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(東京都新宿区早稲田)黄葉散る本に谷間のありにけり矢作十志夫今日は新宿区早稲田の「細道句会」。超結社句会で、今日も活発な議論が出来た。句会のあとは6名で日高屋で二次会。明日は句会も講座もないので、いつもなら横須賀の自宅へ戻るのだが、今は西荻窪の事務所にいる。明後日から伊豆大島へ行く。朝早く竹芝桟橋に行かなければならないので、西荻窪から出発したほうが楽なのだ。明日はここで過ごし、旅の準備などをする。溜まっている原稿も執筆したい。(「あだち野」2025年
《2017年12月8日》ここ2週間あまりでイマニュエル・ウォーラーステインを3冊、プリーモ・レーヴィを3冊、それに歌集と句集を1冊ずつ読んだ。このペースが長続きするはずはないが、二週間に限って言えば退職直後の読書量に匹敵する。ひとえにわが老犬のおかげである。元気なころは朝晩2回の散歩に合わせて排泄も済ませていたのだが、最近は回数が増えて1日に4回ほどに増えた。老犬は私の枕元で寝ていて、夜中の12時から3時ころの間に必ず1回は起こされる。そこから本読みが始まる。もちろん途中で寝込んでしまう
太田昌国のコラム:大谷恭子弁護士の死と、同時代を生き、闘った者への彼女の思いwww.labornetjp.org評論家の太田昌国さんが大谷恭子さんの追悼文を書いてくれたので,上にリンクを貼っておきます。是非,読んでいただきたい。刑務所改革や受刑者の待遇改善のために尽力していた大谷さんの知られざる側面が紹介されていて,ここにも「弾圧され,孤立した人の側」に立つ大谷さんの姿が明らかにされている。前にも書いたが,大谷さんの活動を振り返ると,社会の矛盾がどこにしわ寄せているかがわかる。
【予告編が完成】HBC制作のドキュメンタリー番組「アイヌとヘイト〜文化振興の陰で〜」5/26(日)15:30~16:24放送予告編が完成しました。特設サイトはこちら↓https://t.co/hGRpe0FDJm#北海道#アイヌ#差別#ヘイトpic.twitter.com/g1wCbBD6jO—HBCnews(@HBCnewsJNN)May24,2024ヘイトスピーチ解消法が罰則規定のない理念法であることは前回書いたが,24日で施行から5年となったアイヌ新
先日、ジャーナリスト・門田隆将さんの著書「狼の牙を折れ」を読了しました。本年(2024年)1月末、1970年代の日本の新左翼過激派集団である「東アジア反日武装戦線」のメンバーだった、桐島聡容疑者発見のニュースがあり、先月の21日に、フジTV系の「奇跡体験・アンビリーバボー」で、このノンフィクションを映像化して放送していたので、読んでみたくなりました。本書は、昭和49年8月30日(1974年)に起きた「三菱重工ビル爆破事件」のノンフィクション。「狂気の犯罪」に、警視庁公安部はどう立ち向かっ
半世紀前に起きた連続企業爆破事件で、唯一、逃亡中だった桐島聡(手配写真)が29日朝、入院先の神奈川県内の病院で死亡した。「最期は本名の『桐島聡』で死にたい」と話す末期がんで路上で気絶していたところを歩行者に発見され、今月半ばに病院に搬送されたが、進行した胃がん末期で手の施しようがなく、死亡した。逃亡中だったため、健康保険証も持っておらず、自費扱いで入院、25日になり、病院側に「自分は桐島聡だ」と話し、「最期は本名の『桐島聡』で死にたい」とも話していたという。桐島が属して
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7de0fba013798e392a2ff95a0ede8cc5b04cb0f【独自】「最期は本名で迎えたい」連続企業爆破事件の「東アジア反日武装戦線」メンバー桐島聡容疑者(70)とみられる男の身柄確保末期がん患う警視庁公安部(TBSNEWSDIGPoweredbyJNN)-Yahoo!ニュース警視庁公安部に身柄を確保された過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバー、桐島聡容疑者(70)とみられる男が「最
・・『Zipangu』IsJapaneseBigPictureFirst.PleaseDon'tKorea❗️Truth・・真実は動き始めた2023年(令和5年)、反日国家の悪癖増長は留まる(トドマル)事を知らず、独善的で専制的な新枢軸国(C国、R国、NK国、SK国)は恨み、虚言、汚物に満ちて、UN(UnitedNations)もろとも互いに亡国の道を歩んでいた。TheXXXFiles・・・21centuryFutureGenera
監督:キム・ミレ出演:浴田由紀子宇賀神寿一1970年代半ばに連続企業爆破事件を起こしたテロリスト集団「東アジア反日武装戦線」を追ったドキュメンタリー。1974年8月30日、東京・丸の内の三菱重工本社ビルが爆破され、8人が死亡、約380人が重軽傷を負った。1カ月後、「東アジア反日武装戦線“狼”」と名乗る犯行グループが「日帝の侵略企業・植民者に対する攻撃だ」と犯行声明文を出した。その後、旧財閥系企業や大手ゼネコンを標的とした爆破事件が相次いだ。翌年5月、東アジア反日武装戦線のメンバーが一
「神戸ニニンガ日誌」(第2,556号)○映画「狼をさがして」を観た。昭和44年「三菱重工本社ビル爆破」を起こした「東アジア反日武装戦線“狼”」当事者に迫る。○その後も三井、帝人、大成、鹿島、間組等を爆破。日本帝国の歴史の清算と、加害者・加担者への攻撃を続けた。○驚くのは、三菱の爆弾は「虹作戦」の物だった事。虹作戦は、昭和天皇の列車を狙う鉄橋爆破。未遂で三菱にいく。鉄橋破壊力のある爆薬が使われてしまった。○これで8名が亡くなり、380名が負傷。加害者に抗うことで加害者になった。
友常勉『夢と爆弾サバルタンの表現と闘争』(航思社)様々なテーマに関する評論が収録されているが、副題にあるようにサバルタン(被抑圧階級)を縦糸として全体が織り成されている。取り上げられているサバルタンは、流動的下層労働者、山谷・釜ヶ崎、船本州治、大道寺将司、被差別部落、アイヌ民族など。どの一つ、どの一人をとっても、重要かつ普遍性の宿る問題に挑んでいる。静かな語り口ながら、どのサバルタンの事象もなかったことにはさせないという、意地と高い倫理性に支えられた、気迫に満ちた論考になっている。最後
この記事をはじめ,植松聖被告と接見・交流してきた人のレポートに共通するのは,この被告が未だに従来の差別的な主張を繰り返しているということである。拘置所にいたこの3年で,むしろ自分の考えに一層の自信を持つようになったようにも思える。この植松本人のことにも驚かされるが,注意すべきは,彼と同型の思考がこの3年で一層社会に蔓延したことであろう。障害者や生活保護受給者など福祉を受けている人々を,国のお金を無駄遣いする「生産性」のない人間として敵視する思考は,まさに新自由主義ポピュリズムだが,それはこ
改憲へと引きずり込まれていく今の流れというのは,1935年に起こった「天皇機関説」事件を参考にすると,その本質が見えてくるように思う。というのも,今の改憲勢力(安倍政権や日本会議などの右派)の主張が,天皇機関説事件で美濃部達吉を攻撃した右派政治家や在郷軍人らの主張と見事に重なり合っているからである。私たちは今の政治の動きを漠然と「戦前回帰」ととらえ,そのとらえ方は大筋としては間違っていないのだが,大切なのはその「戦前回帰」の中身である。私が特に強調したい点は,今の「戦前回帰」の動きが必ずし
令和元年5月8日Twitter『情報発信室サイ』の゛いいね゛ツイ・リツイ①★◎【≪≪スマートフォンの方は◆文字化け◆しましたらスマートフォンの☆『ブラウザーで開く』や☆『他のアプリで開く』機能で開いてね~≫≫】◎★情報発信室サイ@jaspertecnos【フォト・グラフィック・アート作品の紹介です♪『夜間戦闘機【月光】』】等♪◎◎◎≪お気に入りの額に入れて飾ると、一段と素敵なアート作品として楽しめます♪そして作品が一段と際立ち、映えますよ!♪≫◎◎◎https://t.co/SEgpCW
昭和49年と言えば、大学4年生で卒論の年で、就職活動で公務員試験を受けていた。翌年、4月から東京小金井市の研究所に勤め始めた。時代は左翼学生運動が下火になり、地下活動に入っていた時期に当たる。テロで一気に形勢逆転を狙って三菱重工ビルを狙った爆破テロを実行したのであろう。著者などは高校生時代に東大安田講堂闘争、大学1年生ころ浅間山荘事件立て籠り事件をテレビで見て知った。旧三菱重工ビル、現丸の内二丁目ビルは外観は当時の面影を残しているが、落ち着いた街並みになっている。ちなみに、三菱重工の本社は現
10月10日、水曜日。朝10時から、夜7時半まで仕事、休憩は5時半ごろ。2ヶ月赤ちゃんのまるまる育児アドバイス2歳の男の子の足の形と子供靴のチェックとアドバイス「まるまる育児発達フォロー講座」で3〜10ヶ月赤ちゃん四人の発達チェックとアドバイス骨盤ケアとマッサージ施術二名様最近一番働いた日ではないかな?というわけで、7時半には、かなりお疲れモードのわたしだったが、大学時代からの腐れ縁の友達から、ラインで、「思い立って、吉祥寺曼荼羅に、福島さんの短歌絶叫ライブにきている」と。
大道寺将司著『最終獄中通信』を読む。大道寺さんは、三菱重工爆破事件などで死刑判決が出た人だ。日本の死刑囚は判決が確定すると同時に、家族、弁護人を除いて友人・知人と交流が出来なくなるそうだ。そこで「大道寺将司くんと社会をつなぐ交流誌キタコブシ」が発行された。そこには大道寺さんの手紙というかたちで、30年間のさまざまな交流や社会の出来事とそれに対する彼の考え、そして獄中での生活などが描かれている。何度も書いているが、私は2012年の第二次安倍内閣まで、政治・経済に全く関心がなかった
126、加害てふ言葉も知らず敗戦日127、つくつくしひとり挽歌を唄ひそむ128、傷つけて吾永(なが)らふる暮の秋129、一身の骨軋(きし)まする咳ひとつ130、短詩さへ詠めぬを嗤(わら)ふ冬の蠅131、点滴の音を重ぬる小寒夜132、春立つや真夜の独居に咳ひとつ133、再びは会ふこともなき夕間暮れ134、春の宵黄泉(よみじ)の人も浮かれけり大道寺将司自選集1、召集はうつつか否か五月闇2、梅青くデモに若人殖えにけり3、十薬の死後ありありと蕊(しべ)高し4、蜘蛛の子やい
昨日の記事でたまたま大逆事件の12名の処刑(1911年1月24日に幸徳秋水ら11名,翌日に管野スガ1名を処刑)について触れたのだが,今日の一日7名もの死刑執行は,その大逆事件以来の大量処刑ではないか。まさかこの時代に法治国家と称する日本の国家が7人も一気に処刑するとは予想できなかった。やはりこの国は尋常ではない。安倍政権の下,国家暴力剥き出しのおぞましい大虐殺国家に成り果ててしまった。統治権力を維持するのに,もはや死刑という国家暴力に頼るしか手がなくなったということだろう。しかも死刑が執行され
パレスチナ問題という現在の最も厄介な国際問題を生み出した責任の多くを負っているのが欧米列強,とりわけイギリスであるとしても,では日本はこれに全く無関係であり,したがって無関心でいていいのかと言えば,事実は全く違うわけである。第一次世界大戦後に開かれたサン・レモ会議(1920年4月)で,オスマン・トルコ領のアラブ地域の分割(イラク・ヨルダン・パレスチナはイギリスの,シリア・レバノンはフランスの委任統治とする)が決定されたわけだが,日本も戦勝国の一員としてこれに出席していたのである。この会議で
NHKBSで13日「連続企業爆破事件」刑事・記者・被害者の物語「アナザーストーリーズ運命の分岐点」-産経ニュースhttps://t.co/BkfLZCtYKl@Sankei_newsさんから—民間防災(@minkanbousai)2018年3月8日昨日NHKBSで放送していた掲題の番組を観たのだが,酷い内容であった。上の産経ニュースにも書かれているように,1974~75年に起きた連続企業爆破事件を,①刑事,②新聞記者,③被害者・遺族の3者の視点から追ったドキュメンタリーだ
20日は雨は降らなかったが風と波が強く、カヌーは海に出られなかった。船に乗って1時間ほどK9護岸の様子を見に行ったのだが、汀間漁港内を含め大浦湾全体で濁りがひどかった。前日の雨で大浦湾に流れ込む河川から赤土が流入していると思われるが、沖縄県は原因をきちんと調査すべきだ。この状況を見ると、沖縄防衛局が設置した汚濁防止膜の無意味さがよく分かる。海保に守られてこの日も捨て石の投下作業が行わていた。連日の雨で石材は自然の洗浄も行われているはずだが、投入時には白い石粉が舞い上がっていた。人と比べれば
昨日・今日の新聞には沖縄・山城博治さんの国連人権理事会での演説について報じられたが,一方で,当の沖縄では警察・機動隊による暴力的な市民弾圧がますますヒートアップしていることをほとんどのメディアは伝えない。沖縄辺野古・高江には共謀罪を先取りした状況がある。これが共謀罪を手にした政府のやり方であり,安倍政権の本性なのである。目取真俊氏は自身のブログで16日の辺野古の状況を次のように伝えてくれている(「沖縄県警による暴力むき出しの市民弾圧」)。16日も午前中2度の資材搬入に抗議したのだが、沖
監獄(刑務所)は私たちのいる社会からは隔絶しているようで,実は深いところで有機的につながっている。私たちは囚人なのであり,囚人は私たちなのだ。――掲題の記事での浴田由紀子さんの発言を読んで,そんな思いを強くした。いわば社会の暗部や底辺の問題が監獄に押し込められている。だから,監獄を見れば社会の本質的な問題が何かをとらえることができるのではないだろうか。浴田さんは,・・・法務省の無理解,刑務官の縁故採用の多さについて憤り,「地べたに這いつくばるようにしながら生きねばならない人間を知らない
辺見庸さんが大道寺将司死去を受けて書いたエッセイ(『中国新聞』掲載)をようやく読むことができた。辺見さんのブログによると,共同通信配信のこの原稿を掲載する新聞がほとんどないのだという。ある意味でこのことに日本の言論の現状が表れているだろう。リベラルや左派も含めて,日本の言論・出版は挙って大道寺の死に向き合おうとしない。辺見さんはこの現状を「内面の沈滞」と呼んで危機感を示しているが,その思いに共感する。辺見さんはブログで大道寺の句集刊行の裏話も書かれていた。すなわち,表向きはリベラルや左派を
大道寺将司は全句集『棺一基』の「あとがき」で,「季節の変わり目になると同じような句を詠んでしまいます」と書いているが,ということは,毎年同じように彼の心身が季節の変化を敏感に感じ取っていたということだろう。そういう季節や自然に対する感覚が,娑婆にいる私たちよりも獄の独房にいる彼の方がよっぽど豊かだということは,この句集を読めば在り在りと伝わってくる。「同じような句」ということで言えば,国家を詠んだ句も多く,そこには一貫して批判的な視線が注がれている。このことは,国家の腐った本質も変わってい
意外にも虚しさが大きい。今日,辺見庸さんのブログで下の句(大道寺将司第四句集『残(のこん)の月』所収)を教えてもらった。人知れず柩押し遣る五月闇第三句集『棺一基』というタイトルは,次の句の上五から取られている。なお本句集は,辺見さんから「薬や医者よりも,ことば一個のほうが大事なときがあるんだよ」(本書p.229)と励まされて,ようやくできたという。棺一基四顧茫々と霞みけり彼は,生きながら自らを柩(棺)におさめていたのだな。昨日から,追悼の意を込めて『棺一基』を読み続けています。
昨日の朝,前日(5/24)のアメブロ・アクセス解析を見たら,ずいぶん前の記事「松下竜一『狼煙を見よ』――東アジア反日武装戦線"狼"部隊」や「テロリストのかなしき心」にアクセスが集中していた。その時はなぜか分からなかったが,後で新聞の朝刊を見て,そのわけを理解した。大道寺死刑囚拘置所で病死――。絶句した。中日新聞は「与謝野肇氏死去」のニュースを大きな枠で扱う一方,それに比べれば小さな記事で大道寺の死を伝えた。どこの新聞・メディアも似たような扱いであろう。今の日本では当然といえば当然だが
本日、二回目のブログ更新です。46年もの逃亡の末に逮捕された中核派の「大坂正明」(68歳)と時を同じくして、連続企業爆破事件で死刑判決を受けていた「大道寺将司」(68歳)が病死したという。昭和50年に逮捕されてから42年経過してのことです。死刑判決を受け、確定死刑囚として収監されていても、死刑が執行もされず、税金で生かし続け、最後は病死とは・・・・。彼らの犯行で亡くなった被害者、残された家族は「これを良し」として納得しているのでしょうか?オ
日本テレビ系「テレビ史を揺るがせた100の重大ニュース」スクープ映像の舞台裏激動の平成版(2017/4/9放送)より≪三菱重工爆破事件とは≫三菱重工爆破事件は、1974(昭和49)年8月30日に日本の東京都千代田区丸の内で発生した、東アジア反日武装戦線「狼」による無差別爆弾テロ事件で、連続企業爆破事件の一つである。東アジア反日武装戦線の呼称はダイヤモンド作戦。虹作戦で使用する予定であった爆弾を流用した。東アジア反日武装戦線は第二次世界大戦以前の日本を完全な悪と捉えており