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今回は久しぶりに本紹介と言う事でつい最近出たこの本を紹介したいと思います。戦下の歌舞伎巡業記柝の音は止まず文化学園大学講師を務める岡﨑成美氏が自身の祖父である狂言作者の竹柴薪助の残した「旅行日誌」と薪助の記した「家族日記」を元に書いた本になります。竹柴薪助の実父である岡崎重左衛門は十二代目守田勘彌と親交があり、長男は役者の道に入って九代目市川團十郎に弟子入りして市川團五郎を名乗る等、一家揃って劇界の関係者という環境で育ちました。それ故か父親の死後は生活に厳しく折角早稲田に入ったのに中
歌舞伎界の一番の仲良しは坂東野獣郎あっ間違った坂東彌十郎さん他にも知り合いの歌舞伎役者さんはいます国立演芸場に出演してもらった大谷友右衛門さんそして市川九團次さんもその一人九團次さんは落語のようなひとり芝居にも挑戦してるんですよね観に行って結構感動でしたねあの舞台観て女性の噺家もあり得ると思ったもんなさてその九團次さんが岡崎のラーメン店「キブサチ」で國宝ラーメンってコラボで出したらしい岡崎方面の人是非応援してくださいませ本日8時30分YouTube公開されるそうです四代
今回は再び雑誌帝劇を紹介したいと思います。雑誌帝劇第3号第3号は17Pであった前号に対して2Pほど少ない15Pでの発刊となりました。内容としては帝劇発刊後初となる市村座引越公演を中心に有楽座についてのページ、消息で構成されており手探り状態であった前2号と比べて雑誌としてのコンセプトが明確になった分整理、確立されつつあるのが分かります。帝劇と有楽座に対する希望のページそして消息のページに目を移すと「台覧劇の出し物決定」とあり、裕仁親王の欧州訪問の返礼として4月に来日
ルカちゃんあら、ダンマリですか?ルーカーちゃんどうしたの?お顔上げてごらんあれ❓️お口に何か付いてる❓️そ、それは何でしょうかそう言えば、カウンターの上に白い毛玄関にも白い毛部屋の入口にも白い毛イカ耳のルカ何が有ったの❓️後ろを振り返るとルーチェくん逃げてるしアップにするとベッドの陰に隠れてますなるほど〜、そう言うことルカって、私やルーチェ、お布団で爪とぎするんです爪とぎと言うより、穴を掘っている感じかなあっ、右の日本酒は見
今の若い人には通じないというより興味も無いでしょうがジャンケンの一種で『虫拳』というのがあります、そう『さん‐すくみ』という蛇はなめくじをおそれ、なめくじは蛙 (かえる) をおそれ、蛙は蛇をおそれる三者が互いに牽制し合って、それぞれが自由に動けない状態のことです。元々は中国周代の『秦』 の思想家(道学者)関尹子の著書(?)関尹子とは『史記』によれば『老子』が周を去り隠遁しようとする道中で函谷関という場所に通りかかると関所の長官『尹喜』から「隠遁の前に私に書物を授け
今回は吉右衛門に続き三津五郎までも失い、苦境に立たされていた市村座の筋書を紹介したいと思います。大正11年2月市村座演目:一、寛永異聞二、小袖物狂ひ三、菅原伝授手習鑑四、芝浜の革財布三津五郎の最後の出演となった10月公演の筋書『大正10年10月市村座市川鬼丸の加入と三津五郎、粂三郎の脱退』今回は再び大きな転換点を迎える事となった市村座の筋書を紹介したいと思います。大正10年10月市村座演目:一、義経千本桜二、双蝶々曲輪日記三、道成寺四、…amebl
今回は再び大きな転換点を迎える事となった市村座の筋書を紹介したいと思います。大正10年10月市村座演目:一、義経千本桜二、双蝶々曲輪日記三、道成寺四、網模様燈篭菊桐前回紹介した5月公演の筋書『大正10年5月市村座四代目尾上丑之助初舞台と勘彌2年ぶりの出演』今回は久しぶりに市村座の筋書を紹介したいと思います。大正10年5月市村座演目:一、長恨歌二、嫩草足柄育三、一つ家四、文ひろげ五、奇蹟六、粟田口鑑定折紙…ameblo.jp8月の帝国劇場の引越
今回は再び帝国劇場の筋書を紹介したいと思います。大正10年8月帝国劇場演目:一、高野山二、髑髏舞三、釣女四、因果物師3月公演の最中に吉右衛門が電撃脱退してから5ヶ月あまり、すっかり情勢が変わってしまった市村座勢ですが帝国劇場の夏の引越公演は何事もなかった様に開催されました。3月の引越公演の筋書『大正10年3月帝国劇場吉右衛門の脱退』今回は大正の歌舞伎の歴史に残る一大事となった吉右衛門の市村座脱退が起こった時の帝国劇場の筋書を紹介したいと思います。大
七月の予定7月1日(月)〜7月10日(水)浅草演芸ホール七月上席昼の部金原亭馬生が主任(トリ)恒例!馬生一門による茶番をお楽しみください!会場:浅草演芸ホール03-3841-6545台東区浅草1-43-12時間:11時40分開演木戸銭:3000円出演:金原亭馬生古今亭菊春林家正雀金原亭馬治金原亭馬玉翁家和助ほか7月6日(土)日本の和芸に親しむ昼の部会場:料亭「三長」(渋谷区門山町611)開場:13時30分時間:14時~16時木戸銭:4000円
今回は久しぶりに市村座の筋書を紹介したいと思います。大正10年5月市村座演目:一、長恨歌二、嫩草足柄育三、一つ家四、文ひろげ五、奇蹟六、粟田口鑑定折紙前回紹介した市村座の筋書『大正10年2月市村座ニ長町体制の終焉』今回は吉右衛門が脱退前最後の公演となった市村座の筋書を紹介したいと思います。大正10年2月市村座絵本番付演目:一、八陣守護城二、小磯ヶ原三、六歌仙四、…ameblo.jp前回の筋書にも書いた通り二枚看板である吉右衛門の脱退が起きた事
今回は大正の歌舞伎の歴史に残る一大事となった吉右衛門の市村座脱退が起こった時の帝国劇場の筋書を紹介したいと思います。大正10年3月帝国劇場演目:一、源平布引滝二、茶壷三、名人矩随吉右衛門の脱退については最後に触れるとして先に公演内容について紹介したいと思います。言うまでもなく脱退を実行に移す為に吉右衛門は帝国劇場への出演を取り止めていて残る面子での公演となり、一番目を担っていた吉右衛門がいない事もあって・一番目を三津五郎と菊五郎のW主演(メインは菊五郎)・
無事に千秋楽を迎えた、歌舞伎座での三月大歌舞伎は、四世雀右衛門の十三回忌追善でした。軍隊への召集、立役から女方への転換、映画界に行ってからの復帰など、数奇な運命をたどった役者。主流の劇団に所属せず、決まった相手役を持たないながら、その隙間で大役を演じるまでになった人。80歳を超えて、三姫を演じました。年下の役者とバランスが取れるよう、ジムに通って体を鍛えたとか。それほど多く拝見したわけではありませんが、年齢に関係のない、瑞々しさには驚かされました
歌舞伎座での三月大歌舞伎、昼の部の続きは、長唄舞踊の「傾城道成寺」です。安珍清姫伝説と維盛物語を合わせた、道成寺物。四世・雀右衛門の、十三回忌追善狂言にふさわしい。舞台は、道成寺の書院。横長の歌舞伎座の舞台に、広い襖が続く。そこに控えるのは、廣太郎と廣松。兄弟ながら、明石家の二人が揃うのは珍しい。維盛が道成寺に匿われ出家することを、二人で語っていく。襖がすっと開いて、鳥羽屋と杵屋が揃うと、スッポンから傾城清川がゆっくりと姿を見せます。「花の姿の移り香に春を粧う桜花聞
「伊勢音頭恋寝刃」久しぶりに観る演目ですし、また通しで観たことはなかったと思います。前半はたぶん初めて観ると思います。それにしても、万野さんはいじわるですねぇ。「喜撰」喜撰といえば、三津五郎さんを思い出してしまいますが、また違うお味の松緑さんでした。梅枝姐さんは、今日もお綺麗でごさいました。小川大晴くんがとても上手で、これからが楽しみです♡四世雀右衛門さんは、いつもお姫様でした。お婆さんのお役を観たことがありません。最後の舞台を拝見したことを思い出しました。友右衛門さんがずっとつ
今月の昼の部、2つ目の演目は、『傾城道成寺』。四世中村雀右衛門の、十三回忌追善狂言です。そのための演目として、傾城清川、実は清姫の霊を、現雀右衛門。白川の安珍、実は平維盛を、松緑。僧妙碩を、友右衛門。難波経胤を、廣太郎。真名辺三郎を、廣松。そして、導師尊秀を、菊五郎。童子花王を、亀三郎。童子駒王を、眞秀。十三回忌追善。十三回忌追善の舞台を持てるということだけでも、その子どもたちの、『歌舞伎』の世界での実力、その評価があるということ。しかし、それが、28分。十三回忌追善
こんばんは冷え込みはしますが春めく寒さに変わった気がします🌸😌🌸歌舞伎座三月大歌舞伎四世中村雀右衛門十三回忌追善狂言傾城道成寺傾城清川が実は清姫の亡霊安珍は実は出家した平維盛という設定の道成寺物かつて愛しあった二人だが維盛は世を捨ててしまったので苦しむ彼女、ということですね(2月義経千本桜〜すし屋を見ていたのでイメージはしやすかった)維盛の恋人の想いを清姫の亡霊が乗っ取ったというようなことでしょうか花道のスッポンから現れる傾城清川=雀右衛門。引き締められた口元が先代雀
傾城道成寺歌舞伎座二階のロビーに、先代雀右衛門の舞台写真(パネル)が飾られている。彼が7~80歳のものだが、瑞々しさを感じる。しかし、当代には瑞々しさを感じない。代わりに感じるのは野暮ったさ。悪口を言ってる?全くそうではない。言い換えれば“人間味“。これがために共感できることが多い。夏祭浪花鑑のお辰、め組の喧嘩の女房、今回の傾城。一本刀土俵入りのお蔦。先月の静御前。気風の良さ、上品さ、可憐さ、切なさ、、、それらに加わる野暮ったさ
ルカは、いつも私の足元で寝ているのですが、毎朝5時55分位になると胸の上に上がって来ますそれで目が覚めるので、良いアラーム代わりになっているのですが今朝は、上がるなり、大きなクシャミ🤧しかも、その前に水を飲んでいたのか私の顔は、ルカの鼻水と涎と口元の水でびしょ濡れになったのでした今頃、呑気に寝てるんだろうな先日、眩しいのか、頭を箱に入れてヘソ天ルカのヘソ天は、ベビにゃんの頃からのようで1か月にもならない頃から立派なヘソ天をしていたようですブリーダーさ
おはようございますいつもお読みくださりありがとうございます第39回俳優祭パンフレット届きました☆好みのデザインとイラストです行けなかったのでお名前と担当コーナーを観ながら想像を働かせます(笑)魁春さんと芝翫さんと友右衛門さんでどんなやり取りしながら昼夜過ごしていたのかと思うとちょっと楽しいです。いつか、は、参加出来るといいなほら、具体的にイメージすると実現するっていうし!このイメトレも実現への一歩さ!なにより今は応援する人に直にサイン貰ったりお写真撮ったりしてもらいたい
今回は大正9年4月シリーズの最後となる市村座の筋書を紹介したいと思います。大正9年4月市村座六代目大谷友右衛門襲名披露演目:一、荏柄の平太二、蝶花形名歌島台三、曽我綉侠御所染四、浅草みやげ参考までに最後に紹介した市村座の本公演の筋書『大正8年5月市村座進む崩壊へのカウントダウン』今回は久しぶりに市村座の筋書を紹介したいと思います。大正8年5月市村座演目:一、浜松の家康公二、船弁慶三、安政三組盃四、五月幟柏重葉前回の筋書から約1…ameblo.jp
こんばんはいつもお読みくださりありがとうございます(゚д゚)ハッ!寝てしまってました・・・・十三代目市川團十郎白猿襲名披露八代目市川新之助初舞台九月博多座大歌舞伎口上感想です【出演者】扇雀さん愛之助さん松江さん右團次さん孝太郎さん梅玉さん團十郎白猿さん新之助さん友右衛門さん市蔵さん男女蔵さん萬次郎さん芝翫さん後見:男寅さん私の記憶力低いので内容抽象的でゴメンナサイ💦扇雀さんはいつかまた東に市川團十郎が西に坂田藤十郎が並び立つ日が来ることを
おはようございますいつもお読みくださりありがとうございます遠征疲れがどっときてますがお仕事がんばりますさて博多座の幟は上手く撮影出来なくて(雨で心が挫けた😅)屋根のある商店通りのものを、どぞ!七夕飾り?が下がってるところにももう一日お休み貰えば良かったかないやでも有給が・・・働こう頑張ろう頑張ろう今日も素敵で無敵な一日となりますようにでは、また!
おはようございますいつもお読みくださりありがとうございます今日も絶不調です。フレッシュなお年頃ではないのでいかんです身体の中で台風起きてるみたいに大変革してる感じです。うまく着地できるよう模索してますが凄まじい変化についていけてません健康なうちにひとつは憧れを叶えたいですがそれは私の努力とかでは無理なのでもはや祈るしかありません。さて團菊祭五月大歌舞伎昼の部壽曽我対面感想ですこの日は女子の学生さんが多かった!あと収録していました☆【主な配役】工藤祐経:中村梅玉曽我
「忍術児雷也」の26日後に劇場公開された続編。大蝦蟇の力を得た尾形周馬は、相変わらず鯨波照忠への嫌がらせを繰り返し、諏訪家も恐れ慄いていた。今は亡き諏訪満詮は鯨波の甘言に乗ったことを後悔していたらしく、諏訪の重臣高遠多聞之助は鯨波家との婚姻を破棄して、将軍足利義輝に鯨波追討令を賜ることで尾形家と周馬の怒りを逸らそうと考えた。一方周馬は、高遠から諏訪家の意向を聞いたという綱手姫と針木太郎こと浜田波之進の話に耳を貸さず、妹として共に育った宮原深雪とは決裂してしまった。鯨波
天文六年、足利晴氏の家臣である鯨波・諏訪・尾形の3人は大功を立て、それぞれ信越に所領を授かったが、鯨波は諏訪に甘言を弄し、共謀して讒言された尾形は滅ぼされた。以来尾形の残党は鯨波に反逆し続けていたが、尾形の重臣宮原兵衛は農民に人望があり、これを鯨波家が討つことは恨みを買いかねないということで、北陸の三太郎と呼ばれ恐れられる3人の山賊を金で釣って討伐を肩代わりさせる。針木太郎・願人太郎・大蛇太郎の三太郎のうち針木太郎は実は尾形の旧臣で、彼らの誘いを断るも尾形の残党と発覚してし
おはようございますいつもお読みくださりありがとうございます睡魔に勝てないおすけです。うう。さて歌舞伎座秀山祭九月大歌舞伎第二部秀山十種の内松浦の太鼓劇中にて追善口上申し上げ候感想ですこの物語の主人公・松浦鎮信は初代吉右衛門さんの当たり役で二代目吉右衛門さんは昭和46年(1971)12月帝国劇場でつとめて以降度々演じてきたとのこと。帝国劇場で!というのが私にはまず驚きでした。白鸚さんの松浦公はじいっと機嫌悪くしている時の様子がもうそれだけで迫力だなと思いながら見ていました
ひとつ前の当ブログで、2019年5月12日に京マチ子さん、その3日後の15日に杉葉子さんと、「戦後」を象徴した映画女優が相次いで亡くなった話を書きました。杉葉子さんの『東京の恋人』(1952千葉泰樹監督)における悲哀に満ちた役について既に書きました。『青い山脈』(1949今井正監督)で戦後の新時代を象徴するような女子学生を演じた杉さんが、こちらの作品では戦争の傷跡が残る社会で必死に生きる女性の役でした。役柄に幅の広さを見せた杉さん、1953年にはコメディーにも出演されています。『天晴れ一番
歌舞伎座の六月大歌舞伎、続いて拝見した第二部は、「信康」です。優れた器量ゆえに、非業の死を遂げた、信康。父として愛しながら、家長として苦渋の選択をする、家康。二人を巡る、家族の愛と確執。その陰でうごめく陰謀と、家臣たちの思い。そんな、深い人間劇です。信康には、17歳で主役を張る、染五郎。初お目見得で、がんばるぞっと言っていた少年が、すっかり若者に。背丈も祖父を追い越して、大河ドラマのおかげで知名度がぐんとアップ。「命をかけるつもりで、100%のものをお見せできるよう
おはようございますいつもお読みくださりありがとうございます心のアップダウン激しい1月で昨日はご飯食べたら速攻寝てしまった💦たぶん思ってたより自分は疲れてた*いちばん下の方赤字追記有りです私が第二部を観劇した日は雨降り→曇→第二部開演時晴れという天候で澤村宗之助さんが宗十郎さんは晴れ男だったというお話しをしてくれていたこともあり、『雨男(←成駒屋の七代目の)と晴れ男(←紀伊国屋の)効果両方ね!』とはしゃいでました。私はなんでも都合よく縁起良く考えられる人です☺️🌸紀伊国屋・澤村宗十
こんばんはいつもお読みくださりありがとうございます★今日は歌舞伎座七月大歌舞伎第三部雷神不動北山櫻一足早くの千穐楽です!おめでとうございます😊💐✨市川右田六様が千穐楽ツイートをしてくれました★お写真がかわいくてかわいくて🥰✨https://twitter.com/iBE6PYFhdhXQVG6/status/1415976826032119810?s=19一足先に千穐楽を迎える事は不思議な感覚でございます。#歌舞伎座#頼もしい後輩#新八丈#米十郎丈pic.