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《毎月一回行っている海馬文学会の読書会です。テーマ本は、近現代の国内外の古典や純文学、中間小説などの中から、同人・会員の推薦で決定(基本は文庫本)。他に芥川賞受賞作を年2回、同人誌「海馬」合評会を年1回実施。自由に感想や意見を述べ合う場ですので、老若男女どなたでもお気軽にご参加ください。丁寧に読むことを通じて、いろいろな気付きや新たな発見があると思います。特に小説を書いている方や、これから書いてみたいという方の参加は歓迎です》〇テーマ本津村記久子『君は永遠にそいつらより若い』(ちく
西村亮著「自分以外全員他人」太宰治賞受賞作を読みました段々やけになって痩せていく主人公痩せるほど死に近づいていると喜ぶほど自転車が趣味だがラストは自分の駐輪スペースについての口論で殴る蹴るの喧嘩になってフェードアウトという内容だった・・・人の人生があっという間に暗転するところがリアルに書かれていたなるほど、太宰治賞・・・今日も「みんなのビデオ体操」営業中ぜひご来店くださいね💛
太宰治賞&三島由紀夫賞W受賞ある意味衝撃的、昭和なら特殊学級かな?でもあみ子はどうも普通に学校に行ってたのね、変わり者ではあるけど異端者として弾かれてはない。仲間内の変わり者。はじけ出されてはない。同じ本に収録されてるピクニックの女の人もこの人はもういい中年なんだけどちょいとねじが足りない感じ、でも受け入れられてるんだよね、弾かれてない。そこがいいなと。変わり者ってことで対応をされてる、強制的に直すとかそんなんじゃない、そのまま存在が受け入れられてるのがいいな、まぁ周りは大
放送大学の’26年度第一学期の面接授業の、日程と名称だけのパンフレットと、一部の南関東ブロック・東京他,のシラバスが公開されていますね。で,とりあえず、’26年度(僕は再入学1年目すぐ)の行きたい授業を希望順にリスト化してみました。①京都第1土日(4/18・19)「教科書掲載の短編小説(近代編)」…ぜひ行きたいです。ですので、1位。②兵庫第1土日(6/6・7)「映画学入門」…前回の応用編が面白かったので。でも、希望者が多いから、こちらを1位にすべきなのかな。迷ってます。
とうとう12月で、今年もあと1ヶ月か。1月から考えると、すごく長い1年で、いろいろなことがあった気がする。実は、このブログ以外に、毎朝、起きがけに、メモアプリに「モーニングページ」と名付けた、簡単な短い日記を書いています。その通し番号が、同じ’25年なのに「7」で2つも前なことに、さっき気づいて、ちょっとビックリ。思い出せば、1-3月はマンガ原作を書こうと思って、それだけ実行できたんですが、肝心の純文学系の長編小説が途中で挫折して書ききれませんでした。その途中作は、いつか再開
昨日の続きになります。『京都芸術大学の公開講座・芸術学舎の紹介』今日は、京都芸術大学の公開講座・芸術学舎の紹介をします。これまでにも、何度か部分的には紹介しておりますが、改めて本格的にやってみたいと思います。京都芸術大学…ameblo.jp京都芸術大学の公開講座・芸術学舎の件で、講師の奥憲介先生の講座が毎日文化と被ってそうなことですが、Xで質問したところ、直接メールで丁寧な、ご返事をいただきました。その内容は伏せますが、どちらともを選ぶか、芸術学舎を選ぶかは、詳しいシラバス公開
最近、何度か、このブログで触れているZINE。気になると、調べたくなるのが学ビストの性分で、しかも、それはネットでは満足できず、紙媒体の本だったりする。笑野中モモさん関連で、図書館で以下の本を借りて、流し読みしました。日本のZINEについて知ってることすべて:同人誌、ミニコミ、リトルプレス―自主制作出版史1960~2010年代Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}この本で、ZINEが、大昔のSF系のファンの作った仲間同士の同人誌を「ファンジン」
ここ二ヶ月ほど、10月前から、ずっと書き継いで、悩んでは止まり、また書き足すを繰り返している太宰治賞へ出す応募原稿。この朝5時半の段階で、58枚。11/12までだと、53枚だった。それからは、ときどき1日に書けても数行ずつしか書き足せなくて、2週間近く経っても、たった1枚ほどプラスした、54枚だったから、そこへ、プラス4枚足せただけでも大成功だと思うべきかな。笑やはり「他者」の登場で、物語の質が変わったと思う。昨日の自分の本当の日記にも書いたんだが、自分ファースト感覚の延
さて、どんどん太宰治賞の締切が近づいてきているのに、まだ書き続け動作に入れていません。多和田葉子作品の分析読みを(これすら、あまり集中してできなくて、逃げ回っている現状。)何とか、続けています。多和田さんの初期作品は、「献灯使」の文体とはずいぶん違う。分析すると、すごくいろいろなことが見えます。それは、多和田さんの書き方というよりも、もっと根本原理での相違点、つまりは自分ができていないことを、逆に突きつけられ、気づかされるので、ますます書けなくなるようでもあります。気づいた一
とにかく、匍匐前進だ。ずっと取り組んでいる太宰治賞向けの原稿が、前回の報告時からプラス3枚で51枚に到達。今日は午後から出勤で、11時ぐらいまでは時間があるから、もう少し書きつぎたいな。でも、佛教大学OLCの「村上春樹の短編集を読む」の続きを視聴しなければならないし、早稲田大学EXTの鈴木輝一郎講座も同様だ。最後、貯まると2倍速視聴になりかねない。笑そもそも、この土日は国関係の1日仕事の丸2日があるし、来週はやはり土日の放送大学スクーリングへ向けて金曜日夜からの夜行バス出発だか
さて、今朝いつものように、4時起きで朝食の八割蕎麦をゆがいて,キムチお酢納豆と一緒に食べます。その後は、脇目も振らずに、太宰治賞を書き継ぎました。昨日の朝よりは、プラス10枚で、46枚になりました。やっと、小説モードに戻ってこれたので、これをキープしつつ、頑張らないといけません。他に、断片メモ書きが14枚あります。一番の難所のリアル生活章を書き上げたので、主人公の背景がしっかり定まった。これをある種の、因果律のもとにできるはずなので、あとが格段に書きやすくなると予想してい
前期も受講していた佛教大学の公開講座OLCですが、引き続き日高芳樹教授のものを受講しております。前期と同じく村上春樹なんですが、今度は『中国行きのスロウ・ボート』を中心とした「村上春樹の短編集を読む」です。これが、すごく面白い。特に、昨日、見逃し配信で、途中まで視聴した第1回が秀逸でした。「因果律が近代の小説(物語)が目指していたもの(=枠組み)で、19世紀以降の文学は全てミステリーになったという人もいる。全ての種が明かされて、安定的な因果律・状況に至るように構成されてい
本日は、最近読んでおもしろかった書物です・今村夏子「こちらあみ子」(筑摩書房,2011)著者は1980年広島市出身、大阪市在住。2010年、29歳のとき初めてものした「あたらしい娘」で筑摩書房主宰の《太宰治賞》を受賞。その後新作がなく、休筆というか一発屋かと思われていました。筑摩の編集長にせかされ、いやいや?執筆再開すると、2016年と2017年に芥川賞ノミネート、2019年には第161回芥川賞受賞という、長打率の高い作家さんです。
ずっと苦しんで、進まなかった太宰治賞向けの原稿ですが、やっと本格的に描き始めました。といっても、8時の時点で、昨日よりプラス4枚して、34枚になっただけなんですが。数行単位じゃなくて、やっと数枚単位になっただけでも、大進展です。今日は午後から仕事で、寄るところもあるので、早めの昼食をとり、11時過ぎには自宅を出るので、大して進まないと思いますが、それでも作品世界のパーツとパーツが独立しつつ、お互いに関連し合う感覚が朧げに見えてきたので、11月中頃には、なんとか終盤まで行けそうに思
今日は臨時休業で休み。1日を有効に使わないといけないな。昨日、明治大学リバティアカデミー講座のオンデマンド「夏目漱石と兄たちと正岡子規」(講師:藤澤るり先生)を、やっと全部、受講した。これ、実は、今、書いている太宰治賞向けの応募作品にちょうど、小泉八雲関連で漱石がちょこっと出てくるので、結果的に、ドンピシャだったんですね。https://academy.meiji.jp/course/list?_s_partial_name=%E6%96%87%E5%AD%A6/藤澤るり先
昨日、このブログで紹介した、5分間エンジンで、太宰治賞を書いてみる。『珍しく、政治系じゃないYouTube動画の紹介。「人生最強8ルール」が面白い』珍しく、政治系じゃないYouTube動画の紹介します。この「人生最強8ルール」が面白い。はい、ここで紹介されているルールは、どれも頷けるものでした。…ameblo.jpすでに書いてある描写文を書き直しで始める。結局、最初だけ、その5分間の時間を意識しつつ、日常時間からの転移に耐えている。(なぜかしら、時間を置いて、書き
すみません。今日はまとまらず、思いついたことをダラダラと書くだけです。全然、太宰治賞向けの原稿が、ここ数日全く書けていない。(もう群像向けではない。笑)今、仕事が重要なイベントがあって、つい常勤の時の感覚が残っていて、やはり、そこへ意識が集中してしまう。ある種の興奮状態になるから、他へ気持ちが向かない。それも理由に挙げられるが、実際には単に集中力が切れてしまったせいだろう。他へ気持ちが行かないのは、永年の職業癖だから仕方ないな。明日は小説教室の飲み会だから、みんなから刺激を貰
3連休明けですね。ダメダメ人間の僕は、創作が微速前進しかできませんでした。が、いろいろと発見やら、決意やら、方針転換やらだけはできました。いわゆる、「精神的勝利」というやつですね。wwwwさて、今日はサンライズの「予約の成立」なるものに挑戦です。10時台は、仕事の合間の、5分間の休憩時間にしかありません。かなり困難ですが、一度やってみます。無理だと、12時台になってしまうのですが。汗さらに、今週は仕事の行事で、終わる時間の見えないミッションが二日あり。土曜日が、小説教室
訂正です!放送大学の面接授業の空席発表は10/17(金)15時でした。確認せず、誤情報を発信しました。深くお詫びいたします。m(__)m待ち遠しいですね。落選した1/10・11の「文楽を楽しむ」の空席があったら、どうしようか、まだ迷ってますが、太宰治賞への応募を諦めた分、行けるかな、と思っております。また、今、取り組んでいて、ギリギリ出す予定の群像文学新人賞向けの原稿ですが、現在、23枚です。こいつも、別に絶対に、群像じゃないといけないことはないので、10/31直
なんか、毎日、考える事がコロコロと変わる。昨日までは、絶対、12/10〆切の太宰治賞を書くのが至上命題だと、固く思っていたのに、今は見送りにしようかな、に傾き、思い始めている。まあ、別に自分で仮に思っていた事だから、全然、誰に憚る事じゃない。というのも、今、取り組んでいる群像文学新人賞の実験的な書き方作品。どうしようか、と考えていたら、どんどん、いろいろなアイデアが出てきて、事実と無関係な空想的なストーリーよりも、実体験を元にしたエピソードの変形の方が、当たり前だけど、やはり
さて、昨日もお伝えした、文學界新人賞向けの落選作の改稿作業、今、昨日よりプラス6枚で、98枚に達しています。一番、描きたかったクライマックスシーンは流用しつつ新規に描き直しました。あとはまとめに入るだけで第1次稿は完成すると思いますが、まだ15-20枚は要るかな、と。でも、ほぼ描きたい内容は具体化できているので、ある意味、楽です。積み重ねたものがあるので、もう「見えて」います。この文學界が今の書いている感じだと、きっと1次稿頃は9/21頃には、一応まとまりそうな気がします。(一日
表題のように、ここ3週間ほど、ずっと取り組んでいた文學界新人賞の件なんですが、一昨日から、少し方針転換しています。応募すること自体は、全く変わっていないんですが、今までの執筆方針は、去年、落選した応募原稿を「できる限り尊重」して、有効活用しつつ、完成させること、でした。それは、大江健三郎的な感覚で書く、純文学系原稿の予行練習にもなるから、という趣旨で書いてきました。また、それは後ろに、10/15〆切の群像文学新人賞も書く予定があるから、という理由もあったから決めた方針でもありま
『泥の河』1977(昭和52)年、太宰治賞『螢川』1978(昭和53)年、芥川賞宮本氏のデビュー作と2作目。真っ先にこの2作品を読むべきでした。私小説『流転の海』第一作が1984年(第9作は2018年)ですから、その7~8年前。この2作品もほぼ私小説に近く、故に宮本の8歳当時を描いた『泥の河』は『流転の海』第3作、15歳当時を描いた『螢川』は第9作と設定が共通します。この2作は宮本少年が主人公で、父親はどちらかというと影が薄いですが、『流転の海』は父親の大河ドラマ
昨日は、お昼、少し離れたところにある、大手の自転車チェーン「あさひ自転車」へ、電動アシスト自転車のブレーキシュー交換へ行きました。(そこで、購入しました)駅まではすごい坂道なので、よくブレーキを掛けながら、進まないと、激突してしまいますから、すぐ減るんです。交換作業をしてくれた担当の方は若く綺麗な女性でしたので、ちょっとビックリ。(オジサンには、年齢が「若い」としかわからないから、アルバイトの大学生とかだったんだろうか?)昭和ジェンダーなのでしょうが、女性に手を汚させる作業をする
さて、過去からの積み重ねか、未来からの逆算か。どちらを生きているか、自問自答する。もちろん、基本、常識的な人間は過去からの積み重ねで生きています。でも、本当にそれでいいのか?あなたの人生は?最近、毎度、同じようなことを書いていますが、それは、つい現状維持を認めたくなるから、自分は頑張っているから、そのままでいいんだよ、と言いたくなるからです。僕の過去を、創作という面だけで、振り返ってみます。25年前に、京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)通信教育部の洋画コースへ
こんにちは本日2回目の投稿です最近読んだ本の備忘録『君は永遠にそいつらより若い』津村記久子『マンイーター』から改題第21回太宰治賞受賞作映画化もされています私は観ていないけれど『君は永遠にそいつらより若い』がデビュー作『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞『ポトスライムの舟』で第140回芥川賞『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞『給水塔と亀』で川端康成文学賞『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞『浮遊霊ブラジル』で紫
今日は午後、津村記久子さんの今から20年前に太宰治賞を獲ったこちらを読みました↓君は永遠にそいつらより若い(ちくま文庫)Amazon(アマゾン)初めて読んだ津村さんの作品のこちら↓を読み終え水車小屋のネネAmazon(アマゾン)他の作品も読んでみたくなったからです。色々な賞を獲っている作家さんだったんですね。全く知らずに今まで読んでいました。読後、なんともいえない気持ちになりました。ネネのお話の方が私は好み。読み始め断念しそうになりましたが、どんな結末が待
宮尾登美子さん宮尾登美子(みやおとみこ)1926年4月13日生まれ、2014年12月30日、満88歳没。高知県高知市生まれの小説家、作家。高坂高等女学校卒業。『櫂』で注目されて以来、緻密な構成と、時代に翻弄されながらも逞しく生きる女性を描いた作風で多くの読者に支持された。高知の花柳界で育った体験を生かした自伝的作品のほか、芸道物、歴史物のモデル小説に優れる。文化功労者。1982年6月5日公開、映画『鬼龍院花子の生涯』監督:五社英雄脚本:高田宏治原作:宮尾
『フォルムレス・ヒール』蒼生行太宰治賞2024(単行本--)Amazon(アマゾン)第四十回太宰治賞最終候補作リンとアキの会話がおもしろかった。アキはとても魅力的だ。食べる場面も、リンに対する態度も。生き生きしていた。キレイな文章を書く方だなーと思った。
『メメントラブドール』市街地ギャオメメントラブドールAmazon(アマゾン)第四十回太宰治賞受賞作完全男社会のSler企業でおじさんたちは大抵マッチョイズムの化身かポエミーなファッショニスタ、底意地の悪さくらいしか共通項がないから基本的にいがみ合っている。(省略)こんなにオタクと親和性の高そうな会社においても、いつの時代も本物は排除されてきたらしい。言葉は生きているんだな、と思った。この小説を読んだ感想。辞書にはその言葉の意味がかかれているけれど、辞書の中の言葉たちは生き