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昨日は止観瞑想の効果をお伝えしました。今日はその目的についてお話しします。全ての瞑想の目的は、「悟り」です。まず、仏教は本来インド哲学という哲学であり、宗教とは無縁の関係でした。それが良いとか悪いとか評価をするものではなく、ただ元々は哲学であったということだけをご理解してくだされば幸いです。哲学は新たに知識を得ていくというよりも、智恵によって矛盾を無くすことが目的です。言い方を変えれば、抽象度を上げて無矛盾
瞑想には2種類のやり方があります。1つ目は止観瞑想。字のごとく思考を止め、心を観る。2つ目は思考をフルに活用し、無矛盾性を追求する。2つ目は理解し易いと思いますので、今日は1つ目の止観瞑想の効果をお伝えします。人間は1日に4万~6万回思考すると言われています。朝起きて、「よし起きよう」と考えた場合、これで1回。「歯を磨こう」で2回、「よしコーヒーを飲もう」で3回と、このペースで数万回の思考を1日に行います。機能脳科学
マジシャンズセレクトとは選択肢が有るように見えて、実際は条件に該当する選択肢はひとつだけで、出題者の誘導を感じさせずに選択させるマジシャンの手法です。簡単に言うと、自分で選んだつもりが実は選ばされている、ということです。実はこの手法を使うと、3歳ぐらいの子供は劇的に言うことを聞いてくれます☆例えば、子供に服を着させたいとします。最悪なのは、「服を着なさい!」「言うことを聞きなさい!」と聞かせようと、強制することです。
世界で一番貧しい大統領、愛称「ぺぺ」で有名なウルグアイの大統領ホセ・ムヒカ大統領は、リオ会議(Rio+20)のスピーチで、経済モデルの欠陥を次のように演説しました。「質問をさせてください:ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てばこの惑星はどうなるのでしょうか?呼吸をしていくための十分な酸素は残るでしょうか?同じことを別の質問で言うならば、西洋の富かな社会がおこなっている“傲慢な”消費を世界の70から80億人もの人々がおこなうための資源は、この地球に存在するのでしょうか
ビジネスで最も高いパフォーマンスを上げる為には、自分自身のマインドセットをしっかりと作る必要があります。そして、更に上を目指す場合、同じようにマインドセットがしっかりとした人間と共にビジネスを展開する。つまり、マスターマインドを組む。マスターマインドは、成功法則などで名高いナポレン・ヒルが生み出した概念ですが、二人以上の、統一した願望や目標を持った人間の集まりのことで、それらの人々の間で行き交う、波長の合った思考のバイブレーションのことをいいます。
いつでもどこに居ても出来る健康法。ただ笑う。みなさんはNK(ナチュラルキラー)細胞をご存知でしょうか?wikipediaによると↓NK細胞は、自然免疫の主要因子として働く細胞傷害性リンパ球の1種であり、特に腫瘍細胞やウイルス感染細胞の拒絶に重要である。とあります。このNK細胞は笑うことで活発に活動し、免疫のバランスを整える細胞だそうです。免疫力が高すぎると、リウマチや膠原病などに繋がり、逆に悲しみや怒りなどの感情は
NPO法人、侍学園スクオーラ今人を設立し、自ら理事長を務める長岡秀貴さんは、「人にしてあげる幸せ」を最高の幸せであるとし、人生を100年と仮定して、その時間を表しました。睡眠時間や食事、他人に依存する時間を除いて、私達は13年と4ヶ月しか、与えることが出来る時間を持ち合わせてはいないそうです。今現在、健康で他者に依存せずに生きれているのであれば、この与えることの出来る時間の中に私達は生きていることになります。この限られた時間を、どのように使うべきでしょうか
NLPの子育てコーチングの中にハピネス・オーナー・モデルというスキルがあります。このスキルの中で最も大切なことは、自分の判断や憶測しているのとは、見たり、聞いたり、触れたりできる実際の行動ではないということに気がついていること。例えば、子供がコップを投げて割ってしまいました。これがボールであれば、その事実だけに目がいくものの、コップであれば私達はどうしても「乱暴な行為」と解釈を入れてしまいます。大切なのは子供をどのように見るかではなく、子供が一体
プラシーボ効果をご存知でしょうか?Wikipedia調べでは、偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられる事を言う。この改善は自覚症状に留まらず、客観的に測定可能な状態の改善として現われる事もある。とあります。完全とまではいかずとも、思い込むことで病気などが改善したりするそうです。このプラシーボ効果は、様々な報告がされており、ノンアルコールビールでも脳の活性が見られ酔っている状態になるとか、勉強の効率がはかどって成績
私たちがエフィカシー(自己評価)を下げてしまう理由として、次の3つが考えられます。1、社会の常識と自分を比較する2、他人との比較3、過去の選択を悔やむもし、この3つの癖を自分の中に感じた場合は、すぐにやめてください。意味もなく、時間も無駄で、やる気も失ってしまいます。私たちが向かうべきはより良い未来であり、過去ではありません。時間という概念は過去から未来へと流れているのではなく、未来から過去へと流れています。過去が先
成功者の共通点はどこにあるのでしょうか?ある人は成功の理由を勉強と答え、もう一方はそうでないといいます。リスクをはったから、と答える人もいればそうでないと言う人もいます。友達が多いから、と答える人もいれば孤独が良いという人もいます。様々な答えはありますが、一律して言える共通点は「エフィカシー(自己評価)」の高さにあります。ということは、自分が自分に下す自己評価、私はこうゆう人間であるという自分のあり方、セルフイメージを高く持つことが、何よりも大
幸せになる為には、有るものに目を向けていくこと、というお話しを以前ブログでお伝えしました。逆に無い物ねだりは不幸を招いてしまいます。あるものにへと感謝を向ける心が足るを知る心です。無いものに対する思考は無限論を生み出し、冷静さを失うだけでなくエフィカシーまで下げてしまいます。そうではなく、あるものに感謝をし、それらを用いて一体何を成す事ができるのかと、未来思考でゴールに働かきかけることが大切です。その為にも、破壊的な過去に囚わ
昨日のブログでは、「自分が重要だと思っているものしか見えてこない。」ということをお伝えしました。これは自分の中にある信念、価値観がその重要度を決めていると言えます。100人の人が居れば、100通りの価値観が存在します。そうであるにも関わらず、私たちは自分の価値観を他人に植え付けようとしてしまいがちです。例えば、Aさんの価値観は「お金」にあります。Bさんの価値観は「美」にあります。それぞれ重要とするものが違う
アメリカ労働省の調査によると、ゴールを失った人間の平均寿命は1年と6ヶ月。というのを耳にしました。目標を失った人間は比較的に早死にしてしまうということなので、常にゴールは更新しなくてはなりません。その為にもゴールを設定することは、本当に大切なことです。唐突ですが、ここで一度質問をさせてください。もし、絶対に成功するというのなら、何をしますか?ゴール設定が上手くいっていないのであれば、その回答をゴールにしてみてはいかがでしょうか?
GDP(国内総生産)からみた幸福度指数GDP1位アメリカ2位中国3位日本幸福度14位アメリカ79位中国51位日本戦後、日本は高度なテクノロジーを手に入れ物質的に豊かな国となり、GDPは世界第3位にまで成長しました。日本の工場がフル稼働すれば、世界の7割の製品が作れてしまうというから驚きです。しかし、右肩上がりのGDPに反して生活満足度は横這いです。これらのデータが示すものは紛れもなく、物質的に豊かになることが、そのまま人間の
人生は一度きりです。与えられた時間は、無限ではなく有限です。しかし、その貴重な時間を私たちは「悩む」という行為に使ってしまいがちです。上杉鷹山は、「為せば成る、為さねば成らぬ何事も。成らぬは人の為さぬなりけり。」という名言を残していますが、為すべきか?為さぬべきか?を考えている間、そこにあるのは、為していない。という結果だけです。私たちの認識する世界は、常に言語に縛られ、全ての悩みは言語化可能です。究極
夫婦関係を改善するにあたって、最も意識すべき点は最初の発言にあります。心理学者のジョン・ゴッドマンは、膨大な時間量を掛けて夫婦の対立を検証しました。すると、96%のケースで、対立の最初の1分間の感情がその対立の全体的な行方を正確に予測し、その夫婦の婚姻関係がつづくかどうかまで予報できることを発見したそうです。夫婦関係において、最初の発言、最初の感情が最も重要。夫婦の仲が良ければ、子供が将来築く夫婦関係も良いものになると言います。子供の人生に
お金の専門家と呼ばれるFP(ファイナンシャル・プランナー)が進めるお金の管理の割合は、①いつでも動かせるお金、6割。②増やすお金、3割。③置いておくお金、1割。と言われています。①は銀行預金など、すぐに動かせることが可能なもの。②は株式投資や外貨投資、不動産投資などリスクはあるが利率が良いもの。③は国債など、②ほど利率は高くなくとも安全性が高く、①より利率が高い。①や③は比較的簡単なことですが、問題は②。な
昨日のブログの終盤に、つかず離れず、バランスが大事とお伝えしました。サポートが過剰であれば、それは子供にとって、侵入的サポートとなります。侵入的サポートとは、助けを求めていないにもかかわらず、子供を監視し、子供の感情的な困難に対処してしまう親によく見られるサポートのことです。子供の幸せは親の責任だと思っている親にありがちです。侵入的サポートをしすぎてしまう親は、困難や学ぶべきことについて子供が考えることさえコントロールしてしま
子供との信頼関係を築くには、リフレクティブ・リスニング(相手の言葉を反映する聞き方)が有効と言われます。先日は出来るだけ、生活の中で子供を優先し、言葉や感情を聴く事の大切さをお伝えしました。そしてその聴き方として、リフレクティブ・リスニングを使います。フレッド・フィードラーは、セラピーを学ぶ学生の中で、上手に信頼関係を築くことが出来ているセラピストは、何よりもリフレクティブ・リスニングを多く扱っている。ということを明らかにしました。1950年代
「家事を子供に邪魔されない。」という言葉をNHKの番組、「すくすく子育て」で聞きました。家事が優先ならば、家事をしている時に子供が近いてくれば、それは、「子供に家事を邪魔された。」となります。子供が優先ならば、家事をしている時に子供が近いてきても、「家事に子育てを邪魔された。」となります。優先順位を入れ替えるだけで、子供に対してより良い感情で接することができますし、子供が発する言葉や感情を聴くことが出来
例えば、子供が風船を割ってしまい、泣きじゃくっているとします。これは子供にとってのチャレンジの瞬間であり、子育てをする親にとっは、将来子供が困難に出会った時、それを乗り越えていけるよう、問題解決能力を育てる瞬間でもあります。教えるのはティーチングであり、コーチングは様々な質問により、相手から答えを引き出します。未来思考で考える親の質問は、「また膨らませればいいよ。」「次にまた割ってしまわないようにするには、どうすれば良い?」と
関係は常に双方向に原因があります。自他・是非・善悪で、これを説明してみたいと思います。自分が正しい(自が是)であれば、相手が間違い(他が非)自分が善(自が善)であれば、相手が悪(他が悪)というように私達が扱う言葉には必ず関係性が付きまといます。自我の特徴は二限性であり、常に言葉を扱った定義は不完全性が付きまといます。近代言語学の父と言われる、フェルディナン・ド・ソシュールは、「まず在るのは視点だけであって、人間はこの視点によって二次的に事物を創造する」とし、言葉の不完全性
6割の法則とは?新製品の開発や、新しく行動をする段階で約6割以上の合格点を得たものをどんどん進めていく。100%を目指してからの行動では遅すぎて市場の変化に対応できない。理屈よりも行動。という話を聞きました。確かに、現代の情報鮮度はインターネットの普及などにより、約24時間と言われています。つまり、昨日の常識は、今日の常識では当てはまらない可能性がある。ということ。しかし、学校の教科書などを24時間毎に作り変える事はさすがに
マズローの欲求段階はコーチングの5原則とも呼ばれています。①生理的欲求(食事・睡眠)②安全の欲求(秩序・安定)③社会的欲求(所属・愛情)④自我の欲求(自我・承認)⑤自己実現の欲求(創造的活動)私たち人間は、欲求が満たされていけば、最後には必ず自分が成長する方向へと欲求を向けます。それは、誰もが自己成長や価値創造を目的として生きている。という解釈が成り立ちます。その為にも、衣食住だけでなく、仕事や自我に置いても満たされている
心理学者マーティン・セリグマンは、ペンシルバニア大学の1年生、500人に対して楽観主義のテストを試験しました。楽観主義のテストの成績は、知能テスト、または高校の成績表よりも、翌年の成績をより正確に予測することを発見しました。つまり、「勉強時間や宿題を増やすよりも、体験の見方を変える方法を教える方が、学校の成績を上げる助けになる」ということが発見されたのです。幸せなこどもは、不平や不満を言うことではなく、ゴール設定のやり方を学んでいます。
出来る人が凄いのではなくて、出来ないからこそやるって人が凄い。世の中に完全完璧な人間はいません。無知の自覚から一歩を踏み出す、その姿に人は惹かれ、影響力を感じるのではないでしょうか?無知の知とは、自らの無知を自覚することが真の認識に至る道であるとする、古代ギリシャの哲学者ソクラテスの思想です。無知を自覚する事は、機能脳科学の視点から見ても大きなメリットがあります。私は知っている。という考えの元に、何かを見るのと、私は知ろうと
この世の宗教は2種類しかありません。①救いの宗教か②悟りの宗教か外側に真理を求めるか、内側に真理を求めるかの違いです。どちらが良いとか悪いとかではありませんが、仏教は②番の悟りの宗教であり、内側にへと真理の追求をします。という事は、こうゆう事。こうゆう事、という事は、こうゆう事。と、智慧により、思考における矛盾を無くしていく極めて知的な宗教です。元々、仏教はインド哲学と呼ばれる哲学でした。しかし、時代とともに宗教化していきます。現代の日本の
結論から言いますと、抽象思考を身につけることで、今やるべきことに大きなエネルギーを注ぐことが出来るようになります。抽象度とは普遍性の度合いであり、広辞苑によれば、普遍性とは、「全ての物事に通ずる性質」とあります。抽象度が高くなればなるほど、矛盾は少なくなり、分析が楽になります。僕、渡辺和夫の抽象度を上げていくと、人間(僕を含めた全ての人間が含まれます)↓動物(人間だけでなく、犬や猫、全ての動物が含まれます)↓生
古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、人間は本性上、ポリス的動物であるとし、人間の本性を社会性と称えました。確かに私達の悩みの全ては関係性にあります。お金が欲しい。美しくなりたい。知的でありたい。名誉が欲しい。など、追求すれば全ては相手が存在してこそ生まれる悩みです。そうであるのなら、人間は共通の価値観として「認められたい」と、自分の存在価値を追求する動物といえます。この本性により、アリストテレスは人間をポリス的動物