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阿刀田高『ナポレオン狂』は高く評価されているが、ロアルド・ダール『女主人』とネタが同じだ。初めて読んだ時にすぐそう感じた。ちなみに刊行はロアルド・ダールのほうが20年も先。影響を受けていると公言しているとしても、だいぶダイレクトにネタを使ったなぁという印象。『ナポレオン狂』が好きな人は是非ともロアルド・ダール『女主人』と読み比べてみてほしいです。辻斬り二回目は警戒するよね。勿論どちらも面白い。
最近では「ロアルド・ダール代表作」と検索すると、「チョコレート工場の秘密」や「父さんギツネバンザイ」といった児童書が出てくる。明らかにヒットした映画の影響でしょうが、オールドファンとしては「あなたに似た人」と「キス・キス」はどちらが傑作か?代表作は「南から来た男」か「おとなしい凶器」か‥と言いたい。映像だって映画「チャーリーとチョコレート工場」よりもテレビ東京のロアルド・ダール劇場「予期せぬ出来事」の方が断然面白かった世代だ。ロアルド・ダール劇場予期せぬ出来事第五集DVD-BOX
ジョン・コリアは「奇妙な味」小説にハマってた頃に何冊か読んだ。少し怪奇寄りの作家だが、浅倉久志に言わせるとユーモア作家だそうで、まあ、そのあたりに位置する。まだ読んてなかった一冊、表題作はじめ17の短編が収録される。表題作「ナツメグの味」はこんな話。新入りの変わり者の同僚と親しくなる。無実ながら以前彼が殺人の容疑を掛けられた前歴があることを知る。しかし動機がないことから無罪となった。ある日彼の家に遊びに行くと彼が故郷ジョージアの名物シェリー・フリップを作ると言い出し…。有名な短編なので知って
もう年末になってしまった。仕事納めもして疲れが出てるのか寒くなってきたからかやたらと眠れる。そして合間に本を読む。江戸川乱歩が名付けた「奇妙な味」というミステリジャンルがある。好きなジャンルだ。1950〜1960年代に隆盛を誇ったこのジャンル、早川書房には『異色作家短編集』があり、河出書房新社には『奇想コレクション』などのシリーズがある。そして論創社に『ダーク・ファンタジー・コレクション』というシリーズがある。そんな中から一冊。リチャード・マシスンといえば、小学生の時に映画で初めて恐怖と興奮
・街の大きな書店で『吸血鬼飼育法完全版』と一緒に購入する。・田中小実昌の作品を読むのは初めてである。坪内祐三のエッセイや(田中の義理の兄の)野見山暁治のエッセイで田中の名前だけは知っていた。・場末の酒場で語られる噂話と与太話からにじみ出る人々の哀歓を捉えるのがとても上手いと思う。・表題作「密室殺人ありがとう」、「カリブ海第二戦線」、「板敷川の湯宿」、「北波止場(ノース・ピア)の死体」、「ドラム缶の死体」が良い。・「板敷川の湯宿」は怪談である。・新聞記事の抜粋と語り手の回想と所見
紅茶花伝贅沢しぼりレモンティーレモンの酸味がジューシーでおいしいです。ワンピースとコラボのラベルだいぶ姿を消してしまった。サキ「開けっぱなしの窓」「奇妙な味」の小説として紹介されていたので検索していたら「怖い家」に収録されていました。サプルトン夫人はフランス窓をいつも開けているそうです。猟に行って帰ってこない夫と弟たちがそこから戻ってくると信じて・・・。この話と似た話はよくみかけます。シンプルで、アレンジしやすいかも。怖い家Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL
スティーブン・キングを読んでみる。読む前に、映像化されたものを見てしまうと、わざわざ読む必要を感じなかったりしますが、「シャイニング」に無性に惹かれて読んでみる。何度の中途挫折か。読んでみると、何時も同じ感想を持つ、「怖くはない」スタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」、取り憑かれ、狂気へ、ジャック・ニコルソンの迫真の演技。映像美。キューブリック監督ならば、「時計じかけのオレンジ」に惹かれるが。「シャイニング」に続き、キングの「It」を読んでみた。やはり、感想は同じ。「怖くはな
ポール・オースターの中編小説『ガラスの街』を読了しました。著者のポール・オースターは、現代アメリカを代表する作家の一人ですが、私は恥ずかしながら、初めて読みました。オースターは1947年に生まれ、コロンビア大学を卒業後、世界各地を放浪します。1970年代には、詩作や評論、翻訳に勤しんでいました。1985年から1986年にかけて『ガラスの街』『幽霊たち』『鍵のかかった部屋』という「ニューヨーク三部作」を発表し、小説の世界でも、アメリカ文学の旗手として脚光を浴びるようになりました。その後も
新商品を購入しました。普通のアクエリアスよりも味が控えめです。レモン味が爽やかで、おいしいです。暑くなってきたので、ちょうどいいです。ごちそうさま。コカ・コーラアクエリアスNEWATER500mlPET×24本Amazon(アマゾン)2,352〜3,388円「世界傑作推理12選&ONE」エラリー・クイーン編新庄哲夫訳この本にはアガサ・クリスティとか有名推理小説家の短編13作品がのってました。1番印象残ったのはヒュー・ウォルポール「銀の仮面」。孤独な老婦人
日常のふとした裂け目に入りこみ心が壊れていく女性、秘められた想いのたどり着く場所、ミステリの中に生きる人間たちの覚悟、生活の中に潜むささやかな謎を解きほぐす軽やかな推理など優美なたくらみに満ちた九つの謎を描く傑作ミステリ短編集です。9編の短編が収録されています。「溶けてゆく」「紙魚家崩壊」「死と密室」「白い朝」「サイコロ、コロコロ」「おにぎり、ぎりぎり」「蝶」「俺の席」「新釈おとぎばなし」各編は、東京で就職し、一人暮らしを始めた人付き合いがあまり得意でない美咲が職場でのスト
今月読んだのは特殊設定・本格ミステリー「終末少女AXIAgirls」古野まほろ「人体実験」のノンフィクション「世にも奇妙な人体実験の歴史」トレヴァー・ノートン一応「(特殊設定)本格」要素もある、“奇妙な味”系のファンタジー・ミステリー「魔物が書いた理屈っぽいラヴレター」林泰広の3冊。まず、ミステリー2冊から。「終末少女AXIAgirls」古野まほろ特殊設定・本格ミステ
残りの1冊。「不思議の扉時間がいっぱい」著:筒井康隆、大槻ケンヂ、牧野修、谷川流星新一、大井三重子、フィツジェラルド編:大森望おそらく“ティーン向け”(U20)の「不思議(奇妙な味系)・アンソロジー」シリーズの第2弾、「時間がいっぱい編」。全7作品。シリーズは「全4冊」あり、前に「ありえない恋編」は読んでます。このシリーズは、「幅広い年代の著者」+「外国の著者1人」と、バ
🐉《川端康成異相短篇集》というのを発見した。川端康成異相短篇集(中公文庫か30-7)Amazon(アマゾン)990〜3,590円この短篇集は、文学作品に抵抗を抱いているような読者の方々には、おすすめできると思う。奇妙な非日常の物語をつうじて、ことばを使う文学の味わい方を知ることができる。それに加えて、夏の風物詩といえば、怪談だ。夏休みの読書感想文で、ネタにすることもできる。一年ほど前から、川端の作品を読みたいと思っていたのだけれども、ずっと手をつけていなかった。ほかの
ホームズのライヴァルたちと言われる探偵譚を書いた作家の中でロバート・バーの面白さはパロディという意味で「奇妙な味」という面で抜きん出ている。エラリークイーンも江戸川乱歩も絶賛した、いやその前に夏目漱石が「吾輩は猫である」の中で、ある雑誌で読んだこととして話中のエピソードを語っている名作「放心家組合」。これをはじめとするフランス人探偵ウージェーヌ・ヴァルモンもの8編に、1892年に書かれた史上初のホームズパロディ「シャーロー・コームズの冒険」などルーク・シャープ名義で書いたホームズパロディ2編を追
バラエティに富んだ一味違うミステリ集です。6編の中短編が収録されています。「現金強奪作戦!(但し現地集合)」「限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム事件」「強運の男」「通い猫ぐるぐる」「名探偵南郷九条の失策怪盗ジャスティスからの予告状」「夏の終わりと僕らの影と」各話は、場外馬券売り場で見知らぬおっさんが持ち掛けてきた、1人あたり1億円ゲットの銀行強盗計画に参加することにした僕を描く「現金強奪作戦!(但し現地集合)」、体質改善セミナーのインストラクターの十津川の無慈悲な絶食の指
DVDで「テナント/恐怖を借りた男」(1976年)を再見する。ロマン・ポランスキーが監督・主演したサイコ・スリラー映画。原作はローラン・トポールの小説「幻の下宿人」。劇場未公開作品。パリにやって来たコワルフスキーは、とある古びたアパートの一室を借りる。そのアパートの住人の女はかつてそこから飛び降り自殺を図ったことがわかる。コワルフスキーはそこで暮らすことになるが、近隣住民の不可解な態度や奇妙な出来事が次第にコワルフスキーを追いつめていく。今でこそ名匠の誉れ高いポランスキー監督だが、本作が劇場
「死んだら飛べる」編:スティーヴン・キング、ベン・ヴィンセント著:リチャード・マシスン、アーサー・コナン・ドイル、ジョー・ヒル、ロアルド・ダール、レイ・ブラッドベリ~など17名「飛行機(飛行)絡み」の作品で組まれた「飛行機・アンソロジー」で、全17著者・作品。うちひとつは編者S・キングの「書き下ろし」作品です。「ジャンル」はサスペンス、怪奇譚、戦争、SF、ミステリーと幅広いラインナ
雲や虫など奇妙な写真を専門に撮影する青年カメラマン亜愛一郎は、長身で端麗な顔立ちにもかかわらず、運動神経はまるでなく、どこか抜けています。ところが、いったん事件に遭遇すると、ちょっとした不合理から思いもかけぬ結論を導き出します。亜愛一郎が主人公のミステリ短編集の第3弾、完結編です。8編の短編が収録されています。「赤島砂上」「球形の楽園」「歯痛の思い出」「双頭の蛸」「飯鉢山山腹」「赤の讃歌」「火事酒屋」「亜愛一郎の逃亡」主人公の亜愛一郎〔あ・あいいちろう〕は35歳ぐらいで、
雲や虫など奇妙な写真を専門に撮影する青年カメラマン亜愛一郎は、長身で端麗な顔立ちにもかかわらず、運動神経はまるでなく、どこか抜けています。ところが、いったん事件に遭遇すると、ちょっとした不合理から思いもかけぬ結論を導き出します。亜愛一郎が主人公のミステリ短編集の第2弾です。8編の短編が収録されています。「藁の猫」「砂蛾家の消失」「珠洲子の装い」「意外な遺骸」「ねじれた帽子」「争う四巨頭」「三郎町路上」「病人に刃物」主人公の亜愛一郎〔あ・あいいちろう〕は35歳ぐらいで、色の
今月読書2藤野可織2冊。「おはなしして子ちゃん」藤野可織藤野可織は「芥川賞作品」の『爪と目』が有名だと思いますが、“ホラー映画好き”としては、短編『ファイナル・ガール』の方に興味を覚えたんですよね。で、最初に『ファイナル~』を読んだ※のですが、とても好みの内容だったので、次は『爪と目』かな、と思っていました。〔※少女ゴシック作品・アンソロジー、『ガール・イン・ザ・ダーク少女のためのゴシック
パリ警察をクビになりロンドンで開業したウジェーヌ・ヴァルモンを主人公とする短編集“TheTriumphsofEugèneValmont”の新訳です。ヴァルモンはイギリスミステリ史上最初の外国人探偵として知られています。また、コナン・ドイルとも親しかった作者のホームズものパロディ2編も収録されています。ヴァルモンの功績「〈ダイヤの頸飾り〉事件」「爆弾の運命」「手掛かりは銀の匙」「チゼルリッグ卿の遺産」「放心家組合」「内反足の幽霊」「ワイオミング・エドの釈放」「レディ・
今年の1月、ペットセマタリーを観に行った時の予告編から気になっていた作品。2月公開だったけれど、コロナ禍で断念。ようやくレンタルに。MIDSOMMAR監督:アリ・アスター平ったく言うと、アメリカ人の若者が、90年に一度行われる北欧の儀式に参加して悲惨な事に巻き込まれるお話。全体的にとてもとても明るい。抜ける様な青い空。白夜で一晩中明るい。白い衣裳に身を包んだコミュニティの人たちの弾ける様な笑顔。奇妙なメロディにのって、くるくると踊る。問題など無さそうなの
雲や虫など奇妙な写真を専門に撮影する青年カメラマン亜愛一郎は、長身で端麗な顔立ちにもかかわらず、運動神経はまるでなく、グズでドジなブラウン神父型のキャラクターです。ところがいったん事件に遭遇すると、独特の論理を展開して並外れた推理力を発揮します。作者のデビュー作「DL2号機事件」が収録されたミステリ短編集です。8編の短編が収録されています。「DL2号機事件」「右腕山上空」「曲った部屋」「掌上の黄金仮面」「G線上の鼬」「掘出された童話」「ホロボの神」「黒い霧」主人公の亜愛一
HUAWEIのスマホを、ニュースで紹介していた。カメラにAIを搭載しているという。「凄いんだぞ!」とばかりに伝えていたが…。このスマホ、写真を写すと、AIが周りの余計な人を消して、景色だけが写るという。何が凄いのか分からない…というよりもゴミだ。私は呆れてしまった…。機械で画像処理された、綺麗に写っている反面、ニセモノの写真なんか写しても、全然、楽しくなんかない!写真というのは、周りの余計な人が写り込んで、「失敗だ!」とがっかりすることも多い。でも、失敗も楽
俺らは『ねるねるね~るね』だっけ?科学の実験の様な物が大好きあの奇妙な味がたまらんで、今回はこんなの買ってみた蓋を開けると一薬、二薬の様な袋何、何なるほど、順番に入れて混ぜれば良いんだおぉ~泡が立ったどれどれ、味はどうだノーコメントでも楽しい
∂銀の仮面ヒュー・ウォルポール銀の仮面/ヒュー・ウォルポール/倉阪鬼一郎【1000円以上送料無料】1,100円楽天∂2019年12月20日というクリスマス直前の出版で、2001年刊行のウォルポール短編集『銀の仮面』(国書刊行会)にクリスマス・ストーリー2編を増補した文庫本ヒュー・ウォルポール『銀の仮面』(1933年)は中村能三訳で江戸川乱歩編『世界短編傑作集4』(1961年)に収録され、日本人読者に強烈な印象を残した作品。この第4巻には、バーク『オッ
江戸川乱歩によって“奇妙な味”の傑作と絶賛された表題作が有名な作者の短編集『銀の仮面』(2001年、国書刊行会)の文庫化です。文庫化にあたり、クリスマス・ストーリーの2編が追加されています。13編の短編が収録されています。Ⅰ「銀の仮面」「敵」「死の恐怖」「中国の馬」「ルビー色のグラス」「トーランド家の長老」Ⅱ「みずうみ」「海辺の不気味な出来事」「虎」「雪」「ちいさな幽霊」Ⅲ「ターンヘルム」「奇術師」巻末の編訳者の倉坂鬼一郎さんによる「編訳者あとがき」と「文庫
2020年2月6日読了内容小説でしか表現できない〈奇妙な味〉が横溢した、短いけど忘れがたい、不思議なお話を読んでみませんか?――子供じみた嫉妬から仕掛けられた「いじわるゲーム」の行方。夜更けの酒場で披露される「怖い話」の意外な結末。「鍵のかからない部屋」から出たくてたまらない“私"の物語――ほか、日常と非日常のあわいに見える19の情景を様々な筆致で描きだす。『青空の卵』や『和菓子のアン』の名手による、珠玉のショートストーリー集。「和菓子のアン」シリーズを読んで好きになっ