ブログ記事8件
おうちで子どもとできる「美術の時間」今回は〜君が感じて選ぶ〜材料おうちにある画材、道具、何でも画材をいろいろ集めまして…さて何しよう?白と黒の紙が気になったのでしょうか「色」や「描く」ことをスルーしていきなり切り出した息子に一瞬目が点になりましたしばらくして白と黒が反転した作品が現れわぁそんな選択肢があったのか!大人の想定など軽々と越えてしまう子どもたちの発想や表現子どもには一人ひとりにその子ならではの感性があること同じ風景を見ているようで大人が思
先日偶然に見つけた美術教育についての本「美術による人間形成」↓↓↓美術教育者である著者ヴィクター・ローウェンフェルドについて調べるうちに650ページ余りもあるこの分厚い本はアメリカ、そして日本でも美術教育を学ぶための基礎文献として位置づけられているのだということがわかってきて驚きましたこの本が翻訳されて日本で最初に出版されたのは1963年なのですが知識を習得することに強い関心が注がれる社会・教育環境のなかでいかに子どもの内的活動(知覚したり、考えたり、
脳性まひの若者たちが集まり絵を描く「成長する絵画」クラス彼らの絵の展覧会で購入したメンバー4名の作品集を読みながら“思い出した”ことがありました…ギャラリーの入り口に、チラシと一緒に置かれていた作品集(左)息子が寝静まった後のひとりの時間一ページ、一ページゆっくりと絵と対面色がたくさんあって抽象的であることは共通しているけれど画面から伝わってくる雰囲気が作者の個性そのものでそれぞれが唯一無二というところにとても惹きつけられました例えば高濱丈
秋分の日東京都内ビニール材の半透明なカーテンで仕切られた、一見すると町工場のような建物のなか乳幼児期の子どもたちと過ごす美術の時間を見つめ直しもっと高めたいそんな意欲と意志を持つ大人たちが各地から集まっていましたそこでの活動は大人自らが造形表現にたっぷりと身を浸すこと造形とは手を動かしながらやりながら出逢ってゆくもの何に出逢うかはやってみないとわからないし人によっても違う力強い言葉に背中を押され素材や道具が山盛りある台へ羊毛綿ポスターカラー
キラキラの靴を作りましたこれは保育園の「表現者たち」展で紹介されていた、セロテープ製の「ガラスの靴」を真似してみたものです5歳児の子どもたちがセロテープだけで透明な靴をつくると自分たちで構想しできるかな?という大人の思いをよそに、数日かけて本当に完成させていたそんなエピソードとともに実物の「ガラスの靴」が保育園の部屋に展示されていました実際に履くこともできるというその靴たちは、踵にヒールがあって、なんとも愛らしく、見た目にも構想にも惹かれ、私もやってみたくなりましたセロテープ
保育園の「表現者たち」展からの学びについて、続けてみようと思います保育園のメインギャラリーと思われる階段沿いの壁に、「石膏のレリーフ」の作品たちが展示されていたことは、前の回で触れましたが階段の踊り場の壁に、作品たちと並ぶように、一つの文章が添えられているのを見つけました『作品を鑑賞する上でのお願い』決して大きくないサイズの額のなかにしかし太めの黒い文字で力強く文章は置かれていました『これらの“カタチ”は、既存のモノを超えた新しい“カタチ”です。ぜひ、お子さんに「これ、なあに?」
東京・豊洲のシンフォニア保育園で連休中に開催されていた保育園の「表現者たち」展学びについて思い出していたらあれもこれもと出てきてしまったので溢れるままに書くことにしましたまずは「素材の多彩さ」と「小さな手に合う道具」について園のメインギャラリースペースであろう玄関から二階へと続く階段沿いにはこの日、「石膏のレリーフ」集が展示されていました5歳児クラスの作品で、「焼石膏を水と反応させ、化学変化により凝固させることでレリーフを制作」とありました作品が一つ一つ全く違いどれにも思わず
*2018年時点の情報です。“美術ゆえの一切否定のない関わり方をすることで見えてくる子どもの姿がある”そのことを著書を通して教えてくれたのが造形作家の浅羽聡美さんでした浅羽さんは、そうした視点を美術の時間だけのものとして終わりにしてしまうのではなく日常の保育につなげていく実践を、保育士さんたちと一緒に積み重ねていますその実践の場所でもある保育園で、「表現者たち」展2018(7月15~16日)が開かれています