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本日、Youtube「聖中心道肥田式強健術チャンネル」において、「肥田式強健術入門基礎原理編:3」の動画配信を始めました。肥田式強健術の原理、成り立ちから実践まで、拙著『聖中心伝肥田春充の生涯と強健術』やこのブログに書いた内容をわかりやすく解説します。本編は、隔週月曜日朝7時に配信します。また、隔週で次週の予告ショート動画を配信します。どうぞご覧ください。
肥田式強健術をわかりやすく解説する動画サイト『聖中心道肥田式強健術チャンネル』を開設しました。理論から実践まで、おもに「ゆっくり動画」形式で解説していきます。隔週月曜日朝7時にup予定です。皆様の参考になれば幸いです。肥田式強健術入門基礎原理編:1肥田式強健術の、理論と実践を解説するシリーズの第一弾。まずは、肥田式強健術誕生の背景と、その原理について解説します。第一回目は、肥田式強健術誕生の背景となる、武芸師範であった祖父、蘭方医であった父、五人の肉親を失った幼少の頃の悲劇などを解
『聖中心伝―肥田春充の生涯と強健術―』(青年編)と『聖中心伝―肥田春充の生涯と強健術―』(壮年編)の2冊が、電子書籍としてKindleで読めるようになりました。Kindleunlimitedに登録している方でしたら、11月一杯(青年編)、(壮年編)、(晩年編前編)、(晩年編後編)が総て無料で読むことが出来ますので、是非この機会に一気読みをして肥田式強健術の全貌をお知りになって下さい。
『聖中心伝』の最終巻が本日amazonKindleにて発売となりました。amazonunlimitedに登録されている方は、期間限定で無料でお読み頂けます。晩年の春充に目覚めた能力は一体何だったのか?ウィリアム・ジェイムズ、ミルチャ・エリアーデ、井筒俊彦などの宗教学、哲学の大家の各説、最新の脳生理学、春充と同じ体験をした人物達の体験談、そして日本ではほとんど知られることのなかったクンダリニー・ヨーガの奥義と肥田式強健術の共通点を掘り起こすことにより、徹底的にこの問題を掘り下
昨日、肥田春充師の御命日8月24日に、『聖中心伝』「晩年編前編」を、アマゾンより電子書籍として発売することが出来ましたことを、ここにお知らせ致します。現在、出版記念というわけではありませんが、AmazonのKindleUnlimitedに登録されている方は、昨日より期間限定90日間「無料」で全内容を読むことができます。是非、この機会にお読みください。「晩年編前編」では、いよいよ日本が戦争に突入していく時期から話が始まります。その時、春充師は何を考え、どう行動したのか?その行
大変長らくお待たせしました。「晩年編後編」が校了しました。「後編」は、春充師の晩年に発現した能力とは何だったのか、人類の未来に何を見たのかを徹底的に追求します。その中で、クンダリニ-・ヨーガとの比較なども行い肥田式の構造、最晩年の境地、思想を考察します。ご期待下さい。以下に帯の文章を掲載します。最晩年の春充の見たものはなんだったのか?終戦後、肥田春充(1883~1956)は、真理探究の体験的研究を始め、それを「宇宙倫理」と名付ける。この深夜連続の研究の中、春充の頭脳に何千、何
大変お待たせ致しました。『聖中心伝―肥田春充の生涯と強健術ー』(晩年編)前編の校正が終了しました。最終の(晩年編)は、これまでの倍のボリュームとなりましたので、前後編の2冊となる予定です。前編では、満州事変、日中戦争から日米戦へと突入していく中、春允はどのように考え、行動したのか?がメインテーマとなります。以下に帯に使用する内容案内を引用します。肥田春充(1883~1956)は、禅界の巨頭飯田檔隠老師(1863~1937)と対談した直後に満州事変勃発の報に接する。この頃
肥田式簡易強健術〔肥田式強健術研究会~kozzy〕女性版を継承、次代に渡したい。11道の中で三動の大腿四頭筋の運動には唯一女性版があります。肥田春充先生はグンぜ工場で女子社員達に簡易強健術を教えていました。男性と女性の身体の違いを考慮して作られたと思います。是非、股関節や骨盤のなかは男女の構造が違いますから、女性はこちらを練修して頂きたいです。youtu.be肥田春充は幼少期に身体が弱く、強くなる為に長い時間を要して、簡易強健術を編み出した。十の身体を構成する主要筋肉と丹田が連動して鍛え
昨日、東京神保町の書泉グランデと三省堂店頭に並べられていました。ようやく皆様へお届けすることができます。前巻(青年編)を上回る情報量と、今まで発表されなかった新知見が満載です。是非、お手に取ってご覧下さい。
大変お待たせ致しました。昨日、壮神社の恩蔵社長より「壮年編」」が出荷されたとの連絡が入りました。来週には、主要書店に並ぶとのことです。アマゾンにもアップされ、入荷次第購入可能となります。今回は、写真の一部に印刷ミスが見つかり、社長と私で訂正写真を切り貼りしたため、出荷が弱冠遅れることとなりました。お詫び申し上げます。これは、肥田春充と肥田式強健術の真の姿をなんとしてでもお伝えしたいとの、恩蔵社長と私の熱い思いが込められた本でもあります。今回は、春充の生涯の中で最も重
本日出来上がった本を手にしました。来年一月初旬には取次ぎ店(地方小出版流通センター)から各書店へ発送されるということですので、中旬頃には店頭に本が並ぶことと思われます。お楽しみにお待ち下さい。各書店への案内文を掲載します。禅の境地と等しいと言われた「聖中心落節」とはなにか。「肥田式強健術」の創始者肥田春充(1883~1956)の本格的評伝の第2巻である「壮年編」では、近衛第四連隊を退営した後、社会へ雄飛した春充の活動、国政との関わりを追いつつ、次々に改良を重ねていく
『聖中心伝―肥田春充の生涯と強健術―』(壮年編)発刊のお知らせ大変長らくお待たせしました。(青年編)の続刊『聖中心伝―肥田春充の生涯と強健術―』(壮年編)『出版予定『聖中心伝ー肥田春充の生涯と強健術ー』内容紹介5』本日より刊行予定『聖中心伝―肥田春充の生涯と強健術ー』(壮年編)を紹介します。壮年編は、第五章と第六章より成り立っています。第五章帰郷と父立玄の死1帰郷と…ameblo.jp12月25日完成を目指して鋭意作成中です。12月25日は、奇しくも肥田春充の誕生日
このブログの、「肥田式強健術案内」に関する「目次」を作成しました。記事内容の簡単な案内とリンクが張ってあります。お役立て下さい。・肥田式強健術案内1今回より、独特な形の「簡易強健術」を成り立たせている「中心力」形成の基礎にある、「腹式呼吸」を掘り下げていきます。・肥田式強健術案内2、3この回より、「腹式呼吸」の効果とその医学的解説をした、春充の最大の理解者でもある二木謙三博士(1873~1966)の著作『先哲実験腹式呼吸篇』を詳細に見ていきます。・肥田式強健術案内4
このブログの、「天真療法」に関する「目次」を作成しました。記事内容の簡単な案内とリンクが張ってあります。お役立て下さい。・「天真療法」案内1、2、3、4、5、6,7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19著作『天真療法』「序」の解説ここに、「天真療法」のエッセンスが語られています。引用されている漢文の解説を中心に「天真療法」の概要を見ていきます。・「天真療法」案内20、21、22,23、24、25、26、27「▽疲馬に鞭こと勿れ」の章の解説
肥田式強健術案内132(休載のお知らせ)前回、「中心姿勢」は「武術」、「万芸」、「禅」のみならず、「生活」全般にまで拡大されたことを見てきました。今回は、これを掘り下げます。春充の言葉に次のようなものがあります。そうだ。この真要領をさへ会得されたならば、敢えて特別の練修など、やらなくとも良いのだ。鍬を持ちながら、箒を持ちながら、雑巾掛けをしながら、大工は鉋を使いながら、左官は鏝を動かしながら、鍛冶屋は槌を振りながら、下駄屋は鼻緒を嵌げながら、工夫は土を運びながら、学生は机に向かいな
肥田式強健術案内131前回は、「中心姿勢」が人に与える心理的側面を、美術作品と勝海舟が語る剣術の奥義について見てきました。今回は、これらをさらに掘り下げます。この見る者の「美的感覚」ついて、さらに次のような言葉があります。立派な芸術を見ると、心は自ら、落ち着いて、中心は自ら、丹田に据る。けれども拙い、芸術を見て居ると、心にも、体にも落ち着きが出来ない。軽業を見ても、上手な者がやるのであると、どんな危ないことをしても、見物に恐ろしい、感じを起させない。下手な者がやるのを見て居る
肥田式強健術案内130前回は、「強健術の姿勢」が、「万芸の泉」であり「武術の根底」とされている面を見てきました。そしてそれは、「正中心落節後」の著作『川合式強健術』からより徹底したものになる事も見てきました。今回は、「強健術の姿勢」がその他に応用されている例を見ていきます。非常に興味深いことに、春充はこの姿勢は美観を呈していて見る者に感動を与えるとしています。武術、遊芸、その他一切の動作は、それが徹底的に、熟達すれば、中心は自ら調い、中心が調うと、腰と腹とには、等分の力が、入
肥田式強健術案内129前回は、「強健術」の姿勢が「万芸の泉」でありそれが芸事に生かされている例を見てきました。今回は、武術への応用を見ていきます。武術と「強健術」の関係について、春充は自身の経験から次のように言います。武術を学んで、私は益々、私の運動の基本原則が、誤りないものであるとの、確信を強くすることが出来た。私の運動法則が、単なる机上の空論と違って、多年身を以て血汗滲むが如き、鍛錬と共に、生まれ来ったものであるとは、飽くまでも、読者諸君の御了解を乞わなければならぬ。(聖
肥田式強健術案内128前回は、「強健術」の姿勢が「万芸の泉」であり「武術の奥秘」である点を見てきました。今回は、これをさらに掘り下げてみます。興味深いことに、春充はこの問題を確認するために歌舞伎座へと行っています。ここで登場する越路とは文楽義太夫節の太夫、三代目竹本越路太夫(1865~1924)のことかと思われますが、詳細は不明です。そして、その時の様子を次のように記しています。○越路は何故うまいか?この問題を解かむが為に、歌舞伎座へ行きました。…やっとの事で越路が出ました。
肥田式強健術案内127前回は、「強健術」の姿勢と「座禅」の座法が共通であり、また「強健術」が「武術の奥秘」であり「演芸の根底」であり「動作の基礎」であると述べている部分を見てきました。今回は、それを掘り下げていきます。このことを別の箇所では次のように解説します。私の練修法で、正しく中心力を造った場合の姿勢は、坐れば、そのまま最も正しい坐禅の形となる。槍を執り、薙刀を執り、刀を執れば、そのまま、一分の隙もなき武術の姿勢となる。この形を以て、演壇に立てば、堂々の風姿満場を圧倒す
肥田式強健術案内126前回は、「中心力強大法」の応用例として、頭痛、疲労を取り去る例を見てきました。今回も、「中心力」の応用について見ていきたいと思います。このことにつき、春充は次のように言います。心身統一によって、精神を練り、肉体を鍛え、脳神経を健全にする積極的方法としては、私は、呼吸調氣法、坐禅、中心力練修法、食養の四種を掲げる。(実験根本的健脳法P.221)そして、「呼吸法」については著作『川合式強健術』、「食養法」については著作『独特なる胃腸の強健法』を参考にする
肥田式強健術案内125前回は、「呼吸」と「姿勢」によって「中心姿勢」を日常生活に応用する方法を見ていきました。今回も、著作『実験根本的健脳法』に説かれる「中心姿勢」の応用を見ていきます。以前見てきましたように、『実験根本的健脳法』には、鉄棒を用いた「中心力強大法」と「中心力増進法」の二つが紹介されています。この方法を用いた具体例が、次のようにいくつかありますので、見ていきたいと思います。時候の加減か、もしくは、何か非常な考えごとでもした場合に、頭痛がビンビンとするような時
肥田式強健術案内124今回は、「脳力の最も合理的な使用法」は、「中心力10、脳力9の割合のつもりで使用すべき」であるとの指摘を掘り下げていきます。これは、次の文が主張するものでした。脳の使用法もまた合理的のものでなければならない。すなわち適度の使用をなすとともに、その使い方を自然に、無理のないようにするのである。それには、力を中心に落とし、心を中心に収めた形において頭脳を使うのである。すなわち中心力10、脳力9の割合のつもりで使用すべきである。換言すれば、中心で脳を使うのである、
肥田式強健術案内123前回は、「脳力」の最も有効な使い方は、「過去と未来にとらわれず、一時に一事を全力で行うこと」であるという点を見てきました。そしてそれは「強健術」、「天真療法」、「中心力護身法」などに共通の原理「大きな力をもって小さな力に当たる」がそのまま応用されています。実は、「強健術」の「肉体の操作により精神を支配する」という特徴も、ここから来ています。このことについて春充は次のように解説します。宗教と政治とが分かれた様に、また道徳と法律とが離れた様に、観念とか、精神
肥田式強健術案内122今回は、著作『根本的健脳法』に説かれる、「大きな力」をもって「小さな力」に対応する原理の応用を見ていきます。前回、この原理が「強健術」、「天真療法」、「中心力護身法」などに共通でありまた、その方法は「腰腹同量」の「正中心姿勢」であることを見てきました。しかし、これは「正中心姿勢」がわかる人には出来ることですが、そうでない人は途方に暮れてしまいます。そこで、もう少し具体的な「正中心姿勢」が分からない人にもできる方法を見ていきたいと思います。なお、「正中心姿
肥田式強健術案内121前回は、「強健術」、「天真療法」、「中心力護身法」などに共通する原理を見てきましたが、今回はそれがどのように「健脳法」に生かされているかを見ていきます。この「大きな力」をもって「小さな力」に対応する原理を、春充は次のように「健脳法」に応用します。脳力の使用法に就いても、またそのごとく、必要な事柄に向かって、その全精力を集注するようにすれば、比較的、頭脳の鈍い者であっても、驚くべき結果を見ることが出来る。これに反して、充分の能力がある者であっても、それを、