ブログ記事168件
高辻通室町通西へ繁昌宮京の弁財天の鳥居がある。いままで何度も通っていたのに、気にも留めずスルーしていた。小さいながらも朱色の柵で囲っているので、目立つ。御祭神は市杵嶋姫命、田心姫命、湍津姫命商売繁昌、良縁成就繁昌宮末社奥之院元はんにょ社平安時代「商売繁昌発祥の地はんにょ塚は西へ1分」ここまで書いてあると、行かずにはいられない。疫病退散はんにょ塚ののぼりがはためいて。誘われるようにはんにょ塚へ。はんにょについては、宇治拾遺物語第三巻一五四七長門前司の女葬送
町田康訳「宇治拾遺物語」読了。高校生のころ、古文の授業で「宇治拾遺物語」の中の一部を習ったことがあり、あまりのくだらなさに爆笑したことがあります。教科書にはたぶん載っていなかったので、先生が用意した教材か、試験問題だったかな?それ以来、あのオモロイ話もう一回読みたいなーと思っていたら、私の大好きな言語感覚の持ち主、町田康様が訳して下さいました。どの話も報復絶倒、電車の中では読めないぐらい爆笑です。また別の授業の時に古文の先生が紹介してくれたのが、あるイケメンの貴族が、片思いをこじらせた
昨日は息子達が早く就寝。メルカリ発送したり(久しぶり!)、アイスココアを飲みながら読書したり。古典好きなんですよねー。今回は、児童書コーナーで借りてきた『雨月物語・宇治拾遺物語』。「むかし天竺というところに」「むかし中国が唐土と呼ばれていた頃」など、天竺、唐土、と聞いただけで私は胸が高鳴ります。宇治拾遺物語の「ぼたもちと坊さん」が印象的でした。ぼたもちの準備をするお寺。小僧が、本当はぼたもちを食べたいのですが、食べたいと素直に言えなくて、誰か声をかけてくれるだろうと寝たふりをして
宇治拾遺物語町田康著河出文庫880円6月の1冊目<こぶとりじいさん>こと「奇怪な鬼に瘤を除去される」、<舌切り雀>こと「雀が恩義を感じる」など、現在に通じる心の動きと響きを見事に捉えた、おかしくも切ない名訳33篇を収録。(ネット通販サイトhonto紹介文より)
鎌倉時代初めの説話集『宇治拾遺物語』になると、まるで魔法使いのような晴明が登場してきます。ある若い僧が「式神で人を殺せるか」と晴明に尋ねたことがあったそうです。すると晴明は「たやすくは殺せない。虫などは少しの術で殺せるが、無益な殺生をしたくない」と答えます。そこへ蛙が5、6匹、庭に姿を見せたので僧が「では、あの1匹を殺してみせてください」と挑発し、晴明は「無益なことだが、私を試そうというのであるからおみせしましょう」といい、草の葉を摘み取って蛙の上に覆いかぶせると、蛙は
ご来訪ありがとうございます✨「子子子子子子子子子子子子」…これを読め…と宣う嵯峨天皇…それに返答する小野篁卿…知恵比べですね…https://note.com/onoteru/n/n990aaf98b14f?external_type=smart_news&external_position=original_link&rt=external&sub_rt=smart_news「子子子子子子子子子子子子」の読み方は?機知に富んだ小野篁卿|小野照崎神社今月の「小野篁」特別御
2024年5月17日に町田康「宇治拾遺物語」を読了しました「平家物語」を読み終えたので、同じシリーズで、鎌倉時代の中頃成立の「宇治拾遺物語」をチョイス。町田康は初めましてと思います。結構、クセつよサン??大阪出身らしいのに、大阪弁がちょっとヘン。大阪弁以外も時々ヘン。私より年上だから…ではない気がする。とにかく、下ネタや下品なネタが多い。お坊さんをイジる話も結構あって、「デカメロン」を思い出しました。他にも、知っている人ではなかろうかと思う人物も登場したり。確実なのは、応天門の変の伴
おはようございます☀柔らかな日差しに癒される朝を迎えた関西地方。明日は、カヌーとマラソンの大会なので、近所を3キロほど走って来ました。木曜日から朝ランを始めたんですが、なんとキツネに遭遇!画像はお借りしました。(ホンドキツネ)どんな田舎やねん?って思うでしょ?我が家は、中心部まで電車で30分、車なら15分でアクセス出来る立地です。嬉しい遭遇に、なんだか良い事が起こりそうでワクワクしています!さて、本日の『アラフィフこれからのために』ついて。私は、49歳からひと
以下、五来重『鬼むかし』(角川選書、1991)から引用です。ーーーーーーーーーー瘤取り鬼と山伏の延年一「瘤取り鬼」と山伏p.166まずこの昔話の題名に問題がある。この話の主人公は鬼であるから「瘤取り鬼」といわなければ理に合わない。『宇治拾遺物語』も「鬼にこぶとらるゝ事」という題をつけている。したがって爺さんを主人公とすれば「瘤取られ爺さん」なのである。二「瘤取り鬼」のモチーフ[略]三木の洞と鬼の出現p.174方言のウトを見ると、古木の空洞を指すところは、岩手県、岐阜県
これも今は昔、絵仏師良秀といふありけり。家の隣より、火出で来て、風おしおほひて、せめければ、逃げ出でて、大路へ出でにけり。人の書かする仏もおはしけり。また、衣着ぬ妻子なども、さながら内にありけり。それも知らず、ただ逃げ出でたるをことにして、向かひのつらに立てり。見れば、すでに我が家に移りて、煙、炎、くゆりけるまで、おほかた、向かひのつらに立ちて眺めければ、「あさましきこと。」とて、人ども、来とぶらひけれど、騒がず。「いかに。」と、人、言ひければ、向かひに立ちて、家の焼くるを見て、う
「ちごのそらね」宇治拾遺物語①今は昔、比叡の山に児ありけり。②僧たち、宵のつれづれに、「いざ、かいもちひせん。」と言ひけるを、この児、心よせに聞きけり。③さりとて、し出ださんを待ちて寝ざらんも、わろかりなんと思ひて、④片方に寄りて、寝たるよしにて、出で来るを待ちけるに、⑤すでにし出だしたるさまにて、ひしめきあひたり。⑥この児、さだめておどろかさんずらんと、待ちゐたるに、⑦僧の、「もの申し候はん。おどろかせたまへ。」と言ふを、⑧うれしとは思へども、ただ一度にいらへんも、待ちけるかともぞ思ふと
まずはライディングスクール。順位落ちタイムがた落ちしかし想定内^^実は途中でそない気張らずにちと緩く走ってみた。もう何ヶ月もこれ以上どうしたらええか分からん山にぶち当たってて越えられずに山の周囲をうろうろしててん。今日緩く走ってみた。それと基本の基本極低速のボックス千鳥と半径2.5メーターのパイロンくるくるを延々とやってみた。すると午後からようやく問題点が見えた\(^^)/克服するほどの技量はないが何をせなアカンかがよう分かった^
星煌学院大高校校長の小山です。1月は毎週水曜日に高校生特別授業として文理スクール山田先生のライブ授業を行っています。文理スクール・文理セミナー-愛知県・岐阜県の大学受験専門予備校(jukenbunri.com)本日、高2は「宇治拾遺物語」本日も大盛況で、みんなメモなど取りながら真剣そのもの現在は国語(現代文・古文)の授業だけですが、近日中に英語や数学のライブ授業も行って参ります。詳細は決まり次第ご報告致しますのでこうご期待!
ほとんどの方が、高校古典のいちばん最初に習った作品ではないでしょうか。ぼた餅を食べたいが周りの大人にどう思われるかも気にする、幼い少年の微笑ましい反応を描いた内容です。それでは見ていきましょう。〈お話の背景〉・児(ちご)…勉強のために寺に預けられている幼い子・そら寝…寝たふり〈本文の現代語訳〉昔々、比叡山に児がいました。一日が暮れてまだ間もない退屈な時に、僧たちが「さあ、ぼた餅を作りましょう。」と言ったのを、児は期待して聞きました。しかし、(
おはようございます。今日は過去、京都関係の出来事が多かった1日です。⚫︎740年聖武天皇が山背国相楽郡の恭仁宮へ遷都。難波京遷都まで3年間の都に。⚫︎828年空海が綜芸種智院を創設。⚫︎838年病気を理由に遣唐使乗船を拒否した遣唐使副使・小野篁が隠岐に流される。この中で小野篁が気になりました。小野篁というと、いろいろな逸話の残る方です。⚫︎小野篁は夜ごと井戸を通って地獄に降り、閻魔大王のもとで裁判の補佐をしていたと言われています。この井戸は、京都嵯峨の福生寺(生の六道、明治
三津浜の狐物語探偵2021芥川龍之介の「芋粥」は、今昔物語や宇治拾遺物語の「利仁芋粥の事」をもとにしている。物語の途中の琵琶湖湖畔の三津浜で変化できる狐が出てくる。利仁と五位らの到着を知らせ、抜かりなく準備させる利仁の指令を伝える役を背負った。その大役を果たしたので、最後に、芋粥のご馳走に相伴することができた。ただ、自分の力を示すだけの利仁や、与えられるだけの五位とは異なり、労役に見合った報酬を受け取るのが、三津浜の狐である。宇治拾遺物語や今昔物語は、普通ではない奇妙な話を集めた説
歌詠みの藤六宇治拾遺物語宇治拾遺物語(巻三の十一)から今は昔藤六という歌人がおりました或る日、町外れを歩いていると、下賎の者のみすぼらしい家が目に止まりました誰もいないようです何やら良い匂いが漂って来ます釣られて、おの家の中へ入り込んでしまいました美味しそうな煮物が煮てあります俄に空腹を感じます「こりゃあしめたもんだわい」煮物を掬っていますそこへ、家のおかみさんが水汲みをして、戻って来ましす見知らぬ男が鍋を掬って食べています「こりゃ何じゃ、誰じゃ、お前さんは、留守
和歌に、「物名もののな」というジャンルがあります。和歌の中にテーマとなる名詞(物の名)を隠して詠み込む技法です。宇治拾遺物語(鎌倉時代前期の説話集)に、「ひちりき(篳篥=雅楽の楽器)」を詠み込んだ和歌をテーマとする話が載っています。めぐりくる春々ごとにさくら花いくたび散りき人にとはばや(意味:毎年春が来るたびに咲く桜の花は、これまで何度散ったのか、人に尋ねたいものだ)この歌では「び散りき」の部分が「ひちりき」を詠み込んでいます。この話は、だにえるさんのブログ「古文
『宇治拾遺物語』は鎌倉時代の説話集です。面白い話がたくさん収録されていますが、今回は笑い話ではなく、「ほう」という感じのお話。まず『物名もののな』という技法をご存知でしょうか?以前にも取り上げたことがあるのですが、和歌の中にテーマとなる名詞(物の名)を隠して詠み込む技法です。例えば、次の歌は「淀川」を読んだ歌です。あしひきの山辺にをれば白雲のいかにせよとかはるる時なき〔山の麓にいると白雲が空を覆っており、いったい私にどうしろというのか、晴れる時がないよ〕これのど
今朝は、予報通りの雨なので、筋トレからの朝活一式を済ませたアトは、走りに行かずに、パソコンの前に坐っている・・・。今は雨は降ってね~のだが、雨雲レーダーを観る限り、又、どっちみち降り出すだろう・・・。今のところ、今年の梅雨は「日本の梅雨の王道」を正しく遂行しているようで、このままだと、しばらく日本列島の上で、上がり下がりをしながら雨を降らせ・・・。祇園祭の山鉾巡行の日前後に明けて、「梅雨明け十日」の酷熱極暑の日々となるやろ~な~・・・これはこれで、正しい日本の夏のなので
鎌倉時代の説話集『宇治拾遺物語』です。たくさんの説話が収録されていて面白い作品ですが、今回は巻一の十七段「修行者、百鬼夜行に逢ふ事」です。百鬼夜行ひゃっきやこうとは夜中に妖怪や鬼の群れが徘徊したり行進したりすることを言います。今となっては昔のこと、ある修行者が摂津国まで行き着いたところで日が暮れてしまったが、近くに龍泉寺という、大きくて古びた人もいない寺があった。これは人が一晩泊まるような所ではないとは思ったが、その辺りには他に泊まることができそうな所もなかったので、仕方がないと思っ
「地獄変」1969年9月20日公開。芥川龍之介の同名短編小説を映画化。原作:芥川龍之介「地獄変」脚本:八住利雄監督:豊田四郎キャスト:中村錦之助(堀川の大殿)仲代達矢(絵師・良秀)内藤洋子(娘・良香)大出俊(弟子・弘見)下川辰平(弟子・成岡)内田喜郎(弟子・金茂)中村吉十郎(公卿)鈴木治夫(側近の者)天本英世(家人)大久保正信(使者)音羽久米子(女房)猪俣光世(小女房)沢村いき雄(大史)今福正雄(老人)あらすじ:平安朝時代。
娘が春休みに京都に旅行する。神社仏閣を観光して回るらしい。どうせ見学するならその場所についてのエピソードなどを知っていた方が楽しい。古典の面白いエピソードを教えてあげようと考えている。親心である。清水寺に関して、わたしがいちばん好きな話は、これである。同内容の話が色々な説話集に採られているが、『古本説話集』のお話を要約しておく。検非違使(京の警察のような役職)の忠明が、京童(京の不良少年)たちと乱闘になった。京童が刃物を持って取り囲んだので、忠明は清水寺に逃げ込んだ。御堂の
有名な日本の昔話に、「六地蔵」というお話がある。こんなお話である。年の瀬に、貧しいおじいさんが、薪を売ったお金で六地蔵のために笠を買ってかぶせてやった。笠が五つしか買えなかったので残りのひとりには自分の手拭いをかぶせてあげた。その夜、六地蔵がおじいさんの家にたくさんの食べ物を届けてくれた。おじいさんは、幸せに年を越すことができた。思いやりの心を持って、仏さまを大切にしたために、御利益を受けた、というのである。いい話である。わたしには真似できそうにない。雪の中で自分の手拭
受験生の皆さま、ご健闘をお祈りしています。先日、鎌倉でおとずれた三浦氏一族のやぐら山肌にうがたれた坑が自然と一体化した洞穴のようにくらくてここを墓所にするとはどんな心のありかただったのだろうと疑問がわいたのでした。やぐらは右奥の黒い穴手がかりをもとめ場所は違えど鎌倉時代初期に完成したというそれだけをたよりに『宇治拾遺物語』を選んでみたら、町田康さんによるぶっ飛んだ現代語訳におったまげ!池澤夏樹責任編集日本文学全集より『宇治拾遺物語』町田康訳全集第8巻の
日本のおとぎ話の原型~宇治拾遺物語とは?「当時の侍たちの面白い伝承」-Plentyofquality日本のおとぎ話の原型~宇治拾遺物語とは?「当時の侍たちの面白い伝承」-草の実堂[(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts[c.script…plentyofqua
おはようございます。昨日は寒かったですね。さて、今日は過去、京都関係の出来事が多かった1日です。⚫︎740年聖武天皇が山背国相楽郡の恭仁宮へ遷都。難波京遷都まで3年間の都に。⚫︎828年空海が綜芸種智院を創設。⚫︎838年病気を理由に遣唐使乗船を拒否した遣唐使副使・小野篁が隠岐に流される。この中で小野篁が気になりました。小野篁というと、いろいろな逸話の残る方です。⚫︎小野篁は夜ごと井戸を通って地獄に降り、閻魔大王のもとで裁判の補佐をしていたと言われています。この井戸は、京
名古屋のシンゾウです本日は「建築」、「移築」、「住宅」等を纏めました。昨年までは、資料がPCに保存されていたり、資料フォルダーに挟み込んであったり、プリントしてあったり、バラバラでしたので勉強効率が上がりませんでした。本日、やっと一つのファイル(紙媒体)に纏めることが出来ました。これを勉強すれば、このジャンルはOKという自信作です。覚えるのは11月に入ってからになりそうです。皆さん、勉強の進み具合は如何ですか。本日のブログを更新します。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆本日
いつもブログをご覧いただいて、ありがとうございますECCjr.氷見駅前classroom講師の小田しんこです。昨日、息子は、療育施設のしおりさんで、五色のしかを描いてきました五色のしか寒川道夫文/鈴木義治絵『五色のしか』は今から千年ほど前に書かれた宇治拾遺物語の中のひとつのお話だそうです。あらすじは以下の通りです。昔、天竺(現在のインド)に、体の色が五色に輝いて、真っ白な角を持つ鹿がいました。人里離れた山奥にひっそりと住んでいたので、人に
パスタが食べたい❤️周期的にそんな日がやって来ます。もちろん本格のイタリアンからは遠くても自己流のパスタでも充分。パスタと赤唐辛子、ニンニク、そしていいオリーブオイルでペペロンチーノと参りましょう❣️具材も有り合わせで大丈夫、今回は解凍したイカとズッキーニでちゃちゃっとペペロンチーノ❤️レモン汁を一振りすればまるでお茶漬けのようにあっさりいただけます。雨の日の徒然にコトコト煮込んだトマトソースに炒めた玉ねぎとソーセージを加えてナポリタン風の小皿も用意しました。パルミ