ブログ記事5件
形成外科ではドナー(移植)手術が多いです。美容外科にもそれを応用してます。このネタをシリーズ化しようと思ってましたが、美容外科で使うドナーって・・・あまりないですね汗ほとんど軟骨ともう一つ(これは今度のネタにします)がメインですね。ですが、今回は珍しいドナーである『筋膜』についてです。筋膜は筋肉がある部分には必ずあります。文字通り「筋肉の膜」ですので。肩こりなどの筋肉の凝りは筋膜の炎症などど言われております。ですので、筋膜と筋肉の間に炎症止めのステロイドや生理
外側広筋斜頭を体表上から触察しようとすると、その上には腸脛靭帯が覆っています。よって腸脛靭帯を触察できると外側広筋斜頭も触察しやすくなります。外側広筋斜頭を臨床場面でどのような時にアプローチするかはPOST様の記事で書かせていただいております。https://1post.jp/3470時々ご質問をいただくことに、腸脛靭帯よりも下方でも外側広筋斜頭を触察することができますか?ということがあります。答えとしては外側広筋斜頭は外側筋間中隔から起始していますので、外側筋間中隔の位置関係を理解し
昨日は縫工筋の走行や私が気になっていることについて書かせていただきました。なぜ起始と停止が真逆の位置にあるのにも関わらず、股関節や膝関節の運動時に移動することなく、その場に留まっていられるのか?それは大腿筋膜が縫工筋を含め大腿の筋の表面を覆っており包み込んでいるためです。ただ停止部の方ではどうでしょうか?実際に解剖してみると大腿筋膜はほぼ消失し下腿筋膜らしきものも観察することができません。ではなぜ停止部のところでも運動時に縫工筋は移動しないので留まっていられるのでしょうか?それは停
平成30年3月22日手術前日13時までに入院ということで11時30分の新幹線に乗り岡山へいつも13時までに入院しても時間を持て余すので、少し駅の中のお店をぶらぶらして病院に向かいました。今回の病室は希望通り、4人病床だけど木目調の家具で仕切られたややプライベート空間が保たれるようなお部屋で窓側です。10階なので高いという意味では見晴らしはいいのですが、病院構内の建物と周囲の建物しか見えず、相変わらず眺望がいいとは言えません。でも窓側なので明るいのでそれだけで気分が違います。
腰痛の患者さんがおられました。SLRやケンプ徴候も陰性で、「腰がとにかく張る感じ。」だそうです。腰部を触れると、腰椎の前弯が強くなっており、胸腰筋膜の緊張が亢進しているように感じられます。ですので、胸腰筋膜の緊張を緩和するには、どうしようかなと考えます。触診を続けていくと、この患者さんは大臀筋や腸脛靱帯にも強い緊張がありました。実は大臀筋の作用に、胸腰筋膜を緊張させて腰部を安定させるというものがあり、この患者さんは大臀筋が強く作用しているのかもしれないと考えました。