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駒作りの字母用紙として、タイプライター用紙を使う方が多いと思います。しかし、そのうち生産が終了しそうですし、その代用となる紙をどうするかと言う問題も有ります。実際は、普通紙でも大丈夫なのですが、出来れば薄く(彫りの太さがそのままになる)丈夫な紙が良いので、現時点ではタイプ用紙がコストの面からも1番良いと考えています。最近、ダイソーに、似た様な紙があり、試しに一袋購入してみました。トレーシングペーパー15枚入りで110円(税込)袋から出してみた所、薄さは良い感じ。丈夫そうでは有ります
作成した字母一覧今後、作成したものを順次追加して行きます。尚、今回、オリジナル書体、行雲、海燕、流水、風波、風波一字、風花、光影、古今、風彩、薄明光に付いては、制作していただける方がいらっしゃいましたら、字母をpdf又はsvg形式にてお渡しする事に致します。字母紙の作成|バネ(駒師・勝仙)の駒ブログバネさんのブログテーマ、「字母紙の作成」の記事一覧ページです。ameblo.jp◾︎錦旗(龍山、影水、静山)◾︎水無瀬(中字、細字)◾︎巻菱湖(中字、太字)◾︎源兵衛清安(静山)◾︎長
最初は、お遊びで始めたオリジナル書体作りも、行雲、海燕(一字有り)、流水、風波(一字、略字有り)、風花、勝仙好、光影、古今、風彩と作りました。中将棋の字母も2種類作りました。そしてもう一つ追加出する書体がこちら。書体名は、『薄明光』(はくめいこう)にしました。薄明光線と言うが、天使の階段とか、ヤコブの梯子と言う自然現象で、雲の切れ間から、光が射すなんとも幻想的な光景の事です。書体としては、幻想的とは言い難い文字ですがそれを当てました。最近は、どちらかと言えば、伝統的な書体が好きなので
12月3日の駒研にて、趣味の字母作りのネタを沢山頂きまして、まず、手始めに修正が必要なものから取り掛かりました。以前、金光古印体の字母を作成しましたが、頂いた資料を元に修正をしました。左が以前作成した金光古印体右が今回修正したものです。修正の元は、この写真の右のもの。金光の字母の資料です。左から右に修正しました。以前に作成したものは、文字の作りは合って居ましたが、見るからにレタリングされた文字と言う感じでした。右が今回のもので、古印体と言う雰囲気が出て、文字も柔らかくなりました。
天童の新書体に応募しておりましたが、落選しましたので、オリジナル書体として追加致します。3種類を応募したのですが、楷書体の正攻法で応募しましたので、目新しさはそれ程有りません。新しいオリジナル書体は、『風彩』(ふうさい)としました。察しの良い方はお分かりだとおもいますが、『風シリーズ』(風波、風花)の一つとしました。元字は、オリジナル書体『風花』(かざはな)でして、それを楷書体にして、龍王と龍馬を変えましたので、私が応募した3種類の中では、オリジナリティが有るものです。こちらも、字母デ
今回は、駒作りを楽しむ会から少し離れた書体です。まずは、香月師の『重峰』です。一字書体ですが、珍しい行書系の細字。曲線が苦手で無ければ、太字でも無く、画数も少ないですし、とても彫り易いと思います。香月作の駒繋がりで金光古印体ですが・・・香月師の駒から字母を取らせていただきましたが、調べた所、かなりアレンジされ、元の字母とはかなり違いますので、金光古印体は別途作り直します。。。こちらは、(仮)『香月古印体』と名称を変えて残します。こちらが『金光古印体』金光とは、天童の古い駒師様で、二
趣味の字母収集(データ化)以前にも書きましたが、集中力が必要な駒彫りは、18:00で切り上げて、夕飯を食べた後に、字母のデータ化をしております。早いと、2日くらいで1組のデータ化が出来ますので、今年中には、作れる(作ろうと思っている)字母は終わります。今回も、駒作りを楽しむ会からです。楷書の『秀仙』将の右下の『寸』の所が特徴的。少し腰高な印象が有ります。こちらも楷書の『泉陽』金将の将の辺の作りが珍しいと言えば珍しい。歩の最後が払いでは無く止めて居るのも特徴の一つ。楷書の『大輔
趣味の字母収集は、私の数え方で、110になりました。今回も、駒作りを楽しむ会からになります。出来るだけ、忠実に作る様にしていますが、文字のバランスや、筆の入りの形など、幾分修正しながらになります。楷書系の『浩然』(こうぜん)文字の作りなどは全く違いますが、私のオリジナル書体の行雲に似た雰囲気が有ります。勿論、私の方が後発です。草書混じりの『華畦』(かけい)龍馬などは、かなり見た事が無い感じです。楷書系の『渓杔』(けいたく)成り面の文字が好きです。全体の雰囲気も良いです。草書
最近は、駒作りを楽しむ会の、書体コンテスト応募作から作成してます。同じ作者の字母2点栄草駒字には珍しい草書の書体。直したくなる所も有りますが、先ずは忠実に字母化しました。続いて栄隷。表、裏共隷書で良くまとまって居ると思います。こちらは、酔炎。こちらも、草書の書体。こちらは、応募作では無いですが、平田雅峰師の雅峰書。味の有る書体です。成り桂の文字が、成り香に使われる様な作りですので、この駒で指す時は注意が必要ですね。駒にされた方は、雅峰師本人では無いため、これが正確なのかは
字母紙の作成も、順調に増えています。現在、私の数え方で、100を超えました。(同一書体名でも、作者違いでカウント)最近作ったのは、古い楷書系の字母で、作ってはみるものの、字母を見て書体名を言い当てられないものが多くなって来ました。行書系などは、割と特徴が有りますので、大丈夫なんですが、楷書系は、、、。そう言う意味でも、錦旗、菱湖、水無瀬、源兵衛清安の楷書系四大書体は、とても分かりやすい特徴が有ります。今回作ったのが鶴陣です。行書系の書体で、とても分かりやすい特徴が有ります。駒作りを
今回、中将棋の字母を作成しました。字母の元は、古い書き駒で、おそらく江戸時代に作られた駒と思います。残念ながら、王将の他、数枚が欠けておりましたので、いろいろと参考にしながら仕上げました。王将も有りませんので、作者も不明ですが、名の有る方の作と思います。この中将棋をベースに、本将棋の字母も作成しました。と金、成り銀、桂、成り桂を追加したもの。書体名は、『古今』(こきん)としました。書き駒は、筆跡感が有って良いです。書体名は、古き良き書き駒を、今、現代の字母に残すと言う意味を込めて
将棋駒の書体について、どれくらい作れるのか、びりたん様のブログまとめ表から数えてみました。『(仮)「資料こんなにあるのかー将棋駒の書体」(2005年)』阿里天彦書有馬承黙石橋開雲市川寛斎市河米庵岩根書羽前空蝉栄金栄草英歩英朋NHK杯仕様(一字)栄隷王羲之大山名人翁小野好み海鶴回青海石隺園岳城華畦陽炎鵞堂…ameblo.jpここには、香月師、駒権師の書体も書かれて居ますが、表に記載されて居る書体のみで集計しました。表の書体は、全165書体その内、ネットで画像の確認が出来ず作れ無い書体約5
勝仙好を作った時に、最初は、草書系の書体にしようと思い、試しに『康斎』の文字の作りを参照しながら作りました。王、玉将、と金は全く別の作りに変えておりますし、裏の成り金の文字は、王羲之から持って来たり、康斎の雰囲気も有りながらですが、違うものになってます。良く出来た書体でしたが、結局、行書系で、鵞堂書の雰囲気にしたので、取り下げたのですが、この書体で作って欲しいと依頼(書体変更)を頂きましたので、限定的に作る事にしました。それで、書体名を、ご依頼者様に決めていただき、『圭峰』となりました。
字母作りもかなり進んで来まして、いろいろと探し回って、さらに7書体を追加して作成しようと思いますが、駒作りをはじめた初期の頃に作った字母の見直しもしています。初期に作った字母は、頂いた字母を参考にしながら、自分の感性を入れて作りましたが、その時の感性が、万人の感性かと言えば、全くそんな事は有りませんし、いろいろと見て来た現在では、逆に違和感として感じる事が多くなりました。今回見直したのは鵞堂書。鵞堂書は、豊島(龍山)字母帖にも有る書体です。影水の駒から字母を作りはじめましたが、私の持って
先日、もう一つのオリジナル書体として、勝仙好を作らせていただきましたが、一緒に考えていた他の新書体が出来ました。勝仙好は、非常に癖の無い書体ですが、これに、オリジナリティを追加したらどうなるかと考えていたものです。結局、オリジナリティを出すと、やはり複雑化してしまいますので、勝仙好としてはボツにしました。とは言え、折角考えたので、別書体として追加致します。書体名は、『光影』(こうえい)としました。私のオリジナル書体名(勝仙好は除く)では、自然界の物質か現象を必ず一文字入れて居ますので、今
隷書系の字母の続きですが、今回は、英朋(えいほう)と、隺園(かくえん)。まずは、英朋。ずっと、英明(えいめい)かと思って居ました💦💦💦豊島字母帖に有る書体の様ですが、字母帖に書かれた書体名の朋と明がはっきりせず、実際は、朋が正しい様です。もう一つが、隺園。探山と同じく、裏が草書系になって居ます。隷書系の書体で、作ろうと思って居たものも終わりましたので、楷書系の書体に戻り、山華石(さんかせき)です。影水が多く作って居た書体ですが、現在では、余りメジャーでは有りません。作ろうと思って
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こんにちは。作りたいと思いながら、決断ができない書体があります。源兵衛清安です。理由は、駒尻に5文字彫る技術が無い為いつもあきらめています。彫る練習をして、いつかは作りたい書体です。
こんばんわ。字母を決めてから、字母紙を貼る作業は楽しいひとときです。これがまた、真ん中に上手く貼るのはけっこう難しいのです。早く上手く貼れるようになりたいですね。大分先になりそうですが。
オリジナル書体『流水』が彫り終わりました。流水は、将の右側に特徴が有ります。ツンツンとした行書系の書体ですので、いろいろと細かいです。ここまでツンツンとした行書系書体は珍しいのではないでしょうか。桂馬の馬は、ほんの少し下に出るのもこの書体の特徴です。左下がりの線を太くして、強弱を出しています。画一的な線ばかりでは無く、所々に丸味を持った線を入れバランスを取って、極端にツンツンし過ぎない様にして居ます。本作は、自身の作の流水としては2作目ですが、オリジナル書体の中では、依頼して頂く数
オリジナル書体を作るのも、3書体目になります。楷書系の書体(行雲と海燕)を作り、それぞれ駒として制作する機会に恵まれました。有り難い事です。オリジナル書体は、もう良いかなぁとも思って居ましたが、最近、いろいろな字母を作る時に、インスピレーションを受け、行書系の書体も考えようと作ってみました。今回も、自分で書いたものを使いました。今回の書体は、飛車から作りはじめました。飛車、角行、桂馬辺りが特徴的と思います。金将や香車は、特徴を出すのが難しくて、あまり特徴は無いのですが、自分の筆跡が
以前に、プリンターの紙詰まり防止の為に、字母紙にする薄いタイプ用紙を、吸着シートに貼って印刷する方法をご紹介しました。字母紙のプリント紙詰りの改善『字母紙のプリント紙詰りの改善』タイプ紙に、顔料系のインクで上手く印刷する方法を見つけました。上手く出来なかった記事は、こちらを参照下さい。過去の記事尚、既に、問題無くプリント出来るプリンタ…ameblo.jpこの方法を使って居る方が、どの位いらっしゃるのか分かりませんが、その後の事をお伝えするのを忘れて居ました。ネットでしか買えませんし、
駒作りにおいて、駒形に対する文字大きさ、太さのバランスなどは、作品の善し悪しにかなり影響します。また、字母と木地の相性なども、考慮しなければなりませんが、駒作りをはじめて間が無い人では、駒になったイメージが掴み難いです。そこで、こんなものを作ってみました。駒木地の写真を撮り、そこに字母紙データの文字を当て嵌めてみました。木地に対する文字のバランスも良い感じです。しかし、成り桂の位置が上過ぎる事に気付き、早速字母を修正しました。これなら、どなたでも確認し易くなります。これは、木地持ち
タイプ紙に、顔料系のインクで上手く印刷する方法を見つけました。上手く出来なかった記事は、こちらを参照下さい。過去の記事尚、既に、問題無くプリント出来るプリンターをお持ちの方には、全く関係無い記事になります。字母紙にするタイプ紙は、凄く薄く、それでも破れにくい紙で、字母紙としては、かなり多く使われて居ます。難点としては、染料系インクが滲む事と、薄過ぎてプリンターによっては、紙送り時にクシャクシャになって紙詰まりを起こす事です。その解決策としては、普通紙などにタイプ紙を貼って印刷する方法