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文春文庫2014年10月第1刷269頁伊三次とお文の間に長女・お吉が誕生する頃の、語られることのなかった十年を描く書下ろし長編またもや江戸の大火で別れて暮らすことになった伊三次とお文伊三次の色恋沙汰、お文と実の父親とのこと、八丁堀純情派に屈した本所無頼派のその後伊三次たちをめぐる騒動を夜空にかかる月が見守っていました伊三次の長男・伊与太は髪結いを継がず絵師となるようですお吉はどんな女性に成長するのでしょう不破龍之進が妻を娶り、祖父母となった友之進といなみ
紆余曲折の末、幼馴染みの錺職人の後添えになった八重。やっとつかんだ幸せも束の間、夫が急逝し義理の子たちに家を追い出されてしまう。唯一、仲の良い義娘のおみちと小間物屋を始めるが、一難去ってまた一難、引っ越し先には岡っ引きも手を焼く猛女お熊がいたからたまらない。しかも、継子が無心に現れ――ささやかな幸福を求めて泣き笑う人情時代小説の決定版。(出版社情報より引用)宇江佐真理さんの文庫新装版という帯で、書店の平台に並んでいて、嬉しく手に取りました。ずっと宇江佐さんの読者として、色々読んで
〆て500円毎月一度は行く、古い団地の古書店で、店頭のボックスに並べられていた小説を買いもとめました。元々、本読みが好きですから、一冊の値段が100円から200円ならば、お財布にも御の字です。古い団地にふさわしく、住民はシルバー層が多いと見えて、並べられた本は、なるほど、なかなか渋いラインナップです。今回は、手元の「重耳」の2巻目を攻略中なので、読みやすいものにしました。宇江佐真理「通りゃんせ」桐野夏生「とめどなく囁ささやく」女性作家2人の
昨年読んだ本たちです。こうして見てみると、スピリチュアル系の本がやはり多いですね。中でも金森将さんには、ハマりました。この系統の本って、なかなかぴったりとくるものが無いのですが、金森さんの3冊は本当に今までにない切り口で腑に落ちました。小説では、一昨年からハマっている宇江佐真理さんの「甘露梅」と、ようやく読めた(村上)龍さんの「オールド・テロリスト」が良かったです。おススメです。一昨年あたりから、新しい本よりも、昔読んですっかり忘れてしまっている本を再読するという流れ
文春文庫2011年3月第1刷2022年1月第8刷解説―匂いたつ心の色島内景二髪結伊三次捕物余話シリーズ第8巻「粉雪」「委細かまわず」「明烏」「黒い振袖」「雨後の月」「我、言挙げず」本書でも不破龍之進の著しい成長ぶりがうかがえますでは、主人公の伊三次は影が薄くなってしまったのかというと決してそのようなことはなく龍之進の助言者として、お文の夫として、伊与太の父親として、きちんとその立場を守っていますお文がお座敷で仕入れてくる情報が伊三次の探索に役立つの
こちらも、初めての作家さん「離縁、離縁って簡単に言うない。世間様はそうそう離縁なんてするものか」「おあいにく。あたしは一度離縁された女で、うちの人は三度も離縁しているのさ。離縁の玄人だよ」夫婦喧嘩の仲裁に、日々大忙し日本橋掘留町の会所の管理人又兵衛とおいせは近所の家族の幸せを願い・・・懸命に生きる男と女の縁を描く心に沁み入る珠玉の人情時代小説夫婦茶碗ぼたん雪どんつく女丈夫灸花高砂フォックスフェイス
読書記録書きました。お時間あれば、お読みいただければ幸いです。https://note.com/yukiya1014/n/n1de7644fa75c時代を越えてきづかされるものは、、。読書記録うめ婆行状記|あこ|note読書記録うめ婆行状記宇江佐真理先生朝日新聞出版2016年宇江佐真理さん、時代物をあまり読んでいない私にとって、読んでみたいでも何だか難しいそうな、、、。でも、実際読んでみたら、会話文多めでテンポのいい展開が心地よく、、。◎あらすじ時は江戸、中期。
2015年に66歳で逝去した時代小説家・宇江佐真理の未完の連作時代小説「うめ婆行状記」。大店の醬油屋でお嬢様として育った「うめ」。ある事件をきっかけに八丁堀の同心に見染められて武家に嫁いだものの、収入の少なさや堅苦しい武家のしきたり、吝嗇家の小姑のイジメなどにあって、長年、うんざりした暮らしをつづけてきたが、義祖母の励ましに慰められながら、2男2女の子を育てあげた。長男に家督を継ぎ、家は安泰。その矢先、無愛想で口やかましかった夫が急逝する。・・・初老の入り口に立ったうめさん。「ああ、子どもを
江戸時代の市井人情話が得意な宇江佐真理の長編歴史ミステリー。華美な風俗と奢侈を取り締まった「寛政の改革」に反発した板元(出版社)の蔦屋重三郎が、新たに売りだそうとして発掘してきた謎の絵師・東洲斎写楽を巡る物語です。物語の相関関係を図にするとこんな感じです。東洲斎写楽=江戸時代中期の浮世絵師。10か月間に、TSUTAYA・・・じゃなかった、蔦屋から、140点ほどの特異な浮世絵を発表し、その後、忽然と姿を消した謎の浮世絵師です。研究が進んで、現在では、阿波徳島藩の能楽者・斉藤十郎兵衛という人
宇江佐さんの未読本も残すは3冊。寂しい。9月の読書メーター読んだ本の数:8読んだページ数:3154ナイス数:548暗闇の囁き(講談社文庫)の感想囁きシリーズ第2弾。学生の悠木拓也は10年振りに伯父の別荘へやってきた。途中お隣さんである円城寺家の別荘にいる子供たちと出会う。美しい兄弟・実矢と麻堵。二人は「あっちゃん」と遊んでいたらしいが、円城寺家の関係者はその名前を聞くと口をつぐむ。家庭教師の滝川遙佳から、黒髪を切られて亡くなっていた前任者の話を聞く。遙佳に付きまとう従兄の克之
やっとお天気になり朝から洗濯物を外に干して気分がアゲアゲになった私です最近お天気に左右されてるのはどうしてかなと思いつつ体調が悪いのではなく気分の問題ですここ何日かやりたくない病に罹っていた私唯一やってたのが読書ですお盆を過ぎたころからハマってる作家さん宇江佐真理氏ですもう10冊は読みましたこの年で(ナイショ)漢字は不得意なのでこのような江戸時代を背景にした小説はもう読めない漢字がイッパイ出てきますその度にルビを
文春文庫2009年8月第1刷2019年1月第9刷解説・末國善己296頁髪結い伊三次捕物余話シリーズ第7巻「薄氷」「惜春鳥」「おれの話を聞け」「のうせんかずらの花咲けば」「本日の生き方」「雨を見たか」貧困、拝金主義、子育ての悩み、に加え、同心見習いの不破龍之進らの成長が主に描かれる八丁堀純情派と本所無頼派の戦い前作で、お文が龍之進の将来を楽しみにしている、と書きました本作ではさらに世代交代が進んでいるようですもっと伊三次の話を読みたかったと思っていた
宇江佐真理・「お柳、一途」“アラミスと呼ばれた女”を読みました。肥前長崎の出島で通訳として働く父から英語やフランス語を習うお柳。女人禁制の職業に憧れるお柳は、釜次郎(のちの榎本武揚)と出会う──。攘夷運動、大政奉還、戊辰戦争から明治維新へ。実在の女性通詞の生涯を描いた感動の長編時代小説。これまで宇江佐真理の小説は「余寒の雪」、「口入れ屋おふく」、「髪結い伊三次捕り物余話」シリーズなど結構読んでいまして、好きな作家です。残念ながら2015年11月7日に亡くなっています。はじめは
大店の娘だったうめ。北町奉行所の同心・霜降三太夫に見染められるも乗り気せず。ところが店が押し込みに遇うところを偶然にも三太夫に救われる。恩義から嫁ぐことになるも質素な暮らし、武家の仕来たりや小姑に苦労して幾十年。夫が身罷ったのを機に独り暮らしを決め込むうめであったが。。。穏やかな老後の独り暮らしを描いたうめ婆さん。だが、そうは問屋が卸さない。次々に親戚の難題がやってくる。でも外から見て初めて周りの人たちの心持ちを知るのであった。未完の遺作。☆彡うめの決意/うめの旅立ち/
なでしこ御用帖(集英社文庫)Amazon(アマゾン)1〜4,200円明るい、ちゃきちゃきの女の子、お紺が主人公。八丁堀の町医者の娘だが、大酒飲みで捕物好きという、面白いキャラ設定だ。それもそのはず、祖父が「斬られ権左」と呼ばれた名岡っ引きで、その血を引いたらしい。少々、お節介やきのところはあるが、持ち前の元気さで、事件に首を突っ込んで、解決していく。こんな主人公は、好き嫌いがわかれそうだが、個人的には、嫌うほどでもない。女の子の活躍、というよ
BOOKデータベースより「日本橋「いせ辰」の手代・英助には誰にも言えない秘密があった。母が死に際に遺した「お前のお父っつぁまは北町奉行の遠山様なのだよ」という言葉である。北齋の娘・お栄の胸の内(「酔いもせず」)、松前の応挙と呼ばれた蛎崎波響の選んだ道(「夷酋列像」)など、実在の人物に材をとった時代中篇小説集。」時代小説だけど、実在の人物を絡ませた感じの中編時代小説集でした。宇江佐真理さんが、長い作家生活の中で、実在の人物を絡ませた作品を組み合わせた形になっているので執筆され
宇江佐真理の本~📗「おはぐろとんぼ」好きな作家さんで読みまくっていたのでなかなか読んでない本に出会えなかったが久しぶりに読んでない本に~✌️🥰
一旦2時半に目覚め、今朝は6時半に起きた。マッコイ・タイナーのアルバム「サマ・ラユーカ」をレコードで聴いた。朝食は北海道産ななつぼしを炊き、くめ納豆と紀州産梅干で二膳食うた。デザートは栃木産トマト。「趙氏孤児」第35話をギャオで見た。菊池雅章→南博→高木里代子と、これ迄ライブで聴いとるピア二ストをユーチューブで聴いた。雨が止んだから台東区散歩に出掛け、郵便局で金下ろしてから、昼食に西浅草「フルールドサラザン」へ入り、注文したのは黒と白セット。黒ガレットは新メニューの玉子・チーズ・ハ
文春文庫2008年1月第1刷2018年11月第9刷解説・諸田玲子320頁髪結い伊三次捕物余話シリーズ第6巻「妖刀」「小春日和」「八丁堀純情派」「おんころころ…」「その道行き止まり」「君を乗せる舟」人智では測り知れないもの、欲や執念に突き動かされる人の業、命、運を考えさせられる「妖刀」伊三次が息子・伊与太が重病に罹り、息子の死に怯え、狼狽え、弱さをさらけ出す「おんころころ…」惚れた女に思いを打ち明けられない無骨者の武士を応援しようとするお人好しの人々「
一週間以上前から読み始めたのに、忙しくて読めず、今日やっと読了。読了と言っても未完である。宇江佐真理氏の遺作なのだ。乳がんのため2015年11月に亡くなられ、未完の長編だったこの小説は2016年1月から3月まで朝日新聞夕刊に連載されたのだとか。宇江佐真理さんの描く江戸ものが大好きなので、本当に残念。まだ66歳だった。月蝕のまんまで出て行った女いずみ初出令和3年11月北田辺
を楽しみながら。竈河岸髪結い伊三次捕物余話(文春文庫)Amazon(アマゾン)94〜4,400円新装版御宿かわせみ(文春文庫)Amazon(アマゾン)1〜9,800円新・御宿かわせみ(文春文庫)Amazon(アマゾン)628円長く続くシリーズを読んでいると、登場人物が増え、成長し、また新しい人物が登場しと…。それはそれで楽しいが、主人公の登場シーンが少なくなるなんてこともある。「髪結い伊三次」シリーズも、結構の長丁場
髪結い伊三次捕物余話」を読む。幻の声(文春文庫)Amazon(アマゾン)1〜4,200円何度でも読み返したい、シリーズの一つ。廻り髪結いを生業とする伊三次と、芸者のお文、そして、二人をとりまく人々の切なく、愛おしい生き様が、時には熱く、時には淡々と描かれる。十手は持たないが、同心、不破の小者として、伊三次は、事件の謎を解き、下手人を追い詰める。十手を持たない伊三次は、細工を施した髷棒で、悪人を相手にする。十五巻続く、長いシリーズだが、作
昨日二時間歩かなかったものの一度も目覚めなかったが、Mちゃん、Nちゃんと新宿「タロー」でジャズ聴いとったら猪が入り込んだ夢見た今朝は5時半に右肩の痛みで起きた。友人達にメール送付した。朝食は新潟産こしひかり炊き、くめ納豆と紀州産梅干で二膳食うた。デザートはニュージーランド産キウイ。「青雲志」第11話をギャオで見た。中村健吾→池田芳夫→米木康志→井野信義→川村竜→井上陽介とこれ迄ライブで聴いとるベーシストをユーチューブで聴いた。郵便局で金下ろしてから、昼食に蔵前「ビストロモンペリエ」へ
宇江佐真理氏の【なでしこ御用帖】を読了。これは【斬られ権左】の続編にあたる物語です。主人公は権左の孫娘・お紺で、医師である父親・麦倉洞雄の医院を手伝っている十七歳の娘です。可憐な容貌の女の子なのに、母方の祖父・権左の血を引いたのか、正義感が強くて捕物好き。身の回りで起きる様々な事件を解決していくのですがお年頃らしく、二人の男性から結婚を申し込まれて乙女心を悩ませているお紺ちゃんでもあります。先週の『大岡越前6』には伊生様が出なかったのでちょいと別の江戸人情ものの世界に浸り
昨夜はM君と羊食いつつ飲んだ後二時間弱歩いて帰り、今朝は6時半に右肩の痛みで起きた。朝食は新潟産こしひかり炊き、くめ納豆と紀州産梅干で二膳食うた。デザートはクリームチーズヨーグルト。「趙氏孤児」第22話をギャオで見た。森永理美→野口茜→二村希一とこれ迄ライブで聴いとるピア二ストをユーチューブで聴いた。昼食に上野「デリー」へ行き、注文したのはデリーカレー。1080円に値上がりしとった。満足して店を出て、スーパーに寄って食料買うて帰宅。風呂に小一時間浸り考えとった。岸田文雄政府が毎年全国
宇江佐さん、お久しぶりでした♪酔いどれ鳶江戸人情短編傑作選/菊池仁編浪人となった元藩士とその妻の貧しくも温かい長屋暮らし「酔いどれ鳶」、検屍を専門とする医者と産婆の夫婦「室の梅」、人に言えぬ過ちや悩みを聞く、聞き屋与平の逸話「雑踏」、古道具屋に簪を売りにきた幼い姉弟の切ない情愛を描いた「びいどろ玉簪」など6編を精選。(BOOKデータベースより引用)今となってはもう、宇江佐さんの新刊を読むことはかないませんが、時々本屋さんの新刊平台に載っている事があります。新しく編
一旦2時半に目覚め、また寝て今朝は7時ちょっち前に右肩の痛みで起きた。朝食は北海道産蕎麦を新潟産エリンギと茹でて、七味唐辛子振って食うた。デザートはチーズケーキ。「聴雪楼」第16話をギャオで見た。田中菜緒子→片岡真由子→早川泰子→大林武司とこれ迄ライブで聴いとるピア二ストをユーチューブで聴いた。昼食に上野「ラサエッタ」へ行ったら閉まっとるやないの。和食の気分やなかったさかい駄目元で「ブラッスリーレカン」へ行ったら空いとったがな。注文したのはAランチ。今日は魚料理を選び、前菜はスモークサ
心優しいみなさまへ✨以前、りえ先生が、おすすめされていた本のご紹介です✨✨宇江佐真理『雷桜』です✨『毎年、春の頃になると、この本を読むのよ。』と、おっしゃっていました✨読書は、心を豊かにしてくれるので、私も大好きです✨いつも本当にありがとうございます✨
今回はちゃんと返却日に本を返せた~✌️今回借りたのは全部で三冊~📚料理本1冊~コウケンテツさん「今日、何たべたい?」時代小説二冊~好きな宇江佐真理さんの読んでない本があって🥰「短編集」だがうれしい~💞もう1冊は多田容子さんの「おばちゃんくノ一」小笑組
3月の読書メーター読んだ本の数:5読んだページ数:1495ナイス数:493遊星小説(実業之日本社文庫)の感想超ショートショート、怒涛の32編。255文字はタイトルで終わった☆彡夜光虫/ゴメンナサイネ/雨の世界/不都合な事実/蚊帳の外/果てしなき森/母さんの秘密/メリィ・クリスマス/暗号あそび/VALADA・GI/ラビラビ/あなたの、古い友だち/玉手箱心中/赤い月/春だったね/ラビラビ、宇宙へ/ニセウルトラマン/魔術師の天国/捕食電柱/まぼろし観光ツアー/僕らの移動教室/弟と鳥/不思議