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日々の多忙により、久しぶりの更新になります。フォローしてくださっている皆様、いつもありがとうございます。__________________あれから一週間、親友と連絡が取れることはなかった。学校にも行っていない。絶対におかしい。私は彼女の家に行った。家には誰も居なかったが私が携帯を鳴らすと、微かに携帯の鳴る音が聞こえた。親に聞いても、「もう美波とは連絡取りたくないって言ってる
プルルルルル・・・・気づいたら夕方。もう三日は何も食べていない。この三日間、職場からも彼からも電話は無かった。「ピンポーン、美波いるのー?」心配した親友が家を訪ねに来てくれた。「カラオケでも行こうよ。」そう言って、私達は近所のカラオケへ行く。フリータイムで私達はずっと失恋の曲を歌った。歌っていたら、少しづつ気が晴れていった。お金、稼がないと。私は少しづつキャバクラにも行く様になった。親友と居る時とキ
バイトが無い日は暇だ。彼がガソリンスタンドのバイトから帰って来るのも深夜。実家に帰ろうかな?でも、親に会いたくなかった。そんな事を考えながら、一人で駅前を歩いていた。その時、「こんにちは!うちで働かない?」それは見るからに怪しい禿で細身のおじさんだった。どこのお店ですか?と聞くとそこからすぐ近くのキャバクラだった。でも、私まだ15歳だし。「見えないから大丈夫だよ!あ!お店では18歳って言ってね。」それが私のキャバクラデビュ
お久しぶりです。美波です。いつもこの記事を読んでくれる皆様、少ない更新ですが読者登録して頂いている皆様、心からありがとうございます。前回から、だいぶ期間が空いてしまいましたがこれからも宜しくお願いします。____________________中学を卒業した翌朝、担任から電話が来た。「志望校には残念ながら受かりませんでしたので、今から学校に来て下さい。」怒りを通り越し、絶望した母と2人で学校に向かった。学校には行っていなかったけど、勉強には自信
中学三年生。あと少しでやっと自由になれる。そう思いながら毎日を過ごしていた。ある日、担任に呼び出された「このままじゃ高校なんて行けないから、もう一年中学校に通え。」高校・・・。どうでも良かった。頭が良かろうが、悪かろうが、私には関係無いんだ。どっちにしても将来に希望なんて無い。でも、早く自由になりたかった私は二番目にレベルの低い公立の高校を受験する事にした。中学に入ってから、ろくに勉強なんてした事がなかった私は一年
中学三年生。家にも学校にも居場所が無かった私は、公園やコンビニで寝泊まりしていた。昼間は誰もいない家でようやくゆっくり眠れる。学校には、ほとんど行っていない。同じ年の子は受験勉強が始まっていた。でも私は中学生になってから、もう勉強なんてしていなかったのだ。そんな私に更に転機が訪れる。祖母の家に閉じ込められていた一歳年下の不良の従姉妹だ。「家に遊びに来ない?」予想通り彼女は驚いていた。コスメボ
中学二年生。クラスも変わり、担任も変わり、また新しい日々が始まる。朝登校する前から、嫌な胸騒ぎがした。二年二組、担任の丸山です。私はこの先生が一年生の頃から苦手だった。違うクラスにも関わらず何度も大声で注意された事があった。次の日から、朝登校すると正座させられた。ファンデーションを塗っていれば水道で落とされ、マニュキュアを落とすまで教室に入れてもらえなかった。全校生徒の前でスカートの下に履いていたズボンを脱がされた事
中学校の入学式。もう、学童に行く事も無い。新しい出会い、新しい環境、新しいスタート!!そんな私の淡い期待とは逆に彼女とは別のクラスになった。それでも楽しかった。新しい友達に新しい先生。学校から帰ってもずっと友達と長電話して、やっと新しい人生が始まった。私の短い青春だった。「あの子と居ると成績が落ちる」友達の親に言われた一言。私は大人が嫌いだった。今思えば、髪は茶髪でメイクもしてて、
この家まだ空いてますか?「君、何歳?ご両親は?」小学校五年生の夏、初めて不動産屋に行った。毎日母親が帰って来るのが怖かった。とにかく家に居たくなかった。そんな私を、不動産屋は相手にしてくれる訳も無く、私は世間の厳しさにただ立ち尽くしていた。でも、嫌な事ばかりじゃなかった。同じクラスに転校生が来た。私は彼女と、お互いの家が近いのも有りすぐに仲良くなった。彼女は大陽の様な子だった。「今日うちに遊びに来ない?」
祖父は死んでから私はすっかり抜け殻の様になってしまった。勉強もしたくない。学校も行きたくない。何もしたくない。体が怠い。でも微熱は無い。その時、私は体温計を床に落として思いっきり水銀が飛び散ってしまった。どうしよう・・・不安で不安でこのまま死にたいとさえ思った。そして、その予感は的中した。母は家に帰ってそれを見つけた瞬間私を突き飛ばした。「体温計を買ってくるまで家に入るな。」そう言って私は外に追い出されたのだ。