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『求めよ、さらば』奥田亜希子再び「東京に住む30代女性」のお話です。(男性の話もある)今回の主人公は、翻訳家の志織と会社員の誠太の30代夫婦。友だちからうらやましがられるほど、いい夫である誠太。ワークバランスもちょうどよく、二人の夫婦仲はとてもよく順調な生活を送っていた。子供ができないことを除けば。あっ。これよくある不妊でどーのって小説?と思っちゃうけど、それもあるけど主眼はそこではない。とはいっても、しんどい不妊治療の描写も多いので、不妊治療になんらかのナイーブな
愛の色いろ奥田亜希子中央公論新社2020年2月愛の色いろAmazon(アマゾン)ポリアモリー(複数愛)に理解があること」が条件のシェアハウスで暮らす四人の男女。たがいの愛のありようをはかり、揺れ動く感情に翻弄されつつ、表面上は日々はおだやかに過ぎていくが……。題名だけ見て、読み始めたら、ポリアモリー(複数愛)の小説?私には無理だと思ったけど、読み進むうちに、苦しい過去があり、性格で悩み、日々を送っている。そんなシェアハウスで暮らすそれぞれの人の生き方に引き込まれた。
『ほろ酔い読書おかわり』その4.「きみはあガベ」奥田亜希子私はこういう小説📚️は苦手です。なんかさもわかりきったような、大人の会話は好きじゃないです。こういう小説📚️を好きな人もいるでしょう。都会の中のオアシスみたいなほわんとした生暖かい偽りの世界。やっぱりダメだな。こういう話📚️は。すいません😣💦⤵️上手いこと書けなくて。ゲンタ
暑いです(;´Д`)昨日17日、私の住んでいる所は全国一番の39.1度を記録。一歩外に出れば玉の汗。ただでさえ暑さに弱いので、堪えます。水分をこまめに取って、なんとか乗り切りたいと思います。みなさんも体調にお気を付けて(*´▽︎`*)★★★★「きのこルクテル/青山美智子」「オイスター・ウォーズ/朱野帰子」「ホンサイホンベー/一穂ミチ」「きみはアガベ/奥田亜希子」「タイムスリップ/西條奈加」お酒を題材にした5話収録の短編集。私は下戸だが好きな作
複数の作家の短編小説集は、今まで読んだことなのない作家にも出会えて楽しい。青山美智子さんは期待通りだった。朱野帰子さん、一穂ミチさん、西條奈加さんは読んだことがあるが、奥田亜希子さんは初めて。奥田亜希子さんの「きみはアガベ」40歳の僕と14歳の姪。そのやりとりが面白い。そして、姪が遭遇するハプニングを横で見守って、僕は自分の若い時を思い出す。手吹きのメキシカングラスやタコスやアオノリュウゼツラン、ソンブレロ、テキーラなどメキシコのアイテムが独特の雰囲気を醸し出す。ほかの作品も読みたく
【中古】クレイジー・フォー・ラビット/奥田亜希子楽天市場601円嘘の匂いを感じる少女。思春期特有の女の子のいやらしさ。気づかないふりをしてやり過ごすことも多いけれど、「匂い」でわかってしまうので、気を使い過ぎてしまう主人公。友達だと思っていた子からの拒絶。距離の縮め方の難しさ。胸がキリキリする切なさが伝わってきます。心の機微に鈍感すぎてもダメだし、敏感すぎても疲れてしまう。匙加減の難しさについて考えさせられました。クレイジー・フォー・ラビットAmazo
求めよ、さらば奥田亜希子内容紹介翻訳家の志織は三十四歳。五年の交際を経て結婚した夫の誠太は、友人から「理想の旦那」と言われ、夫婦生活は安定した温かさに満ちていた。ただひとつ、二人の間に子どもがいないことをのぞいては。あるとき、志織は誠太のSNSに送られた衝撃的な投稿を見つける。“自分の人生に奥さんを利用しているんですね。こんなのは本当の愛じゃないです。”二週間後、夫は失踪した。残された手紙には「自分は志織にひどいことをした、裏切り者だ!」と書かれていてーーー。心を書き乱す極上の恋
第2回本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞が奥田亜希子『求めよ、さらば』(KADOKAWA)に決定しました。詳しくはコチラ。求めよ、さらば(角川書店単行本)Amazon(アマゾン)1,584円
皆さんこんばんは。今夜はお初のお客さんと常連さん達と賑やかな一夜でした。恒例の夜中の本紹介。「ファミリー・レス」奥田亜希子お初の作家さん。すばる文学賞でデビューして噂には聞いていたのですが、要約読めました。さてどうでしょうか?六話からななる短編集です。説明が難しいのでアマゾゾンの概要をば↓離れ離れになった家族との再会という基本軸のもとに,その後の自分の人生に起きた不幸や悲しみを経て,家族との再会で見いだされた一筋の光が感じられる,短編小
今日の読書は奥田亜希子さんの″求めよ、さらば″おすすめされていて選んだ本ですが30代の夫婦が同世代ということもありめちゃくちゃ感情移入してしまいました妻からの目線と夫からの目線分かり合っているようで分かり合えていなかった魅力的な2人だったから最後には納得″普通っていう考え方は、普通を信じたい人の中にしかないんだよ″という友人の言葉が刺さった私はやはり普通を信じたい人なんでしょう
夏鳥たちのとまり木奥田亜希子内容紹介家に居場所のない少女が逃げ込んだ、アパートの一室。あの人は言ってくれた。大丈夫だよ、と。大人になり、記憶の封印が解かれたとき、遠い日々に隠された真実を知る。痛みを受け容れ、明日へと踏み出す人々の希望を描く物語。中学教師の葉奈子は中二の夏、ネットの掲示板で声をかけてきた男のもとに身を寄せた。そこは、母親から構われずに育った葉奈子が救いを求めて逃げ込んだ場所だった。15年前の夏の記憶と、担任する女子生徒の抱える秘密が重なったとき、葉奈
凪良ゆうさんの『流浪の月』にちかい設定です。でもなんだろうな…救いと希望がほんのり書かれていて、結構ハードな設定なはずなのに全然そのダメージを感じさせない小説でした。流浪の月は手元にあるにもかかわらず、途中で挫折したまま読み終えてません。だから実は違う感じ方なのかもしれないのだけど。でもなぜ挫折したのか、この本を読み進めていて理解した気がするのです。理想のおとぎ話な形で良いのかしら的な。実はいい人でしたって誰目線なのだろうみたいな。ここに出てくる子は、いわゆるわかりやすい暴言や暴力
奥田亜希子双葉社2022年5月夏鳥たちのとまり木Amazon(アマゾン)868〜5,660円中学教師の葉奈子は中二の夏、ネットの掲示板で声をかけてきた男のもとに身を寄せた。そこは、母親から放置されていた葉奈子が逃げ込んだ場所だった。だが、教え子の女子生徒が抱える秘密と、15年前の夏の記憶が重なったとき、ひとつの真実が立ち上がる――。心に傷を負ったまま生きる中年男性教師の再起を絡めて描く、希望と祈りの物語。少女の誰にも言えない家庭の悩み。苦しい思いのはけ口をSNSやイン
今日の読書は奥田亜希子さんの″クレイジー・フォー・ラビット″主人公の小学校、中学校、高校、大学そして母になってからのそれぞれの時代の友人との関わりを絡めた物語それぞれの時代の友人関係がリアルこんなことで喜んだり悲しんだり自分もしていたなとまた実際の事件や出来事も出てくるのでより自分の思い出と重なります学生時代あんなに一緒にいた子とは連絡を取らなくなって10年以上経つけど途中連絡を取らなくなった子とは大人になってからよく会うようになって近況をそこそこに20年以上前の
今日の読書は奥田亜希子さんの″白野真澄はしょうがない″5人の白野真澄の物語世の中には同姓同名の方がいてそれぞれにそれぞれの人生があるどの話も面白かったですが特にイラストレーターと小学生の白野真澄さんの話が印象的でした
今月に入って4冊。他にもするべきことはたくさんあるのだが…。
雑誌で紹介してあり、読んでみました↓奥田亜希子『求めよ、さらば』(マタイによる福音書)求めよ、さらば与えられん尋ねよ、さらば見出さん門を叩け、さらば開かれんこの新約聖書の一節から取ったタイトルで、内容は不妊治療中の夫婦をテーマにした純愛小説でした。途中まで淡々と進むので、どういう展開になるの⁇と疑問でしたが、夫目線の話になってから、胸がキュンキュンして最後は涙が出ました。純愛が好きな方にはオススメ。以下、若干ネタバレ含みますが、子持ち目線で印象的だった一節↓不妊
BOOKデータベースより「妊娠した。お腹にいる子どもへの愛とつわりへの憎しみを両立させてほしい/「理想のいれもの」。顔の大きなホクロ、ついにコンプレックスから解放される日が来た/「君の線、僕の点」。中学生の息子に髭、母親の頭にはいつしか白いものが/「彼方のアイドル」。誰の身にも起こりうる身体の変化、そこから立ち上がる新たな景色とは――。各話に託されたポジティブなメッセージが、胸に心地よく響く五編。」奥田亜希子さんは、「透明人間は204号室の夢を見る」を初めて読んで、その感性の凄
今日の読書は奥田亜希子さんの″魔法がとけたあとも″5つの短編集誰にでも起こり得そうな日常のお話読みやすい文章で一冊あっという間それぞれのお話は終わってしまったけどその後はどうなるのかなと考えられるそこも含めて面白かったです4月も今日が最終日いっぱい本が読めました時間がいっぱいある時よりも隙間時間でする読書が何だか好きです
求めよ、さらば【奥田亜希子】<読んだきっかけ>帯の「完璧な夫だった彼は、私を愛してはいなかった。」にドキッとして。<あらすじ>翻訳家の志織・34歳。夫・誠太は、友達から「理想の旦那」と言われ、良い夫婦関係だったのだが、二人には子供がいなかった。妊活をするが、思うようにいかず・・・ある日、夫が書きおきをして失踪した。夫には誰にも言えない秘密があり・・・<感想>うっひゃ~~~。前半、かなり深刻。子供が欲しい30代の夫婦。妊活をするが思うようにいかず・・・ってのが重かった
求めよ、さらば奥田亜希子KADOKAWA2021年12月求めよ、さらばAmazon(アマゾン)1,760〜4,400円翻訳家として働く辻原志織は、三十四歳。五年の交際を経て、結婚をした夫の誠太は、友人から「理想の旦那」と言われ、夫婦生活は安定した温かさに満ちていた。ただひとつ、二人の間に子どもがいないことをのぞいては。あるとき、志織は誠太のSNSに送られた衝撃的な投稿を見つける。自分の人生に奥さんを利用しているんですね。こんなのは本当の愛じゃないです。二週間後、夫は失踪
自分へのご褒美って何だよ!?と誰かがどこかで言っていた。単なる甘やかしの言い訳に過ぎないと。甘やかしてどこが悪い?私はぜひとも、気の進まないことをした後にはお楽しみが欲しい。先日、義父の四十九日が終わった。納骨のために、わざわざ墓のある山梨へ行かねばならなかった。好天の休日、周りは行楽客ばかり。窮屈な喪服で汗をかき、もちろん渋滞に巻き込まれ、もたつく義母を見守り…とにかく心から疲れた。トイレ休憩に寄った石川パーキングで、せめてものご褒美を買い求める。日野市にあるパン屋さんの商
📖✐『行きたくない』(株式会社KADOKAWA2019年6月)加藤シゲアキ阿川せんり渡辺優小島陽太郎奥田亜希子住野よる6人の書き手による6篇からなる短編集、「行きたくない」を切り口にした物語が、こんなに多様だなんて驚き。どのお話もよかったけど、『シャイセ』と『終末のアクアリウム』が特に好きだった♡行きたくない(角川文庫)Amazon(アマゾン)41〜2,530円
誰だって「行きたくない」時がある。そんな所在なさに寄り添う短編集。著者は、加藤シゲアキ、阿川せんり、奥田亜希子、小嶋陽太郎、住野よる、渡辺優。短編集だと、余計に著者が色が出るように思います。是非!
おさとです。新しい自己紹介考え中。アカシックリーディングセッション8月分受付中(各月3名様)https://ameblo.jp/conigilo-utasan/entry-12564843441.html浄化されるらしい名もなきセッション随時受付中『浄化されるらしいです。』四国初にして唯一の女性性開花と自己肯定感を高める実践型性共育アマナレッスンを施すアマナインストラクターにして、セックスカウンセラーお里です。アマナレッスンっ…ameblo.jpコローレ3号「晩夏号
奥田亜希子朝日新聞出版2021年7月クレイジー・フォー・ラビットAmazon(アマゾン)1,500〜5,104円愛衣は隠しごとの「匂い」を感じる。そのため人間関係が築きにくい。小中高大、そして30歳を過ぎてからの五つの年代を切りとり、その時々の友情の変化と当時の事件を絡めながら、著者の育った年代に即した女性の成長を描く連作短編。ままならない友だち関係を小6、中2、高3、大3、そして結婚後の5つの時期のことを時事ネタを織り交ぜ、短編として描ききる。友だちというのは、やっかいな
タイトル:透明人間は204号室の夢を見る著者:奥田亜希子発行:集英社文庫発行日:2020年5月25日透明人間は204号室の夢を見る(集英社文庫)Amazon(アマゾン)47〜3,825円透明人間は204号室の夢を見る【電子書籍】[奥田亜希子]楽天市場550円面白いタイトルと、素敵な表紙に惹かれて購入。本作は、2013年にすばる文学賞を受賞した著者:奥田亜希子による、2作品目の物語である。主人公は、高校生の時に小説新人賞を受賞した佐
BOOKデータベースより「どうしても行きたくないときだって、ある。「ひとりで行きなよ」「いやなの、ねぇ条介お願い、ついてきて」高校生の僕は幼馴染のアンから、恋人と別れるところを見ていてほしいと頼まれる。バイトを休んで渋々ながら彼女についていった僕が目にしたのは--。(『ポケット』加藤シゲアキ)朝起きてぼうっと生きていたらいつの間にか時間が過ぎ去っている。仕事から帰宅すると、毎日違う知らない友達が家にいる。そんなある日、一人の友達だけが何度も家に来ることに気がついて――。(『
阿川佐和子「ウメ子」奥田亜希子「五つ星をつけてよ」時代小説三冊~奥山景布子「音わざ吹き寄せ」小杉健治「旅立ち佐平次」小杉健治「夢追い門出」
最近、『白野真澄はしょうかない』を、発表した奥田亜希子さんの作品。文庫になっていたので、購入しました。女子中高生向けの、ファッション雑誌の編集をつとめる男性は、お悩み相談室を担当しているが、ある読者との間にトラブルを抱えていた。また、ある女子高校生は、仲のよい友だちと幸せな日々を、過ごしていたが、一人の男子が転校してきてから、関係が変化していく。そんな二つの物語が、思わぬかたちでつながっていくところに、この小説の醍醐味があります。終盤にかけての盛り上がりが、