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少し前、面接の練習をしていたと思ったら、もう今年の受験生の面接練習をしています。笑顔の春を迎えた4月から9か月、新生活にとまどいながらも長かった2学期を終えようとしています。さて、文科省が「学校復帰がすべてではない」「学校以外の多様な学びを認める」「進路になるべく支障がでないように制度も検討する」としているものの、世間的にはそのような制度や価値観はアップデートされていません。周知自体も現状は十分ではないので当然と言えば当然です。報道される内容自体は間違っていないのですが、それ
自己肯定感や自己有用感を育もう、高めよう。とよく言われます。私もそう思って子どもたちと接しています。この自己肯定感について思うことがいくつかあります。「自己肯定感」というのは「自分は自分でいいんだ」「自分は自分で価値があるんだ」という感覚のことです。しかし、人間は「今の自分」、私の場合を例にとると、容姿やセンス、経済的なこと、自分の価値についても、「自分は自分でいい」なんて思えたことはありません。謙虚とか謙遜ではなく純粋にそう思います。言い換えれば劣等感だらけです。これを
不登校35万人、「家庭のせい」「学校のせい「本人のせい」など誰の責任を追及することは、このような膨大な子どもたちの数をみればほぼ無意味であると思います。仮に、「○○のせい」とわかったとしても、で、その後何?どうするの?という話になると話は一向にすすまなくなります。あたりまえですが子どもは自分の意志と尊厳をもつ人間です。大人にくらべて未熟な部分があるだけで同じです。ことあるごとに、子どもは・・と論議されますが、その背景には、「子どもは大人の思い通りになる」という偏った見方が
「福岡女性と子どものためのカウンセリングルーム虹の輪っか」自己肯定感アップカウンセラーの谷村美枝(たにむらみえ)です先月、用事で京都へ行ってきました。半日時間が取れたので、東福寺へ。紅葉が色濃く染まる前の、赤、黄、橙、緑、黄緑が混ざるこの感じも素敵ですさて、本題です。悩みが出てきたとき、つい「あの人のせいだ」「この環境が悪いんだ」と、原因を外側に探してしまいがちですよね。でも実は、そこに反応している「自分の内側」に本当の原因があります。もし自分の中に何も
とても悲しく、むなしいニュースがありました。それは富士宮市長が市議会の答弁のなかで、「不登校は親のしつけのせい。学校に行かないことが悪いことだと厳しく叱らないからだ」というものです。なんとも残念であさはかな答弁だと思います。いろいろな意見や考え方があっていいとは思いますが、首長であり、公人としての発言としてはたいへん不適切な発言だと思います。まず、不登校の子どもは・・と主語にすることはすごく危険なことです。それは、「学校にいけない状況であること」は共通していてもその要因と
今季1回目の大学進学不安を感じた半月くらい前から夜はずっと私の横で眠るようになった娘。『【通信高生の親】18歳の娘の寝顔を見て思うこと』大学進学不安と戦ってる娘。念のために明日の午前中にメンクリを受診予定『【通信高生の親】メンタルクリニッ…ameblo.jp娘は朝と夜に不安感が大きくなる傾向があってこれは「コルチゾール」ってホルモンの関係で仕方ないらしい。その時間に1人になってしまうと辛さが増大してしまうとのことで危険な時間帯に娘を1人にしないようにしていて私は
「心の傷は言ったもの勝ち」と揶揄されたこともあります。学校現場でも小中学生が先生に叱られた際に「心が傷ついた。どう責任をとってくれるんだ」といった事案が頻繁に続いたということもありました。たしかに心の傷は見えないので、こういわれたので傷ついた。こうされたので傷ついた。と言った側の立場が強くなるのは真偽は別にしてありうることです。しかしながら、言葉やいやがらせ、ハラスメントによって登校できなくなったり、精神的な疾患を発症したりした場合でさえ、軽視される現状があります。それ
<親子の心をつなぐコーチング>・比べない子育て・感情に振り回されない心の整え方・親子をつなぐ言葉のスキル・自己肯定感を高めるプロフィールはこちら🌷子どもを褒めるのが難しい、、そう感じるときありませんか?実はわたしも、子どもを褒めることが難しいと感じている時がありました。気づいたことは、子供を褒める前に大切なことがあった。それは、「褒め方を知らない」のではではなくて、
目に見えない心の傷は、時代を追うにつれ注目されるようになりましたが、災害や虐待などのトラウマ的深刻な心的外傷以外はかなり軽く論じられます。特に、言葉によるいじめや長期間におよぶハラスメント、パワハラなどについても、「される側にも責任がある」とか、「メンタルが弱い」「昔からあった」「なんだそのくらいで」という無責任な言動と弱いから凹んでしまう。というような思い込みや偏見があります。そのような人は深刻な被害にあったことがないのでそのようなことを言われるのだと思いますが、実際に被害
人生とはまことに「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。[Jam]楽天市場なんだなぁと学んだ日でした。たくさんの学びがありましたが、まずは一つお話しようと思います。昨日は私も遠くに行かないまでも、何かチャレンジしようと名古屋の仏教カウンセラーの卒業発表会と懇親会に参加しました。しかも、母と一緒に参加しました。母と名古屋の端まで出かけるなんて、何十年ぶりでしょうか。仏教カウンセラーの発表では、みなさんがそれぞれの人生で学んだ出来事
昨日、ネットニュースで、フキハラ(不機嫌ハラメント)について、当事者同士の和解金が3万円だったそうです。詳しい頻度はわかりませんが、心を痛めたことがわずか3万円ということに凄く驚きました。そう言えば、繰り返された名誉毀損や侮辱罪の罰金も多くでも数十万だと聞きます。暴行や傷害などの罪と比べると大きく開きがあります。目に見えない傷心のに対する罪状やその気持ちの理解は凄く軽んじて見られていると思います。いじめも同じです。心痛や疾患を発生させた行為は身体を傷つけられることと同じことです。
先日この本を読みました。「子は親を救うために「心の病」になる」高橋和巳著私自身も現在進行形で息子と向き合っています。(息子は不安症です)だから親がどう在るかということにとても関心があったのですこれを読んで本当にざっくりと本の内容を要約してしまうのならどんなタイプの事象でも共通することとして「親の心の叫びを子が(代わりに)表現している」ということでした昭和世代の私たち(親)は小さい頃、親(母)に愛されたくて自分の想いを犠牲にしてきたことはなかったでしょ
たくさんのいじめのご相談を受ける中で日々感じることがあります。私だけに当てはまることかもしれないので、学校が・・という表現は適切ではないと思います。ただ、全国の学校のなかには、「保護者の出方を見て対応を変える」ということがあるように感じます。具体的にいうと、激しいクレームでいじめ被害を訴える保護者やすぐに被害届や民事裁判の手続きをしようという保護者の方々と、「心配していることがあります」と言ってやんわりいじめを訴える保護者には対応がちがうように思います。前者の方は、すぐに教
<親子の心をつなぐコーチング>・比べない子育て・感情に振り回されない心の整え方・親子をつなぐ言葉のスキル・自己肯定感を高めるプロフィールはこちら🌷どうして満たされないんだろ…家族のために全力で頑張っている、だけど心がモヤモヤしてしまうそんなときありませんか?「なにか足りないのかな」「もっとちゃんとしないと」そんな言葉が心の中にでてくる。これは、以前
いじめが学校に訴えられた時、学校はすぐにいじめ防止対策委員会を開き、組織で対応する必要があります。また、すべてのいじめ事案は教育委員会に報告しなければなりません。当然、調査の前から憶測で考えるのはよくないことですが、「あの子もいろいろ人にいっているよね」とか、「トラブルじゃないの。少なくも一方的ではない」等の会話が先生方のなかからでているとするとそれは解決には程遠いスタートラインとなります。報告をうけた管理職も、会議をひらくこともなく、「それならくわしく学年で調べて報告してくだ
昨日、こちらのリアル読書会とランチ会を開催しました「子どもの行動にイライラしてしまう」「つい強い言葉をかけてしまう」そんなママたちの“心の奥”にそっと触れていく時間たとえば…子どもの言動に“もう、そんなこと言わないでよ〜”と聞いているだけでザワザワしてしまう「そんなことばかりしてたら嫌われちゃうよ」「ひとりぼっちになっちゃうよ」心配と不安が一気に押し寄せてきて、つい「そんなんじゃ嫌われちゃうよ!」「みんな離れて行っちゃうよ!」そん
フリースクールでは夏休み、冬休みには学校からの課題に取り組みます。小中でちがいがありますが、読書感想文、ポスターや絵画、習字や工作もあります。小学校でも多様にわたって課題がだされます。また、中学校では漢字一日1ページで40ページとか、数学のプリントの束がわたされたりします。有難いことですが、中には塾の課題とかさなって普段よりもいそがしい。という子もいました。さて、中学校では、各教科担任の先生がもちまわりで自分の教科の課題を書いて次の教科にわたしていきます。学年主任の先生に戻っ
樺沢紫苑「自分の思いを言葉にするこどもアウトプット図鑑」さわ/監修精神科医2名による児童向け自己啓発本です。“児童向け”ですが、出来れば保護者に読んでもらいたいです。そして、子供にも読んでもらい会話・対話のきっかけにするべき本だと思います。おすすめです。子供が抱える悩みに対してのQ&A方式で進んでいく本です。その全てが“アウトプット”(行動)の仕方や考え方をアドバイスする形になっています。知識のインプットより、実践を示してくれるので、子供も大人も分かりやすいと思います。“ほ
初めましての方は、よければこちらから人物紹介をどうぞ👇『めるこ村・登場人物紹介|この3人でお届けしています』めるこ村の登場人物たち👪✨ブログを読んでるとたびたび出てくるこの3人──…ameblo.jp夜、布団に入ったイチが小さな声で言う。「母ちゃん、今日さ……」いつからかイチは、寝る前に“今日の心にひっかかったこと”をそっと話してくれるようになった。気になったこと、悲しかったこと、嬉しかったこと。一日の終わりに、小さな胸の中をひとつずつ棚卸し
私が小学校の時、転校した先の学校ではいじめが横行していました。特定の人ではなく、強いグループがいてそれが周囲に何かしらの嫌がらせ、からかい、ちょっかい、攻撃、暴力などを行っていました。それまで私が育った小学校とは次元がちがって信じがたいことが次々と起こります。うわぐつに内側から画鋲をさし、針だけをくつの外に出た状態で、周囲の子のすねをけり、血だらけにしたり、給食にチョークの粉をいれたり、肩パン、腹パンなどは日常茶飯事であいさつがわりのようにしていました。私のやられたこともあ
子どもの学校生活でのいじめの指導を考えると、いじめがなぜ減らないかを考えるヒントになる気がします。まず、大きく言えるのは、「学級や部活動等の大勢がいる場」でいじめは起こっているケースが多いです。つまり、少なからず、周囲の子どももうすうす気が付いていたり、現場を見たりしている人も多いと思います。しかし、学校では、たとえば1人の被害者に対し、4人の加害者がいたいじめ事案を指導する際、この5人のなかでも問題とされ、指導が行われることが多いです。つまり、4人を指導し、保護者に連絡し
昨年度、いじめの認知件数は全国で78万件、毎年、減るどころか増加傾向にあります。いじめが社会問題としてクローズアップされたのは1980年代初頭のもう45年以上前になります。このころのいじめは暴力を伴うもの、学級全体でひとりの子どもを追い詰めるような事案も多く、多くの自死事案も発生しました。それから何十年たっても、いじめによって苦しみ、自らいのちを絶つ事案が後をたちません。80年代はくしくも学校崩壊、校内暴力が多く発生し、学校の治安維持がむずかしく、そのようななかで悪質ないじめ
文科省は調査してその結果をどうしていこうとしているのか。明確に示していない部分があります。たしかに「多様な学び方」「学校以外の学び」を認める。そしてそれを評価し、可能な範囲で成績に反映させるといっています。しかし、私の知る中学校の一般的な対応は平成と全く変わっていません。休むようになれば、「一日でも多くがんばろう。」休みが連続してきたら「校門で校長先生と握手して帰ろう」「別室に来てみよう」「給食の時間だけ教室に入ってみよう」「学校行事のときにみんなの様子をみよう」などのアプロ
<親子の心をつなぐコーチング>・比べない子育て・感情に振り回されない心の整え方・親子をつなぐ言葉のスキル・自己肯定感を高めるプロフィールはこちら🌷子どもが自分から動いてくれる言葉のかけ方子どもの準備・宿題毎日の声かけ、疲れますよね。朝や夜、ついこんな言葉が出ていませんか?「早くして」「何回言ったらわかるの?」これはあなたが、子どもを思う気持ちからの言葉学校や習いごと
毎年、10月末に全国の学校に調査をした結果が公表されます。今年はあまり結果については報道や反響がすくなかったなあ。と感じます。たぶん、ある程度予想した結果だったからではないかと推測します。不登校は35万人、いじめも80万件にせまる発生です。いわゆる「過去最高」を更新し続けていることで、少子化にも関わらず、不登校、いじめ、暴力は全く減らない。と言えます。何か結果に慣れてしまった感もあります。もう不登校もいじめもたくさんあって当たり前。という認識すらあるのではないかと感じます
義務教育期間は学校との連携は必要だと私は考えます。それは家庭が・・とか、学校が・・・という問題ではなく、子どものために利益になること、家庭での負担を減らすこと、などをお互い歩み寄って相談することで上手な連携ができると思います。今はメールでの欠席連絡ができるようになった学校が多くありますが、毎日、必ず学校で電話で欠席連絡をするように。といわれた。という話を未だに耳にします。学校側の事情としたら、10時くらいまでに欠席の連絡がない場合、登校途中で事故にあってはいないか、気分がわる
前回につづきます。学年の先生のなかには、「『あれだけ学校には何もしてもらわなくて結構』と啖呵を切っておいて、いまさら受験しますとはなんだ。保護者が自分ですればいいんだ」と憤慨する先生もいました。たしかに少なくも三者面談、不可能なら保護者との相談でもしていれば、こんなんことにはならなかっただろうと思います。学校としてももっとできることがあったのではないか。と反省しました。何とか、出願をし、受験することができましたが、公立の発表は卒業式の翌日だったので、卒業証書もまだ受け取ること
不登校になると「学校とは関係を切らないように」と言われたり、「学校とは極力距離をおいて」といわれることがあります。学校や義務教育に批判的な人ほど「距離をおいて」となる傾向にあるような気がします。そうなると学校からのさまざまなアプローチ、つまり電話連絡や家庭訪問等は「余計な事」「登校刺激」となり、敬遠されることになります。だれがどんな理念に基づいて提案しようと自由だし、提案者のこれまでの人生経験や支援の経験から言われていることなので批判し合う必要もないし、何が正解かはわかりま
おはようございます急に寒くなりましたね秋はどこに??先日小3次男テストを持ち帰ったんですが、国語60点…うーん…どうにもこうにも国語が苦手な次男。1年生からずっと土日や長期休みの日には文章題の練習をしたり、絵本の読み聞かせも続けたり、色々してるんですがなかなかそもそも漢字が苦手。練習は自分からがんばってるんですが、上達せずがんばってるからこそ、テストの点数が取れないとしょんぼりの次男なんとかしてあげたいけどどうしたものやら…色々私も本を読んでみたりしてるんで
昭和、平成の頃と比べると不登校に対する考え方、支援の仕方は大きく変わったと言えます。しかしながら、根強い偏見や誤解があります。不登校になれば子どもたち自身も苦しみ、親御さんもとても心配し、悩んでしまいます。ただでさえ、大変なのに外部からの提案や意見、刺激は本当に家庭ごと追い込んでしまうことになります。「あなたの家庭はあまいんじゃないの?うちだったら許さない。」「最初が肝心、休ませると怠け癖がつくよ。引っ張ってでもつれていかないと。」「お母さんが背中を押してください。学校に来