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病気になったら病院へ、病気になりたくなければ鍼灸を。群馬県前橋市を拠点に出張専門鍼灸を開業している、ささきひでかず(本名・佐々木秀和)です。今回は奇恒の腑の病理を取り上げます。生理作用および生理特性については復習を兼ねて掲載してます。病証に関しては、ブログテーマを『東洋医学臨床論』として、後日新たに投稿していきます。奇恒の腑(胆・脳・脈・骨・髄・女子胞)とは、臓と腑のいずれの特徴を持つ腑のことです。飲食物を通さない中腔器官ですが、精気を貯めておく機能も兼ね備えているところが腑
病気になったら病院へ、病気になりたくなければ鍼灸を。群馬県前橋市を拠点に出張専門鍼灸を開業している、ささきひでかず(本名・佐々木秀和)です。今回は奇恒の腑を取り上げます。病理に関しては後日触れていきます。奇恒の腑(胆・脳・脈・骨・髄・女子胞)とは、臓と腑のいずれの特徴を持つ腑のことです。飲食物を通さない中腔器官ですが、精気を貯めておく機能も兼ね備えているところが腑と異なります。胆胆は腑の性質に反して胆汁を貯蔵する働きがある為、奇恒の腑にも属します。生理作用は六腑で触れて
漢方(東洋医学)では『臓腑の病』と『経絡の病』に分けて考えています。本当はね。。。臓腑というのは、皆さんよくご存じの五臓六腑の五臓(肝・心・脾・肺・腎)六腑(胆・小腸・三焦・胃・大腸・膀胱)になります。漢方の五臓と西洋医学の臓器とは別物なんですが西洋医学が日本に入ってきた時に近い働きの単語を使って翻訳したからなのでしょう、、、五臓と六腑は表裏一体で、『六腑』が飲食物の移動と変化にたいして『五臓』は六腑から得られた精を貯めておくところになります。漢方はこの五臓六腑の
おはようございます。あそびゴコロの洲鎌です。今回は、臓腑の関係についてお伝えしていきます!臓腑って言葉を東洋医学や中医学などで聞いた事あると思います。・臓腑臓腑とは、五臓を中心とした関連領域の総称になります。それぞれに異なった生理機能を持ち、五臓、六腑、奇恒の腑に分けられます。五臓とは、肝、心、脾、肺、腎のことで、六腑とは胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦があります。奇恒の腑とは胆、脳、脈、骨、髄、女子胞です。①五臓五臓は、常に精気によって満たされている器官であり、生理物質の化生
vol.65(2021.11.9)この時期は一雨降るごとに気温が下がると言われますが昨夜の大雨でまさに一気に冷え込んだ感じがします🥶寒いのが苦手な私には辛い季節の到来です蔵象学説の第1幕五臓の生理•病理も今回が最終回締めくくりは腎と奇恒の腑となりますさて一体どのような奇恒の腑が腎と関連し身体の機能を保っているのでしょうか??ImpossibleisNothing!(不可能なんてありえない)東洋医学に根づく治未病という考え方簡単
vol.53(2021.10.28)慣れてきたのかここ数日は寒さもあまり気にならなくなってきましたね心は全身の陽気を主(つかさど)る臓腑でもあるのでそれもしっかり働いてくれているのでしょうさぁ心もいよいよ大詰めです最後は心と奇恒の腑の関係をみていきましょう🧐ImpossibleisNothing!(不可能なんてありえない)東洋医学に根づく治未病という考え方簡単に言えば病気になる前に治すということである現代風に言うなら予防医学になるどんな病気にも
vol.48(2021.10.23)肝っ玉肝が据わる肝に銘じる度肝を抜くなどなど現在でもた〜くさん使われる「肝」という字を使った言葉や慣用句元々は中国の五臓六腑に由来するものが多いらしいです肝もそろそろ大詰めに入ってきました今回は奇恒の腑における肝の関連領域に迫ってみましょう奇恒の腑における肝の関連領域はズバリ女子胞ですImpossibleisNothing!(不可能なんてありえない)こんな風になれたらなぁこんなことできた
vol.44(2021.10.19)一気にめっきり寒くなりましたねぇ〜🥶この時期は陽から陰の過渡期です体調を最も崩しやすい季節でもありますしっかり気をつけていきましょうね🙆さていよいよ今回から蔵象学説に入っていきます!ここまでまとめた陰陽論や五行学説が基礎中の基礎なら蔵象学説はそれらの発展型とでも言いますかより詳細な各臓腑の話になりますImpossibleisNothing!(不可能なんてありえない)こんな風になれたらなぁこ
こんにちは奇恒の腑にあった女子胞は女性の生殖器官だけど、男性は?そういえば、東洋医学の参考書でも見たことないなぁ…と思って、調べてみたら、『新版東洋医学概論』にありました。たったの2行ですけど。ネットの情報も加味して、奇恒の腑の生理と病理に追記しておきました。これで、五臓六腑と奇恒の腑が終わったので、臓腑の相互関係と協調関係をまとめておきましょう。五臓の相互関係は、気・血・津液・精の生理物質をめぐる関係として、また生理物質を元にする陰陽の機能をめぐる関係として成立し
こんにちは奇恒(きこう)の腑は、形態は腑に似ていながら、生理機能が臓に似ている器官で、胆、脳、脈、骨、髄、女子胞の六つ。胆はすでに取り扱いましたので、今回は残りの五つについてお届けします。実は、女子胞以外、すでに五臓の関連領域として登場しています。骨と髄は腎の体(腎が主る身体組織)、脈は心の体(心が主る身体組織)で、脳は髄の一部でもありますからね。もっとも、脈についてはサラ~っと流してますし、もう一度まとめておきましょう。それぞれの奇恒の腑の名称に並べて、関連の深い臓
こんにちはいよいよ蔵象に入ります。五臓六腑の話ですから、日常生活で活用できそうなものも、けっこう出てくるんじゃないかしら…。と言っても、今回はプロローグのみ。本編は次回からです。蔵象(ぞうしょう)とは?「蔵」には「おさめる、しまう、しまっておく、たくわえる、かくす」というような意味があります。そこから埋蔵とか土蔵という語が生まれ、人体では「内臓」を表すようになりました。「象」は、ぞうさん、エレファントから生まれた文字。象(ぞう)は大きくて目立つので、「姿や
子宮は東洋医学では、女子胞、胞、胞宮、胞臓、子処、子宮、子臓、血室、血臓など沢山の別名があります。東洋医学の言う女子胞は子宮だけではなく、卵巣や生殖器全体を指し、その機能を指します。女子胞は奇恒の腑と言って、五臓でもなく六腑でもない、ただし、臓のようであり、腑のようでもあるカテゴリに女子胞は属します。(奇恒の腑は女子胞のほかにも存在します。機会があれば紹介しますね。)奇恒の腑の「奇」は普通ではない、変わっているという意味があり、「恒」は平常の、いつものと