうと考えました。このことを彼らしく、「観光旅行しようよ」と軽妙に表現したのです。観光旅行とは、「光り(一隅を照らしている人)を観にいく旅行」という意味。では、なぜ、そんな人に会いに行くのでしょうか。天風さんの教えに、「他面暗
池田光氏の心に響く言葉より…世のなかには、光り輝いている人(一隅を照らしている人)がいます。そんな人は、まわりを元気にします。銀座まるかんの創業者で、たくさんの本を著している斎藤一人さんは、こういう光っている人に会いに行こうと考えました。このことを彼らしく、「観光旅行しようよ」と軽妙に表現したのです。観光旅行とは、「光り(一隅を照らしている人)を観にいく旅行」という意味。では、なぜ、そんな人に会いに行くのでしょうか。天風さんの教えに、「他
易経を知りたい!学びたい!こどものための易経Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}易経陽の巻―夢をもつってどういうこと?(こどもと読む東洋哲学)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}四柱推命に関心をもち学び始めて、出会えたのが安岡正篤さん「君子占わず」四柱推命を知ると理解が進む一方、占いに頼ろうとする危険性に走ってはならないと諌めてくれたところから易経に興味が広がっていますきっかけは、天職探しから
ミルクティー飲みたいより日本語に隠された秘密。八咫烏の男。日本から消された思想とは。今回の易の動画は今までの動画の中でも一番ってくらい理解するのが難しい動画になったんじゃないかと思います。(これでも結構頑張りました)もちろん誰にでも理解できる内容じゃないからこそ、自分のチャンネルでやる価値があると思っているので、ぜひみなさんには楽しんでもらえたらなと思います。もちろん寝る時用のBGMとしてもだい...youtu.be日旦東杲杳莫或國大因恩温日本語は大切
ひざ・股関節の痛みは週1スクワットで治せる!("筋肉ドクター"が教える特効筋トレ)Amazon(アマゾン)ざんねんな筋トレ図鑑(いくらやっても意味がない)Amazon(アマゾン)健康で御長寿な方に、どうしたらあなたのように健康に長生きできますか?とか、ええ体した人や美人に、どうやったらあなたのようにかっこよく美しくなれますか?とか、一流スポーツ選手にどうやったらあなたのように上手になれますか?とか、大病を克服した人にあなたはどうやって治しましたか?って聞いて、その人が答える答えは往々
①垣内景子先生の『朱子学入門』を勧めます。「理気二元論」「聖人可学」「居敬窮理」「豁然貫通」などの言葉がわかりやすく説明されている。今まで自分は、この世の原理を知るとか、神仏のことばかり考えていて、自分がこの場で聖人となって世の中をより良くするという視点で読んでいなかったため、みなさんはもっと得るところがあると思います。「世界は一枚のジグソーパズル」、「気のせいってなんのせい?」というような表題があります。面白そうでしょ?朱子学入門Amazon(アマゾン)1,676〜8,903円
宋名臣言行錄より二宰相の典型李沆彼は答へた、あの人などは、なるほど才は才ですが、その人となりを顧みるに、人の上に在らしむべきではありません。(4343'23)
******************************「霧の中を行けば、覚えざるに衣しめる」よき人に近づけば、覚えざるによき人となるなり。道元******************************霧がまさに自分が置かれた環境でしょう。「環境」では安岡正篤氏の『環境が人を作るということに捉われてしまえば、人間は単なる物、単なる機械になってしまう。人は環境を作るからして、そこに人間の人間たる所以(ゆえん)がある、自由がある。即ち主体性、創造性がある。だから人物が偉大で
【大切なのは、楽しい気分でいること】斎藤一人さんの心に響く言葉より…私にとっていちばん大切なことは、楽しい気分でいることです。それが、最大の仕事なんだよね。なぜかって言うと、私の仕事はひらめきとかアイディアが大切だからです。苦労したり、悲しんだり、辛い思いをしたりしていると、それがアイディアの中に入っちゃうんだよね。不純物が入っちゃう。でね、あんまり苦労して考えたものっていうのは、売るときにも苦労するものなの。だけど、楽しくてしょうがない状態で出てきたものは、楽しい状態で
文中より抜粋。「これは、「楽しいこと」も同じ。楽しい気分でいれば、何でも楽しくなる。反対に、憂うつな気分でいれば、何でも憂うつになる。安岡正篤師は、このことを、「心中常(しんちゅうつね)に喜神(きしん)を含む」と言った。つまり、どんなに苦しいことがあっても、どこか心の奥底に喜神という、喜びを持つこと。」私の場合も苦労して綴ったブログは「いいね」の伸びが悪く、楽しんで綴ると伸びが良い。
「大切なのは、楽しい気分でいる事」楽しいと思うか、辛いと思うかは自分次第という事なんですね。どうせなら、起きる事全てに「楽しさ」を見つけた方が良いですね。そんな人になれるように頑張ろ!安岡正篤師は、このことを、「心中常(しんちゅうつね)に喜神(きしん)を含む」と言った。つまり、どんなに苦しいことがあっても、どこか心の奥底に喜神という、喜びを持つこと。誰もが嫌がるような仕事や事、無理な要求に対しても、あるいは病気に対してさえ、そこに深い味わいと喜びを感じる気持ち。どん
三島由紀夫は正に、陽明学の基本理念通り『知行合一』を実践したが、その三島が理想の文体と称賛した森鷗外は大塩平八郎に関した歴史小説を書いている、三島はそれを読んで陽明学の神髄を知ったと語っている。陽明学の実践者大塩平八郎は、江戸時代後期、大阪町奉行与力を努めた。天保の飢饉に際し、私財を投げ打って腐敗した役人や豪商等を懲らしめる為に立ち上がり、所謂「大塩平八郎の乱」を起こした。三島由紀夫は、自決2年前、1968年5月26日付け安岡正篤(1898-1983)宛書信で安岡の陽明
宋名臣言行錄より二宰相の典型李沆このごろ度々丁謂の才幹を御話申上げるのに、大臣は一向お用ひになりませぬが、彼の才を用ふるに足らぬと御考へなのですか。(4343'23)
”『人物を創る』-⑨”-安岡正篤●宗教(そうきょう)と科学(えだがく)世の中には学ばずと雖も学んだ者の及ばぬ人がある。そういう人の学と普通の人間の学とは違うのでありまして、普通の人間の学というものは、知性とか、技能とかいった付属的なもので、言わば学の枝葉末節であります。一々の細かい物象を捉えてやるから科学(えだがく)。これに対して、大本の学は根本の教えであるから宗教(そうきょう)、あるいはこれをしゅうきょうと言うのであります。〇孔子曰く、敝(やぶ)れたる縕袍(おんぼう)を衣
■どのように見るのか?▲古都の愛読書読書の秋にオススメの本ってありますか読書の秋だからってワケでもございませんが古都の個人的には安岡正篤先生が好きなのでオススメしております安岡正篤先生は(やすおかまさひろ)明治31年生まれ東洋思想の研究と人物の育成にチカラを注いだ方です経営者の人が最後に行きつく本は中村天風先生か安岡正篤先生といわれてますね(古都は安岡先生を敬愛してます)今宵は安岡正
安岡正篤―人生は難題克服に味があるAmazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}Amazon(アマゾン)で詳細を見る${EVENT_LABEL_02_TEXT}楽天市場で詳細を見る${EVENT_LABEL_02_TEXT}★★★★★6回目。本書は「世界紅卍字会日本総会」という凄い名前の会における「太乙北極真經の基本概念について」という講演会が発掘?されそれを一冊の本にまとめたもの。太乙北極真經というのは難しいものらしく、本書に
”縁を尊び、果報を生む-①”安岡正篤「ご縁」といえば、古い言葉のようですが、やはり、人間には「縁」というものがあります。これは一番大事なもので、法華経の中に「十如是」という説があります。葬式の時に、坊さんの読経を聞いていますと、必ずこの法華経の「十如是」という言葉が、唱えられます。耳を澄ましておりますと、お坊さんが「如是相、如是性、如是体、云々」と読まれます。如是が十ありますので「十如是」といいます。これは必ずといっていいぐらい各宗派を通じて用いるものです。その「十如是」の中に、
今朝もニシーネスペースのベランダから、のどかな鳥のさえずりが聞こえます。本当にまるで、東京の都心の真ん中とは思えない静かさです。昨日までの三連続の講座と勉強会を終えて、やっと一息……先週は、早めに講座の準備を始めていたので、徹夜することもなく、無事に乗り切りました。もちろん、講座の作り込みが足りていなかったりとか、反省点は山ほどあるのですが、それは今後の課題にしていこうと思います。先週の講座の準備の時に一体何に取り組んでいたかというと、十干・十二支の元々の漢字の字
”『運命を創る』-⑫-安岡正篤!!”●人間学の欠如が招いた満州事変」-①大正時代、第一次大戦が始まりますまでは、割合にその先祖の遺産でなんとかできたのであります。この第一次大戦が日本の非常な反省、試練になれば、日本はあそこで大きく自己を取り返せたのですが、この世界的大戦で日本は、ほとんど犠牲らしい犠牲を払わずに、戦争に便乗して大儲けをした。この時に日本に初めて成金というようなものができて、札びらが全国に舞ったわけであります。これで明治末期から大正へかけての日本の頽廃と堕落がいっぺんに吹き出