「齋藤孝のこくご教科書」は、その始まりが福沢諭吉の『学問のすすめ』となっていて、国語を学びながら普遍的な考え方の基礎を知ることが出来る素晴らしい教科書となっています。『学問のすすめ』を読むと普遍的な内容となっていて良書は時代を超えることをあらためて考えさせられます。『学問のすすめ』の初編から三編は「民間の入門書または小学校の教科書」として書かれており、齋藤孝さんがこれを使用したのは必然でもありました。また、明治時代の国語教科書を見ると、国語教科書はただの国語の教科書ではなくその内容が実益も兼ねて