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今日はどこかしら秋めいた感がありフォークな気分でスタート。MelanieSafkaは何で知ったか思い出せませんがCD持ってました。RubyTuesdayボブディランぽいです。実際Mr.TambourineManとかカバーしてますから自身ファンなんでしょう。Mr.TambourineManPeaceWillComeこちらは1969年Woodstockのライブですが圧巻のステージ。MelanieatWoodstockヒッピー崩れ
大西巨人さんと言えば『神聖喜劇』なんですけど、今日の『地獄篇三部作』も中々良いです🆗️『神聖喜劇』みたいに長くないのが良いですね😄本書は、短篇小説・中篇小説・掌編小説の順で構成されています✏️ストーリーは、戦後間もない文壇の様子を、著者と編集者の視点から描いています✒読書好きで未読の方には、是非、お薦めしたい一冊ですね📖
大西巨人先生の長編小説を漫画化したのぞゑ先生の『神聖喜劇』。『日本漫画家協会賞』と『手塚治虫文化賞』新生賞に輝いています。あらすじは、平洋戦争下に補充兵となった主人公の東堂太郎と、その彼が所属する班の人々の三か月の訓練生活を描いた群像劇。主人公の東堂太郎は凄まじい記憶力を持っており、それを活かして当時の異常な軍隊内部の不条理に抵抗していく。そのなかで、部落差別や戦争化での各々の個人的な犯罪行為、また一部に恋愛的など重層的に織り込まれ展開していく。たんなる軍隊モノ、サスペンス的なモノと
本日は書籍紹介をいたします。今回取り上げるのはこちら、大西巨人『神聖喜劇』光文社文庫、2002年戦後日本文学の金字塔のひとつとも評される大作『神聖喜劇』も、本書が五分冊の最終巻、いよいよフィナーレを迎えることになります。銃剣の鞘のすり替え問題をめぐるゴタゴタはひとまず決着するのですが、その後も「模擬死刑」事件であったり、物語の最初から主人公・東堂太郎が意識し、確執を繰り返してきた大前田軍曹が引き起こす騒動など、さまざまな出来事に彩られつつ、東堂は新兵としての教育時代を
本日は書籍紹介をいたします。今回はこちら、大西巨人『神聖喜劇第四巻』光文社文庫、2002年大作『神聖喜劇』も本書が五分冊のうちの第四巻となります。主人公・東堂太郎が所属する対馬の重砲兵聯隊、補充召集兵の教育期間中に起こった銃剣の鞘のすり替え問題は、いよいよクライマックスに向かっていきます。カギを握るとされる不寝番四人の中でも、濃厚な嫌疑をかけられてしまっている冬木二等兵の過去が明らかになるなど、サスペンスとしての展開も押し迫ってくる感があります。そもそも問題の発
本日は書籍紹介をいたします。今回はこちら、大西巨人『神聖喜劇第三巻』光文社文庫、2002年全五分冊の巨編『神聖喜劇』も本書が第三巻、折り返し地点に到達したことになります。主人公・東堂太郎の才気はいよいよほとばしり、軍隊の諸問題をめぐる考察はとぐろを描くように進行しつつ、ますます深められていきます。本書は、中途で開陳されるエピソードが次のエピソードを呼び、思考の脱線はその先でまた更なる分岐を繰り返すといった具合で、作品全体が巨大な入れ子構造のように出来上がっていますが、そこに見
本日は書籍紹介をいたします。前回の続きで今回はこちら、大西巨人『神聖喜劇第二巻』光文社文庫、2002年戦後文学の最高傑作のひとつとも称される巨編『神聖喜劇』、本書は文庫本五分冊の第二巻となります。補充兵として召集を受け、対馬で教育を受けることになった主人公・東堂太郎の内務班生活も、いよいよ佳境に入っていくことになります。軍隊独特の奇妙な思考法や言葉遣い、そこで出会われる同輩の新兵や上官たちに対する東堂の思弁的な観察は相変わらずで、軍隊的なものの実態について微に入り細に入り論理
本日は書籍紹介をいたします。今回取り上げるのはこちら、大西巨人『神聖喜劇第一巻』光文社文庫、2002年元は1978年から1980年にかけて公刊された大作で、本書は五分冊の第一巻となります。軍隊を舞台に描かれた二十世紀日本文学の傑作として名高い作品ですね。ただ、これは単なる軍隊小説ではないといろいろな評者が述べているように、本書は軍隊での筆者の経験といったことのみならず、古典文学からマルクス主義の政治経済的論文、当時の日本の世相や風俗などさまざまな要素を縦横無尽、博覧強記に織り込ん
不思議の国のアリスアリス・リデル昨日・一昨日と昼休み散歩のついでに、しばらくご無沙汰していた古本屋さんを巡回してきた。地方の古本屋さんももはやネット販売が主流になり、いつ行っても書店内は閑散としています。コロナ禍もあって店主の口をついてでるのは愚痴ばかりで、こればかりは慰めようがない。大西巨人:三位一体の神話(1992)光文社社会派ミステリのようだが、大西巨人は読んだことがない。いわゆるジャケ買いで、外箱が上下に分割される仕様で凝っている。巻頭巻末部の(両面印刷された)
本日2020年2月22日、テレビ朝日放送「題名のない音楽会」に挾間美帆が出演。この番組には彼女が学生の頃から出演、関係していたそうで、図らずも先日のブログで私の言った「朝日推し」の傍証となった。朝日文化水準と近しい感性を自分が持っていることは恥ずかしくもあるが、それはさておき――挾間自身が語るように「必然性と偶然性のバランスがジャズ作曲の醍醐味」、更に私が思うに、ストリングスやホルンなど一般にクラシック音楽で用いられる楽器を自然の前提にして織り込んだ構成、その安定感と流麗さが彼女の音楽の魅力を
『いだてん』で描かれた、国立競技場を巡る物語。【速水健朗の文化的東京案内。外苑篇②】Pen-Onlineライターの速水健朗さんが、過去のドラマや映画、小説などを通して東京の埋もれた歴史を掘り起こす。明治神宮外苑に多くのスポーツ施設が建設されたの...秀吉の制札姫路市の重要有形文化財に47NEWS兵庫県姫路市は、羽柴秀吉が広峰山の竹木を勝手に伐採することを禁じた木札「羽柴秀吉制札」と、姫路藩家老の河合寸翁に関する資料16点の計2件を、価値...国宝五重塔、120年ぶり大規
立て続けに起こってくる様々な事件その中で続行される東堂太郎の抵抗それはついに軍隊の中での人間的連帯に至る神聖喜劇第四巻・第五巻(1978~1980)◆作者大西巨人(1916~2014)◆出版光文社文庫(2002)神聖喜劇第五巻『神聖喜劇』第一巻から第三巻までについては先に書きました。神聖喜劇(大西巨人)その1「その1」に続いて今回は第四巻と第五巻についてです。第四巻になると、物語はミステリー小説の趣を呈してきます。起き
超人的な記憶力をもつ東堂太郎招集されてやってきた対馬要塞内務班で彼の軍隊に対する抵抗は始まる神聖喜劇(1978~1980)◆作者大西巨人(1916~2014)◆出版光文社文庫(2002)神聖喜劇第一巻『神聖喜劇』は文庫本で5巻ありますが、今回は「その1」として第一巻~第三巻までについて書きます。1942年1月、対馬要塞の重砲兵聯隊に主人公<私>=東堂太郎が到着するところから物語は始まります。(前年1941年の12月8日の真珠湾攻撃を皮切りに、いわゆ
http://gekiokoobachan.blog.fc2.com/blog-entry-306.htmlこちらは上記のミラーサイトです。私がいろいろ勉強を始めて知った人の中に、渡部昇一さんがいてはります。もう亡くなって1年以上が経ちましたね。もちろん名前は以前から知ってたんですけど、覚醒する前の私は渡部さんのことを、東大でも京大でもない上智大学出身の、学者か何かようわからん人で、時々右翼的なことを言うややこしそうな人やなあ、と思てました。あー恥ずかし。昨日、たまたま私が毎日読んでる
2007年からこのブログで、大好きな石たちのことを書いてきました。初めてのブログで何も分からないまま始めました。友人のWさんと娘の助言が力になりました。その後必要に迫られるような形でYahooブログ「石と龍に出会う旅」をそして楽天ブログ「詩集石のような言葉で」と書いてきました。この度バラバラであったものをひとつにまとめようと思ってホームページを作りました。WordPressの「石と旅して。Itravelwithstone
2014年3月、二週間の自宅療養を経て、夫は亡くなった。享年97歳。看取った妻は86歳。「はじめに」でこの場面を切り取り、そして、ここをゴールにして物語は進んでいく。------------------光文社から刊行された『大西巨人と六十五年』(大西美智子/2017年)は、内容は書名のとおり、大西巨人の妻による、夫との65年の歳月をつづったものだ。物語は戦中からはじまり、終戦直後の1946年、19歳の著者は後の夫と『文化展望』という雑誌をきっかけにして出会い、見合い結
乙女なげやり著者:三浦しをん出版社:新潮社出版年:2008年8月28日評価:☆☆☆☆完了日:2010年9月再:2015年1月24日ラベル:その他乙女なげやりな槍投げぇ~間違えて同じもの(1回読んだことがあるもの)を読んでしまった。だが大丈夫!!いくつになっても、しをん姐さんの文章の面白さが色あせることはないから!!!ぶっひゃっ、ぶっひゃっと大笑い。電車内など人目のある所で読むのは、あいや待たれぃ。そんなことを